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帯ドラマ劇場

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帯ドラマ劇場(おびドラマシアター[注 1])は、2017年4月3日から2018年3月30日まで第1期を、2019年4月8日から2020年3月27日まで第2期[1]を、いずれもテレビ朝日の制作により同局系列フルネット24局で放送されていた帯ドラマ放送枠である。毎週月曜 - 金曜12時30分 - 12時50分(JST、以下略)に放送していた。第1期はBS朝日(2K)でも2017年同月4日から2018年4月2日までの毎週月曜 - 金曜7:40 - 8:00に遅れネットしており、第2期はBS朝日(2K)・BS朝日4Kでも2019年4月9日から2020年3月30日までの7:40 - 8:00に遅れネットで放送していた。

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概要

要約
視点

2017年4月のテレビ朝日の大幅番組改編において、『徹子の部屋』とのセット視聴を意識して同番組後の月曜 - 金曜12時30分 - 12時50分枠に第1期として新設された[2][3]

2015年早河洋・テレビ朝日代表取締役会長CEOに対し脚本家倉本聰が「ゴールデンは若者向けの番組ばかり、シニア層向けのシルバータイムをつくるべきではないか」と働きかけ、1年間の提案に対し半年ならと提案を受け入れて、新たに放送枠が設定されることとなった[4][5]。「壮大な実験」「挑戦」として位置付けられ[4][5]、第1期第1作として倉本聰が脚本を手掛けた『やすらぎの郷』が放送されると、本枠としての初回かつ『やすらぎの郷』としての初回(2017年4月3日放送分)の視聴率は8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。以下略)を記録し、同時間帯[注 2]の前4週[注 3]平均から3.0ポイント上昇、日本テレビヒルナンデス!』(月 - 金曜日11:55 - 13:55)、TBSテレビひるおび!・午後』(月 - 金曜日11:55 - 13:55)、フジテレビバイキング』(月 - 金曜日11:55 - 13:45)など同時間帯の他局の生放送番組(「報道・情報」もしくはバラエティ)を上回って新設枠として好スタートを切った[6]。なお、『やすらぎの郷』の全129話の(加重)平均視聴率は5.8%であった[7]

「少なくとも1年間は定着に努力していきたい」として[5]、2017年度中は放送時間を変えることなく、本枠の放送を維持し、第2作・第3作の企画も始動(後述の通り『トットちゃん!』、『越路吹雪物語』(期間はそれぞれ3ヶ月)を放送)。新たな需要の掘り起こしが期待される反面で、情報番組に対し費用対効果面で厳しいとの指摘もあり、テレビ界から注目されていた[8]

本枠は当初15分枠とする案もあったが、番組途中にCMを挿入することを考慮し、20分枠とすることになった[9]。これにより、本枠はNHK総合連続テレビ小説』再放送の冒頭5分と重複する[注 4][注 5]が、本枠第1作『やすらぎの郷』のプロデューサー・中込卓也は「そのぶん、やり甲斐はある。」と述べている[9]。一方、鈴木祐司は「テレビ朝日が朝ドラ再放送を潰すべく、あえて朝ドラ再放送の裏番組に本枠を編成している」と分析している[11]

鈴木は本枠について、「置き方が中途半端であり、(『徹子の部屋』と入れ替え)12時開始にしたらどうか?」との提言を行っていた[12]

第1期の立ち上げに伴い、『ワイド!スクランブル・第2部』については、従来より20分繰り下げ・短縮の12:50 - 13:45に変更した。

テレビ朝日開局60周年記念となる2019年度には、倉本脚本による『やすらぎの郷』の続編とも言える『やすらぎの刻〜道』の制作を発表し1年間に渡り放送する事を発表した。これにより第1期は2017年度限りとなり、2019年度に第2期を開始することが決まった。2018年度に関しては『帯ドラマ劇場』を休止とし、2018年4月2日から2019年3月29日までの約1年間は『ワイド!スクランブル・第2部』は20分繰り上げ・15分拡大となる、12:30 - 13:40に枠移動・拡大することとなった。2019年4月1日以降の同番組は、『大下容子ワイド!スクランブル・第2部』というMC冠つき番組名に変更(第1部も同様にMC冠つき番組名に変更)のうえ、従前より20分繰り下げ・短縮の12:50 - 13:40となる(MC冠つき番組名変更後第1週に限り、「第2部」の開始時刻を12時30分に繰り上げ、20分前拡大する〈1日に限り、『徹子の部屋』も休止とし、「第2部」の開始時刻を12時 - 12時50分に繰り上げ、50分前拡大する〉)。

