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三菱ガス化学
日本の東京都千代田区にある化学メーカー ウィキペディアから
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三菱ガス化学株式会社(みつびしガスかがく、英: Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc.、登記上の商号: 三菱瓦斯化学株式会社)は、日本の化学メーカー。三菱グループの一員であり、三菱金曜会[2]及び三菱広報委員会[3]の会員企業である[4][5]。読売株価指数の構成銘柄の一つ[6]。
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概要
日本海に天然ガスの自社鉱区を所有し、過酸化水素、キシレン誘導品、アンモニア誘導品、エンジニアリングプラスチックなどの化学品を生産しているほか、サウジアラビアやベネズエラなど海外で、メタノールを合弁方式によって生産している。また、鉄が錆びるときに酸素を吸収する原理を応用した脱酸素剤『エージレス®』を世界に先駆けて商品化したことで知られる。これは食品の鮮度保持などに広く用いられている。
エンジニアリングプラスチックでは、5大汎用エンプラのうち4種を自社開発技術で製造している。DVDやCD等の材料となるポリカーボネートでは世界トップシェア、自動車のギアやカムなどの材料となるポリアセタール、家電やOA機器の主要パーツとなるポリフェニレンエーテルなどである[7]。
2015年3月期の連結売上の内訳は、メタノールやMMAなど天然ガス系化学品が約1,976億円、メタキシリレンジアミン誘導体など芳香族化学品が1,233億円、過酸化水素やポリカーボネートなど機能化学品が約1,660億円、プリント基板用材料や脱酸素剤『エージレス®』など特殊機能材が約582億円となっている。
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沿革
旧・三菱江戸川化学
旧・日本瓦斯化学工業
合併後
- 1972年(昭和47年)- 三菱江戸川化学(当時は非上場)と日本瓦斯化学工業が対等合併し、三菱瓦斯化学株式会社に改称。
- 1979年(昭和54年)‐ 日本サウジアラビアメタノールを設立。
- 1985年(昭和60年)- デュポンとの合弁でエムジーシーデュポンを設立。
- 1986年(昭和61年)- 佐賀製造所を新設。
- 1991年(平成3年)- CIを制定し表記社名を三菱ガス化学株式会社に変更。ヱレクトロテクノを設立。
- 1994年(平成6年)‐ 三菱化成(三菱化学を経て、現・三菱ケミカル)との合弁で三菱エンジニアリングプラスチックスを設立。
- 1996年(平成8年)- 新潟工業所で稼動していた日本で最後のメタノール製造プラントを停止。
- 2000年(平成12年)- チッソとの合弁でシージーエスターを、日本パーオキサイドとの合弁で共同過酸化水素をそれぞれ設立。
- 2001年(平成13年)- 丸紅との合弁で水島パラキシレンを設立。
- 2002年(平成14年)- 三菱化学との合弁でダイヤティーエーを設立。
- 2004年(平成16年)- 大塚化学との合弁でエムジーシー大塚ケミカルを設立。
- 2005年(平成17年)- 住友金属鉱山との合弁でグラノプトを設立。
- 2007年(平成19年)- 新潟工場で爆発事故発生。
- 2009年(平成21年)- 大阪証券取引所、名古屋証券取引所上場廃止。
- 2015年(平成27年)- 東京証券取引所一部上場のJSPを子会社化。
- 2019年(令和元年)- 白河工場内に完全人工光型植物工場を竣工、野菜生産に参入。
- 2021年(令和3年)- J-オイルミルズからの株式取得によりJ-ケミカルを子会社化。
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事業所
グループ企業
2015年3月末時点の子会社及び関連会社数は161社である[8]。
連結子会社
持分法適用関連会社
- エムジーシー大塚ケミカル
- グラノプト
- 国華産業
- シージーエスター
- 日本・サウジアラビアメタノール
- 日本トリニダードメタノール
- 三菱エンジニアリングプラスチックス
- 湯沢地熱
- 菱電化成
その他
- 安比地熱
- MGCエージレス
- MGCファーミックス
- MGC保険サービス
- MGCロジスティクス山北
- MTオプティクス
- 大鹿ホルマリン
- 化学運輸
- カルティベクス
- グローバルポリアセタール
- 新酵素化学
- ダイヤアクアソリューションズ
- 日新カラリング
- 日本ホルマリン工業
- 八幡平グリーンエナジー
- 水島可塑剤
- 水島パラキシレン
- 名阪真空工業
- 山田化成
- 菱江ロジスティクス
- 菱東運輸倉庫
- 菱有工業
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脚注・出典
関連項目
外部リンク
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