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ANTENNA (Mrs. GREEN APPLEのアルバム)
Mrs. GREEN APPLEのアルバム ウィキペディアから
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『ANTENNA』(アンテナ)は、日本のロックバンド・Mrs. GREEN APPLEの5作目のアルバム。2023年7月5日にユニバーサルミュージック内のレーベル・EMI Recordsから発売された。
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概要
活動再開後初のフルアルバムとなる本アルバムには、6月13日に先行配信された「Magic」、アニメーション映画『ONE PIECE FILM RED』劇中歌「私は最強」のセルフカバー、テレビ朝日系ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』主題歌「ケセラセラ」、映画『ラーゲリより愛を込めて』主題歌「Soranji」に新曲9曲を加えた全13曲が収録されている[15]。
リリース日の前日である7月4日0時より、アルバムの先行配信が開始された[15]。
リリース
要約
視点
2019年10月2日にリリースされた4thアルバム『Attitude』以来、約3年9ヶ月ぶりとなる5作目のスタジオ・アルバム。
本アルバムは、通常盤・初回限定盤・完全生産限定盤のほか、FC会員受注生産限定「JAM'S BOX」の全4形態でリリースされた[16]。
「JAM'S BOX」には、オリジナルワイドTシャツ、写真フィルム風クリアステッカー、万年カレンダー、スライドミラーキーホルダー、スマホショルダーストラップのほか、大森元貴監修のフロントポケットミニショルダーバッグ、若井滉斗監修のシューレース&ソックスセット、藤澤涼架監修のチェンジングマグカップが同梱される。また、完全生産限定盤には、上記のオリジナルワイドTシャツとフィルム風クリアステッカーが付属する[17]。
また、初回限定盤・完全生産限定盤・JAM'S BOXに付属するDVD・Blu-rayには、本アルバムの制作過程に密着した約150分に及ぶドキュメンタリー映像「Documentary -- Episode 3 "ANTENNA"」が収録される[18]。
リリースまでの背景
- 2023年3月30日、5thアルバム『ANTENNA』が、7月5日にリリースされることが発表された[19]。4月25日には、収録曲「ケセラセラ」が、7th配信シングルとしてリリースされた[20]。同日21時には、本楽曲のミュージックビデオが公式YouTubeチャンネルにプレミア公開された[21]。
- 5月13日・26日、本アルバムのコンセプトフォト「Concept Photo "hope"」「Concept Photo "void"」の2種類が公開された[22]。翌日5月27日には、アルバムジャケットが公開された[23]。
- 5月30日、収録曲「Magic」が、6月13日に先行配信されることが発表された[24]。6月8日・9日・10日には、ミュージックビデオのティーザーフォトが公開され[25]、6月11日・12日には、ティーザー映像が公式YouTubeチャンネルに公開された[26]。翌日13日には、本楽曲のミュージックビデオが公式YouTubeチャンネルにプレミア公開された[27]。
- 5月31日、本アルバムのスペシャルサイトが公開された[28]。6月12日には、アルバムのトラックリストが公開された[29]。
- 7月3日より、アルバムリリースを記念し、渋谷・MEDIA DEPARTMENT TOKYOにて、本アルバムのキービジュアルが「ANTENNA SPOT」として掲出された。また、スポット内に隠されたQRコードをスポットの半径500メートル圏内で読み込むと、スポットで記念撮影できる限定ARフォトフレーム(全4種)がランダムで出現し、フォトフレーム画面からUNIVERSAL MUSIC STOREの専用ページにアクセスすると、ANTENNA SPOT限定スマホサイズステッカー付き(限定特典)の本アルバムが購入できる[30]。
- 7月4日、リリースに先駆け、アルバムが先行配信された[31]。また同日、全国のCDショップが「ANTENNAショップ」「ANTENNAショップmini」として、本アルバムの応援キャンペーンをスタート[32]。開催されるキャンペーンは以下の通り。
- ARポスターを読み込むと、メンバー直筆のコメントを閲覧することができる。
- Mrs. GREEN APPLEのライブ写真パネルが展示される(「ANTENNAショップ」、一部「ANTENNAショップmini」にて)。
- Mrs. GREEN APPLEの特大フォトスポットが設置される(「ANTENNAショップ」にて)。
- Mrs. GREEN APPLEメッセージボードが設置され、Mrs. GREEN APPLEへのメッセージを自由に書くことができる(「ANTENNAショップ」にて)。
- 「ANTENNAショップ」「ANTENNAショップmini」の店頭の様子が、各店舗からTwitterにてハッシュタグ「#MGA_ANTENNASHOP」を通じて発信される。
リリース以降
- 7月5日、アルバムがリリースされた。また同日、アルバムの全曲ハイライト動画が公式YouTubeチャンネルに公開された[33]。
