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欧勝海成矢
鳴戸部屋所属の力士 ウィキペディアから
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欧勝海 成矢(おうしょううみ せいや、2001年5月12日 - )は、石川県河北郡津幡町出身で、鳴戸部屋所属の現役大相撲力士。本名は深沢 成矢(ふかさわ せいや) 。身長184cm、体重148kg、血液型はA型[1]。最高位は西十両4枚目(2025年3月場所)。
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来歴
要約
視点
入門前
3人兄弟の次男[2]で、実家は上矢田温泉「やたの湯」[1]。兄の影響で相撲を始めて[3]、小学校1年次から津幡町少年相撲教室に通った[1]。小学校6年次にわんぱく相撲ベスト16、津幡町立津幡南中学校3年次に全国都道府県中学生相撲選手権大会団体優勝、全国中学校相撲選手権大会団体準優勝の実績を残している[1]。中学校卒業後は、少年相撲教室の1年先輩の大の里の誘いで新潟県立海洋高等学校に進学し[3]、3年次に選抜高校相撲十和田大会で団体準優勝などの実績を残した[1]。当初「将来は地元で子供を指導できれば」程度の選手でしかしかないと自己評価していた[4]が、高校卒業後は大学進学も選択肢に入る中で、大相撲の15代鳴戸(元大関・琴欧洲)の勧誘を中学生時代から受けていたため、鳴戸部屋へ入門することになった[3]。
入門後
2020年3月場所で初土俵。同年11月場所では、同部屋の欧鈴木と優勝決定戦を戦い、寄り切りで勝って序二段優勝を決めた[5]。その後三段目も1場所で通過し、2021年3月場所で幕下に昇進した。幕下2場所目の同年5月場所は左足首の負傷で途中休場し、初土俵以来初の負け越しとなった[6]。休場明けの翌7月場所から四股名を「欧勝海」に改名した[7]。師匠の現役時代の四股名から「欧」と「勝」を入れ、出身高校の名前の1文字であり海が好きなことに因んで「海」を入れたものである[6]。改名場所からは2場所続けて勝ち越していたが、自己最高位の西幕下7枚目だった同年11月場所は1番目の相撲で左肩の靭帯を部分断裂して2番目から休場となり、5番目と6番目の相撲は再出場して取ったが7番目の相撲は再度休場となった[8]。翌2022年1月場所も2番相撲から途中休場となり、その後は完治を目指して手術を受けたため2場所連続で全休[9]。関節唇の手術から復帰した同年7月場所は西序二段6枚目で1番目の相撲から4連勝で勝ち越したが、鳴戸部屋関係者の新型コロナウイルス感染判明に伴って5番相撲から休場となった[10]。三段目に復帰した9月場所は東三段目78枚目で7戦全勝優勝を決めた[11]。幕下に復帰した同年11月場所以降も勝ち越しを続け、2023年11月場所では西幕下2枚目で4勝3敗の成績を残し、場所後に行われた番付編成会議で、2024年1月場所での新十両昇進が決定した[12]。
十両昇進後
新十両昇進会見では初土俵からの3年半を「長いようで短かった」と振り返り「(大の里には)まだまだ負けているんで、早く追いつきたい」と意気込んだ[13]。11月場所の際に母が目の手術で入院すると聞くと「ここで(昇進を)決めなきゃいけない」と気合が入ったという[2]。1月場所は、14日目に関取として初めての勝ち越しを決めた。勝ち越しの際には「場所前には『勝ち越して、地元に元気を与えられるように』と言っていたので、それがかなえられてよかった。来場所にもつながる内容で良かった」と能登半島地震に遭った故郷を想うコメントを残した[14]。 また、翌場所は自己最高位の東十両11枚目まで番付を上げ、10日目には当時193cm、167kgの巨漢である獅司を豪快に吊るなど力強い相撲もあったが、14日目に白熊に上手投げで破れ自身初の皆勤負け越しが決定、千秋楽も敗れ6勝9敗。
東十両13枚目となった5月場所、初日から3連敗し、中日から2度目の3連敗で10日目に負け越し決定、翌日も敗れ4連敗で9敗となった後、12日目から3連勝で盛り返したものの、千秋楽に幕下の木竜皇に敗れ5勝10敗、十両在位3場所で幕下へ陥落した。
西幕下3枚目となった7月場所、3勝2敗から對馬洋、栃大海との十両戦に連勝し5勝2敗で終え、場所後の同月31日の番付編成会議で再十両昇進が決定した[15]。9月場所は西十両14枚目の地位で土俵に上がり、13日目に負け越しが確定、千秋楽には幕下の若碇に敗れ6勝9敗に終わり、「来場所の幕下転落を余儀なくされる状況」と報じられた[16]。場所終了直後には同津幡町出身で、津幡町少年相撲教室で小学生のころからの1年先輩である幼馴染の大の里の幕内優勝パレード旗手を務めた[17]。しかし他力士の成績との兼ね合いで11月場所は同じ西十両14枚目に残留となる。11月場所は左肩にテーピングをして土俵に上がり[18]、10日目終了時点で9勝1敗と十両優勝争い首位タイであったが、11日目から途中休場[19]、14日目から再出場し10勝3敗2休に終わる。
2025年1月場所は前場所から番付を5枚上げ西十両9枚目となり、中日まで6勝2敗と好調の後、9日目から4連敗し6勝6敗となったものの、13日目から3連勝で9勝6敗とし、3月場所は番付最高位を西十両4枚目に更新。初日勝利から抜け抜けの2勝2敗で迎えた5日目、水戸龍との取組に勝利した際に足を痛め、左リスフラン関節捻挫で2週間の休場を要する見込みとの診断書を提出し6日目から休場[20]。
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取り口
基本的には四つに組み合うのが主体であり、立ち合いまわしを引いて一気に出るのが良いパターンであるが、途中がっぷりに組む合う展開も多い。 右四つ・寄りを得意としているが、立ち合い相手の流れとなり左四つとなるパターンも多いため実況などでは「なまくら四つ」と言われることも多い。 また、土俵際で逆転の投げを打つことや吊り身に攻めることもある。
エピソード
主な成績
要約
視点
2025年5月場所終了現在
通算成績
- 通算成績:149勝91敗34休(31場所)
各段優勝
- 三段目優勝:1回(2022年9月場所)
- 序二段優勝:1回(2020年11月場所)
場所別成績
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改名歴
- 深沢 成矢(ふかさわ せいや)2020年3月場所
- 欧深沢 成矢(おうふかさわ -)2020年7月場所 - 2021年5月場所
- 欧勝海 成矢(おうしょううみ -)2021年7月場所 -
脚注
関連項目
外部リンク
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