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福島県道14号いわき石川線

福島県の道路 ウィキペディアから

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福島県道14号いわき石川線(ふくしまけんどう14ごう いわきいしかわせん)は、福島県いわき市から石川郡石川町に至る県道主要地方道)である。

概要 主要地方道, 起点 ...

福島県道11号白河石川線とともに別名「御斎所街道」(白河市 - いわき市湯本)と称される、古くからの街道である。

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概要

要約
視点

浜通り中通りを結ぶ福島県土連携交流ネットワーク基盤強化道路で、国道49号及び国道289号に並ぶいわき市から西方向に伸びる路線の一つである。

いわき三和トンネルの開通以前の国道49号は、旧来の三和トンネルをISO規格背高コンテナ車が通行することが難しく、当県道が重要港湾小名浜港と中通り地方とのコンテナ輸送の主要経路であった。いわき三和トンネルの開通後も利用は多く、福島県は本路線と現在工事を進めているふくしま復興再生道路小名浜道路を、小名浜港の重要なアクセス道路として整備する方針であり、線形改良などのバイパス工事が進められている。

路線データ

概要 全ての座標を示した地図 - OSM ...
本線

[1]

バイパス・新道

都市計画道路三函台山線
湯本跨線橋を参照。
いわき石川バイパス
いわき石川バイパスを参照。
遠野バイパス
大型トラックによる物資輸送の円滑化のための当県道の整備の中で、沿線に家屋や商店の連なる上遠野市街地を拡幅することは困難であったため、市街地南側へ迂回するバイパスの事業化が1988年度に行われ、1994年4月に開通した[2]
皿貝工区
  • 起点:いわき市遠野町根岸
  • 終点:いわき市遠野町大平
  • 全長:1.8㎞(供用済区間 0.8㎞)
  • 幅員:11.0m(車道部 6.5m、歩道部 2.5m)
遠野バイパス西側の鮫川の渓谷に沿うカーブの続き見通しの悪い狭隘区間の解消のために2006年3月4日に皿貝トンネルを含む1.1㎞が開通した[3]。その後皿貝トンネル前後の区間の線形改良、幅員拡大が2006年度に事業化され、皿貝トンネル区間を皿貝1工区、起点側が皿貝2-1工区、終点側が皿貝2-2工区(うち桟道橋全長165m)として整備が続けられた[4]2014年度に2-2工区のうち、起点側0.4㎞が完成し、2019年度の全線完成を目指している[5][6]。トンネル部分の旧道は西側坑口によりふさがれ車両の通行はできず車止めが設置されている。東側は旧道敷が停車スペースとして用いられている。
皿貝工区(御斉所洞門)
  • 起点:いわき市遠野町大平
  • 終点:いわき市遠野町大平
  • 全長:240m
1986年までは岩をくりぬいた洞門を通り抜けていた旧御斉所洞門周辺の鮫川渓谷に沿う狭隘区間の解消のため、新たな御斉所洞門を含む新道区間が2000年12月27日に開通した。旧道は現在ガードレール・車止めにより車両の進入ができないが、旧跡である旧洞門の由来を記した標板が設置されている[3]
御斉所工区
  • 起点:いわき市遠野町大平
  • 終点:いわき市遠野町大平
  • 全長:2.2㎞
御斉所洞門の西側に続く御斉所峠周辺の鮫川渓谷に沿う狭隘区間の解消のため、御斉所トンネルを含む新道区間が1995年7月7日に開通した。旧道はバリケードにより車両の侵入ができないが、神社が鎮座している。
才鉢工区
才鉢工区を参照。
石川バイパス
石川バイパスを参照。
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歴史

  • 1954年1月20日 - 建設省告示第16号が公布され、福島県道水田平線の一部と石川湯本線の一部が主要地方道湯本石川線に指定される。
  • 1964年12月28日 - 建設省告示第3620号が公布され、福島県道常磐石川線(石城郡湯本町が合併により常磐市になったため路線名が変更された)が主要地方道常磐石川線に指定される。
  • 1971年6月26日 - 建設省告示第1069号が公布され、福島県道常磐石川線が主要地方道いわき石川線に指定される。
  • 1972年昭和47年)6月9日 - 福島県によって県道路線に認定される[7]
  • 1993年平成5年)5月11日建設省から、県道いわき石川線がいわき石川線として主要地方道に指定される[8]
  • 2011年(平成23年)3月11日東日本大震災により、いわき市上釜戸地区や才鉢地区で大規模な地滑り崩落が発生し、通行止めを余儀なくされる[9]
  • 2014年(平成26年)4月5日:いわき市田人町石住字才鉢地内において法面崩壊が発生し、いわき市遠野町 - 石川郡古殿町間の延長22 kmにわたって通行止めになる[10]
  • 2014年(平成26年)9月26日:いわき市田人町石住字才鉢地内の通行止めを、暫定1車線交互通行で解除[11]
  • 2015年(平成27年)1月20日:いわき市田人町石住字才鉢地内の片側交互通行規制を全面解除[11]
  • 2018年(平成30年)4月1日:起点で接続していた国道6号のいわき市常磐下船尾町から十五町目間が福島県に移管されて福島県道20号いわき上三坂小野線に変更になる[12]
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路線状況