『ワイド!スクランブル・第2部』の生予告もしくは冒頭では、本枠を観た出演者が感想を述べること(「昼ドラ受け」)がある[13]。また、前座番組『徹子の部屋』に本枠作品の出演者も多くゲスト出演するようになり、そちらのエンディングでドラマの宣伝を行うことがある[14]

シリーズ終了
  • 2020年1月30日付『東スポWeb』において、同年3月の『やすらぎの刻〜道』終了を以って本枠が終了すると報道された[15]。これはテレビ朝日が2020年春改編での月曜 - 金曜昼帯の強化の一環であり、『大下容子ワイド!スクランブル・第2部』が12:00 - 13:00、『徹子の部屋』が13:00 - 13:30にそれぞれ据える編成に切り替わると報じられた。
  • 3月2日に正式に本作終了と同時に本枠終了が発表され、民放の帯ドラマは再び全て姿を消すことになった[16]
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歴代作品一覧

  • 以下の放送日程は制作局テレビ朝日におけるものを示す。
第1期
さらに見る 題, 期間 ...
第2期
さらに見る 題, 期間 ...

放送局・配信元

要約
視点
テレビ放送
さらに見る 放送対象地域, 放送局 ...
(注1)地上波において、特定回に限り、地元の高校野球県大会決勝中継のため、臨時遅れネットとする局があった。
(注2)朝日放送テレビ[注 8]において、特定回に限り、高校野球全国大会中継準々決勝または準決勝中継のため、臨時遅れネットとした。
(注3)第1期ではBS朝日(2K)において、高校野球全国大会中継(朝日放送[注 8]制作)期間中は、本編終了後のステブレを短縮し7:59までの放送をすることがあった。
(注4)第1期ではBS朝日(2K)において、高校野球全国大会中継とは別のスポーツ中継のため、臨時に遅れネットの日時を変更することがあった。
  • 本枠の作品の一部または全部について、集中放送を行った実績のある系列外遅れネット局(クロスネット局を含む)
  • 地上波同時ネット局全局でのイレギュラーな放送形態
    • 毎年9月の祝日(敬老の日もしくは秋分の日)には『ミュージックステーションウルトラFES』(12:00 - 16:45・17:00 - 19:00・19:00 - 21:48または22:18、16:45 - 17:00に『ANNニュース』による一時中断あり。)を放送しており、第1期では2017年の『やすらぎの郷』の場合、当日の放送は休止したが、第129話(最終話)は『最終回拡大スペシャル』として25分後拡大(12:30 - 13:15)となった。
    • 第1期では2017年12月25日 - 2018年1月5日は年末年始編成で休止。なお、本ドラマ枠の代替として、後続番組『ワイド!スクランブル・第2部』を、25 - 27日はそれぞれ20分繰り上げ・15分拡大、28・29日はそれぞれ50分繰り上げ・65分拡大(この2日間は『年末SP』として、第1部と第2部を直結。)、4・5日はそれぞれ20分前拡大とした。
ネット配信

※いずれも第1期のもの。

  • テレ朝キャッチアップ・TVer - いずれも無料。BS朝日(2K)での遅れネットを終えた回について、BS朝日(2K)での遅れネット当日の8:05 - BS朝日(2K)での遅れネットから1週間後の7:00に限って配信[注 14](最大で5話分配信される)。
  • テレ朝動画 - 有料。本枠の作品ごとに初回から全話を、BS朝日(2K)での遅れネットを終えた回から順次、最終回配信日から60日後まで配信。

脚注

外部リンク

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