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西島隆弘
日本の俳優、歌手 (1986-) ウィキペディアから
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西島 隆弘(にしじま たかひろ、1986年9月30日 - )は、日本の歌手、俳優。「Nissy」の名義でソロとして活動中。 2005年、男女8人編成の音楽ダンスグループ・AAAが結成され、メンバーに選ばれ[3]、シングル『BLOOD on FIRE』でメジャーデビュー[3]。同年の日本レコード大賞新人賞を受賞した。
現在はソロアーティストとして活動しており、ソロとして3曲目にリリースした「GIFT」では日本のiTunesチャート1位を獲得した[4]。
2016年にはソロとして初のアルバム『HOCUS POCUS』をリリースし、発売当日にiTunesアルバムランキング日本1位、週間ランキング1位を獲得した[5]。
2019年、日本人男性ソロアーティスト史上最年少記録となる4大ドームツアーを開催した。また、活動を始めて5年でドームツアーを開催するのは日本人男性ソロアーティストとしては史上最速となる[6]。
2022年から2023年にかけ6大ドームツアーを開催し、全公演ソールドアウト、総動員規模は45万人となった[7]。
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経歴
要約
視点
少年期、様々なシンガーソングライターへの憧れから路上でギターを弾いていた際にブレイクダンスと出会い、中学2年生でアクターズスタジオ北海道本部校にスカウトされる[3][9]。その後、アクターズスタジオ北海道本部校にて本格的に技能を磨いた[3]。北海道札幌工業高等学校建築科在学中の2003年[3]、5人組男性ボーカルグループ「japs」の初代メンバーに選出される[3]。同年8月、エイベックスのオーディションに合格[3]。9月に「japs」のデビューシングル『プレシャスラヴ/止まらナイ』(CD+DVD) を発売[3]。翌2004年2月、アクターズスタジオのイベント「BACKEN RECORD vol.13」に出演し、このライブではEXILEの曲をソロでカバーした。3月に「japs」を卒業し、上京[3]。
2005年、男女8人編成の音楽ダンスグループ・AAAを結成。メンバーの1人に選ばれ[3]、シングル『BLOOD on FIRE』でメジャーデビュー[3]。同年の日本レコード大賞新人賞を受賞し[3]、日本武道館ライブを行う[3]。また、西島は同年NTTドコモ北海道の「iプロジェクト」のイメージキャラクターを務め、エイベックスの先輩・鈴木亜美の「Delightful」、「Hopeful」、「Eventful」のバックダンサーも務める。12月31日、同じくAAAのメンバーである浦田直也、日高光啓、末吉秀太らと共に鈴木亜美のバックダンサーとして、第56回NHK紅白歌合戦に出演した。
2006年11月14日から30日にかけて浦田とともに関東地区の高校5校に出向き『「ありがとう」を伝えたい!キャンペーン』を実施。
2007年1月17日、朗読劇『LOVE LETTERS』で初舞台を踏む[3]。與真司郎と共演した『美味學院』(テレビ東京系、4月2日放送)では、テレビドラマ初出演にして主演を務める[3]。
2009年1月31日、初出演・主演映画『愛のむきだし』(園子温監督映画)公開[3]。この作品で西島は父の愛情を求めて盗撮行為を繰り返す少年・ユウを演じる[3]。変態と紙一重の純粋さを繊細に表現するとともに[3]、アクションや女装もこなし高い評価を得た[3]。同作品は第59回ベルリン映画祭で「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」を受賞した他、西島自身も2009年度キネマ旬報ベスト・テン「新人男優賞」、2009年度毎日映画コンクール「スポニチグランプリ新人賞」を受賞する[3][9]。
2010年4月、TBSの10月2日、出演映画『スープ・オペラ』が公開され[10]、同年度の報知映画賞助演男優賞にノミネート。
2013年8月6日、「Nissy」名義で、初の楽曲のミュージックビデオをYouTubeに公開。
2016年1月、月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』に出演。役者としての活動をセーブする形で音楽活動を続けていたため約2年ぶりの映像作品への出演となったが、本作の制作・役者の座組に惹かれ出演オファーを快諾した[3][9]。