- 7月8日・9日、アルバムリリースを記念し、渋谷駅近辺にて特製うちわが配布された[34]。
- 7月11日、DVD・Blu-rayに収録されるドキュメンタリー映像「Documentary -- Episode 3 "ANTENNA"」のクイックティザー映像が公式YouTubeチャンネルに公開された[35]。
- 7月28日、収録曲「ANTENNA」が、フジテレビ系『ワールドカップバレー2023』日本代表応援ソングに決定した[36][37]。
- 9月14日・15日に公開されたティーザーののち[38][39]、9月16日、収録曲「ANTENNA」のミュージックビデオが公式YouTubeチャンネルに公開された[40]。
- 11月17日、収録曲「アンラブレス」リリックビデオが公式YouTubeチャンネルに公開された[41]。
- 2024年3月8日「第16回CDショップ大賞2024」において、本アルバムが大賞<赤>を受賞した[42]。
また、本アルバムはチェーン別の購入特典も用意された[43]。
本アルバムを対象店舗で予約購入すると、シリアルナンバーが配布され、特典の抽選に応募することができる[44][注釈 1]。
また、全形態共通でシークレットコードが同封され、特典の抽選に応募することができる[45]。
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収録内容
楽曲解説
要約
視点
アルバムタイトルである「ANTENNA」という言葉は、バンド結成当時からメンバー間でよく口にしていた言葉であり「感受性」を意味する言葉として使われていたという[46]。「アンテナを立てていこうぜ」は、メンバーやスタッフの中での共通言語で「気張っていこう」「集中しよう」という意味で使われていた[47]。
アルバムタイトルに関して、ボーカル・大森は「このアルバムには自分が感じたことや、今の情勢についてなど、色々なものを1枚に収めたいと思ったんです。全てを肯定できるタイトルは何かと考えていた時に「ANTENNA」が思いつきました。僕が使っていたアンテナと感受性は意味が近く、感じるもの全てが1枚に収まるのなら、それをアンテナと呼ぶのが美しいんじゃないかと。「ANTENNA」という言葉が思いついた瞬間にアルバムの全体像が見えてきました」と語っている[47]。
また、アルバムジャケットに関して、大森は「「アンテナ」は「感性」と意訳できると思っていて、明るいこと、悲しいことをいろんな色に置き換えて、全部は混ざり切らないが、一つの美しいものとして置きたいと思い、あのようなジャケットにしました」と述べている[48]。
- ANTENNA
- フジテレビ系『ワールドカップバレー2023』日本代表応援ソング。
- アルバムのタイトルチューン。
- パワフルなギターが特徴的なパワーポップであり、冒頭のリフやサビなどでタッピングギターが取り入れられている[49]。
- Magic
- コカ・コーラ「Coke STUDIO」キャンペーンソングであり、コカ・コーラ「Coke STUDIO Magic」篇CMソング[50]。2023年6月13日、先行配信が開始された[50]。
- →詳細は「Magic (Mrs. GREEN APPLEの曲)」を参照
- 私は最強
- →詳細は「Soranji § 楽曲解説」、および「私は最強」を参照
- Blizzard
- 4つ打ちのリズムで進むデスクトップミュージック。サビは全編ファルセットで歌われている[49]。
- ケセラセラ
- テレビドラマ『日曜の夜ぐらいは…』(ABCテレビ・テレビ朝日系)主題歌[51]。2023年4月25日、7th配信シングルとしてリリースされた[51]。
- →詳細は「ケセラセラ (Mrs. GREEN APPLEの曲)」を参照
- Soranji
- →詳細は「Soranji § 楽曲解説」を参照
- Loneliness
- 打ち込みが多用されている他、若井と大森のツインギターも特徴的な曲である。[49]。
- norn
- アコースティックギターやマンドリンの他、スウェーデンの民族楽器・ニッケルハルパが使われ、ケルト音楽を感じさせるナンバー[52]。
- タイトル「norn」とは、北欧神話に登場する女神のことである。
- 歌詞は、全編スウェーデン語で書かれている[49]。
- 2015年頃にはメロディなど、楽曲の一部は制作されていたという[52]。
- ギター・若井は、アルバムの中で思い入れが強い楽曲として本楽曲を挙げている。「(僕たちとしては馴染みのある楽曲で、)その馴染みのある楽曲を音源として届けられる嬉しさもあるし、今回は自分への挑戦でもありました。これまでアコースティックな楽曲は苦手としていて、表現しきれない部分があったと感じていました。でも今回は全編通してアコースティックギターを弾いていて、マンドリンという楽器にも挑戦しました。僕の中では、かなり印象に残ってる楽曲です」と語っている[47]。
- 橙
- 大人になってから青春の日々を回想した時のことが歌われている[49]。
- Doodle
- 花王「メリット」CMソング。
- キーボード・藤澤は、アルバムの中で思い入れが強い楽曲として本楽曲を挙げている。「ミセスの進化をより感じてもらえるのかなと。楽曲はポップでこれまでのミセスらしさもありながら、一歩踏み出す勇気をくれる深い歌詞が好きで。10年目になるミセスが歌うからこそ伝えられる想いもあるのかなと感じます」と語っている[47]。
- BFF
