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日本テレビ系列のバラエティ番組 (1994-1996) ウィキペディアから
『投稿!特ホウ王国』(とうこう とくホウおうこく)は、1994年5月1日から1996年12月15日まで日本テレビ系列局で放送されていた日本テレビ制作のバラエティ番組である。その後も1997年1月12日から同年9月21日まで『1億3000万人の投稿!特ホウ王国2』(いちおくさんぜんまんにんのとうこう とくホウおうこくツー)と題して放送されていた。
投稿!特ホウ王国 | |
---|---|
ジャンル | バラエティ番組 |
構成 | 別項 |
ディレクター | 別項 |
演出 | 五味一男(総合演出) |
司会者 | 笑福亭鶴瓶、河野景子、リサ・ステッグマイヤー |
出演者 | ウッチャンナンチャン(内村光良、南原清隆(編集局長)) |
審査員 | 高島忠夫、ジャイアント馬場、タモリほか |
ナレーター | 青森伸、若本規夫、来宮良子 |
エンディング | 「この星のどこかで」 |
製作 | |
チーフ・プロデューサー | 吉岡正敏 |
プロデューサー | 佐野讓顯、梅原幹 |
制作 | 日本テレビ |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
投稿!特ホウ王国 | |
放送期間 | 1994年5月1日 - 1996年12月15日 |
放送時間 | 日曜 19:00 - 19:54→日曜 19:00 - 19:56 |
放送分 | 54→56分 |
1億3000万人の投稿!特ホウ王国2 | |
放送期間 | 1997年1月12日 - 1997年9月21日 |
放送時間 | 日曜 19:00 - 19:56 |
放送分 | 56分 |
当初の放送時間は毎週日曜 19:00 - 19:54 (日本標準時)。1996年10月27日からは『特命リサーチ200X』とのステブレレス接続のため終了時間を2分延長し19:00 - 19:56となった。いずれの時期も、スポーツ中継や『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』の時は休止。
ウッチャンナンチャン(内村光良・南原清隆)が編集局長となり、視聴者から投稿された「おもしろ仰天スクープ」を内村班と南原班に分けて報道形式で紹介していた番組。司会は、当初は笑福亭鶴瓶と河野景子が務めていたが、河野は結婚のため降板、1995年6月からリサ・ステッグマイヤーと交代した。開始前の仮タイトルは『特報!スクープ王国』[1]。
投稿された特ダネの現場には、日本テレビや系列局のアナウンサー、フリータレントなどが「特派員」として出向き、現地からのリポートを行っていた。特に「後藤です」の出だしでの登場と低音声でのシリアスなナレーション進行で一世を風靡した後藤俊哉や、異常なハイテンションで登場する藤井恒久が有名になった。セクシー系のスクープには必ず男性特派員が出向き、嬉しそうに取材する姿も定番であった。時にはウンナンや鶴瓶・河野自身が特派員を務めることもあり、鶴瓶がリポートに出向く際には本名の「駿河学」、または老婆に扮して「駿河ツル」の名で登場していた。なお、出向いてネタが明かされる直前、白黒に反転した映像に効果音のついた、特派員が驚く(笑うなど派生バージョンもあり)カット演出がお約束であった。
テーマを発表する際に観客が「え〜!!」と驚いてみせるリアクションと、真相を目の当たりにした特派員のリアクションが定番である。テレビ雑誌[どれ?]で本番組の観客を募集した際も、特典として「『え〜!』と叫べる」と書かれたほどである。放送当時、『マジカル頭脳パワー!!』で、回答者の今田耕司の不可思議な行動に客がブーイングした時、「特ホウ王国じゃねーんだよ!」と本人が言い返したことがある。
前番組の流れで前半は大塚製薬[注 1]、後半は日立グループがそれぞれ一社提供だった[注 2][注 3]。1973年4月の『日立ドキュメンタリー すばらしい世界旅行』から24年半にわたって続けられていた日本テレビ系列での日立の樹の放送は本番組が最後となり、1997年10月以降はTBS系列の『日立 世界・ふしぎ発見!』で2024年3月まで行われていた。
レギュラー放送の終了後、2001年1月4日(木曜) 19:00 - 20:54 に『投稿!特ホウ王国 2001年大復活スペシャル』が放送された。この時は既に一線を退いていた河野が「河野景子」名義で一回限りの司会復帰を果たし、リサは審査員に回った。
初期には、ガセネタや鶴瓶に「くだらない」・「つまらない」などと一蹴されたスクープには「おしおきエンマ君」という人形を投稿者に送り付けた上に、編集局長のギャラから10万円を没収するというルールがあった。このケースは過去に11回あった。うち1回は、UFOキャッチャーが得意のおじさんにオマケとして進呈したため、実際にガセネタで送り付けたのは10回である。
毎回内村班、南原班それぞれ6 - 7本のスクープを紹介し、それを芸能人審査員5人が一人持ち点10点、計50点満点で審査していた。審査委員長は過去に高島忠夫やジャイアント馬場らが務めていた。また、1994年秋には自分の番組以外に出演しないことを明石家さんまに指摘されたタモリが出演し、審査委員長を務めたこともある。タモリは1989年にレギュラーだった『今夜は最高!』が終了して以来、日本テレビ系の番組に出演する機会は少なく、数少ない出演例となっている。
