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樟葉駅
大阪府枚方市にある京阪電気鉄道の駅 ウィキペディアから
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樟葉駅(くずはえき)は、大阪府枚方市楠葉花園町にある、京阪電気鉄道京阪本線の駅。駅番号はKH24。
概要
京阪では大阪府最北端の駅であり、男山団地の住民をはじめ隣接する京都府八幡市内からの利用者も多い。
2003年以降特急停車駅となり[注 1]、現在は快速特急「洛楽」以外の全種別が停車する。
当駅周辺は京阪線を挟んで東側は京阪電鉄によって開発された住宅地や商業施設が密集するが、西側はゴルフ場や淀川河川敷が広がり、ホーム上から見える景色に大きな差異が存在する。
2003年までは車内放送の際に駅名の後に「ローズタウン・ゴルフ場前」と呼称していた。現在は「くずはモールへお越しのお客様はこの駅でお降りください」とアナウンスされる。
歴史
要約
視点

京都・大阪両府境付近にあり、1960年代までは田畑で囲まれた閑散とした駅であったが、京阪が長年にわたって大規模な住宅地や商業施設などの開発を行い、それに伴って周辺部にも男山団地をはじめとする住宅地が建設された。その結果、1日あたりの乗降客数は1961年時点では京阪本線中最少の1560人であったのが1972年に22,000人、1977年に46,000人にまで増加し、1983年11月には63,400人に達した[1]。京阪は「中期経営計画 ATTACK 2011」においても、中之島・京都地域とともに、くずはを最重点エリアに位置づけている。
なお、本駅の表記は「樟葉」だが、駅所在地の住所表記は「楠葉」と異なっている。これは、「楠葉村」と「船橋村」が合併して「樟葉村」が成立した経緯に由来しており、駅名に採用された「樟葉」は開業当時の自治体名、住所表記(大字)は樟葉村・枚方町・枚方市時代を通じて「楠葉」である。近年は「くずは」と平仮名で表記されるケースが増えている[注 2]。
年表
- 1910年(明治43年)4月15日:京阪本線開通と同時に開業。
- 1917年(大正6年)10月1日:大正大洪水で築堤崩壊・浸水で運休、同月14日駅再開[2]。
- 1934年 (昭和9年) 9月21日:室戸台風が関西を来襲。牧野付近の浸水、路盤の流失などの大きな被害を受けて駅休止。同月24日運転再開[3]。
- 1935年 (昭和10年) 8月11日:水害(宇治川氾濫)で中書島 - 枚方東口(現・枚方市)間で運転停止のため駅休止、同月13日復旧再開[3]。
- 1939年(昭和14年)3月1日:枚方の陸軍弾薬庫の爆発事故で当駅より大阪側が運転不能、同月4日20時より当駅を通過で運転再開、3月6日午前11時より平常ダイヤで運転再開[4]。
- 1943年(昭和18年)10月1日:会社合併により京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の駅となる。
- 1949年(昭和24年)12月1日:会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1953年(昭和28年)9月26日:台風13号により、宇治川 - 木津川間の築堤崩壊、それに伴う京阪伏見変電所から橋本変電所への送電線の切断で停電で運休。10月1日、駅再開[5]。
- 1956年(昭和31年)
- 1957年(昭和32年)
- 1961年 (昭和36年) 9月16日:第2室戸台風により16時30分より全線運転停止で駅休止。翌17日午後3時より駅再開[7]。
- 1967年(昭和42年)6月15日:「くずはローズタウン」造成工事起工式。
- 1968年(昭和43年)11月10日:「くずはローズタウン」第1次分譲開始(日本初の官民一体型ニュータウン)。
- 1971年(昭和46年)
- 1972年(昭和47年)4月1日:「くずはモール街」開業(日本初の広域型ショッピングセンター)。
- 1980年(昭和55年)2月20日:枚方市駅~御殿山駅間で京阪電車置石脱線事故が発生。枚方市駅~当駅で振り替え輸送を実施[8]。
- 1985年(昭和60年)3月:8連化に対応してホーム延長、4月22日のダイヤ改正より使用開始。
- 1990年(平成2年)7月:各ホームの待合室冷房化[9]。
- 1991年(平成3年)4月15日:案内所設置[6]。
- 1994年(平成6年)3月21日:駅事務所にて、ファクシミリサービス開始。
- 1995年(平成7年)
- 1997年(平成9年)4月21日:コンビニエンスストアー1号店「アンスリーくずは店」営業開始[12]。
- 2003年(平成15年)9月6日:特急停車駅となる。
- 2005年(平成17年)2月24日:ホームに異常通報装置を設置。
- 2007年(平成19年)12月20日:機械式駐輪場「エコステーション21」新設[13]。
- 2008年(平成20年)10月19日:平日朝夕ラッシュ時にも特急が停車。
- 2010年(平成22年)
- 2012年(平成24年)10月:駅ビル南館竣工[16]。併せて駐輪場「エコステーション21樟葉駅ビル」が10月26日より供用開始[17]。
- 2016年(平成28年)
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駅構造
- 改札口
- 1・2番線(京都方面)ホーム
- 3・4番線(大阪方面)ホーム
- 駅名標
待避設備を備えた島式2面4線のホームを持つ高架駅。改札・コンコースは1階、ホームは2階にある。改札口は1か所あり、淀川の反対側に駅舎入口がある。
のりば
