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ヤンガービス・ソラーテ
ベネズエラ出身の野球選手 ウィキペディアから
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ヤンガービス・アルフレド・ソラーテ(Yangervis Alfredo Solarte[1], 1987年7月3日 - )は、ベネズエラのカラボボ州バレンシア出身のプロ野球選手(内野手、外野手)。右投両打。
愛称は「セクシータイム(Sexy time)」[2]。
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経歴
要約
視点
プロ入りとツインズ傘下時代
2006年に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ツインズでプロデビュー。53試合に出場して打率.278、2本塁打、29打点、2盗塁を記録した。
2007年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ツインズでプレーし、52試合に出場して打率.303、1本塁打、33打点、7盗塁を記録した。
2008年はまずA+級フォートマイヤーズ・ミラクルでプレーし、42試合に出場して打率.238、3本塁打、16打点、2盗塁を記録した。7月からA級ベロイト・スナッパーズでプレー。41試合に出場して打率.218、17打点、7盗塁を記録した。
2009年はA+級フォートマイヤーズで開幕を迎え、8月からルーキー級ガルフ・コーストリーグでプレー。9月にAA級ニューブリテン・ロックキャッツへ昇格し、3試合に出場した。
2010年はA+級フォートマイヤーズでプレーし、45試合に出場して打率.320、2本塁打、15打点、3盗塁を記録した。夏期にはルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ツインズでプレーした。
2011年はAA級ニューブリテンでプレーし、121試合に出場して打率.329、7本塁打、49打点、5盗塁を記録した。オフにFAとなった。
レンジャーズ傘下時代
2011年12月2日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ。
2012年は傘下のAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーし、130試合に出場して打率.288、11本塁打、54打点、3盗塁を記録した。オフの11月28日にレンジャーズとマイナー契約で再契約した[3]。
2013年もAAA級ラウンドロックでプレーし、133試合に出場して打率.276、12本塁打、75打点、3盗塁を記録した。オフにFAとなった。
ヤンキース時代

(2014年7月11日)
2014年1月12日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結び、4月2日にヤンキースとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[4]。メジャーデビューとなった同日のヒューストン・アストロズ戦では代打として出場し、2打数無安打に終わった[5]。4日の同カードではブレット・オーバーホルツァーからメジャー初安打を記録[6]。4月17日のタンパベイ・レイズ戦では、グラント・バルフォアからメジャー初本塁打を放った[7]。シーズン序盤は3割台を維持していたが、6月から不振に陥り打率は.260まで落ち込んだため、7月3日に傘下のAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースへ降格[8]。降格後は5試合に出場し、20打数12安打5打点、打率は.600を記録。7月10日にカルロス・ベルトランが故障で離脱したため、メジャーへ再昇格した[9]。ヤンキースでは75試合に出場して打率.254、6本塁打、31打点を記録した。
パドレス時代
2014年7月22日にチェイス・ヘッドリーとのトレードで、ラファエル・デポーラと共にサンディエゴ・パドレスへ移籍した[10]。移籍後はヘッドリーの移籍で空いた三塁を主に守り、56試合に出場。打率.336、4本塁打、17打点を記録した。
2015年は開幕ロースター入りを果たしたが、ウィル・ミドルブルックスの加入により三塁の定位置を奪われため、序盤は内野のユーティリティーとして起用され、レギュラー確保には至らなかった。5月に入ると、一塁手のヨンダー・アロンソが故障者リスト入りしたため、一塁のレギュラーに抜擢。アロンソは6月に復帰したが、ミドルブルックスの不調により、7月に三塁の定位置を奪取した。その後はシーズン終了まで三塁のポジションを確保し、三塁手としてはチームトップの92試合に出場した(ミドルブルックスは69試合)。この年は152試合に出場して打率.286、14本塁打、63打点、1盗塁を記録した。
2016年も開幕ロースター入りし、開幕から正三塁手として先発起用されていたが、4月9日のコロラド・ロッキーズ戦で右ハムストリングを痛め、翌10日に15日間の故障者リスト入りした[11]。5月21日に復帰[12]。復帰後は右投手に対して左打者のブレット・ウォレスを三塁手に起用し、ソラーテを二塁手に起用することをアンディ・グリーン監督が明言した[12]が、ウォレスの打撃不調により7月から三塁に固定された。この年は故障の影響で109試合の出場に減少したが、打率.286、15本塁打、71打点、1盗塁と前年の成績を上回った。また、難病や逆境を克服した選手に贈られるトニー・コニグリアロ賞を受賞した[13][14]。
