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テレビ朝日水曜21時枠刑事ドラマ

テレビ朝日系列で放送されているドラマ放送枠 ウィキペディアから

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本項目では、1987年4月よりテレビ朝日系列で、毎週水曜21時 - 21時54分[注 1]に設けられている、刑事ドラマの放送枠について取り扱うものとする。

概要

要約
視点

項目名にもある通り、本枠の成立当初から30年以上にわたり、一貫して東映テレビ・プロダクション制作の刑事ドラマが放送されており、やはりテレビ朝日・東映制作の「スーパー戦隊シリーズ」と同様に、スポンサーなども固定化されている。当初フィルム撮影であった撮影方式は、1996年4月より放送された『はぐれ刑事純情派』(第9シリーズ)よりVTR撮影に移行。さらに、2004年以降はハイビジョン制作に移行している[注 2]

本枠の成立以前、水曜21時台には時代劇やバラエティ番組が編成されていたが、1986年12月にバラエティ番組『遊びにおいで〜Come on-a my House』が終了したのに伴い、つなぎ番組としてテレビドラマ『ナイトライダー』を1クールにわたり放送したのを経て、同時間帯における刑事ドラマの第1弾『大都会25時』が1987年4月にスタート。同番組と次番組『ベイシティ刑事』が放送されていた1年間は視聴率面で苦戦を強いられていたものの、翌1988年の4月に『はぐれ刑事純情派』(全18シリーズ放送)、10月に『さすらい刑事旅情編』(全7シリーズ放送)の2作品がスタートし、両作品の人気獲得に伴い水曜21時台も刑事ドラマ枠として定着するようになった。

2002年10月、2クール(6か月)のシリーズ作品を交互に放送していたそれまでのサイクルを、2クール1作品・1クール(3ヶ月)2作品というサイクルへと変更。2クールのシリーズには当初『はぐれ刑事純情派』が充てられていたが、翌2003年10月からはこれに代わって『相棒』シリーズ(2025年現在、23シリーズ放送済)が2クールに拡大される。その後同作品と、2006年4月にスタートした『警視庁捜査一課9係』(2018年より続編の『特捜9』に移行、合計で全20シリーズ放送)も長期シリーズとして定着、シリーズ物ではない連続ドラマが放送されていた残りの1クールも、2015年7月より始まった『刑事7人』がやはり長期シリーズ化(既存9シリーズ)したことにより、これら3作品が繰り返し放送されるというサイクルが2022年まで続いた。

2023年度上半期は編成の見直しに伴い、1クール(3か月)ごとに1作品ずつという従前までのサイクルから、2か月ごとに1作品というサイクルへと変更、さらに各作品の間に特番などを挟まずシームレスに放送するという体制がとられた[1]。この期間中には『特捜9』(Season6、4月スタート)、『刑事7人』(SEASON9、6月スタート)に加え、それまで別時間帯にて放送されていた『科捜研の女』(Season23、8月スタート)も本枠にて放送された。また、2024年度からは再び上半期が1クール(3か月)ごとに1作品ずつのサイクルに戻った一方、それまでの定番シリーズであった『刑事7人』や『特捜9』が相次いで休止[注 3]・終了しており、長期シリーズとしては2025年現在『相棒』のみが継続している状態にある。

2010年代に入ってからは、19時台・20時台に編成されているバラエティ番組の2時間ないし3時間拡大スペシャルが頻発するようになったが、テレビ朝日の水曜のプライムタイムにおいては本枠が編成されている関係上、こうしたバラエティ番組の3時間SPは一部の例外を除き、主に年末年始を始めとする各改編期に放送される程度に留められている。

スポンサーの都合上、各作品中に登場する車両の殆どが日産自動車製であり、本枠の成立から2009年、それに2015年以降は日産の広報車が実際に提供されている。前述の通り、元々が本枠発の作品ではない『科捜研の女』も、本枠での放送に際しては同様の扱いとされているが、一方で他社の車(レンタカーや劇用車リース会社)も使用される機会も、近年では多くなっている。

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放送作品

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編成について

直後の時間帯に放送される報道番組『報道ステーション』との接続は、原則としてクロスプログラム(『報ステ』の放送内容紹介)・ステブレ入りであったが、2013年度下半期から次の様に接続などが度々変更されている。またこれらの接続は本枠に限らず、『木曜ドラマ』でも同様の扱いとされている(2016年度下半期を除く)。また2022年10月から再開した火曜21時ドラマ枠も同様となる。

  • 2013年度・2014年度:『相棒』以外の作品が継続中(以下、年度上半期)は、今まで通りのクロスプログラム・ステブレ入りで、『報ステ』はOP入り、『相棒』継続中(以下、年度下半期)はステブレレス・『報ステ』はOP抜き。
  • 2015年度:下半期は前年度までと同様、上半期も『報ステ』の接続はステブレレス、OP抜きだったが、7月期からは短縮版に変更。
  • 2016年度:上半期は『報ステ』の接続がクロスプログラム・ステブレ入り復活。下半期はステブレレスは不変だが、OP抜きに再び変更。また、『相棒』に関しては初回・最終回を除き、一部の回ではクロスプログラム・ステブレ入り接続・OP入りになることがある。
  • 2017年度:上半期は初回・最終回(加えて初回直後の第2話・最終回直前回も)を除き不変。下半期はステブレレス、OPは短縮版という2015年度7月期以降と同じ編成。
  • 2018年度:上半期・下半期共に前年度下半期と同じ。『特捜9』第2話、『刑事7人(第4シリーズ)』第9話・最終回ではステブレレスとしては珍しく通常のOPが使用された。また同時期より、直前の20時台にて放送される番組の後に番宣CMを放送した後、『報ステ』の生クロスプログラムを挿入している。これは金曜でも実施している。
  • 2019年度:『報ステ』の生クロスプログラムが廃止(金曜も含む)以外は前年度と同様。

ネット局

要約
視点

現在のネット局

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備考

  • ANN系列26局(ANNフルネット24局+クロスネット2局)では字幕放送実施しており、スポンサードネット。

ネット配信

最新話配信はテレビ朝日の放送日時基準のため、遅れネット局では配信の更新に遅れて放送される。
同時ネット局放送済の分については、個別の記事を参照。

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過去のネット局

系列は放送当時のもの。

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関連項目

  • 東映#放送枠
  • 特捜最前線 - 本枠成立以前にテレビ朝日系列で放送されていた刑事ドラマで、本枠と同様にその放送期間の大半が水曜のプライムタイム(22時台)での放送であったほか、制作会社やメインスポンサーと車輛協力の日産も本枠と共通している。本枠の成立と入れ替わりとなる1987年3月に放送を終了。

脚注

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