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WWE・ロウ

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WWE・ロウ
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RAW(ロウ)は、WWEが毎週放送しているテレビ番組SmackDownと共にWWEの看板レギュラー番組。「RAW」は「(食材などが未調理の)生の状態」を意味する。番組のイメージカラーは赤。

概要 RAW, 原案 ...
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2006年頃のセット

1993年1月11日からスタートしてアメリカで最も長く続いているウィークリー番組[2]。試合内容よりストーリーを重視している。SmackDownが現地会場で収録した映像ソースに編集を加える録画放送形式を取っているのに対して、RAWは基本的にレギュラー番組の中で唯一の生放送の形式を取っているのが特徴であった(SmackDownも2016年7月以降はSmackDown LIVEとして生放送を基本としている)[3][4]

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歴史

要約
視点

1993年1月11日、WWFの看板番組としてニューヨークのマンハッタン・センターのグランドボールルームからの生放送でスタートする。アメリカでの放送時間が月曜日の夜であったことから、番組名は「Monday Night RAW」であった。1995年には当時WWFが競っていたライバル団体、WCWエリック・ビショフが中心となって、裏番組「Monday Nitro」をスタートさせ、両番組は激しい視聴率合戦を繰り広げ、Monday Night Warなどと呼ばれた。

1997年からWWFはファミリー路線から一転してアティテュード路線に番組内容を大幅転換する(これに伴い、番組名を「RAW IS WAR」へと変更)。路線転換直後は苦戦を強いられていたが、次第に形勢を巻き返すようになり、1998年には、これまで視聴率で負け続けていたRAW IS WARが初めてWCWのマンデー・ナイトロの視聴率を上回った[5]

1999年からはSmackDownがスタートし、WWFの2枚看板となる。この時点では、SmackDown!とRAWは同じストーリーが展開されていた。2001年3月には経営的に圧倒的に有利になったWWFがWCWを買収し、ここに長年の視聴率戦争が終息を迎えることとなる。なお、WCWの終焉に際してはMonday NitroにWWF副会長のシェイン・マクマホンが登場、番組中にWWFがWCWを買収したとの事情説明を行い、全世界に衝撃を与えた。ここに "企業" としてのWCWは滅亡したものの、それまでWCWに属していたレスラー達の多く(ブッカーTダイヤモンド・ダラス・ペイジなど)はWWFに雇われ、6月以降に展開されるWCW / ECW連合軍(アライアンス)によるWWF侵略ストーリー[6] を介してWWFファンの前にも姿を表し、11月のSurvivor Seriesまでの間、WWF所属選手と抗争を繰り広げる。9月にアメリカ同時多発テロ事件に配慮し番組名を「RAW IS WAR」から「RAW」へと変更する。

2002年3月26日にRAWとSmackDownの間に番組分割が実施される。共通のストーリーが展開されていた両番組が、以後は基本的にそれぞれで異なるストーリーが展開されるようになる。この時、同時に行われたドラフトにWWFに所属する大半のスーパースターが対象とされ、一部の例外[7] を除き、各々はRAWとSmackDown!のいずれかの専属スターとなり、番組毎に異なる特色を持つ2リーグ制がスタートした。これに伴って各番組毎に、番組統括役としてゼネラルマネージャーが設定された。初代ゼネラルマネージャーはRAWがリック・フレアー、SmackDownがビンス・マクマホン、4月1日番組分割・ドラフト後、最初のRAW。ロゴの変更に加え、番組セットが変わり、巨大スクリーンが従来の長方形から平行四辺形になった。(SmackDownは変わらずそのまま)5月にWWFがWWEと改名し、「WWE RAW」として進行していく。

2009年現在ではHD放送が始まり、番組セットも2002年当時から大幅に変えられている。

2011年9月12日より、番組名を「RAW SuperShow」に変更。

2012年7月23日の放送で1000回を迎えた。これに伴い番組名を「RAW」に戻したほか、同時にそれまで2時間だった放送時間を3時間に拡大した[8]。(現在はECWの終了後、2010年2月23日から放送されていたNXT2012年8月よりFCWと合体してNXTレスリングとして始動し、数名をRAW、SmackDown!に輩出している。また、RAWSmackDown!番組間の区別は無くなり、中堅のスターさえもが垣根を越えて様々な番組に出演する光景がよく見られるようになっている。)

2016年7月より再びSmackDown(分割後は「SmackDown LIVE」)とブランド分割され、ヒース・スレイターら無所属の数名を除いてそれぞれのスターがもう片方のブランドに登場することはなくなった。ただし、SmackDown LIVEと同日に放送されている「WWE 205 Live」のスターはRAWへも出演している。

2020年3月12日から新型コロナウイルスの世界的大流行によりオーランドのWWEパフォーマンスセンターで無観客で収録・放送され、8月21日からはアムウェイ・センターに、12月14日からはトロピカーナ・フィールドにそれぞれ拠点を移し[9]、無観客で放送していたが、2021年7月から有観客興行は再開している。

USAネットワークで放送されている「RAW」は2023年まで放映権契約を更新している。

2024年1月23日、Netflix2025年1月よりアメリカ等での独占配信権を獲得したことを発表。このため、以降の番組はネット配信の形態に移行し、テレビ放送は2024年末で終了することになった[10][11]

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タイトルホルダー

所属選手(スーパースター)

男子選手

女子選手

ユニット・チーム

ゼネラルマネージャー

要約
視点

SmackDown同様、RAWにも番組の最高責任者としてマッチメーク権などをもつという役のゼネラルマネージャーが置かれていたが、2018年12月で廃止となった。かつてWWEを苦しめたWCWの経営者であるエリック・ビショフが長期にわたり就任していたのがRAWの特徴である。以下は歴代のGM一覧である(カッコ内は就任期間)。正確にはビショフが初代ゼネラルマネージャーであり、リック・フレアービンス・マクマホンは番組オーナーであったが併記する。