2017年4月24日、宇野実彩子とのディズニーソング「Beauty and the Beast」の歌ってみた動画をYouTubeに公開[11]。2017年6月2日放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション』でも披露した[12]。
2018年2月4日、ツアー「Nissy Entertainment 2nd LIVE」の公演にて、2月4日が「Nissyの日」として一般社団法人 日本記念日協会から正式に登録された。
2018年12月5日、「Nissy Entertainment “5th Anniversary” BEST DOME TOUR」の開催を発表。 ソロとして自身初、日本人男性ダンス&ボーカリストとして一人目、そして、日本人男性ソロアーティスト史上最年少での4大ドームツアー開催となり、活動をはじめて5年でドームツアーを開催するのは日本人男性ソロアーティストとしては史上最速。[13]
2019年8月、声帯ポリープの摘出手術を受ける[14][15]。
2020年2月4日、Nissyの日に公式Instagramを開設。その後、4月にはソロとしてYouTubeも開設し、ライブ映像やPVを公開。[16]
2022年3月31日、エイベックス・マネジメントとの契約が満了され、今後はエイベックスとエージェント契約を結ぶ形でより制約のない自由で責任の伴う活動へ切り替えると発表。
2022年7月28日から9月25日の間、ソロ活動9周年を記念したテーマカフェ「Nissy Entertainment 〜9th Anniversary〜 Cafe」が東京・愛知・大阪で開催。[17]
2022年10月21日から2023年3月25日、埼玉のベルーナドームを皮切りに愛知・福岡・大阪・東京・追加公演で出身地でもある札幌の6大ドーム公演を男性ソロアーティストとして史上2人目の快挙を果たした。
2023年8月19日から2024年2月4日(日)まで、ソロデビュー10周年を記念し、北海道から沖縄までの全国各所で、「10th Anniversary LIVE VIEWING TOUR 2023 -Nissy Meets You-」が開催された。(後に追加公演、Nissyの体調不良により延期で2024年3月8日までとなった。)[18]
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人物
要約
視点
歌は6歳のときに始めた。ダンスは中学2年ごろからストリートダンスを見て始めた。「夢ノカケラ」のPVでは、ギターを披露している。
2005年レッスン中に転落し、左腕を骨折。2006年10月に左腕に入っていたボルトを抜いた。
2014年2月21日に放送された『A-Studio』(TBS系)に出演した際には、自身の所属グループAAAに対して「何十回も何百回も抜けてやるとか辞めてとか解散してやるとか」と、思ったことを明かしている[19]。
自らを「感覚が先に立って動いていくタイプ」と自己分析する。初の映画出演となった『愛のむきだし』では、「がむしゃらにやらせてもらった」が、動きは自分で考え、若干コメディーの要素も取り入れたという。また、相手役の満島ひかりとは、「互いの感情をしっかり確かめながら演じた」という[20]。
歌手を志しての芸能界入りだったが、ミュージカルへの憧れは早くからあった。デビュー前に歌やダンスのレッスンのため、2週間ほどニューヨークに滞在した時には、連日劇場に足を運んだ。初のミュージカル『グローリー・デイズ』は、大好きな映画『スタンド・バイ・ミー』を思わせる青春群像劇で、すぐに役に入り込めたという。舞台の面白さに開眼したのは、ストレートプレイ『ハロルドとモード』に出演してからで、「(舞台には)スクリーンやパソコンの画面越しにのぞき見るような感覚じゃ決してない、リアルに引き込む力がある」と気付いたという[21]。
芸能界の雰囲気に閉塞感を感じ始めていた2012年に、演出家・蜷川幸雄から舞台『下谷万年町物語』の出演オファーを受けた。だが、本読みの段階で、「戦後間もない時期の話なのに、そのころの言葉遣いができていない」と駄目だしを受けた。負けてたまるかと闘志がわき、稽古後に台詞を当時の言葉に置き直して頭にたたき込み、役になりきって徹夜で何度も練習した。翌日の立ち稽古では、蜷川から「やるじゃん」と褒めてもらった。最終リハーサルの前、蜷川に「キミは僕にはないものを持ってる。それをとことん見せて欲しい。間違っているものがあれば、イジメてやるよ。」と激励を受けた。西島は、「その瞬間や役者のテンションを大切にして、真剣勝負で向き合う現場のだいご味を肌で感じさせてもらった」と当時を振り返っている[22]。
