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ヒカルの碁 (アニメ)

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本項では、ほったゆみ(原作)と小畑健(漫画)による漫画作品『ヒカルの碁』(ヒカルのご)を原作としたアニメ作品およびその関連作品を扱う。

概要 ヒカルの碁, ジャンル ...

概要

要約
視点

テレビアニメ

テレビ東京系列にて2001年10月10日から2003年3月26日まで全75話が放送された。原作コミックスの1巻から17巻および18巻の番外編の一部を基に、原作をほぼ忠実に再現している。

本編の後に「梅沢由香里の『GOGO囲碁』」という実写(VTR収録)のミニコーナーが用意されている。原作の監修を担当する梅沢由香里が2人の少年少女(子役)に囲碁の簡単なルールを解説して実践させるハウツーもので、EDと次回予告の間に放送された。ビデオソフトでは放送通り収録されているが、再放送では割愛されている場合がある(後述)。

アニメ化により原作の知名度も高まり、日本全国に囲碁ブームを巻き起こした(キッズステーションの作品紹介ではそのように紹介されている)が、アニメおよび原作の終了で2003年以降ブームは下火になっていった。その後、原作の北斗杯編前半(19巻 - 21巻)の予選部分をアニメ化した『ヒカルの碁スペシャル 北斗杯への道』が2004年1月3日に放送された。後半にあたる本戦のアニメ化は行われていない。

本放送では同時ネット局も含めてJR東日本スポンサーとなっており、2001年11月に開始されたICカード乗車券Suica」の最初期のCMが放映されていた(『ポケットモンスター』や『新幹線変形ロボ シンカリオン』と違い制作には加わっていない)。第二期OPではSuica対応の自動改札機が描かれ、ヒカルが足早にきっぷを入れて通過するシーンがある。なお日本棋院五番町市ヶ谷)にあるが、序盤(3話)でアキラが市ヶ谷駅に向かうために乗り込んだのは都営新宿線であった。それ以外に登場人物が利用する路線についてはほぼ架空のものとなっている。

音楽制作はavex mode(現:avex entertainment)が『キャプテン翼』と共に全面的に関与した最初期のテレビアニメであり、主題歌は全てavex系レーベル所属アーティストによるものとなっている。ビデオソフトについても全てavex modeから発売され、2004年6月には、キャラクターソングを基に編集したビデオクリップとノンテロップOP/EDを収録した「SPECIAL CHARACTER DVD ヒカルの碁 -MEMORIES-」(テレビ版を基にした唯一のOVAでもある)を制作・発売している。

2009年4月20日から9月7日まで、テレビ東京系列にて月曜19時28分枠で「ヒカルの碁セレクション」のタイトルで再放送を行った。セレクションでは新たにOPが制作され、OP曲も新たに採用された。次回予告はなく、ED前に次回のサブタイトルをテロップで表示し、「GOGO囲碁」は放送していない。

2010年1月20日からアニマックスにて再放送開始。こちらは「GOGO囲碁」は放送されている。

2012年3月5日よりディズニーXDでも再放送を開始。こちらでは「GOGO囲碁」は放送されず、EDの後に公式サイトのURLを隠した予告が放送されている。

原作との相違点

  • 現代に蘇った藤原佐為の初対局相手が、ヒカルの祖父(中止)だったが、アニメでは碁会所に行った塔矢アキラであった。
  • 原作では外国人の登場人物において日本語が話せない場合は登場人物が会話に苦心する、通訳を交える等の対応を行っていたが、アニメ版ではそのような設定はなく、一律して日本語のみでやりとりされている。韓国の研究生・洪秀英は、親戚とは韓国語で挨拶したがその後は日本語で対話している。初対面時のヒカルの言葉を理解できなかったこともあったが、その後碁会所で会った際には、日本語を話していた。
  • 未成年(中学生)の加賀鉄男は、原作では喫煙していたが、アニメでは風船ガムに代えられたり、喫煙に関するセリフが変更されたりしている。
  • 第五十局では、藤原佐為が、第一局からの要約部分を思い出し、これからどうするかというエピソードが追加されている。
  • 原作では、3月に2学年上の筒井公宏が中学校卒業→同年の4月に進藤ヒカルが院生1組へ昇格→同年の5月に院生1組16位へ昇格であるが、アニメでは順番が変更されている。

ジャンプ・スーパーアニメツアー2002版

ヒカルの碁 特別編・裁きの一局!いにしえの華よ咲け!!
ジャンプ・スーパーアニメツアー2002(2001年秋冬)で上映。スタッフなどはテレビアニメ版と同一。その後、2002年の『週刊少年ジャンプ』8号から10号にて読者全員サービス企画でビデオが頒布された。また、2009年11月発売のDVD-BOX「『ヒカルの碁』全集」にて初DVD化されている。本作のみ手書きのセル画によるアニメになっておりデジタル制作されたテレビアニメ版とは雰囲気が異なる。
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キャスト

