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Mリーグ2021-22
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Mリーグ2021-22(エムリーグ2021-22)は、競技麻雀のチーム対抗戦のナショナルプロリーグ「Mリーグ」の2021年シーズン。2021年10月4日に開幕し、2022年4月26日に閉幕した。KADOKAWAサクラナイツが初優勝し、U-NEXT Piratesの瑞原明奈がレギュラーシーズンMVPを獲得した。配信当時は「Mリーグ2021」という名称であった。
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契約満了
以下の選手が前シーズン限りで契約満了となった。
ドラフト
ドラフト会議は8月2日に開催された[3]。指名はMリーグ2020-21の下位から順に行う。指名権は自由契約等により所属が2名となり必ず1名の獲得が必要となる KONAMI麻雀格闘倶楽部・EX風林火山に加え、1名を自由契約として所属が3名となったセガサミーフェニックス、2020-21シーズンの時点で所属人数が3名のTEAM雷電の4チームに与えられた。
その結果、6名の選手が指名された。なお、EX風林火山から1巡目(全体4番目)に指名された松ヶ瀬隆弥は、EX風林火山の実施した「ドラフト会議指名選手オーディション」の勝者であり、事前に指名が内定していた[4]。また、前年にEX風林火山を自由契約となった滝沢和典がKONAMI麻雀格闘倶楽部から2巡目(全体5番目)で指名され、Mリーグ史上初の移籍選手となった。
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所属選手
()内は、各選手の当時の所属団体。
シーズン概要
要約
視点
レギュラーシーズン
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開幕、好調だったのは雷電。萩原[5]・黒沢[6]・本田と開幕3連勝[7] を皮切りに、いち早くチーム全員トップを獲得[8] すると、チーム初となる複数節の間首位に立つなど、最高の滑り出しとなった。その後は膠着状態が続いたものの、11月に差し掛かったあたりから、新人オーディションを突破した勢いを維持する松ヶ瀬隆弥[9] と、昨季ファイナルの勢いを維持する勝又健志[10] が好調の風林火山が首位に立ち、そのまま独走態勢に入る。[11] 一方、これまでチームの稼ぎ頭であった村上淳が3連続ハコラスなど非常に苦しい展開となったドリブンズが、早くも下位に沈む苦しい展開となる。また、滑り出し好調だった雷電は、序盤の4勝以降ことごとくトップに見放され、11月終盤から急落の一途をたどった。
独走はしばらく続いたものの、風林火山は苦手とする12月に急落、代わって新加入・伊達朱里紗の大活躍[12] に支えられた格闘倶楽部がチーム史上初の首位に立つ[13] も、これもすぐに捉えられる[14]。さらに、2月には村上以外の3者が好調のドリブンズが順位争いに追いつき[15]、失速が止まらない雷電を除く7チームが、毎試合ごとに順位の入れ替わる位置にひしめく非常に混沌とした展開となった。
3月に入ると、ドリブンズが再びボーダーから引き離され始め、残り数試合で200 - 300ptを埋めなければならない状況を強いられる。状況的にトップ率5割強が求められたドリブンズであったが、結果は1度しかトップを取れず、最終節に現実的な条件を残せぬまま敗退となった。一方、首位争いは混沌とした状況が最後まで続いたものの、MVP・瑞原明奈の大活躍があったパイレーツが僅差で獲得。[16] チームとしても、レギュラーシーズン初のプラス通過となった。
セミファイナルで有利な最終日を戦える4位には、風林火山がわずか0.2pt差で滑り込んだ。レギュラーシーズンでは、2年連続で昨季優勝チームと準優勝チームが敗退するという事態が続いていたが、終盤までMVP争いに絡んだ松ヶ瀬を筆頭に、終始安定した成績でジンクスを打ち破る形となった。また、準優勝チームであったサクラナイツも、エース・内川幸太郎と岡田紗佳がシーズンを通して不調であった中、終盤には好調であった沢崎誠と堀慎吾を連投し続ける策で成績をキープ、ボーダーでの通過に成功した。特に沢崎は最終節までMVPの可能性を残す活躍ぶりで、昨季の絶不調を払拭した。