2016年5月に蜷川が死去した際には、通夜の席上で、(蜷川に)「お前は音楽を辞めて俳優の世界に来い。人生の荒波に出会った時は、全力で僕が西島くんの側について守るから。だから早く一緒に仕事しよう」と言われたことや、『下谷万年町物語』以降も蜷川からオファーがあったものの、なかなかスケジュールが合わず、出演が適わなかったことを明かし「悔しいです。申し訳ない」と悲痛な面持ちで語った[23]。また、自身にとって蜷川はどういう存在であったかと問われると「存在が大きすぎて、どんな人と言葉では表せられない。僕にとってとても大切な方です。言葉は届かないかもしれないですけど、まだまだ僕も頑張るので上から見ていてほしい」と述べた[23]。
慈善活動
2018年10月に地元である北海道で起こった北海道胆振東部地震のボランティア活動に参加。
2019年9月に台風による被害を受けた千葉県で復興支援に参加[24]。
2020年1月29日、前年より続いていた大規模なオーストラリアの森林火災に対する支援として、ふたつの団体に合わせて10万ドルの寄付を行ったと明かした[25]。また、4月25日には自身のインスタグラムで、新型コロナウイルス対応への支援のため国立国際医療研究センターに1000万円の寄付をすることを報告[26]。7月17日には九州での豪雨被災地支援のため、日本赤十字社に1000万円の寄付を行った[27]。
2023年2月、トルコ・シリア地震の被災地へ約1000万円の寄付を行った。
2024年、ライブツアー10th Anniversary LIVE VIEWING TOUR 2023 -Nissy Meets You-の会場にて、令和6年能登半島地震緊急支援募金を実施。集まった12,065,323円は全額支援物資の提供に充てられたことを、自身のInstagramにて報告した。また、ファンによるAmazon「欲しい物リスト」を通じた継続的な支援の輪が広がっていることへの感謝も述べた[28]。
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評価
『愛のむきだし』の監督を務めた園子温があまり演技経験もないのにもかかわらず主演に抜擢した理由は、「童貞と女装が似合い、アクションにキレがある」という理由からだという。なお、「童貞っぽい顔」と表現した[29]。
演出家蜷川幸雄は、西島の演技に対して、「君は僕が色々言うより、君が考えてきた、感じてきた事を、沢山見せてもらったほうがいい。君には僕の想像にはないものを持っている。その中に僕が驚くものがある。僕はその中で良いものは使っていくし、良くないものは僕が切っていじめていく。無意識にやっている芝居が瞬間的に、自分の中にそれを身体の中に突っ込もうと脳が一瞬で動いている。君は繊細だね。」と評している[30]。
ディスコグラフィ
要約
視点
いずれもソロプロジェクト「Nissy」としての作品
シングル
CDシングル
配信限定シングル
全曲、デジタル・ダウンロード。
アルバム
オリジナル・アルバム
ベスト・アルバム
配信限定アルバム
参加作品
アルバム
映像作品
ライブDVD
ミュージック・ビデオ
ソロ楽曲
- 僕にできること(2020年)
参加作品
- 西島隆弘&宇野実彩子『Beauty and the Beast』(2017年)※ディズニー映画「美女と野獣」の主題歌をカバー。
- [re:]project/『もう1度』(2020年)
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関連アプリ
- Nissy Entertainment Park
- 2022年3月24日にリリースされたアプリソフト[56]。4月30日を以ってリリース終了。
- (その後はサイトのみでNissy Entertainment Parkを運営している。)
プロデュース商品
タイアップ
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受賞歴
- 2009年
- 第64回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞『愛のむきだし』
- 第83回キネマ旬報ベスト・テン・新人男優賞『愛のむきだし』
- 2016年
- 第3回コンフィデンスアワード・ドラマ賞・新人賞『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』[70]
- MTV Video Music Awards Japan・最優秀ポップビデオ賞『Playing With Fire』
