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3年B組貫八先生
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『3年B組貫八先生』(さんねんビーぐみかんぱちせんせい)は、TBS系列で1982年4月9日から1983年3月25日まで毎週金曜日20:00 - 20:55[注釈 1](JST)に放送された学園ドラマである。主演は川谷拓三。
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『桜中学シリーズ』の5作目にあたる。『3年B組金八先生』の姉妹編として全44話が放送された。桜中学シリーズで金八以外の先生が3年B組を担当した唯一の作品である(他は1年B組や2年B組)。
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概要
神崎貫八は、桜中学校へ赴任と同時に3年B組の担任を命じられる。中卒で集団就職、働きながら定時制高校、大学二部を卒業後、10年間夜間中学で教師をしていたという彼の経歴に対して、「進路指導が出来るのだろうか?」と不安を抱く生徒達。しかし、種田山頭火をこよなく愛し、次々に起きる出来事に体当たりでぶつかる貫八に対して、次第に生徒達は心を開いてゆく。
1980年度に放送された『1年B組新八先生』、前番組である『2年B組仙八先生』とは舞台、設定、一部の登場人物、生徒の学年度(昭和42年度生まれ)を共有するが、辻褄の合わない点(君塚校長の年齢、生徒の顔ぶれ、前年度のクラス担任者、1年前・2年前のエピソードなど)が多い。これは平行する形で10月に放送された『3年B組金八先生スペシャル1』に対しても同様である。
初期の少年隊だった松原康行が出演し、貫八に専念するために、少年隊を脱退(後任は東山紀之)したが、本作の終了と同時に芸能活動を停止。
しかし『桜中学シリーズ』は、本作の時点では視聴率が10%を切る回(関東地方・ビデオリサーチ調べ)が出てくるなどそれまでの勢いが無く[1]、この『貫八先生』で一旦終了し、その後は、『オサラバ坂に陽が昇る』、『青が散る』、『中卒・東大一直線 もう高校はいらない!』などの学園・青春ドラマが続いた。なおこの時プロデューサーの柳井満は「2年後にもう一度(桜中学シリーズの新作で)チャレンジしたい」といったことを語っている[1]。
最終回の翌週、「金八」を始めとする、これまでの桜中シリーズの登場人物が集合した「桜中音楽会」を放送。体育館にみたてたセット内で、それぞれの歌を披露している。
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キャスト
要約
視点
教職員
- 金は金八、新は新八、仙は仙八、音は桜中学大音楽会で楽興披露での出演を示す
生徒
座席表
田部 | 中村 | 毛塚 | 松本 | |
名倉 | 佐川 | 加藤 | 島元 | 木下 |
貫井 | 浜田 | 千葉 | 根本 | 高井 |
須藤 | 江田 | 福本 | 小島 | 阿部 |
星田 | 井上 | 秋田 | 手島 | 藤下 |
井沢 | 大島 | 上野 | 曾根田 | 久木 |
徳山 | 野田 | 間宮 | 津田 | 日比谷 |
教卓 |
その他
- 大森(金新仙) - 鈴木正幸
- 主人公と顔を合わせれば口論するのがお約束。
- 小泉仙吉 - 柳家小三治
- 貫八が下宿するブリキ屋の経営者。貫八と同じく凧上げが趣味。江戸っ子で頑固な面があり、悦子の交際に反対していたが、のちに認める。
- 小泉ミヨ - 浅利香津代
- ブリキ屋のおかみ。夫同様に次郎を嫌悪していたが、最終的に交際を認める。
- 小泉悦子 - 小柳英理子
- 下宿の長女。高校卒業後、近所の工場で事務員をしている。三浦に心惹かれ、交際。42話で仮祝言を挙げる。
- 小泉俊子 - 川崎葉子
- 下宿の次女。よく家の手伝いをしている。桜中学校の2年生に在籍。
- 三浦次郎 - 浦田賢一
- 貫八の高校時代の同級生で、屋台でラーメン屋を経営している。高校時代は貫八と共に札付きのワルだった。卒業後にヤクザの世界へ入り、事件を起こして逮捕・服役していた経験を持つ。「絹代」という恋人がいたが、逮捕・服役歴を知られて破局。ヤクザの世界から足を洗って立ち直り、屋台を始めて3年後に貫八と偶然再会する。悦子と交際開始後、貫八の口添えもあり木村の後任の用務員として採用される。出身地は博多。
- 「桜中音楽会」に出演。貫八と金八のジョイント的な役割を果たしている。
