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タケモトピアノ

日本の大阪府堺市にある中古ピアノ買取・販売会社 ウィキペディアから

タケモトピアノmap
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タケモトピアノ株式会社は、大阪府堺市堺区に本社を置く中古ピアノの買取・販売を行う企業である。

概要 種類, 市場情報 ...
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概要

要約
視点

竹本功一が米国のガレージセールで中古ピアノが販売されているのをヒントとして[1]、1979年に高知市内のデパート内に1号店を開業[2]

九州四国中国関西東海関東の各地方を中心に全国でピアノの買取業務を行い、ヨーロッパ米国オセアニア東南アジアなど、世界約50ヶ国に輸出を行っている[3]

沿革

  • 1979年(昭和54年)3月 - 高知県高知市で「竹本楽器」を創業。
  • 1981年(昭和56年)6月29日 - 「株式会社四国楽器センター」を高知市薊野1260番地24に資本金100万円で設立。
  • 1983年(昭和58年)7月 - メンテナンスシステムを開発。同月27日に本店を高知市はりまや町二丁目11番10号に移転。
  • 1985年(昭和60年)11月25日 - 本店を高知市はりまや町二丁目8番11号に移転。
  • 1986年(昭和61年)4月 - 株式会社四国楽器センターを解散。「タケモト商店」として大阪府岸和田市で再出発。
  • 1987年(昭和62年)2月 - 海外商社との卸売取引開始。
  • 1988年(昭和63年)6月 - 中古ピアノ買取部門開設。
  • 1994年(平成6年)8月 - オーストラリアおよび他の海外の国々へ輸出を開始。
  • 1995年(平成7年)8月 - 堺市宿院町に自社工房とオフィスを開設。
  • 1997年(平成9年)1月 - テレビCMの放送開始。
  • 1998年(平成10年)2月 - 個人商店から法人組織へ変更するとともに、「タケモト商店株式会社」設立 資本金1,000万円。
  • 2000年 (平成12年)
    • 5月 - 資本金を7000万円に増資
    • 8月 - 「もっともっとタケモット」「みんなまあるく」のテレビCMの放送を開始(同時に全国放送へ移行)。
  • 2002年(平成14年)3月 - ドイツ フランクフルトのミュージック・メッセ出展。
  • 2002年(平成14年)5月 - 岸和田市へ倉庫移転。
  • 2003年(平成15年)1月 - アメリカアナハイムへ出展。
  • 2003年(平成15年)9月 - 「タケモトピアノの歌」発売 ヒットチャート7位に。
  • 2004年(平成16年)4月 - 「タケモトピアノ株式会社」に社名変更。
  • 2005年(平成17年)11月 - 「タケモトピアノ」 商標登録
  • 2005年(平成17年)12月 - 社債発行。
  • 2007年(平成19年)11月 - コンプライアンスプロジェクト準備室発足。
  • 2009年(平成21年)3月 - 新社屋完成 (堺市堺区神南辺町三丁)。
  • 2010年(平成22年)1月 - 資本金を1億円に増資。
  • 2013年(平成25年)1月 - タケモトピアノCD、日本コロムビアより発売。
  • 2014年(平成26年)3月 - ドイツ フランクフルトのミュージック・メッセ出展。
  • 2015年(平成27年)9月 - 社長に竹本圭一が就任。
  • 2015年(平成27年)10月 - 中国上海メッセに出展。
  • 2016年(平成28年)4月 - 大型ピアノ展示場「ANNEX(アネックス)」完成し、ピアノミュージアムを開設。
  • 2016年(平成28年)5月 - ドイツ フランクフルトのミュージック・メッセ出展。
  • 2016年(平成28年)5月 - 熊本地震被災者支援で飲料水(500ml×2500本)を寄附。
  • 2016年(平成28年)9月 - アルソック顔認証警備ロボット導入。
  • 2016年(平成28年)10月 - 堺・アセアンウィーク 2016民間大使プログラムに協力。
  • 2019年(令和元年)7月 - パワーアシストスーツ導入。
  • 2022年(令和4年)5月 - オフィシャルサイトリニューアル。
  • 2024年(令和6年)7月 - AIと実写を融合させた新しいCMが完成。
  • 2025年(令和6年)5月 - 新しいCMが「大阪広告協会賞 特別賞」受賞。
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テレビCM・ラジオCMなど

要約
視点

財津一郎が出演していたことで知られ[4][5]、財津が自身のギャグ「~してちょうだい」を取り入れつつ軽妙なステップと歌声を披露し[1]、関西のダンサーと共演する構成となっている。このCMは2000年8月1日から2023年8月末まで放映されていた[6][7]。それ以前にも、1997年から2000年にかけて異なるCMが6本制作されており、財津もこれらのCMに出演していた[8]。 2023年10月19日にタケモトピアノのサイトに財津への哀悼文が掲載された。[9] これは竹本功一が財津の大ファンで、財津の持ちネタである「〜ちょーだい」という言葉が同社の企業特性にマッチしていたことから採用されたという[5]。また財津も以前から音楽やピアノを好み、同社の業務内容や東南アジアへのボランティア事業に共感したことからオファーを受けている[10]。ダンスの振り付けは、香瑠鼓が担当している[11]。当初は財津もダンサーと一緒に踊る構成が計画されていたものの、財津が脳出血手術直後のため断り、振付師側からの提案で財津のみ当て振りを行う構成となった[10]。同社の広報が作詞を担当し[2]、CMについて「子どもの好きそうな踊りや口ずさみそうなフレーズを意識した」とも語っている[1]