- 2019年
- 第32回日本メガネベストドレッサー賞 サングラス部門受賞
- 2021年
出演
テレビドラマ
- 美味學院(2007年4月2日 ‐ 6月25日、テレビ東京) - 主演・北坂狼馬 役
- ゴーストフレンズ(2009年4月2日 ‐ 6月11日、NHK) - 速水カイト 役
- タンブリング(2010年4月27日 ‐ 6月26日、TBS) - 火野哲也 役
- 崖っぷちのエリー〜この世でいちばん大事な「カネ」の話〜 第7話(2010年8月20日、ABC・テレビ朝日) - 下山雅弘 役
- 外交官・黒田康作(2011年1月13日 ‐ 3月17日、フジテレビ) - 君島 祐太朗 役
- 誰よりも君を愛す!(2011年4月17日、テレビ静岡) - 宇那木春平 役
- 大河ドラマ 平清盛(2012年3月25日 - 12月23日、NHK) - 平頼盛 役[72]
- 太陽の罠(2013年11月30日 ‐ 12月21日、NHK) - 主演・長谷川眞二 役[73]
- いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう(2016年1月18日 ‐ 3月21日、フジテレビ) - 井吹朝陽 役[74]
映画
テレビアニメ
- ONE PIECE エピソードオブナミ 〜航海士の涙と仲間の絆〜(フジテレビ、2012年) - 魚人海賊 役
バラエティ・その他
Webドラマ
PV
- 2005年3月、鈴木亜美のavex trax移籍後の初シングル曲「Delightful」のミュージックビデオ。バックダンサーとして出演。
- 2007年9月、奥村初音のデビューシングル曲「恋、花火」のショートムービー。谷村美月と共演。
CM
舞台
写真集
- 西島隆弘ファースト写真集 / Nissy(2008年6月27日発売)ISBN 978-4391136166
- 西島隆弘&與真司郎フォトブックN/S(2010年8月27日発売)ISBN 978-4391139549
- 西島隆弘セカンド写真集 24(2010年9月24日発売)ISBN 978-4391139686
雑誌
- JUNON (レギュラー連載)
- POTATO 「AAA西島隆弘のにっしー日誌」(レギュラー連載)
コンテスト・オーディション審査員
- 第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト 最終選考会[85]
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ライブ
要約
視点
→AAAのメンバーとしてのライブについてはAAA (音楽グループ)#ライブ/ツアーを参照
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備考
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japs
かつて所属していた5人組男性ボーカルグループ。正式デビューの前に、『プレシャスラヴ/止マラナイ』で仮デビュー。2003年秋から正式デビューして、アルバムをリリースし、活動しようとしていたが、西島隆弘がエイベックスのオーディションで合格。そのため、正式デビューできなくなり、アルバムとシングルも(「プレシャスラヴ/止マラナイ」以外、)リリースできず、2004年に、西島の卒業、解散された。
当時のメンバーは西島隆弘、栃山剛、矢島博明、北村和也(エイベックス所属)、松島洋平(スターダストプロモーション所属)。
- CD『プレシャスラヴ/止まらナイ』
- 2003年5月21日リリース
- このシングルは、正式デビューの2003年秋の前、ファンの要望から、アルバム収録予定の曲を、シングルとして、正式デビュー前(2003年5月21日)に、発売した。
- 3000枚限定生産
- 特典:japsトレーディングカード(全5種)
- 発売元:Impressions Music
- i-project会員のみメンバー1人のサイン付き。
- アクターズスタジオ公式サイト(ネット限定)販売
-
- DVD「プレシャスラヴ/止まらナイ」
- 2003年夏リリース
- 「プレシャスラヴ」、「止まらナイ」のPVを収録。
- 特典: japsトレーディングカード(全6種)
- 発売元:株式会社FAME(アクターズスタジオ)
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脚注
参考文献
外部リンク
Wikiwand - on
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