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秋田朝日放送

秋田県のテレビ朝日系列局 ウィキペディアから

秋田朝日放送map
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秋田朝日放送株式会社(あきたあさひほうそう、: Akita Asahi Broadcasting CO.,LTD.)は、秋田県全域を放送対象地域としたテレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者。テレビ朝日ホールディングスの持分法適用関連会社である[4]略称AAB[注 1]テレビ朝日系列に属している。

概要 種類, 本社所在地 ...
概要 秋田朝日放送, 英名 ...
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年表

  • 1985年(昭和60年)
  • 1986年昭和61年)1月17日 - 秋田地区第3局の周波数割り当て。秋田地区では21件の申請があった。
  • 1991年平成3年)
  • 1992年(平成4年)
  • 1997年 - 単年度黒字達成[8]
  • 1999年 - 過去最高利益[8]
  • 2002年(平成14年)
    • 10月10日 - 開局10周年記念特別番組『感謝感激テレビ』を放送(途中、テレビ朝日系列局番組をはさみながら10時間30分=7:00 - 17:30=OA)[9]
  • 2003年
    • 累損解消[8]
    • 「サタナビっ!」放送開始。
  • 2005年(平成17年)
    • 12月1日 - 地上デジタル放送対応の主調整室(マスター)へ更新完了(NEC製)。
    • 配当開始[8]
  • 2006年(平成18年)
    • 1月 - キャッチコピー「会いたいテレビ局に変わります。」(以降、「あいたい。」)を開始。
    • 6月1日 - (3代目)マスコットキャラクター「ミーチュー」デビュー。
    • 7月1日 - 地上デジタル試験放送開始。
    • 8月24日 - 地上デジタル・データ放送試験放送開始。
    • 9月5日 - 地上デジタル放送の本免許交付。
    • 10月1日 - 地上デジタル放送開始。大曲中継局・大館中継局も送信開始。特別番組「デジタル・ハジマル あいたいTV!!」放映。メイン司会:ラッシャー板前。総合司会:小田正実塩地美澄
  • 2007年(平成19年)
    • 9月1日 - 能代中継局・鷹巣中継局で地上デジタル放送開始。
    • 10月1日 - AAB開局15周年。湯沢中継局・花輪中継局で地上デジタル放送開始。
    • 11月1日 - 本荘中継局で地上デジタル放送開始。
  • 2008年(平成20年)
    • - 環境プロジェクト「ここecoろ」を開始。キャッチコピー「おうちでテレビ。」も追加。
  • 2010年 - 過去最高売上達成[8]
  • 2011年(平成23年)7月24日 - アナログ放送終了。
  • 2012年(平成24年)
    • 1月1日 - 開局20周年のキャッチコピー「ハタチのキモチ」を開始。これに伴い局ロゴのデザインを徐々に刷新[注 5]。また、新キャラクターとして、ラブミーとクロコも加わった。
    • 9月29日 - 開局20周年特別番組を放映。とともに、イオンモール秋田にて公開生放送をし、イベントを同時に行う。
    • 10月1日 - 開局20周年[注 6]
  • 2017年(平成29年)10月1日 - 開局25周年。キャッチコピーは「美~Beauty~」[10]
  • 2018年(平成30年)3月2日 - テレビ朝日ホールディングスによる持分法適用関連会社化(新潟テレビ21も同様)[注 7][12]
  • 2021年令和3年)
    • 1月14日 - 気象業務法第17条により、予報業務許可事業者に登録(第225号)[13][14]
    • 6月23日 - 同社の大森山送信所の使用電力に、再生可能エネルギーを導入し、同所の電気の地産地消化を達成する[15][16]
  • 2022年(令和4年) - 開局30周年。キー局アニメクレヨンしんちゃんとのコラボを実施した。
    • 12月1日 - 秋田朝日放送のデータ放送を使用して、湯沢市のホームページの掲載情報などを伝える「テレビ回覧板」の運用を開始[17]
  • 2023年(令和5年)6月1日 - 秋田朝日放送のデータ放送を使用して、男鹿市民向けの広報情報を伝える「テレビ回覧板」の運用を開始[18]
  • 2025年(令和7年)4月1日 - 秋田朝日放送のデータ放送を使用して、美郷町民向けの広報情報を伝える「テレビ回覧板」の運用を開始[19]
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秋田県でのANN系列の変遷と開局前後の動き