外側2線(1番線と4番線)が主本線、内側2線(2番線と3番線)が待避線であり、いずれのホームも8両編成の停車が可能。3番線は大阪方からも進入可能。折り返し列車用の引上線もある(淀屋橋寄りに1本、出町柳寄りに2本。2番線、3番線から出入り可能)。なお淀屋橋寄りの引上線は元々は土木専用線として保線作業車の留置線であったが、1989年9月改正で京都方からの折返し列車を設定する際に8両編成対応に線路を延長して折返し可能とした。
待避設備をもつため発車メロディが導入されている。
配線図
← 牧野 |
![]() |
→ 橋本 |
凡例 出典:川島令三、『全国鉄道事情大研究 - 京都・滋賀篇』、91p、草思社、1992 |
ダイヤ
緩急接続について
現行ダイヤにおいては、日中は緩急接続を行わない。日中の特急と準急の緩急接続は枚方市駅で行われる。 2021年9月25日から2025年3月21日までのダイヤにおいては、日中の緩急接続は一部の準急と全ての快速急行で行われていた。特急との接続は当駅ではなく枚方市駅で行われていた。またそれ以前のダイヤである、2016年3月19日から2021年9月24日までは、昼間時に特急と準急の緩急接続が行われていた。
2000年のダイヤ改正までの特急は朝ラッシュ時の淀屋橋行きを除き京橋駅 - 七条駅間ノンストップで運転されていたため、日中はこの駅(一部は丹波橋駅)で必ず急行が特急の待避を行っていた。
当駅発着列車について
大阪方面については特急・快速特急「洛楽」を除く全ての種別で、朝夕を中心に当駅発着の便が設定されている。ライナーは平日6・7・8時台にそれぞれ当駅始発が1本ずつ設定されている(これらは2023年改定以降は香里園駅・寝屋川市駅停車)。当駅発着列車は基本的に京都側の引き上げ線で折り返すが、一部の列車は当駅で折り返しをせずに淀車庫へ(から)出入庫を行う(当駅 - 淀駅間は回送)。配線上、引き上げ線は1・4番線からは出入りできないので1・4番線の当駅発着列車の場合は必ずこれに該当する。
区間急行の設定は当駅が東限である。ただし、区間急行の大半は萱島駅発着であり、当駅発着の区間急行は少数にとどまる。
京都方面からの当駅止まりの普通は土休日夜に1本設定されており、こちらは大阪側の引き上げ線で折り返す。2006年のダイヤ改正まではラッシュ時を中心に京都方面への折り返し列車が存在していた。
かつてはこの駅を終着とする列車の中には、種別を変更した後そのまま継続して運転する列車もあった(例:区間急行樟葉行きから普通三条行き又は出町柳行きへ、下り普通樟葉行きから急行淀屋橋行きへ)。このような列車は2025年3月22日改正にて再度設定された。(平日の快速急行樟葉行きから普通出町柳行き、普通樟葉行きから区間急行淀屋橋行き、土休日の区間急行樟葉行きから普通出町柳行き)
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利用状況
要約
視点
2022年(令和4年)度のある特定日における1日乗降人員は52,842人(乗車人員:26,392人、降車人員:26,450人)である。京阪の駅では京橋駅、淀屋橋駅、枚方市駅、寝屋川市駅に次いで5番目に利用客が多い。2023年(令和5年)度の1日当たりの利用者数では47,388人で、京阪の駅では4番目に利用客が多い[統計 1]。
各年度の特定日における1日利用状況は下表の通りである。
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駅周辺

- 公共施設
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- 枚方市役所北部支所
- 枚方市立楠葉図書館
- 主な商業施設
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- KUZUHA MALL
- 京阪百貨店くずはモール店
- イズミヤくずはモール店
- AEON FOOD STYLE by daieiくずはモール店
- 京阪ザ・ストア樟葉店
- 上新電機くずは店
- KUZUHA MALL
- 主な金融機関
- 主な企業・団体
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- 枚方楠葉並木郵便局
- かんでんライフサポート
- 京阪くずはメディケアモール
- ケイ・キャット
- 文教施設
- その他
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- くずはローズタウン
- くずはタワーシティ
- 楠葉中央公園
- くずはゴルフリンクス
バス路線
要約
視点
- バスロータリー
- 駅構内の案内モニター
駅前ロータリーに京阪バスの路線が乗り入れる。停留所名は「樟葉駅」。男山団地をはじめとした八幡市内や、枚方市北東部への路線が多い。
1つののりばで多くの系統を捌いていることもあり、全てののりばでA・Bと乗車列が分割されている(画像参照)。
表中の「共管」は男山営業所と京田辺営業所の共管を指す。
リムジンバス
1Aのりばから発車。どちらも運休中。
- 東京ミッドナイトエクスプレス京都号(関東バスと共同運行)
- 関西国際空港行エアポートリムジン(関西空港交通と共同運行)
京阪バス利用状況
2022年次の1日平均乗降人員は15,853人(乗車人員:7,770人、降車人員:8,083人)で、枚方市内では枚方市駅に次いで多い。近年の1日平均利用状況は下表の通り。
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隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
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