昨季MVPのエース・佐々木寿人が、全く手が入らず苦しいシーズンを送った格闘倶楽部であったが、新加入の伊達と滝沢和典がともにMVP争いに絡むなど、それを補って余りある活躍で好成績を維持。最終盤には寿人が復調し、最終節のトップで3位浮上を果たした。
開幕前にレギュラー突破のカギとされた丸山奏子が自身初のレギュラープラス・規定試合以上の登板を果たし、成長を見せたドリブンズであったが、最後までボーダーの背中が遠かった。シーズンを通して波に乗れない村上の穴を埋められなかったことに加え、雷電にマイナスが極端に集中し、ボーダーが例年より大きく跳ね上がったことも苦戦の原因となった。
昨季、劇的なレギュラー突破を果たし、今季は新メンバー加入のもと最高のスタートを切ったはずの雷電であったが、復調した最終盤を除いて終始苦しい展開を強いられることとなった。連勝があった最序盤と最終盤の間はトップ率が1割を切ったほか、最悪の時にはチーム全員が▲250ptを割り込み、チームポイントも史上初めて▲1000ptに到達という不名誉を記録。一時は、7位ドリブンズとすら1000pt以上の差をつけられた。3シーズン連続でレギュラー3桁プラスであった黒沢すら大きくマイナス、萩原は初戦以降一度もトップを獲得できずに連続トップ無しのワースト記録を21試合までと大幅に更新(2021レギュラーシーズン終了時点で継続中、それまでの記録は15試合)、本田も新加入の期待に応えられず、昨季好調・今期は最強位を獲得した瀬戸熊は屈辱の個人最下位に終わり、チーム全員が万全とは程遠い出来である無念極まりないシーズンとなった。
また、今季は史上初めて最終持ち点10万点超え達成者が出るも(伊達朱里紗105,500点[12]、朝倉康心102,400点[17])、一度も役満が出ないレギュラーシーズンとなった。
セミファイナルシリーズ
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混戦となったレギュラーシーズンに加え持越しポイントが半分となったことで、全チームほとんど差がない状態で始まったセミファイナルは、初日からABEMAS、格闘倶楽部、サクラナイツが1日ごとに連続トップを決め、この3チームが先に抜け出す形となった。特に2日目には、格闘倶楽部・寿人が今シーズン初となる役満・四暗刻を成就した。その一方、レギュラーシーズンを首位で通過したパイレーツは、MVPの瑞原が連続ラスに沈むなどして開幕から5連続逆連対となり、一気にボーダー争いに巻き込まれた。しかし6戦目で小林剛がチーム初トップを記録すると、再びファイナル進出圏内に浮上する。
3月31日セミファイナル7日目、サクラナイツが内川・堀で連勝を決めると、翌8日目には格闘倶楽部が滝沢・寿人と連続ラスに沈み2位から4位へ後退、この時点でサクラナイツがやや抜けた首位に立つ。また、ここまで1トップとなかなか加点できずにいた風林火山が唯一置いていかれる形となった。
残りの4チームがボーダーを争う形になった中、4月5日セミファイナル9日目の第2試合にABEMAS・日向、翌10日目第1試合に格闘倶楽部・伊達、第2試合にフェニックス・東城と、ボーダー上のチームが立て続けにトップを獲得する。その一方でパイレーツは次の試合で石橋伸洋がラスに沈んでこの流れに乗ることができなかったものの、第2試合で小林がトップを獲得し、最終日に試合がない4位フェニックスと43.3pt差の条件を残した。また、同じく最終日に試合がないながらも、この日首位をキープすればファイナル進出確定であったサクラナイツは、堀慎吾が59900点の大トップで首位をキープし、一足早くファイナル進出を決めた。
迎えた4月8日セミファイナル最終日、風林火山は素点にして15万点分のトップが必要、パイレーツはフェニックスとのポイント差を埋めればよしという条件となる。第1試合は全員が2万点台という超接戦で推移したが、南3局5本場に石橋が風林火山・松ヶ瀬の七対子ダマテンに捉えられ、痛恨の跳満放銃。この結果、石橋は激痛のラス引き、トップを獲得した松ヶ瀬も33800点にとどまり[18]、試合後インタビューに登場した両者はともに沈痛な面持ちであった。
続く第2試合、パイレーツは68600点、風林火山は115800点の条件を課されて試合に臨む。すると、風林火山・勝又が東1局の親番から怒涛の連荘を開始し、早くも持ち点が8万点を超える。11万点条件の達成も現実味を帯びてきたものの、それ以降勝又は加点することができず、トップは獲得したものの条件は達成できずに終わった。また、この影響で東場のうちに箱下に沈められた小林は、その後何度か和了を積み重ねて点数を回復させたものの、3着にとどまった[19]。