要約
視点

ANN系列の変遷

1960年代当時、朝日新聞社が全国朝日系テレビネットワークを構築すべく、全国各地にUHF新局の開局申請を行い、その結果、他系列と相乗りになる形で曲がりなりにも朝日系のテレビ局が開局した。そうしたなか、1965年、秋田県でも民放第2局目の開局申請のなかに「秋田朝日放送」(現在の秋田朝日放送とは無関係と思われる)名前で免許を申請[20]

しかしながら、4社競願の末[20]、結果としてテレビ朝日系列は開局せず、秋田県下第2局目のテレビ局として、1969年に秋田テレビ(AKT)がフジテレビ系列として開局した。テレビ朝日系列の番組は秋田放送(ABS)とAKTの間で按分されることとなった。

1981年に秋田テレビ(AKT)がフジテレビ・テレビ朝日の2系列兼務を開始[21]、「ANNニュースセブン」をネットした。当時テレビ朝日の系列局を兼務する地方のテレビ局は昼の全国ニュースにテレビ朝日「ニュースライナー」を選択するのが基本[注 8]であったがAKTは朝ニュースの2系列2番組連続放送[注 9]を選択、その後平日のフジテレビ系番組が7時をまたぐ1時間番組「モーニングワイド ニュース&スポーツ」になった後も番組後半を差し替え「ニュースセブン」のネットを続けた。

1986年に秋田地区第3局割り当てが発表されると、AKTは、1987年3月末の協定期限終了をもってANNを離脱[21]。フジテレビ系の番組編成に一本化された[注 10]。その後AAB開局まで、テレビ朝日の番組は定時ニュースのみAKTのANN離脱で秋田から一度撤退したものの他の番組はABSへほぼ集約された。ただしABC発の番組を中心にごく一部の番組はAKTに残された。

開局の経緯

1980年代後半、情報格差是正のために民放四波化が目指されてはいたものの、キー局では業績が悪化し新局設置には後ろ向きであった[22]。一方で、佐々木喜久治知事(当時)が「秋田県の民放テレビ3局目の開局は時期尚早」と県議会で述べるなど[要出典]、地元政財界も消極的であったとされる。

1986年秋田地区第3局目割り当て後、秋田民放第3波には21件の申請があった。申請者のうち、地元サイドが、秋田放送秋田テレビ秋田魁新報社カメイグループ、中央資本が、朝日新聞読売新聞産経新聞日経新聞テレビ朝日であった[23]。他地域の民放第3局の申請件数に比して非常に少ないが、申請者間で申請合戦を避けるために、事前に交渉がすんでいたためである[23]

また、1987年7月時点で、当時のTBS・浜口社長が記者会見の席上、当時の常務である絹村和夫に、富山の第3民放テレビ(後のチューリップテレビ)対策と並んで、秋田の民放第3局についても業務を行ってもらうと発言したという記録があり、TBS側でも秋田にネット局を設立することを検討していたことがわかるが、「郵政省から頼まれたので考えてみる」と言ったように、後ろ向きであったことをうかがわせる発言もしている[24]。また、先にあげた申請者のうち全国紙の中で唯一、毎日新聞のみが秋田民放第3局に対して、申請を行っていない。

しかしながら、1988年9月、東北電気通信監理局の呼びかけで、地元側の申請者を集めた会合の中で、「本省(引用者注:郵政省)打診の結果、一応、テレビ朝日が候補に上っている」との発言があり、秋田民放第3局のテレビ朝日系列入りが有力となる[23]。その後、申請の一本化に難航したともいわれている(青森朝日放送も同様)[25]

結局のところ、開局費用の大半を朝日新聞・テレビ朝日および東北地方のテレビ朝日系列局(青森朝日放送・東日本放送福島放送[注 11])、県内の酒造会社・両関酒造が捻出し、民放テレビ3局目としてAABが開局した。初代社長は両関酒造の伊藤雄太郎氏が兼務した。

