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関西空港交通

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関西空港交通
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関西空港交通株式会社(かんさいくうこうこうつう)は、南海電鉄グループのバス会社で、主に関西国際空港と近畿圏、中国・四国地方を結ぶリムジンバス貸切バスを運行している。

概要 種類, 市場情報 ...
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路線車
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貸切車
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概要

1991年4月に南海電気鉄道と当時の日本大手航空会社の3社(日本航空全日本空輸日本エアシステム)の出資により設立。1994年9月の関西国際空港開港に伴い、運行を開始した。英訳名はKansai Airport Transportation Enterprise Co., Ltd.で、その略称からKATE(ケイト)と呼ばれている。近畿地方の他、中国・四国地方へも運行される。なお、2010年度には日本航空インターナショナルが[3][4]、2014年度にはANAホールディングスが保有していた株式を南海電鉄に譲渡したため、南海電鉄の完全子会社となった[5]。2022年度より南海バスが100%の株式を保有している[6]

リムジンバス運賃は1994年の開港以来据え置かれて来たが、後の燃料費高騰や関空利用者の減少などから、2009年2月1日より一部を除く各路線の運賃が値上げされた(USJ線は3月1日より値上げ)。その後は適宜運賃の改定が行われている。

一方、21世紀突入後にPeach Aviationを初めとする格安航空会社の就航が開始されたことにより、早朝・深夜時間帯に関空を発着する便が増加しており、これを背景にしてリムジンバスにおける深夜・早朝便の新設などに積極的に取り組むようになってきている。そして2015年7月1日、関空から大阪駅前に向かう便について、日本初となるリムジンバス24時間運行を実現させた[7]。この実現には、関空側からの運行要請も背景にあるとされている[8]

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事業所

路線

要約
視点
  • 全路線、関西国際空港第1ターミナルまたは第2ターミナル発着。第1ターミナルでは出発は1階、到着は4階となる。
  • 方面の後の(括弧内)は共同運行会社。
  • ×マークの路線は、交通系ICカードが使えない路線
  • △マークの路線は、共同運行会社(2社以上の場合、少なくとも1社)の便で交通系ICカードが使えない路線

大阪市内発着

大阪府発着

※大阪市内は上記参照

京都府発着

兵庫県発着

奈良県発着

和歌山県発着

岡山県徳島県香川県発着

長期運休中の路線

下記路線は2020年の新型コロナウイルス流行以降運休中となっている。

  • 南海なんば駅方面(関西空港交通の単独運行)
    • 南海なんば駅
      • 深夜バスとして、関西空港発のみ運行される。また運賃は他の時間帯に運行されるなんば(OCAT)線より高い。

以下の路線は2022年まで秋に運行されていた。

  • ×高野山方面(関西空港交通の単独運行)
    • 第2ターミナル、第1ターミナル、泉佐野駅前 ⇔ 大門南駐車場、高野山(奥の院前)

以下の路線は2024年6月1日より一時運休となっている。

過去の路線

  • 彦根方面近江鉄道
  • 津山方面(南海バス、神姫バス)
  • 名古屋方面(南海バス)
  • 白浜温泉新宮方面熊野交通
    • 海南、御坊、南部、田辺、白浜温泉、串本役場前、太地駅、勝浦温泉、新宮(一部停留所のみ記載)[17][18]
    • 1996年9月5日運行開始[19]。廃止直前には白浜温泉発着2往復、新宮発着1往復の計3往復を運行。新宮発着は所要時間が約5時間15分と非常に長かった[17]
    • 2000年3月1日に新宮発着便が休止され、関西空港交通の単独運行となった[20]。その後、白浜発着便も2002年10月1日に休止された[18]
  • 守口方面(京阪バス)
    • 大日、パナソニック前、京阪守口市駅
    • 2020年4月1日の天満橋乗り入れ再開に伴う再編で直行便は廃止され、天満橋乗り入れ便のうち2往復が守口市駅まで延伸(大日、パナソニック前停留所は廃止)する形となった。またその全便が京阪バス担当となった[21]。2021年2月1日より天満橋系統自体が運休となり[22]、2022年4月に京阪守口市駅停留所が廃止された[23]

乗継割引

以下の路線同士を太字停留所にて当日に乗り継ぐ場合、出発地にて乗継割引乗車券を購入できる。

乗車カード

PiTaPaICOCAは、関西国際空港発着の以下の便で利用できる。また、交通系ICカード全国相互利用サービスにも対応している[45]

  • 全便で利用可能(共同運行会社が運行する便を含む)
    • 大阪駅前線、上本町線、天王寺線、南港・天保山線、大阪空港線、茨木線、京都線、神戸三宮線、西宮線、尼崎線、姫路・加古川線、大和八木線、奈良線、近鉄学園前線、和歌山線、岡山線、スカイシャトル線
  • 一部の便で利用可能(共同運行会社が運行する便では利用不可)
    • なんば(OCAT)線、天満橋線、大阪城・日本橋線(近鉄バス運行便も利用可)、寝屋川・枚方・くずは線、東大阪線(近鉄バス運行便も利用可)
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車両

  • 日野自動車三菱ふそう・日産ディーゼル(現・UDトラックス)の大型ハイデッカー車が中心である(UD車は富士重工業製、西日本車体工業製両方を採用)。空港旅客のため大型のトランクルームを備えた車両としている。全車両にトイレを設置する。1994年の運行開始当時は、3列シート(1-2人掛け)としたものが採用されたが定員確保のため4列シート化された。車体の塗装は開業時から採用されて続けているが、以前は共同運行の近鉄バス和歌山バス大阪市営バス1996年から1999年までOCAT線を運行)も同一塗装としていた。
    • 近鉄バスから同グループ防長交通に移籍して高速バスで使用されている車両には、関西空港交通と同一塗装のまま「BOCHO」のロゴを入れて使用しているものがある。

その他

  • 関西国際空港が主催する定期観光バス「わくわく関空見学プラン」を運行している。
  • かつては展望見学ホールへの無料送迎バスをエアロプラザから運行していたが、現在は南海バスが一般定期バスとして運行している。

脚注

外部リンク

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