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春風亭一之輔

日本の落語家 (1978-) ウィキペディアから

春風亭一之輔
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春風亭 一之輔(しゅんぷうてい いちのすけ、1978年昭和53年〉1月28日 - )は、日本落語家落語協会所属。千葉県野田市出身。出囃子は『さつまさ』。は『中陰光琳蔦』。血液型A型[1]日本テレビ系列『笑点大喜利メンバー。身長171.5cm。

概要 本名, 生年月日 ...
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経歴

さらに見る 日付, 演目 ...
  • 2023年2月5日 - 日本テレビ『笑点』大喜利で、前年9月30日に死去した六代目三遊亭円楽の後任となる新メンバーに起用された[9]
  • 2023年4月30日 - 色紋付が濃紺色に決定し、この日の放送回から着用となった。
  • 2023年11月 - 第40回浅草芸能大賞奨励賞[10]
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芸歴

  • 2001年
    • 5月 - 春風亭一朝に入門。
    • 7月 - 前座となる、前座名「朝左久」。
  • 2004年11月 - 二ツ目昇進、「一之輔」と改名。
  • 2012年3月 - 真打昇進。

人物・芸風

要約
視点
  • 生家は、父(キッコーマン勤務[11])、母、12歳年上・10歳年上・7歳年上の三人の姉がいる[2]
  • 2004年に結婚[11]、二男と一女の父。妻は、一之輔が日本大学落語研究会在学時に歌舞伎・舞踊研究会の部長だった[2]
  • 舞台やテレビに出演する際はメガネを掛けていないが、視力が悪い為、普段からメガネを常用している。テレビ番組のロケの際、メガネを掛けてロケに行く事もある。
  • 200を超える持ちネタがあり、滑稽噺から人情噺まで広く古典落語を演じる落語家。独自のくすぐりや現代的なギャグを盛り込むなど、随所に創意工夫を織り込んだ独創的な高座が特徴。また熊さん八つぁんや隠居など、古典落語の登場人物のキャラクター設定を今風に変えるなど、現代の人にもとっつきやすい落語を演じることで知られる。
  • 当代きっての人気を誇り年間900席もの高座をこなすなど、寄席、ホール落語問わず精力的に活動している[12]
  • 2013年から毎年、全国のホールでの落語会ツアー「らくご DE 全国ツアー〜春風亭一之輔のドッサりまわるぜ」を行っている。
  • 前座名は『小いち』、『朝枝』、『朝左久』から一之輔本人が選んだ。
  • 中高校生時代から深夜ラジオ番組オールナイトニッポン』(ニッポン放送)を愛聴していた。特に1990年代に2部を担当していた古内東子平松愛理加藤いづみ橘いずみら女性ミュージシャンの番組を好んで聴いていた。また谷村有美の大ファンでもある。

『笑点』メンバーとして

同じ『笑点』メンバーの桂宮治とは

  • 4人きょうだいの長男であり末っ子
  • 抜擢真打
  • NHK新人演芸大賞(落語部門)受賞
  • 子どもが3人ずつ
  • 妻の母親の名前が“かずこ”
  • お互いの師匠の本名が“かつみ”春風亭一朝(浮ヶ谷 克美)、桂伸治(板倉 克己)
  • それぞれ本名に"とし"が入っている(一之輔の本名は隼一(としかず)、宮治の本名は利之(としゆき))