開局当時

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開局時から2011年まで使用された初代ロゴ(製作=石川明、田中至、安達元保、山本こづえ[26]

開局日には、開局記念番組[注 12] として「AAB発進!開局記念」(6:00 - 6:30)を放送。進行は渡辺宜嗣(当時テレビ朝日アナウンサー)。開局に際しての社長挨拶に代えて、渡辺と初代社長で両関酒造の社長でもあった伊藤雄太郎による対談が行われた。また、開局ドラマスペシャルとして萩原健一浅田美代子出演のドラマ「豆腐屋直次郎の裏の顔・謎の女が仕掛けたワナ・東北へ逃げろ」(テレビ朝日系列で1990年に放送)と、緒形拳出演の開局記念冒険スペシャル「緒形拳スペイン・バスクの365日」(ネイチァリングスペシャル、同じく1989年に放送)といった記念特番が放送された[注 13]。 さらに『モーニングショー』から『ニュースステーション[注 14] までの番組で全国中継を総勢53名のスタッフで行い、18:00からの『ステーションEYE』では、角館武家屋敷の青柳家から生中継を全国放送した[注 13]。さらに18:30からの『AABステーションEYE』では、同屋敷中継の舞台裏も紹介された[注 15]。開局時の中継局は花輪・大曲・角館・鷹巣・二ツ井・田沢湖・能代・湯沢・本荘の9局。

テレ朝系番組の移行

移行された割合は秋田放送(ABS)=9:秋田テレビ(AKT)=1であった。しかし、ABSの9のうち4はAKTに移行して再び戻って来たものである。従ってABS=5:ABS→AKT→ABS=4:AKT=1が実際の割合である。ニュース番組は、AKTがANNを脱退してから実に5年6ヶ月ぶりであるが、昼以降が新規ネット開始である。民教協制作分はABSが脱退しなかったため移行されなかった。

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資本構成

企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[27][28][29][30]

2021年3月31日

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過去の資本構成

スタジオ

  • Pスタジオ…サタナビっ!、イチオシっ!などの制作系で使用。開局当日最初の番組である「AAB発進!」はここで収録された。
  • Nスタジオ…トレタテ!などのニュース番組で使用。Pスタジオと隣合わせになってになっている。
  • Fスタジオ…5分程度のローカルニュースで使用。(報道フロアの一角)2013年5月27日からスタジオが一新された。さらに2017年12月17日からは新たなセットで運用されている。

情報カメラ

本社・支社・支局

関連団体

  • トラストネットワーク秋田事業部
  • Nファイブ

主な送信所・中継局

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秋田(大森山)送信所
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大曲中継局
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テレビ朝日系列のリモコンキーID地図

リモコンキーID 5

アナログ放送

2011年7月24日停波時点

音声多重放送JOXX-TAM
呼出符号:あきたあさひテレビジョン(秋田市浜田字大森山 大森山公園内)
映像周波数:579.25MHz
音声周波数:583.75MHz
映像出力:10kW
音声出力:2.5kW

※アナログ放送では先発局である秋田放送秋田テレビに比べると中継局は少なかった。それでも他の平成新局に比べれば最末期でアナログUHF局として県内最先発である秋田テレビより3局少ないだけであったため比較的難視地域が少なかった。ただし、地上デジタル放送では比内中継局男鹿市寒風山寒風山中継局(両中継局は秋田テレビとともに非該当となっている。後者はNHK秋田放送局と秋田放送が秋田本局と新潟県弥彦山親局とのデジタル混信対策の中継局として開局しているため、と秋田テレビでは秋田本局でカバーされ、混信の影響が全く無いため設置されていない。)以外に開局することが決まっており、2010年12月までにほぼすべての地域で中継局の設置を完了した。なお、設置されているアナログ中継局のうち大館賽ノ神、東成瀬入道、横手愛宕山、下浜羽川の各中継局のデジタル放送については他のデジタル中継局でカバーできるため置局不要となった。

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キャラクター

2006年6月から、地上デジタル放送開始とキャッチフレーズ「あいたい!」にちなんで、秋田犬をあしらった「ミーチュー」を局のキャラクターとしている。

アナウンサー

要約
視点

ディレクター記者を兼務。

在籍者

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以前、勤務していたアナウンサー

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2006年から2014年までAABにアナウンサーとして勤務した塩地美澄。(2011年10月15日撮影)
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アナウンサー以外の著名な社員

主なテレビ番組

要約
視点

現在放送中の自社制作番組

(注)この中には、ヴィジュアルスペース 及び、トラストネットワーク制作協力を含む

さらに見る 放送番組, 放送時間 ...