審査員の審査により、毎週ベストスクープ賞を含むベスト5が決定され、入賞したスクープの提供者には下記の賞金が贈られていた。また、そのスクープを紹介した班にもポイントが入っていた。
賞 | 賞金 | ポイント数 |
---|---|---|
ベストスクープ賞 | 50万円 | 50ポイント |
第2位 | 30万円 | 30ポイント |
第3位 | 20万円 | 20ポイント |
第4位 | 10万円 | 10ポイント |
第5位 | 5万円 | 5ポイント |
2時間スペシャルの際には、賞金ならびにポイントもレギュラー放送時よりアップしていた。
賞 | 賞金 | ポイント数 |
---|---|---|
ベストスクープ大賞 | 100万円 | 100ポイント |
第2位 | 50万円 | 50ポイント |
第3位 | 30万円 | 30ポイント |
第4位 | 20万円 | 20ポイント |
第5位 | 10万円 | 10ポイント |
(1つの順位が1ネタだと満点が210ポイントとなった)
同じ人物が登場するスクープなどはシリーズ化され、毎週のように行われていたものもある。
「OLの胸にぶら下がる猫」タイトルのとおり女性のおっぱいに吸い付く猫がいる、というもの。 「日本一薄着の女性」ボディペイントでTシャツを着ているかのように見せかけ裸で外を歩く女性。 「日本一バストの大きな○○」 Iカップを持つ中学生やJカップの高校生やLカップの看護婦やQカップのOL、Xカップのアメリカ人モデル(パンドラ•ピークスという女性)の投稿。「日本一バストの大きな看護婦」は早乙女アリサという女性で週刊誌FRIDAYや各メディアにも登場したことがある。母親も巨乳であり元々巨乳遺伝だという。「日本一バストの大きなOL」はセクシー女優の森川まり子である。
「日本一大胆な水着を着て泳ぐ美女」 スリングショットと呼ばれる露出が高い水着を着て泳ぐ女性に密着。バックスタイルがただの紐であり、今でも認知度の高い投稿である。年末スペシャルではフロントもバックも紐だけで構築されたただ露出したいだけの水着を着た女性が登場した。この投稿ネタに出演した女性は工藤翔子と中井淳子というセクシー女優であり、このタイプの水着は当時アメリカのフロリダで流行っていた水着でありそれをオマージュした投稿ネタと思われる[2]。この「日本一大胆な水着で泳ぐ美女」の派生ネタとして「針金を着て泳ぐ美女」や自分の長い髪の毛をそのまま水着に見立てた女性もいた。また、「天使の羽根」(肩甲骨をせり出す一発芸に近い技で、見せるために撮影時に裸になる必要がある)の投稿が集まっていた時期、ネタの性質上成長期の男児からの投稿ばかりだったため、「女子も募集してます」と告知がされたが、放送はなかった。 なお言葉だけアダルトな連想をさせるタイトルもあり、鶴瓶が「まだ夜の7時やで」とツッコミを入れたこともある。
系列はネット終了時のもの。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | 日本テレビ | 日本テレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 札幌テレビ | ||
青森県 | 青森放送 | ||
岩手県 | テレビ岩手 | ||
宮城県 | ミヤギテレビ | ||
秋田県 | 秋田放送 | ||
山形県 | 山形放送 | ||
福島県 | 福島中央テレビ | ||
山梨県 | 山梨放送 | ||
新潟県 | テレビ新潟 | ||
長野県 | テレビ信州 | ||
静岡県 | 静岡第一テレビ | ||
富山県 | 北日本放送 | ||
石川県 | テレビ金沢 | ||
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
中京広域圏 | 中京テレビ | 日本テレビ系列 | |
近畿広域圏 | よみうりテレビ | ||
鳥取県・島根県 | 日本海テレビ | ||
広島県 | 広島テレビ | ||
山口県 | 山口放送 | ||
徳島県 | 四国放送 | ||
香川県・岡山県 | 西日本放送 | ||
愛媛県 | 南海放送 | ||
高知県 | 高知放送 | ||
福岡県 | 福岡放送 | ||
長崎県 | 長崎国際テレビ | ||
熊本県 | くまもと県民テレビ | ||
大分県 | テレビ大分 | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 |
|
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
[注 6][注 7] |
鹿児島県 | 鹿児島読売テレビ | 日本テレビ系列 | [注 8] |
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 | [注 9] |
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