- 野村 - 丹波義隆
- 貫八が前任校で受け持った生徒。卒業後も貫八を慕い、困った時には手を貸している。
- 内藤健二 - 杉本哲太
- 少年院を出所後、次郎と知り合う。住み込みで木下工務店で働き始め、木下則之の兄貴分として何かと力になる。経営破綻などもあり木下家に別れを告げる。次郎と悦子の祝言には顔を出し、自動車の修理工場で働いていることを告げる(42話)
ゲスト
- 女形(3話) - 大門伍朗
- 出前の娘(3話) - 小菅啓未
- 梅花一座(3話、40話) - 小野田貝、玉川貝、新みのる、岡田正典
- 医師(4話、30話) - 柄沢英二
- 看護師(4話) - 山本恵子
- 根本先生(日の丸進学塾)(7話) - 平野正人
- 青井定子(7話) - 牧口昌代
- 父がいない生徒の母(8話) - 船場牡丹
- DJトミイ松原(10話) - 山本雄二(ザ・ムッシュ)
- ディレクター役(10話) - 狭間鉄
- ミキサー役(10話) - 福田信昭
- 食堂のおばさん(12話) - 市川千恵子
- 民宿のおばさん(12話) - 山川弘乃
- 貫八の父(14話) - 中村武巳
- 貫八の母(14話) - 野中マリ子
- 貫八の兄・省五(14話) - 中井啓輔
- 能代刑事(15話、33話、38話) - 上田忠好
- マリ(15話) - 戸川京子
- まゆみ(15話) - 上壁由美
- 年子(15話) - 小竹良恵
- 圭子(15話) - 木屋比呂子
- 警官(15話) - 高松誠
- 浮浪者(16話) - 北見治一
- 警備員(16話、39話) - 石黒正男
- 婦警(16話) - 丸尾りえ
- 救急隊員(18話、32話) - 荒川保男
- 警官(18話) - 石原昭宏
- 司令室の声(18話) - 清川元夢
- 高校の監督・前田尚輝(19話) - 藤謙三
- 劇団事務員(19話) - 鳳芳野
- 二年男子(19話) - 須藤真一
- 佐久間先生(よういちの担任)(20話) - 梶三和子
- 本田店長代理(20話) - 須永慶
- 隣の部屋の女(20話) - 木瓜みらい
- バーの男(20話) - 笹入舟作
- ルミ(20話) - 岡本麗
- 外科医(21話) - 宇南山宏
- 美容師(21話) - マリオ
- 喫茶店のボーイ(21話) - 佐藤友弘
- キャバレー客引(23話) - 小野田英一
- 新聞配達の若者(23話) - 石村暢康
- オカマのママ(23話) - 井上由紀夫
- チンドン屋さん(23話) - 大井勘至、中沢寅夫、山野和子
- 校内放送の声(24話) - 中根久美
- 漁船員(29話) - うえだ峻
- 魚屋の主人(29話) - 田村元治
- 本屋の主人(30話) - 中島元
- おばあさん(30話) - 原ひさ子
- 看護婦(30話) - 松本けい子
- 写真屋(30話) - 加藤徹
- 銚子の船主(31話) - 最上龍二郎
- 松川興業社長(31話) - 岩尾正隆
- コロナ美容室のマダム(31話、35話) - 宮本幸子
- キクちゃん(31話) - 村川美智代
- 美容室のマダム(33話) - 松浪志保
- 債権者(33話) - 西尾東、三重街恒二、水橋和夫、山田博行
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スタッフ
主題歌
放送日程
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放送局
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- 当時のTBS系列局
- 金曜 20:00 - 20:55 → 金曜 20:00 - 20:54、同時ネット
- 遅れネット
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再放送など
本放送以来、地方局などでは約10年に渡り、頻繁に再放送されていた。その後、再放送の機会に恵まれなかったが、2007年5月にスカイパーフェクTV!のTBSチャンネルで放送された。また、横浜の放送ライブラリーで第1話を閲覧出来る。
ただし、劇中において激高した貫八が塾講師を竹刀で滅多打ちにするという、教師にあるまじき行為(現在なら傷害罪となる暴力行為)を働くなど、現在の基準では不適切と見做される可能性の高いシーンが在るためか、近年は地上波での再放送は行なわれていない。
脚注
関連項目
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