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日本格闘競技連盟

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日本格闘競技連盟(にほんかくとうきょうぎれんめい、:Japan Martial Arts Games Association、略称:JMAGA〈ジャマガ〉)は、日本における各種格闘技国内競技連盟が加盟する上部団体である。会長は、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)副会長の福田富昭

概要 略称, 設立 ...
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概要

財団法人日本レスリング協会(福田富昭会長)の下部団体である。傘下競技・団体は下記のとおりである。アマチュアも、プロも渾然一体となって含まれている。(レスリング以外は、)オリンピックワールドゲームズなど各種国際競技会に参加するためのルートがなかった競技が多数を占める。これら競技のこうした大会への参加を、上部団体である日本レスリング協会を通じて行うための組織が当連盟である。日本レスリング協会は、日本体育協会とそこから分離した日本オリンピック委員会(JOC)の両方に加盟しており、当連盟参加者は、オリンピックやアジアオリンピック評議会(OCA)が関連する大会(アジア大会)に出場することができる。

会長を含む役員の多くは日本レスリング協会役員である。また当連盟の各競技の代表も、レスリング出身であった者が多い。また、当連盟役員間で、もともと、別の役員の団体に役員として就任する、すなわち、役員職の回しあいをしているというケースも多い(福田会長がドンキホーテの監査役に就いているなど)。

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参加する大会

オリンピックの関連大会である。夏季オリンピックのほかに、1924年以降冬季オリンピックが開催されており、2010年からはユースオリンピックが開催されることが決定している。国際オリンピック委員会 (IOC) は、さらに、5つの大陸の民族の伝統的な格闘技だけを集めた世界大会を構想している。それら競技は従来はオリンピックなどの埒外であり、大会に出場するための効率的な組織化もされていなかった。

沿革

趣旨

(日本)国内における格闘競技の団体との繋がりを強化し、それぞれの団体が協力しながら普及・発展・強化し、競技人口の増大を計り、ひいては他国に対して影響力とイニシアチブを持ち、世界をリードする団体に成長し、世界の平和に寄与すること。

役員・参加競技・団体

要約
視点
さらに見る 大別, 競技名 ...

なお、前掲の第1回アジアマーシャルアーツゲームズ(2009年8月)の開催競技は次の通りであった。

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この団体の意味

要約
視点

アマチュア団体(日本レスリング協会)がプロ団体を傘下に収めるという異例の事態である(珍しいことではあるが、こちらはサッカー協会などの例もあり、皆無ではない)。しかし福田会長をはじめとする協会幹部はPRIDEが存在していたころからこの構想を持っており、SRC(戦極)発足時には直接的に関与した。

この団体の意義として、前述のとおり、オリンピックなど国際大会に出るための窓口であるというほかに、国費(オリンピック選手強化費など)をもらうための窓口という一面も持っている。しかし、実際には同一のスポンサー(副会長安田が経営するドン・キホーテ)を共有する集団という面が強い。

全日本空手審判機構とは

全日本空手審判機構(JKJO)はフルコンタクト空手の大会での判定、審判の基準の統一を目標に2003年6月結成された。「機構」であり「組織」ではない。したがって「上下関係や利害関係は発生させない」のがコンセプトである。非常に数多くの団体・流派が参加しておりその中から知名度の高いと思われるものだけを選ぶと(順不同)

他にも有名な流派が多数参加しているが略す。機構は、機関誌『オス!カラテ!』を刊行している。2009年11月8日に機構としての全国大会「全日本空手道選手権大会」を初めて開催した(東京)。第2回大会は2010年12月26日開催決定。

しかしこれらの団体が一つの機構を結成したことは非常に衝撃的なことである(特に経緯から、結成前から孤高を保ってきた芦原会館。極真会館は末端に至るまで芦原との付き合いを禁じられ、芦原会館も石井和義の裏切りなどによりどの流派とも付き合おうとしなかった。加えて、内部であっても試合をしない空手団体として知られてきた。先代芦原英幸は著書『空手に燃え空手に生きる』のなかで将来の大会を否定せずただ時期尚早として生前は行わなかった)。