重複区間

道路施設

いわき市

湯本跨線橋
藤原橋
西郷跨線橋
新別所橋
宮貫橋
千峰橋
渡辺町上釜戸字瀬峰から遠野町上遠野字沢繁に至り、二級水系藤原川水系釜戸川を渡る。
伽廊橋
遠野町上遠野字沢繁から遠野町深山田字沢繁に至り、蛇行する二級水系藤原川水系釜戸川を再び渡る。
度京橋
度京橋側道橋
遠野町上遠野字大黒山にて二級水系鮫川水系上遠野川を渡る。歩行者安全性向上のため上り線側に人道橋が後から架けられた。下り線側には並行して水管橋が架かる。
上遠野橋
遠野町上遠野字中ノ町から字大黒山、字太田に跨り、二級水系鮫川水系上遠野川を渡る。遠野バイパス整備に伴い建設された。
下根岸橋
遠野バイパス終点部に位置し、遠野町根岸字大反田から字下根岸に跨り、二級水系鮫川水系上遠野川を渡る。橋上は上下対向2車線で供用され、両側に幅員3.5mの歩道が設置されている。橋西側にて分岐する福島県道20号いわき上三坂小野線へ向かう右折車線設置により橋上部工が三味線バチ形状になるため、主桁を放射状に配置し床版の張り出しを一定にすることで景観に配慮した。総工費は1億7800万円[17]
大山橋
遠野町根岸字下根岸から遠野町大平字皿貝に跨り、二級水系鮫川水系入遠野川の河口部を渡る。東詰は重複してきた福島県道20号いわき上三坂小野線が分岐する丁字路となっており、橋上は上下対向2車線と車線間の導流帯として供用されている。皿貝1工区の起点部分として建設され、旧道橋のすぐ上流側に架けられている。総工費は1億2200万円[18]
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皿貝トンネル
皿貝トンネル
  • 全長:617.0m[19]
  • 幅員:6.5(9.0)m[19]
  • 有効高:4.7m[19]
  • 工法:NATM工法(補助ベンチ付き全断面工法・上半先進ベンチカット工法)[19]
  • 施工:渡辺組・錦興業特定建設工事共同企業体[19]
  • 竣工:2006年2月[19]
遠野町大平字皿貝に位置する。2003年度より緊急地方道整備事業 皿貝1工区整備に伴い建設された。2003年10月24日に起工され、2004年12月3日貫通、2006年3月4日に開通した。総工費は15億2000万円[19]
皿貝桟道橋
  • 全長:165.0m[20]
  • 幅員:3.0(6.25)m[20]
  • 形式:4径間立体ラーメンプレハブ橋[20]
  • 竣工:2014年[20]
  • 施工:渡辺組[20]
遠野町大平字皿貝に位置し、当路線の下り線を通す。幅員協商、線形不良の解消のための路面拡幅により建設された。総工費は1億6200万円[20]
御斎所洞門
御斎所橋
遠野町大平に位置する。地方道改良事業御斎所工区の整備に伴う地方道橋梁整備事業により1989年度に着工された。総工費は3億5300万円[21]
御斎所トンネル
労場橋
弓ながし橋
才鉢トンネル
才鉢橋
長畑橋
神山橋
栃橋
いわき市田人町石住字貝屋に位置し、二級水系鮫川水系栃沢川を渡る。1929年に架けられた旧橋から架け替えられ、同時に周囲の現道拡幅も行われた。総工費は1億5400万円[22]
貝屋橋
貝屋橋歩道橋
田人町石住字貝屋にて二級水系鮫川水系貝屋川を渡る。歩行者安全性向上のために上り線側に人道橋が後から架けられた。
石住橋
田人町石住字石住にて二級水系鮫川水系石住沢を渡る。

古殿町

大原橋
松川字大原に位置し、二級水系鮫川水系大久田川を渡る。橋上は上下対向2車線で供用され、上下線両側に幅員3.5mの歩道が設置されている。1930年に架設された旧橋の老朽化と大型トレーラー増加による耐荷重不足、幅員狭小の解消のために路線の付替えとともに旧橋の下流側建設された。旧橋梁は撤去されており、旧道の通り抜けはできず行き止まりになっている。総工費は7800万円[18]
堀越橋
堀越橋歩道橋
松川字前木にて二級水系鮫川水系堀越川を渡る。
落合橋
  • 全長:51.5m[26]
  • 幅員:6.5(15.0)m[26]
  • 形式:鋼床版箱桁橋[26]
  • 竣工:1996年[26]
松川字横川にて二級水系鮫川水系大平川を渡る。従来の橋梁の幅員が狭隘で前後の線形も悪く、1934年竣工と老朽化も進んでいたことから架替が行われた[26]
道の駅ふるどの
国道349号重用区間内

石川町

里見橋
里見橋側道橋
形見字道橋から双里字神主に跨り、一級水系阿武隈川水系今出川を渡る。上り線側に人道橋が設置された。
三芦橋
三芦橋側道橋
  • 全長:26.0m[28]
  • 幅員:1.5m×2[28]
  • 竣工:1969年[28]
字新町から字鹿ノ坂、字高田に跨り、一級水系阿武隈川水系今出川支流の北須川を渡る。上下線両側に人道橋が設置された。東側には福島交通三芦橋バス停が設置されている。
古市場橋
双里橋
白坂下橋
谷津橋
石川トンネル
境ノ内橋
屋敷入橋
長郷田橋
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地理

通過する自治体

交差する道路

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いわき石川バイパス(いわき市常磐西郷町
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いわき市遠野町上遠野付近

沿線にある施設など

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脚注

関連項目

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