2017年開幕前の2月8日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のベネズエラ代表に選出された[15]。シーズンでは128試合に出場して打率.255、18本塁打、64打点、3盗塁を記録した。
ブルージェイズ時代
2018年1月6日にエドワード・オリバレス、ジャレッド・カークフとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[16]。この年は122試合に出場して打率.226、17本塁打、54打点、1盗塁を記録した。オフの11月30日にノンテンダーFAとなった[17]。
ジャイアンツ時代
2019年2月17日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[18]。3月28日にメジャー契約を結んで40人枠入りしたが、5月7日にDFAとなった[19]。10日にFAとなった[20]。
マーリンズ傘下時代
2019年6月7日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結び[21]、13日に傘下のA+級ジュピター・ハンマーヘッズへ配属された[20]。その後AAA級ニューオーリンズ・ベビーケークスに昇格すると、15試合に出場して打率.314の成績を残していた[22]。
阪神時代
2019年7月7日、NPB・阪神タイガースとの契約締結が発表された[23]。シーズン終了までの単年契約で年俸は5000万円(推定)[24]、背番号は42[25]。登録名は「ヤンハービス・ソラーテ」となった。同21日に来日すると、二軍練習試合を経て26日に一軍登録[26][27]。同日の対読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)で「2番・遊撃手」として先発出場し、7回表に田口麗斗から決勝の2点本塁打を放って来日初安打・初打点を記録した[28]。阪神の外国人選手が「2番・遊撃手」で先発出場するのは1963年のフランク・ヤシック以来56年ぶり。また同月30日の対中日ドラゴンズ戦(甲子園球場)では岡田俊哉から左翼ポール直撃の逆転サヨナラ2点本塁打を放つ(この試合では5回裏にも2リーグ制前の阪神球団通算8000号となる2点本塁打を放っている)などデビュー直後は派手な活躍を見せていた。しかし、その後は不調が続きわずか20試合で一軍登録を抹消された[29]。その後、9月6日に一軍に招集され、鳴尾浜から試合が行われるMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島まで移動してきていたものの、監督の矢野燿大に対して「モチベーションが上がらない」などと訴え、ベンチ入りを拒否した。このため昇格は見送られ、当日はベンチ入りメンバーを1人欠く形で試合を行った。球団はこの行為をチームの規律を乱す問題行動と捉え、ソラーテを即刻解雇することを決定し[30]、契約解除ののち9月9日に帰国した[31]。
ブレーブス傘下時代
2020年1月にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約(昇格なら年俸100万ドル)を結んだ[32]。8月27日にFAとなった[20]。
メキシカンリーグ時代
2021年はメキシカンリーグのティフアナ・ブルズのキャンプとオープン戦に参加したが[33]、開幕前に退団し、5月26日にメキシコシティ・レッドデビルズに入団した[20]。
2022年1月19日にラグナ・ユニオン・コットンファーマーズと契約を結んだ[34]。
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選手としての特徴
高い技術とパワーを持ち合わせるスイッチヒッター[22][35]。右左関係なくパワフルな打撃を持ち味とし[36]、全身を使ったスイングで逆方向にも長打を放つ[36][37]。
守備では本職の三塁を始めとする内野全ポジションに加え、左翼の守備経験も持つユーティリティープレイヤー[36]。
MLB時代は日本人投手との対戦を得意としており、特に前田健太からは打率.353(17打数6安打)・1本塁打[35]、松坂大輔からは2打数で1本塁打[38]、和田毅からは3打数3安打を記録している[35]。
人物
ニューヨーク・メッツなどでプレーした外野手のロジャー・セデーニョは叔父にあたる。
2021年に歌手デビューを発表。自身のインスタグラム、YouTubeチャンネルにてデビュー曲「IRANI」を公開した[39]。
詳細情報
年度別打撃成績
- 2020年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 内野守備
- 外野守備
- 2020年度シーズン終了時
表彰
- MLB
- トニー・コニグリアロ賞:1回(2016年)
- NPB
- 月間スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞:1回(2019年7月)
記録
- NPB初記録
- 初出場・初先発出場:2019年7月26日、対読売ジャイアンツ14回戦(東京ドーム)、2番・遊撃手で先発出場
- 初打席:同上、1回表に菅野智之から四球
- 初安打・初本塁打・初打点:同上、7回表に田口麗斗から左越決勝2ラン
- NPBその他の記録
背番号
- 26(2014年 - 同年途中、2015年 - 2019年5月6日)
- 10(2017年WBC)
- 27(2014年途中 - 同年終了)
- 42(2019年7月12日 - 同年終了)
登場曲
- 「Sexy and I Know It」LMFAO(2019年)
代表歴
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脚注
関連項目
外部リンク
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