そしてこの全日本空手審判機構が日本格闘競技連盟に加入したのである。その結果、緑・三瓶らの新極真会と同連盟において、間違いなく大同団結しているのである(緑・坂本はかつて城南廣重道場だが総裁没後異なる道を歩いた。また三瓶・安斎は福島県という同じテリトリーを取り合った)。まさしく当連盟によって空手の歴史が変わった。

当機構発足後も個々の流派内の都合によって破門・除名の応酬という不幸な分裂の歴史が止まったわけではない。それでも過去と比較すれば格段に風通しがよくなっている。

他の対立の止揚

以下のような、過去にもめごとを起こした団体は、いずれも今日ではドン・キホーテという同一企業をスポンサーを持ち、いずれも当連盟に集っている。

  • 修斗対パンクラス - 2002年5月11日のパンクラス興行に修斗選手が参戦することを巡り、諍いが起こった。修斗では「パンクラスの大会に出場した選手は修斗ライセンス剥奪(交付していない場合は今後の交付不許可)」という決定をした。しかしいつの間にかその決定は無きものになっている。ワールドパンクラスクリエイトが崩壊し現会社に移行する前後に、修斗選手がパンクラスに普通に出場するようになり、2009年11月23日の修斗にパンクラス選手が大挙して出場。
  • 修斗対SRC - 2008年末、SRCが企画した「戦極育成選手トライアウト」で、合格した育成選手への報償として「アマチュア修斗への出場をコーディネート」と発表したが、これは修斗側の了承を経ないものであった。両者が協議し、2009年2月ごろ和解し共同でビジネスを企画することとした。

また、本連盟設立後の大きなイベントは、2009年12月31日の格闘技興行であったが(Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜は予定通り開催)、SRCとFEGが同日開催を取りやめてDynamite!!に一本化するまでのいきさつから青木 腕折り事件、その後の抗議文提出まで、むしろ傘下団体間の軋轢が高まった感がある。しかし連盟そのものには打撃を与えていない。

一方、以下のような出来事は、当連盟に各団体が集結していなければ起こりえなかった。

当連盟加盟団体の日本パンクラチオン協会所属の山田崇太郎は、2010年のパンクラチオン世界選手権で優勝し金メダルを獲得した。世界に誇る日本のトップ選手である。山田は日本格闘競技連盟傘下のSRC育成選手であり、SRCのほか、パンクラス修斗などの団体に参戦経験がある(いずれも当連盟の加盟団体である。また、山田は、当連盟非加盟のDEEPにも参戦しDEEP Xリアルキングトーナメント ウェルター級王者)。山田は、上記の実績を引っ提げて、オリンピックの下部大会である第1回スポーツアコード・コンバット・ゲームズ(2010年8月~9月、中国北京。スポーツアコード(のちのGAISF)主催。ワールドゲームズの格闘技版)に日本代表として参戦した[1]

五輪で二回連続(アテネと北京)の金メダリスト伊調馨が、2010年8月23日、SRCジムにてキッズレスリングの一日限定の特別コーチとして登場した。これはもちろんSRCが当連盟を経由して日本レスリング協会の傘下にあるからできたことである。

また柔道銀メダリストからSRCに参戦した泉浩は、レスリングに本格的に転向し、SRC参戦を続けながらオリンピックなども目指すこととなった。草創期はともかく、レスリングでは世界の強国となった日本で、柔道の強豪選手が一からレスリングに挑むということが起こるのは異例である。

合宿

日本格闘競技連盟では、味の素ナショナルトレーニングセンターで合同強化合宿を行っている。

  • 第一回:2010年3月19日~21日
  • 第二回:2010年12月3日~5日
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参照

外部リンク

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