東北テレビ朝日系列共同制作番組

  • 東北夏祭り中継特別番組
    • 毎年名称が変わる。ローカルセールス枠/8月第1週の19 - 20時台の1時間[注 23]

テレビ朝日系列番組

太字は系列フルネットの番組を除いたテレビ朝日との同時ネット。制作局の表記のない番組は同局の制作。

再放送枠

  • 午後のセレクション(月曜 - 木曜 14:45 - 15:40)
  • 新婚さんいらっしゃい!(ABC TV制作、火曜 14:15 - 14:45)
  • 人生の楽園(木曜 14:15 - 14:45)
  • 午後のワイド劇場(金曜 13:45 - 15:35)
  • ほっとDORAMA(月曜 - 金曜 15:45 - 16:40)

テレビ東京系列

その他の番組

過去に放送された番組

自社制作

  • AABステーションEYE(1992年9月25日 - 1997年9月28日)
  • チャンネルeiei(1997年10月1日 - 1998年10月1日)
  • チャンネルeiei金曜版(1997年10月5日 - 1998年10月2日)
  • スーパーJチャンネルあきた(1998年10月5日 - 2015年3月27日)
  • 朝いちフレッシュ情報(1992年10月3日 - 1996年9月28日)
  • ゴショノ。
  • 電視的玉手箱
  • モノモノデパート
  • 秋田朝日放送開局10周年特別番組「感謝感激テレビ」(2002年10月10日)
  • 秋田朝日放送開局15周年特別番組
    • 「シリーズ輝石の詩 響けよ酒屋唄」(2007年6月4日)
    • 「シリーズ輝石の詩 よみがえる秋田八丈」(2007年11月12日)
  • 秋田朝日放送開局20周年特別番組(2012年9月29日)
  • 秋田朝日放送開局30周年記念特別番組
    • 「黄金の稲穂、輝く〜新品種"サキホコレ"誕生〜」(2023年2月26日)
    • 「夢球場の30年〜夏への記録〜」(2023年3月25日)
  • 北都夢探検 小さなコロンブス
  • 行け!男鹿鹿男プロデューサー(2008年11月3日 - 17日・2009年2月2日 - 6日)
  • アナウンサーのメイク室(不定期放送)
  • よっパラNight
  • 少子化脱却大作戦!!2
  • ゴショ★マガ
  • あいたいミーチュー(気象情報)
  • ハタチのキモチ
  • おはよう秋田市から
  • うちテレ!
  • ハナコのキン☆ロケ(フジテレビ系列岡山放送でも放送された)[35][注 34]
  • JR東日本 Presents びゅうプラザ楽旅通信
  • AABニュース&ウェザー
  • サンコーホームPresents 絆のかたち(イノベーションワークスの制作協力)
  • プロポーズアゲイン
  • 毎週ブラウブリッツ
  • 秘密結社 クロトサカ団(2008年3月21日 - 2019年3月、土曜 11:00 - 11:20)
  • ぷぁぷぁ金星(2001年5月25日 - 2025年3月15日、毎月第1・2土曜 0:15 - 0:45(金曜深夜))

東北朝日系列共同制作

主な遅れネット番組

テレビ朝日系列

秋田朝日放送開局以前に放送されていた番組。

日本テレビ系列

TBS系列

テレビ東京系列

フジテレビ系列

NHK・その他

独立放送局

開局時にABSから移行したテレビ朝日系の番組

開局時にAKTから移行したテレビ朝日系の番組

サービス放送のみで放送されたテレビ朝日系の番組

社史

  • 『秋田朝日放送25年史』秋田朝日放送、2017年10月[36].

備考

脚注

外部リンク

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