昨季優勝の風林火山は、苦しい展開の中で最終節に5位に浮上して意地を見せたものの、連覇の夢はここで潰えることとなった。昨季ファイナルから常にチームの稼ぎ頭であった勝又が最終戦までトップを取れずに苦しんだことに加え、レギュラーシーズンに大活躍した松ヶ瀬が新型コロナウィルス陽性により長期の戦線離脱を強いられたことが大きな痛手となった。
レギュラーシーズンを首位で通過したパイレーツは、一転してセミファイナルを最下位で去ることとなった。小林が持ち前の安定感で個人3位と気を吐いたものの、レギュラーシーズンMVPの瑞原が個人最下位に沈むなど、他のメンバーが波に乗れずに終わった。パイレーツはこれにより、2シーズン連続で同一選手構成かつファイナルに進めなかった場合に選手の入れ替えを強制される規定が適用される初の事例となった。
一方、首位通過を果たしたサクラナイツは、レギュラーシーズンに絶不調だった岡田紗佳が復調して個人2位、堀がセミファイナルMVPという絶好調ぶりで、レギュラー6位通過から一転して首位通過となった。また、この時点で沢崎が病気療養のためファイナルを欠場することが発表されており、その沢崎に捧げる首位通過ともなった。
なお、全チームレギュラーシーズンで大きくポイントをプラスしていたことから、6位のパイレーツまで全チームがプラスの状態でセミファイナルが終了する初の事態となった。
ファイナルシリーズ
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4月18日に初日を迎えたファイナルシリーズでは、開幕戦からフェニックス・サクラナイツ・ABEMASが1勝ずつトップをものにした一方、初日の連続ラス含む3連続逆連対スタートとなった格闘倶楽部は序盤の時点で早くも厳しくなる。この時点で格闘倶楽部がただ1チーム置いて行かれ、残り3チームが80pt近くの間にひしめき合って首位を伺う状況となった。その後は、サクラナイツとフェニックスが首位を奪い合いながらも抜け出すチームは現れず、ABEMASが終始首位を窺える3位につき続けるという展開となったまま最終日を迎える。この時点で3位と300pt近い差が付いた格闘倶楽部は現実的な条件がないに等しく、3位のABEMASも上位2チーム双方に100pt差をつけられており、並びを作った上で最低でもトップ・2着は必須な状況となった。また、この時点で首位・サクラナイツと2位・フェニックスの差は2.6ptと、首位争いは非常に大接戦となっていた。
そして迎えた4月26日ファイナル最終日。第1戦では格闘倶楽部・伊達がトップを獲得した一方、サクラナイツが3着、フェニックスが4着に沈む。ABEMASは2着に終わったものの、上位チームを引き寄せて最終戦となる第2戦を迎えた。 その第2戦は、フェニックスとサクラナイツがほぼ着順勝負、ABEMASはトップ必須の上で大きい素点か並び作りが求められる条件で始まると、東1局から親の格闘倶楽部・滝沢が3連続のツモアガリで早くも6万点越えの大トップに抜け出す。トップ必須のABEMAS・多井はこれで早くも条件達成が困難になった。
すると、東4局には4着に沈んでいたフェニックス・近藤が倍満を自模り、2着に浮上するとともに目下のライバルであるサクラナイツ・堀に親被りを浴びせて16000点近い差をつける。しかし堀も南2局に跳満自摸で応戦、粘る多井の親を落とすとともに近藤と2000点弱の差まで詰め寄る。続く南3局では跳満・倍満級の連続和了が必要になっていた多井が倍満確定のリーチを打つも、これを自模れず流局。
オーラスに突入した時点で2着以下は多井19800・近藤19400・堀(親)17600という大接戦となっていた。特に近藤の条件は複雑であり、堀と2着-4着なら無条件である一方、2着-3着の場合は素点で7600点差以上が必要であるため、基本アガリ優勝でありながらも多井から2000 - 3900の出アガリはできないという奇妙な条件ができた。また、堀は近藤と多井の着順が入れ替わらなければ現状維持で優勝できるため、多井テンパイなら自身ノーテンでも可という状況であった。そして始まった南4局では、多井がテンパイを入れて堀はノーテンOKの状態になるも、終局間際にツモあがった堀が手牌を倒し、2000オールの和了を宣言。近藤に跳満ツモ条件を突きつけつつ連荘を選択した。続く2本場では、三倍満条件の多井が役満・四暗刻のイーシャンテンまで漕ぎつけるも、堀のダマテンに捕まり7700を打ち上げる。これで倍満ツモ条件となった近藤は、3本場で一発or裏ドラ条件のリーチを完成させるもこの待ちが山になく、最後は堀の手牌が伏せられサクラナイツの優勝が決定した。