- 本アルバムで唯一、大森・若井・藤澤の3人のみで演奏されている曲[49]。
- Feeling
- ボーカル・大森がアルバムにおける「裏リード曲」であると語る楽曲。「ANTENNA」という言葉が出てくるまでは、アルバムタイトルを「Feeling」とするつもりであったという[52]。
- 大森がアルバムの中で思い入れが強い楽曲であり「この曲を作り始めた頃はまだアルバムタイトルが決まっていなくて「Feeling」がパッと出てきたことで全体が引き締まったような感じがしました。内容としては1曲目の「ANTENNA」とほぼ同じことを歌ってはいるんです。僕の中では「ANTENNA」=「Feeling」という感覚が強くて。良いことも悪いことも全て自分のアンテナによって突き動かされているという内容なので、すごくビターな感じもあり大人っぽい楽曲です」と語っている[47]。
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クレジット
- 大森元貴
- Vocal
- Chorus, Programming (#1 - 11, 13)
- Gaya Chorus (#2)
- Electric Guitar (#1 - 3, 5 - 8, 10, 11)
- Acoustic Guitar (#5, 6, 9, 11, 12)
- 若井滉斗
- Electric Guitar (#1 - 8, 10 - 13)
- Gaya Chorus (#2)
- Classical Guitar (#5)
- Acoustic Guitar, Mandolin (#9)
- 藤澤涼架
- Keyboards (#1, 5, 7, 9, 10, 12, 13)
- Gaya Chorus (#2)
- Acoustic Piano (#3, 5, 6, 11)
- Strings & Horn Arrangement (#5)
- クラカズヒデユキ
- Drums (#1, 3, 6, 7, 10, 11)
- Triangle, Cabasa, Tambourine, Vibraslap, Wind Chime, Shaker (#3)
- 森夏彦
- Electric Bass (#1, 3, 5 - 7, 10, 11, 13)
- Wood Bass (#5, 9)
- 花井諒:Programming (#1, 5, 9, 10)
- 久保田真悟:Programming (#2, 13)
- Gregory Germain、清水美穂、吉見潮音、脇山 "コジロウ" 真幸、さのひかる、江口規夫、星野孝尚、茂木岳史、吉村圭史、小川茜、村上葉子、北村亮介:Gaya Chorus (#2)
- 伊藤賢:Programming, Strings & Horn Arrangement (#3)
- 小西遼:Additional Horn Arrangement, Alto Sax, Tenor Sax, Baritone Sax, Flute (#5)
- 須原杏
- Violin 1 (#3, 5, 6, 9)
- Addtional Strings Arrangement (#5)
- 佐藤帆乃佳:Violin 1 (#3, 5, 6)
- 名倉主:Violin 1 (#3)
- 白須今
- Violin 1 (#3)
- Violin 2 (#6)
- 大嶋世菜、山本大将、中島優紀、三輪紫乃:Violin 2 (#3)
- 三品芽生:Viola (#3, 5, 6)
- 世川すみれ:Viola (#3, 5, 6, 9)
- 伊藤修平:Cello (#3, 6)
- 村岡苑子:Cello (#3, 5)
- 吉澤達彦:Trumpet (#3)
- 半田信英:Trombone (#3)
- 近藤淳也:Alto Sax (#3)
- 陶山準:Programming (#4)
- 神田リョウ
- Drums (#5, 9, 13)
- Shaker, Tambourine, Grancassa, Suspended Cymbal (#9)
- 吉田篤貴
- Violin 1 (#5, 6)
- Violin 2 (#9)
- 沖増菜摘、亀井友莉、地行美穂:Violin 2 (#5)
- 関口将史:Cello (#5)
- 真砂陽地:Trumpet (#5)
- 笹栗良太:Trombone & Bass Trombone (#5)
- 濱池宗:Horn (#5)
- EFFY:Programming, Strings Arrangement (#6)
- 三國茉莉:Violin 1 (#6)
- 白澤美佳、Miz:Violin 2 (#6)
- 林田順平:Cello (#6)
- 高杉健人:Contrabass (#6)
- KOCHO、内田千陽、滝本真己、本郷詩織、松岡大海、河野陽介:Choir (#6)
- 山下洋介:Programming (#7, 11)
- D&H(PURPLE NIGHT):Programming (#8)
- 内田麒麟:Cello (#9)
- ぱとり:Nyckelharpa (#9)
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タイアップ
テレビ披露
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脚注
外部リンク
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