かつて『探偵!ナイトスクープ』で「赤ちゃんが泣き止むCM」として紹介されたことがある[5][12](2001年11月30日放送。依頼:「タケモトピアノの謎」 [13]、探偵:立原啓裕[14][注 1]。またその効果から音の出る絵本や玩具といった知育系商品にもCMソングのメロディが収録されている[15]。当時は関西・東海限定CMであったが、『ナイトスクープ』のネットされているそれら以外の地域でも紹介された[4]。同CMは2011年7月24日岩手県宮城県福島県2012年3月31日)の地上デジタルテレビ放送に完全移行後も4:3の画面比率での放映が続いていたが、2015年2月からは現行のCMの左右端に映像加工を施した16:9の新CMが放映された。2013年からは、これらとは別にナレーション主体の新しいCMも放送されている。

ラジオでもスポットCMを放送しているが、ラジオCMのものはテレビCMのものをそのまま使用しており、テレビCMとまったく同じ内容で音声だけを15秒間流したのち、新たに問い合わせ先の電話番号のナレーション(「お問い合わせは、0120…」)を加え、20秒のスポットCMとしている。

何かと注目されるCMを受け、関連会社・タケモットによって玩具メーカーのサンタンなどから、CM関連グッズやCD・DVDなども販売されている(これらの関連グッズ発売まで、「CMのビデオを売ってほしい」との問い合わせが殺到していた)。CDは発売当時、一企業のCMソングながらオリコンチャートの上位に入るなど話題を呼ぶと共に、CMも当初は関西ローカル限定放映だったが、後に日本全国で放映されている。また近年はテレビ朝日及び朝日放送テレビ制作の番組に提供されることが多い。曲は「もっともっとタケモット」「みんなまあるく」の2曲で、続けて放送されることが多い。「ピアノ売ってちょーだい!」という個性的な歌詞である。通信カラオケDAMにも収録されている[16]

東京ドームの本塁後方の回転式フェンス広告のスポンサーでもある。

2021年にはエイプリルフール企画として音楽ゲーム『maimai でらっくす Splash PLUS』で「もっともっとタケモット」「みんなまあるく」の2曲を合わせた曲「タケモトピアノCMソング」が収録された[17]

2000年から使用されてきたCMの放映は2023年8月末をもって終了し、同年9月には財津との契約も終了した[18]。それから1か月後の同年10月14日に財津は死去している[19]。なお、同月下旬からピアノ修繕・整備の模様の映像と「みんなまあるく」の歌なしバージョンがバックに流れるCMが放映されていたが、2024年8月から従前のCMをベースにAIと実写を融合させた新しいCMが放映される。[20]


2025年3月、東京ドームの1塁3塁ダッグアウトにカラー看板の広告が掲出される。

出演

  • 財津一郎
  • ピアノの妖精 - 川口維、紀元由有、NAO、菊口真由美

スポンサー番組

現在(2023年11月まで)
  • テレビ朝日制作
※毎年、元日午後に放送している特番。年によって30秒枠数回提供や90秒提供枠もある。
巨人戦のみ全国ネットされる場合があるが、それ以外の他球団との対戦試合は日曜日デーゲーム・水曜日ナイトゲーム中継のみで、関西ローカル。自社CMの他に、中継でのリプレイ時にタケモトピアノのロゴを随時挿入(2012年まで)。2016年4月27日放送の巨人戦・水曜日ナイトゲーム中継を提供した。
※全国ネットドラマでは初の提供。サキよりスポンサーに参入
※2015年4月から提供。TBS系の全国ネット番組では初の提供。
※2時間スペシャルおよび不定期で提供
過去
※いずれもテレビ朝日・朝日放送制作共通。

ぷるるんっ!しずくちゃん』を起用したCMを放映していたこともある。

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エピソード

たけしのニッポンのミカタ!(2013年11月1日放送)で、100万円以上するピアノ運搬専用の特注品のフォークリフトや、3000万円以上するピアノを磨く装置(特注品)などが紹介されている。

ファイトソング第3話(TBS、2022年1月25日放送)で、芦田春樹(演 - 間宮祥太朗)の家に内見で訪問したクリス(演 - 前田旺志郎)が「ピアノ売ってちょーだい!」を彷彿させるセリフを述べている。

芸術文化支援活動

CD

関連会社

  • タケモット株式会社
    • 事業内容:ブランドマネジメント・ライセンスコンテンツ事業・タケモトピアノ関連グッズの販売
  • ピアノバンク株式会社
    • 事業内容:中古ピアノの卸販売(ピアノ修理・塗装)

脚注

関連項目

外部リンク

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