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友桝飲料

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株式会社友桝飲料(ともますいんりょう)とは佐賀県小城市に本社を持つ日本飲料メーカー。

概要 種類, 本社所在地 ...

概要

1902年、初代の友田桝吉がラムネ炭酸水などの生産を始める。家族経営ではあったが70年代には瓶入りサイダーの宅配事業で成長した。しかしペットボトルの使用認可や小売りが駄菓子屋からスーパーコンビニに移ると清涼飲料水業界は大手メーカーの寡占が進み中小事業者は低迷。最盛期は80社を数えた佐賀県内のラムネ業者は2社にまで激減した。そんな中、2001年に新社長として就任した4代目の友田諭が中小企業ならではの小ロットでの商品開発を強みに贈答需要の掘り起こしや独自の果実飲料や炭酸飲料の開発を中心に事業を拡大し、2001年に2億円だった売り上げを、2019年には約92億円にまで拡大している[1]

事業所

  • 本社 - 佐賀県小城市牛津町牛津834番地
但し登記上の所在地で実際の本社機能は小城工場にある。当地には創業当初に建てられた社屋を改修した「友桝飲料 展示資料館」を設置している。

沿革

特徴

相手先のブランドでの生産(OEM)はよくある事だが、友桝飲料では一歩進めて、顧客先の商品開発を設計・製造し、物流から販売支援まで一手に引き受けてしまうことに特色がある(ODM)。

中小の飲料メーカーではオーダーを受けて個人独自のラベルを貼り付けた商品を作ることも可能だが、友桝飲料では企業レベルにまで拡大している。単にラベルを張り替えただけ、というものではなく、顧客先と濃密な打ち合わせを行い、歴史や文化などを掘り下げていくことによって、顧客先の独自の商品を造り上げるのに成功している。

新商品の開発数は非常に多く2015年には炭酸・清涼飲料水の新商品開発件数が約150件で日本一[4]。中には強炭酸飲料のように大手に先駆けて商品開発を行ったものもある[5]

商品

有限会社ウィローとの共同開発。
  • スワンサイダー
創業当時から製造されていたサイダー。2005年に全国対応として復刻製造がされる。バージョンとして瓶のデザインやラベルを清酒風にした「謹製さいだぁ」がある。
  • 果実サイダー
スイカサイダーやドリアンサイダーなどのラインアップがあり「あっ!と驚く陳列棚を」をキーワードにシリーズ展開している。2008年に第1弾「イチゴ」「パイン」「スイカ」が発売された[6]
  • n.e.o
「プロが使うプロのための本物のジンジャーエール」をコンセプトに制作した本格ジンジャーエールフレーバーでの味付けではなく、生姜と数種類の香辛料を時間をかけて煮出している。2008年発売。翌年には農林水産省の主催する「世界が認める輸出加工食品40選」でベスト4に選出された[7]
  • LAZY AFTERNOON
日本初のクラフトルートビア。本場アメリカ人をも唸らせる製品を目標に開発。2012年発売[8]
  • HAKUREI SPARKLING
日本酒特有の香りである「吟醸香」を加えた炭酸飲料。ノンアルコールの炭酸飲料と発泡性リキュールの2種がある。ハクレイ酒造との共同開発。2020年発売[9]

ほか、ラムネや炭酸水のほか、果実風味ラムネ「フルーラ」、ミニボトル入り果実サイダー「バブー」などを展開している。

ODM商品

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脚注

外部リンク

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