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艶華 -Enka-
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『艶華 -Enka-』(えんか)は、日本の歌手中森明菜の演歌楽曲を中心としたカバー・アルバム。このアルバムは2007年6月27日にユニバーサルシグマよりリリースされた(CD: UMCK-1227、CD+DVD: UMCK-9181、2CD: UMCK-9182/3、CT: UMTK-1001、デジタル・ダウンロード)。
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背景
要約
視点
『艶華 -Enka-』は、歌姫シリーズ完結後の新たなカバー・アルバム企画で、演歌楽曲を中心としたカバー集である[4][10][11]。このアルバムは、2007年6月27日に、通常盤(CD: UMCK-1227)、初回限定盤A(CD+DVD: UMCK-9181)、初回限定盤B(2枚組CD: UMCK-9182/3)、カセットテープ盤(CT: UMTK-1001)、デジタル・ダウンロードの5種類でリリースされた[4][6][12][13][14]。カセットテープ盤でのリリースは、カバー・アルバム『歌姫』以来であった[14][15]。
計5種類のうち、初回限定盤B(DISC1: CD)のみ、テレサ・テンのカバー曲「空港」が収録され全14曲となった[13]。また、デジタル・ダウンロードでは、「悲しい酒」を除く全12曲の配信となっている[6][16]。初回限定盤B(DISC2: CD)には、初回限定盤B(DISC1: CD)の収録曲全曲のインストCDが収録された[13]。初回限定盤Aの特典DVDには、『艶華』秘蔵レコーディング映像に、歌姫シリーズに続いて本作のアレンジとプロデュースを手掛けた千住明と中森による『艶華』対談に加え、初DVD化となる「花よ踊れ」、「チャイナタウン」、「いい日旅立ち」、「あの夏の日」のミュージック・ビデオも収録された[1][4][17]。中森は千住とともにこのアルバムのプロデュースにも加わっている[1]。
本作の通常盤、初回限定盤A、初回限定盤B、カセットテープ盤は、歌詞カードなどを含むディスクジャケットの内容がそれぞれ異なっている[1]。ジャケットの種類としては2パターンで、初回限定盤A・Bでは和傘をのせ特殊メイクを施された中森のバストアップ写真となっており、通常盤およびカセット盤は華やかな髪飾りに同様のメイクの中森を写した内容となっている[1][18][19]。この特殊メイクや装飾と重厚な衣装で臨んだ撮影は、丸一日を掛けての作業となった[18][19]。このアルバムのディスクジャケットは「アルバムのイメージと連動したもので」という中森の希望により、「外国から見たエキゾチックな日本」というコンセプトで制作された[19]。ユニバーサル・シグマの藤倉尚マネージング・ディレクターはジャケットについて「ハリウッド映画で描かれるあやしく退廃的、それでいて魅力的な日本を再現できた」と語った[19]。また、ジャケットにあるEnkaの題字は、CougarとMiran:Miran名義で中森も担当している[1][20]。
このアルバムの収録楽曲は、インターネットによる楽曲投票を元に決定された[21][22]。レコーディングは2007年5月から2007年6月にかけて、517 STUDIO、SOUND CITY、VICTOR STUDIO、WARNER MUSIC RECORDING STUDIO、ウエストサイド、ZAK STUDIOで行われた[1]。
本作とともにオムニバス・アルバム『中森明菜選曲 演歌集 -艶華-』も同時発売された[4][23]。このアルバムは、『艶華 -Enka-』に合わせて企画されたコンピレーション・アルバムで、本作でカバーした楽曲のオリジナルを収めている[23][24]。
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投票結果
このアルバムの発売記念企画として、2007年4月12日から2007年5月15日の間、収録楽曲のリクエストが実施された[21][22]。投票者数は2万を超え(合計23314名、内訳: 男性11848名、女性11466名)、当初上位10曲の発表予定を、反響の大きさから上位20曲まで発表した[22]。投票結果発表時には、上位3曲の「天城越え」、「夜桜お七」、「越冬つばめ」のレコーディングの決定が収録楽曲の発表に先駆けて伝えられた[22][25]。この投票結果を元に、レコーディングする楽曲が選曲された[22]。楽曲応募特典として、抽選で中森直筆サイン入りグッズがプレゼントされた[22]。
注釈:
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プロモーション

リリース前日の2007年6月26日に、このアルバムの商業的な成功を目的に、東京都元赤坂にある豊川稲荷東京別院にてヒット祈願が行われた[27]。中森は芸能の神を奉るこの寺院の本殿にて祈祷を受けた後、奉納している[27]。
この同日の午後9時00分〜午後9時30分には、このアルバムの発売を記念してYahoo!ライブトークに出演した[4][28]。
本作の15秒スポット動画も制作され、この動画は『艶華 -Enka-』TV-SPOTとして2009年7月リリースの映像作品『CLIP2002〜2007&MORE』に収録された[4][29]。なお、この映像作品には、本作で収められた、このアルバムのレコーディング風景と千住と中森による対談の映像が再び収録されている[4][29]。
また、購入特典のキャンペーンも行われ、オリジナルはっぴ(サイズフリー)と手ぬぐいがそれぞれ5名と200名に抽選でプレゼントされるというものであった[1]。このキャンペーンの対象商品には、本作に加えて本作と同時発売された『中森明菜選曲 演歌集 -艶華-』も含まれた[1][23]。
批評
『山野楽器』は本作について「世代を超え歌い継がれてきた数々の名曲を中森明菜による新解釈と世界観で再構築しつつも、原曲のイメージはそのままに老若男女が楽しめる内容に。」と批評[30]。『DROPS』の岩本都芳は「中森明菜が稀代のヴォーカリストである、というは周知の事実だが、その周知を遥かに上回る傑作です!」と批評した[31]。
評価
『艶華 -Enka-』は、オリコン週間アルバムチャートの2007年7月9日付で初登場し、最高順位10位を記録した[7][32]。同チャートには、計12週に渡ってランクインしている[7]。その後日本レコード協会の2007年6月度でゴールドに認定された[8]。また、2007年に行われた第49回日本レコード大賞では、企画賞を受賞した[9]。
収録曲
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クレジット
要約
視点
『艶華 -Enka-』(初回限定盤B)のライナー・ノーツより[1][33]
- ミュージシャン
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- スタッフ
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リリース履歴
参照
関連項目
外部リンク
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