サクラナイツは、3度目のファイナルにして初の優勝を勝ち取った。レギュラーシーズンにMVP争いに絡む大活躍を見せた沢崎がファイナルを前に病気療養のため離脱、さらにファイナルの5・6日目では堀が立つことのできない負傷を足に抱えたまま登板という満身創痍の状態ながらセミファイナルでの首位を守り抜き、無念の離脱となった沢崎に捧げる優勝を果たすこととなった。特に堀の活躍は目覚ましく、ファイナルでは半数を超える7試合に登板、先述の通り負傷している中でも5・6日目の4試合中3試合に出場してフェニックスを逆転し、セミファイナルに続いてファイナルでもMVPを獲得した。また、これによりМリーグ発足から3年連続で続いていた「ファイナル4位スタートのチームが優勝する」「開幕戦でトップを取ったチームが優勝する」といったジンクスが破られることとなった。
2年前のファイナル同様、最終戦オーラスまで条件を残していたフェニックスであったが、またしてもあと一牌が遠い結果に終わった。最終戦に登板した近藤は無放銃で試合を終えたものの、倍満ツモ以外の勝負手がことごとく不発に終わり、堀の反撃を止めることができなかった。ファイナルに4位で入り、その開幕戦では近藤が6万点越えの大トップでスタートというジンクス通りの開幕で、最終戦まで個人成績首位に立ち続けた近藤を筆頭にチームは好調を維持し続けたものの、サクラナイツの粘りにわずか及ばず屈することとなった。
4度目のファイナルにして悲願の優勝を目指したABEMASであったが、またしても3位という結果に終わってしまった。白鳥が個人2位、日向が個人3位と健闘し、大きく沈んだ昨シーズンに比べればある程度充実した結果とはなったものの、エース・多井が3ラスで個人最下位に沈んでしまったことなどが響き、最後まで上を行くサクラナイツとフェニックスの背中をとらえることはできなかった。
3年ぶりのファイナル出場となった格闘倶楽部だったが、5日目時点で1トップ6ラスと非常に厳しい戦いが続いた。それでも最終日は連続トップを獲得し、来期に繋がる有終の美を飾った。
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成績
要約
視点
レギュラーシーズン / セミファイナルシリーズ / ファイナルシリーズ
レギュラーシーズン(成績)
レギュラーシーズン最終成績
レギュラーシーズン個人成績
レギュラーシーズン日程・対戦成績
日程・対戦成績
セミファイナルシリーズ(成績)
セミファイナルシリーズ最終成績
- レギュラーシーズン終了時のポイントの半分をセミファイナルシリーズへ持ち越し
セミファイナルシリーズ個人成績
セミファイナルシリーズ日程・対戦成績
日程・対戦成績
ファイナルシリーズ(成績)
ファイナルシリーズ最終成績
- セミファイナルシリーズ終了時のポイントの半分をファイナルシリーズへ持ち越し
ファイナルシリーズ個人成績
ファイナルシリーズ日程・対戦成績
日程・対戦成績
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中継
AbemaTV麻雀チャンネルにて、19:00からリーグ戦の試合を生配信した。
開催曜日は、レギュラーシーズン・ポストシーズンともに、原則水曜日以外の平日で行われた。例外として、年明けとなる1月2日・1月3日については土日開催となり、1月5日まで4日間連続での試合・生配信となった。
中継番組での実況陣は、日吉辰哉(連盟、主に月・木曜)、松嶋桃(協会、主に金曜)、小林未沙(声優・元最高位戦、主に火曜)が、昨年度に引き続き担当した。後述の通り、小林は開幕より12月6日まで産休中であった為、その間は日吉・松嶋の2人でほぼ交互に担当した。また、昨年度まで比較的担当回数が少なかった日吉の担当曜日が2日に増加し、約半分の実況を担当した。
解説については、公式解説として土田浩翔(最高位戦)・渋川難波(協会)の他、オフシーズンにKONAMI麻雀格闘倶楽部との契約満了となった藤崎智(連盟)が加わり、それぞれ概ね週1~2回を担当した。それ以外の日は、レギュラー前半にはプレイヤー解説としてMリーガーから1名が、レギュラー後半・セミファイナルにはゲスト解説として各団体のタイトルホルダーや河野直也(最高位戦、のちに公式解説に就任)から1名が、ポストシーズンには1つ前のステージで脱落したチームから2名が、それぞれ担当した。公式解説が3名となったことでプレイヤー解説の機会は大幅に減少し、レギュラーシーズンに2回以上解説として登場した選手はいなかった。