という共通点があり、桂歌丸三遊亭小圓遊(小圓遊逝去後は六代目三遊亭円楽)のやりとりを彷彿とさせる罵倒合戦を展開することもしばしばある。

  • 大喜利の回答者としては、最晩年まで六代目円楽が多用した政治・世相に言及する回答や、宮治、先輩メンバーの林家たい平と共に司会者の春風亭昇太から次期司会を引き継ぐなど彼が気にしていることをイジっては座布団を没収されたり、家庭内で邪険に扱われていることなどをしばしばネタにする傾向がある。
  • 大師匠五代目春風亭柳朝の弟弟子であった三遊亭好楽[13]と、2024年3月まで『笑点』メンバーだった林家木久扇は大叔父弟子にあたる。
  • 短い丸刈りの髪型が特徴で、自身の髪型をしばしばネタにしており、客席から笑いが起きた際には「何笑ってんだよ!」と突っ込むのが定番となっている。2023年12月24日放送の大喜利では横向きに撮った写真の正岡子規の真似をして林家たい平に「良いの持ってるなぁ」と感心された。
  • おじいさんに扮する問題では、客席に向かって「よしこさん」と呼ぶ。その際にほぼ毎回司会の昇太から「誰、よしこさんって」と突っ込まれる。
  • 「大」と言う字を使って四文字熟語を作る問題で「OBの私が代表してお詫び申し上げます」と言い、春風亭昇太の「何ですか?」に「日大問題」と答える等時々母校の日本大学が数々不祥事を起こしている事を嘆いたりしている。

主なネタ

古典

廓噺

左甚五郎もの

新作

改作

  • 『芝ノ浜由縁初鰹』(『芝浜』の改作)
  • 『団子屋政談』(『初天神』の改作)
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逸話

  • 自身の真打昇進をTwitterで知った。落語協会のホームページに掲載された情報をどこの誰か知らない人が呟いていたのを偶然目撃し、夜の仕事で一緒だった師匠の春風亭一朝に尋ねても、一朝も知らないという。落語協会に電話するため一朝が携帯電話を取り出すと充電が切れており、慌てて充電し電源を入れて見ると着信が5、6件あり、全て当時の落語協会会長柳家小三治からの一之輔抜擢真打昇進の連絡であった。最後の方は「一朝さん、いいの?」と言っていたようである[14][15]
  • かつて『笑点』の若手大喜利に出演した際、当時の司会者であった桂歌丸が「ふて腐れてるのかい、この人は」と評したため降板となった(と放送作家から聞いた)ことを、歌丸没後の2022年に桂宮治が『笑点』大喜利レギュラーとなった際の対談で明かしている[16]
  • 『笑点』のレギュラー入りについて、2023年の年明けに内定したことが日本テレビから伝えられたが、レギュラー入りが公表される同年2月5日放送分[17]までは箝口令が敷かれていたこともあり、放送直前まで家族にも伝えなかったという[18][19]。なお、一之輔が出演する『SUNDAY FLICKERS』の構成をする放送作家の小林哲也は『笑点』の構成作家でもある。
  • CD『いちのすけ噺 1』収録の『茶の湯』は立川談志の亡くなった2011年11月23日の高座である。お客さんの中に立川談志の訃報を知らない人がいた為、立川談志の事には一切触れていない。
  • 古舘伊知郎に「顔面メソポタミア文明」と名付けられて喜び、「誰かWikipedia更新して」と観客に依頼する(2024年10月3日Cotton Club 古舘と客人と)。
  • 2024年4月6日の京都市呉竹文化センターでの独演会で、一之輔がまくらで会場楽屋の男性用トイレが和式であることをいじったところ、客席でそれを聞いた落語好きの松井孝治京都市長(当時)が関係部署に指示の上、9月に楽屋用トイレを洋式に改装。市内の公園や学校などのトイレの洋式化を進めるきっかけとなった。一之輔には2025年4月7日の同所での落語会の舞台上で松井から感謝状が贈られ、「京都市トイレ大使」が(洒落で)任命された[20][21][22]
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出囃子

メディア活動

要約
視点

テレビ出演

テレビドラマ

ラジオ出演

ポッドキャスト

  • 大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!(2023年7月、TBSポッドキャスト)