スタッフ

特記のないものはテレビアニメのみのスタッフ。※はジャンプ・スーパーアニメツアーとテレビの兼任、※※はジャンプ・スーパーアニメツアーとのみのスタッフを示す。

GOGO囲碁

  • 出演
    • ゆかり先生 - 梅沢由香里
    • まいちゃん - 林真唯
    • ゆうきくん - 高橋優希
  • 構成 - 横手美智子
  • 演出 - 今林啓
  • 制作プロダクション - ジェイ・フォース
  • 制作 - 本間紀昭

主題歌

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各話リスト

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注釈
  1. 本放映時、2話連続放映(1時間スペシャル)の際のタイトルは「突きつけられた佐為の刃 ヒカル最大の壁」
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放送局

その他
また、CSではキッズステーションアニマックスディズニーXD 2015年9月からは、テレ朝チャンネル1でも放送が開始されている。
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韓国での展開

要約
視点

韓国では、2000年より『ゴースト囲碁王(고스트 바둑왕)』のタイトルで韓国語版の漫画単行本全23巻(2000年3月9日 - 2003年10月22日)がソウル文化社により翻訳・発売された。

その後アニメーション版は韓国放送公社により、『ゴースト囲碁王』としてKBS第2チャンネルにて地上波放送された[4]。厳しい局内審議規定をくぐり抜けるため、舞台は日本から韓国に、平安時代は新羅に、原作の韓国は中国に、洪秀英は研修生に変更されるなど、設定が置き換えられた[5]。それに伴い和服の描写も修正され、佐為が着ている狩衣は幽霊という設定の下、真っ白なぼかしに差し替えられていた[5]。漫画版での評価が高かったことから、アニメ版での改変は混乱を呼び[6]、1話目を放送した時点で視聴者から多数のクレームが寄せられた[7]

藤原佐為(チャラン)については、1話から6話までの間は白い光でぼかしを入れるといった編集であったが、7話以降になって、襟の部分を他と同じ色で塗りつぶすなど、なるべく違和感をなくすような編集が行われた。このようにしたのは、前者の編集が視聴者から酷評されたためだと考えられる。佐為の衣装だけではなく、ヒカルなどが着ている学生服にも、金ボタンを黒く塗りつぶすなどの編集が加えられた。

当初の予定としては、1話から26話まではKBS、27話から最終回まではアニメ専門放送局のトゥーニバースが制作・放送するはずだったが、最終的にKBS制作で最終回まで放送した。内容の改変と放送期間の都合により、75話から52話に短縮されている[4]。元々ほったゆみが韓国棋院関係者と親交が深く、その関連でソウル文化社と韓国棋院が合同して韓国での放送権を購入したが、韓国での囲碁ブームを起こす狙いもあったため、棋院の「視聴者数の多い地上波で放送した方が影響力が大きい」[6] という意向によりKBSで放送された経緯がある。

実際に放送された映像は総集編のようなものになっている。例を上げると、第3話の後半部分と第4話の前半部分を組み合わせて1話分としている。そのためか、場面が切り替わる際、不自然にBGMが途切れるなど、視聴者側からすれば違和感のある映像となっている。このようになった理由としては、日本色があるシーンを複数個削除したことにより、実際の1話分の分量と釣り合わなくなってしまったことが挙げられる。

また、日本語版と同じく実写パートが用意され、イ・セドル9段(当時)が基本的な囲碁ルールを解説するというものだった[8]

最終的に、日本版第52話の放送分で打ち切りになるなど、視聴率が良かっただけに惜しむ声と批判が数多く寄せられた。

KBS版のソフト化は行われないと見られていたが、韓国国内の囲碁塾向けに該当のものを収録したDVDが配布された。

2005年4月4日には、KBSの全話終了を待たないまま、トゥーニバースにて放送が開始された。こちらは登場人物の名前や設定、オープニング曲などは原作のままとされ、放送話数も75話となった。通常は地上波版の映像を衛星局が買い取って放送する形が多いが、本作品については過度な映像編集が行われていたため[4]、KBS版の映像は使用せず、トゥーニバースが新たに1話から韓国語版の制作を行った。

その後漫画版に関しても、完全版(集英社の2009年版)を翻訳したものが、2011年に「ヒカルの碁(히카루의 바둑)」のタイトルで発売された。こちらは韓国のプロ棋士、チン・ドンギュとイ・ダヘによる翻訳監修も入った他、表紙から本編に至るまで原作に忠実な翻訳が行われた[9]

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ゲーム

コンピュータゲーム

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ゲーム攻略本

カードゲーム

  • 『ヒカルの碁 トレーディングカードゲーム 棋聖降臨』 - 漫画版およびアニメ版のヒカルの碁を題材にした、コナミ製作のトレーディングカードゲーム。囲碁の対局をイメージしたメイキングが特徴。
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脚注

外部リンク

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