試合後インタビューについては、原則トップの選手を含む2名に行われ、インタビュアーは松本圭世が概ね週3日、昨年度に2度担当した伊藤友里が概ね週1回担当した。
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役満
各家の表記は、その局における家を示す。
和了者 放銃者
麺麺位決定戦
2021-22シーズンからスポンサーとなった、日清食品協賛のスペシャルマッチ「麺麺位決定戦 Presented by 日清食品」が、2022年4月28日にABEMA麻雀チャンネル、およびMリーグの公式YouTubeチャンネルで配信された。シーズンオフでの放送ではあるが、試合自体はシーズン中に収録されたものである。参加選手は、KADOKAWAサクラナイツの堀慎吾、KONAMI麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人、U-NEXT Piratesの小林剛、赤坂ドリブンズの丸山奏子の4名。実況と解説は、小林未沙(実況)・渋川難波(解説)の2名。リポーターは松本圭世。
対局には、日清食品と大洋技研[242] が特別製作した麻雀牌「日清牌」と、オリジナルのルールを使用する。
- 日清牌
- ルール
- ベースは、Mリーグルール。
- 「東場・南場」は「日場・清場」に変更。
- 「東家・南家・西家・北家」は「日家・清家・食家・品家」に変更。
- 1試合勝負で、1位を取った選手が「麺麺位」の称号と、日清食品の商品を獲得する。
試合は、日場で丸山奏子が佐々木寿人から安目の出和了でスタートを決めるも、小林剛が満貫の自摸和了で逆転。清場で佐々木寿人と堀慎吾がお互いに満貫を直撃させ合った後、丸山奏子が堀慎吾から満貫の出和了で、僅かながらも小林剛を再逆転する。 しかし、オーラスにテンパイを入れることが出来ず、逆にテンパイを入れた小林剛が、罰符の差で再々逆転し、初代麺麺位に輝いた[243]。
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麻雀最強戦2022 Mリーグスペシャルマッチ
麻雀最強戦を主催する竹書房の創立50周年を記念した、Mリーグとのコラボ企画[244]。Mリーグ参戦中の8チームから代表選手(各チーム1名)が参加するワンデートーナメントを開催し、優勝者が12月に開催する麻雀最強戦2022ファイナルへ進出する。Mリーグルールではなく最強戦ルール(赤牌なし等)を採用するが、手動配牌の最強戦とは異なり、Mリーグと同様の自動配牌を使用する。 2022年6月5日に開催され、試合中継はABEMA麻雀チャンネルにて配信された[245]。司会は小山剛志・矢野優花、実況は日吉辰哉、解説は瀬戸熊直樹・梶本琢程、審判は黒木真生[246]。
トーナメント表
A卓 | ||||||||
東 | 勝又健志 | 22,700 | ||||||
南 | 園田賢 | 34,600 | ||||||
西 | 萩原聖人 | 6,700 | 決勝 | |||||
北 | 瑞原明奈 | 36,000 | 東 | 白鳥翔 | 32,400 | |||
南 | 瑞原明奈 | -14,500 | ||||||
B卓 | 西 | 園田賢 | 34,700 | |||||
東 | 近藤誠一 | 17,300 | 北 | 岡田紗佳 | 45,400 | |||
南 | 滝沢和典 | -3,100 | ||||||
西 | 白鳥翔 | 53,900 | ||||||
北 | 岡田紗佳 | 31,900 | ||||||
出和了 放銃
できごと
- 2021年
- 6月25日 - KONAMI麻雀格闘倶楽部は前原雄大、藤崎智との契約が満了したことを発表した[1]。
- 6月26日 - セガサミーフェニックスは和久津晶との契約が満了したことを発表した[2]。
- 7月1日 - EX風林火山は滝沢和典が自由契約によりチームを退団することを発表した。
- 7月23日 - EX風林火山の新メンバーオーディションの決勝戦が行われ、松ヶ瀬隆弥が優勝し、8月2日に行われるドラフト会議での指名が決定した。
- 8月2日
- ドラフト会議が開催され、EX風林火山が松ヶ瀬隆弥、二階堂瑠美、KONAMI麻雀格闘倶楽部が伊達朱里紗、滝沢和典、TEAM RAIDEN/雷電が本田朋広、セガサミーフェニックスが東城りおを指名した。
- 滝沢和典は前述の通りEX風林火山を自由契約後にKONAMI麻雀格闘倶楽部から指名されたため、Mリーグ初の移籍選手となった。