  • リック・フレアー(2001年11月9日 - 2002年6月10日)
  • ビンス・マクマホン(2002年6月10日 - 2002年7月15日)
  • エリック・ビショフ (2002年7月15日 - 2005年12月5日)ビンスによりクビにされる。
  • ジョナサン・コーチマン(2007年6月11日 - 2007年8月6日)(2006年9月頃から一時代行としてGMに就く )
  • ウィリアム・リーガル(2007年8月6日 - 2008年5月19日)薬物規定違反による謹慎により、職務打ち切り。のちにレスラーとして復帰
  • マイク・アダムル(2008年7月19日 - 2008年11月3日)ECWのアナウンサーだったが、シェインによって指名される。後に辞職。
  • ステファニー・マクマホン&シェイン・マクマホン(2008年11月3日 - 2008年11月24日、2016年5月2日 - 2016年7月11日)ビンスから使命を受け、就任。共同GM。
  • ステファニー・マクマホン(2008年11月24日 - 2009年4月6日)ヴィッキーのRAW移籍、GM就任より辞任。
  • ヴィッキー・ゲレロ(「2009年4月6日 - 2009年6月8日、2012年10月22 - 2013年6月8日)退団による辞任。以降ヴィッキーが事実上の代理を務める。Managing Supervisorなる役職に就く。WWEアプリのファン投票により解雇。
  • ブレット・ハート(2010年5月24日 -2010年6月21日)ビンスによって解任、番組には残る。
  • 謎のGM(2010年6月21日 -2011年7月18日)正体不明。身の安全のため、パソコン越しのメールによって指示がだされていた。
  • ジョン・ロウリネイティス(2011年10月10日 - 2012年6月17日)トリプルHの監督責任が問われ、ビンスにより臨時のGMに就任。2012年4月から、SmackDownのゼネラルマネージャーを兼任。2012年6月17日のノー・ウェイ・アウトで解雇。
  • 2012年6月18日から7月9日まではミック・フォーリー、ヴィッキー・ゲレロ、セオドア・ロング謎のGMの元GM経験者が交代で臨時GMを務める。謎のGMの正体がホーンスワグルであることが明かされる。※フォーリー、ヴィッキー、ロングはSmackDownの臨時GMも兼任。
  • 2012年7月16日はゼネラルマネージャー不在となる。
  • AJ・リー(2012年7月23日 - 2012年10月22日)ビンスから発表される。2012年10月22日のロウで辞任を発表する。
  • ブラッド・マドックス(2013年6月8日 - 2014年5月26日)ヴィッキー・ゲレロがManaging Supervisorを解雇された直後、ヴィンス・マクマホンから発表される。トリプルHにより解雇。
  • ブラッド・マドックス解雇後はパソコン越しからのEメールのみの登場で、誰がGMをやっていたかは不明。
  • シェイン・マクマホン(2016年4月4日 - 2016年4月25日)ビンスから指名を受け、就任。
  • ミック・フォーリー(2016年7月19日 - 2017年3月20日)ステファニーにより解雇。
  • カート・アングル(2017年4月3日-2018年12月17日)ビンスから指名を受け、就任。GM制の廃止により失権。
  • バロン・コービン(2018年8月20日 - 2018年12月16日)カートの代理でステファニーから指名を受け、就任。RAWの巡査も兼任。後に解任。
  • アダム・ピアース(2023年10月16日 - 現在)2023年10月13日のSmackDownでトリプルHから指名を受ける。[12]

以下の人物は、エリック・ビショフと共同でGMを務めたことがある人物である

なお、オースチンは退任後「番組保安官」も務めている(2003年12月29日 - 2004年3月29日) 以下の人物は1日限りのゼネラルマネージャーに就任したことがある人物である。

特にメイヴェンからクリス・ジェリコまでは、エリック・ビショフの長期休暇期間中の代役として、Survivor Series 2004の勝利者チームにGM代役権が与えられることになり、トリプルHバティスタ、エッジ、ジーン・スニツキーのチームとその権利をかけて争って勝利したことへの報酬としての就任である。

トランプは本来は長くオーナーを務める予定であったが、買収の余波によるWWE株価の下落(放送局がアングルを伏せて報道番組を放送したことにより、株主が予想以上に反応してしまったからと言われている)の影響により、その日のうちにビンスに買い戻される形で終了した。以降はトランプが提案したホスト制度が採用されたためGMを付けず毎週ホストを迎えることになっていたが、ジョン・ロヴィッツ(2010年5月24日)の回にブレット・ハートがGMに正式就任したのを機に、以降のゲストホストの権限は大幅に縮小され、文字通りゲストとして登場している。

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ゲストホスト

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番組テーマソング

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Notes
  1. ^ Bold song titles denotes that the song is currently being used as the show's theme.
  1. ^ Song is used during bumpers
  1. ^ I Like it Raw was supposed to be on WWF Full Metal under the Name Greenwich Streets
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日本での放送

日本ではABEMAで毎週火曜夜に日本語実況付で放送している。2022年1月までは単独番組が毎週火曜日にJ SPORTS 4で放送されて、これとは別に日本語字幕版やダイジェスト番組「Bottom Line」も放送されていた。2017年と2018年はDAZNでも放送されていた。解説は斎藤文彦、実況は週替わりで髙橋大輔土居壮市川勝也新谷賢太郎が担当していた。

脚注

外部リンク

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