映画

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ウェブサイト

  • お台場寄席DOUGAフジテレビ無料動画サイト「見参楽」)
  • 春風亭一之輔チャンネル(YouTube)
    • 2020年4月21日から10日間東京・上野の鈴本演芸場でトリを務める予定だったが、新型コロナの影響で4月4日から寄席が休席となり、全国の落語会も軒並み中止となったため、トリとして上がる予定だった時間に合わせ午後8時10分から午後9時まで10日間連続で『春風亭一之輔の10日連続落語生配信』として、落語の生配信を行った。[34]
    • 5月13日、緊急事態宣言の延長を受け、5月21日〜30日まで『春風亭一之輔の10日連続落語生配信 第2幕』を春風亭一之輔チャンネルにて独占配信することを発表した。[35]
    • 寄席鑑賞マナー動画(2023年7月、一般社団法人落語協会youtube)

コンピューター・ソフトウェア

  • いちのすけ亭(iPhone、iPad)
  • 春風亭一之輔と山田五郎のタッグ街「上野さんぽ編」「渋谷さんぽ編」(33tab[36]
  • ニッポン放送 ポッドキャスト[37] 原案:ワンダリー (英語版
    • 「ビジネスウォーズ 任天堂 対 ソニー」
    • 「ビジネスウォーズ ナイキ 対 アディダス」
    • 「ビジネスウォーズ TikTok 対 インスタグラム」
    • 「ビジネスウォーズ コロナワクチン開発戦争」

CD

  • 春風亭一之輔(2011年3月25日、ワザオギ
    • 『初天神』『青菜』
  • 春風亭一之輔 いちのすけ噺 1(2012年4月14日、ワザオギ)
    • 『茶の湯』『粗忽の釘』
  • 春風亭一之輔 真打昇進記念(2012年10月17日、夢空間)
    • ディスク 1:「千秋楽口上」『五人廻し』
    • ディスク 2:『あくび指南』『百川』
  • 毎日新聞落語会 春風亭一之輔(2012年11月21日、ソニー・ミュージックダイレクト
  • 一之輔の、今んところ(2014年6月4日、夢空間)
  • いちのすけ噺 2(2014年8月3日、ワザオギ)
  • ビクター二八落語会 春風亭一之輔(2014年11月19日、ビクターエンタテインメント
  • 毎日新聞落語会 春風亭一之輔 2(2015年8月12日、ソニー・ミュージックダイレクト)
  • 芝浜とシバハマ(2016年6月22日、ソニー・ミュージックダイレクト)
  • 今んところ、そのに(2017年5月10日、夢空間)

DVD

  • 春風亭一之輔 十五夜 DVD BOOK(2019年12月16日、小学館)ISBN 978-4-09480-387-7

がまの油』『青菜』『文七元結』『時そば』『笠碁』『三軒長屋』『堀の内』『短命』『百年目』『加賀の千代』『茶の湯』『三井の大黒』『かぼちゃ屋』『あくび指南』『睨み返し』『新聞記事』『お見立て』『柳田格之進』『代書屋』『子別れ』『猫の災難』『浮世床』『鼠穴』『文違い』『普段の袴』『藪入り』『心眼』『鈴ヶ森』『千早ふる』『二番煎じ』『寄合酒』『百川』『ねずみ』『徳ちゃん』『五人廻し』『付き馬』『鮑のし』『夢見の八兵衛』『帯久』『初天神』『花見の仇討』『意地くらべ』『代脈』『粗忽の釘』『中村仲蔵

ミュージックビデオ

  • ナオト・インティライミLIFE」(2014年) - MV出演・所作指導
  • ハイパーヨーヨ
    • 「SHIBAHAMAX〜シバハマだいたいこんなかんじ」(2017年) - プロデュース・声 [38]
    • 「SMK〜サンマは目黒にかぎる(feat.春風亭一之輔)」(2020年) - プロデュース・作詞・出演
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著書

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関連書籍

  • 『落語の人、春風亭一之輔』 中村計(2024年8月、集英社新書) ISBN 978-4087213287
  • 『落語家の本音』「東京かわら版」編集部 編(2024年12月、朝日新聞出版)ISBN 978-4022520227

弟子

二ツ目

前座

脚注

外部リンク

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