- 10月4日 - Mリーグ2021-22レギュラーシーズンが開幕した。また、今シーズンよりスポンサーとなった日清食品からの副賞として、地和を和了した選手に対し日清焼そばU.F.O.を"一生分"進呈されることが発表された[259]。
- 11月18日 - 第2試合でKONAMI麻雀格闘倶楽部の伊達朱里紗が105,500点のトップを獲得、Mリーグ史上最高スコアを更新し史上初の10万点超えを達成した[260]。このスコアにより、伊達はこのシーズンの最高スコアのタイトルを獲得した。
- 12月2日 - 第2試合でU-NEXT Piratesの朝倉康心が102,400点のトップを獲得、Mリーグ歴代2位のスコアを記録し史上2人目の10万点超えを達成した[261]。
- 12月7日 - 公式実況の小林未沙が産後休業が明けてこの日より復帰した。
- 2022年
- 1月3日 - セガサミーフェニックスの魚谷侑未が
から
を自摸リ、誤って
切りのノーテン立直をかけた。この局が流局したことにより、チョンボとなった。Mリーグにおけるチョンボは2020年2月7日以来2例目。
- 3月11日 - Mリーグ2021-22レギュラーシーズンの全日程が終了し、7位の赤坂ドリブンズと8位のTEAM RAIDEN/雷電がここで敗退した。Mリーグ史上で初めて役満和了のないレギュラーシーズンとなった。
- 3月21日 - Mリーグ2021-22セミファイナルシリーズが開幕した。
- 3月22日 - KONAMI麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人が今シーズン初役満となる四暗刻を自摸和了った。
- 3月31日 - 2020年2月7日以来2年ぶりとなるパブリックビューイング「Mリーグ2021-22プレミアムナイト」が開催された。
- 4月3日 - KADOKAWAサクラナイツが、ファイナルシリーズ進出時は沢崎誠が欠場することを発表した[262][263]。
- 4月8日
- Mリーグ2021-22セミファイナルシリーズの全日程が終了し、5位のEX風林火山と6位のU-NEXT Piratesがここで敗退した。
- U-NEXT Piratesは2シーズン連続同一選手構成でファイナルシリーズに進出出来なかったため、規定により選手の入れ替え義務が生じることとなり、規定制定後初の事例となった。
- 4月9日-25日 - 東京・秋葉原にて「Mリーグポップアップストア」が開催された[264]。
- 4月11日 - 今季5位のEX風林火山が、来季に向けて選手構成を変更しないことを発表した[265]。
- 4月18日 - Mリーグ2021-22ファイナルシリーズが開幕した。
- 4月24日 - 今季8位のTEAM RAIDEN/雷電が、来季に向けて選手構成を変更しないことを発表した[266]。
- 4月26日 - Mリーグ2021-22ファイナルシリーズ最終日。同日は通常より2時間早い17時試合開始。またベルサール六本木にてパブリックビューイングを開催[267]。試合はセミファイナルを1位で通過したKADOKAWAサクラナイツが初優勝を飾った。その後同所にてシーズン表彰式が開催された。
- 4月28日 - 日清食品スペシャルマッチ「麺麺位決定戦 Presented by 日清食品」をABEMAおよびYouTubeにて配信。小林剛(U-NEXT Pirates)が初代麺麺位を獲得した[243]。
- 5月17日 - 今季2位のセガサミーフェニックスが、来季に向けて選手構成を変更しないことを発表した[268]。
- 6月3日 - 今季3位の渋谷ABEMASが、来季に向けて選手構成を変更しないことを発表した[269]。
- 6月5日 - 麻雀最強戦2022 Mリーグスペシャルマッチが行われ、KADOKAWAサクラナイツ代表の岡田紗佳が優勝し12月開催の同戦ファイナル進出を決めた。また岡田はこの決勝戦でU-NEXT Pirates代表の瑞原明奈から国士無双十三面待ちを和了した[270]。
- 6月8日
- 6月10日 - 今季6位のU-NEXT Piratesは、小林剛、瑞原明奈との来季契約更新と、朝倉康心、石橋伸洋との契約満了を発表した[274]。
- 6月30日 - KADOKAWAサクラナイツは、契約更改期限をこの日までとした沢崎誠との契約満了を発表した[275]。
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脚注
外部リンク
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