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日清食品が製造販売する日本の即席麺 ウィキペディアから
チキンラーメンは、日清食品が販売しているインスタントラーメンの銘柄。親会社である日清食品ホールディングスの登録商標(第2685160号ほか)。「日清チキンラーメン」とも称される。商業的に成功した最初の即席麺である。
袋入りインスタントラーメンで、調理方法は丼(どんぶり)などの容器に入れて湯を掛け、蓋をするか密閉する。容器を別に用意する必要があるほかはカップ麺とほぼ同様の調理方法で、鍋で煮る必要がない点が他の袋入りインスタントラーメンと大きく異なる。派生商品のカップ麺もある。スープは麺に噴霧して別添していない。
日清食品創業者の安藤百福が、太平洋戦争終戦直後の梅田の闇市でラーメン屋台に並ぶ行列を見て、「もっと手軽にラーメンを」と開発した。
チキンラーメンは、安藤が大阪府池田市の自宅敷地内に建てた研究小屋で試行錯誤して開発した。妻が揚げていた天ぷらの外観や食感から「油の熱で乾かす」瞬間油熱乾燥法を発想した。池田市の「安藤百福発明記念館 大阪池田」(カップヌードルミュージアム 大阪池田)に、チキンラーメンを開発した作業小屋が復元して展示されている。日清食品がチキンラーメン60周年記念として2017年(平成29年)10月から営業を始めた「チキンラーメン屋台」は、この研究小屋をイメージして製作した[1]。
チキンラーメンの「チキン」は鶏を意味する英語"chicken"であるが、本商品はローマ字表記で"Chikin"と綴られている。
袋を開けて取り出した乾燥麺を丼などの食器に入れ、熱湯をかけて蓋をする。おおよそ3分間(発売当初は2分間とされた)待てば食べられる。熱湯を沸かした鍋で直接煮込めば1分強で食べられる。
具材はない。右の写真のように、くぼみを上にして麺をどんぶりに入れ、くぼみの上に生卵を乗せて湯をかけ、刻みネギを入れる調理例がパッケージに印刷されている。開発者の百福は「美味しく食べるコツは、ちゃんと蓋を閉めてきっちり3分待ち、よくかき混ぜてから食べること」と語っている[要出典]。
調理しなくても、多少塩辛いがそのままかじったり、砕いて米飯に掛けたり、スープの具にしたりして食べることも可能[注釈 5]。麺に含まれるデンプン質は加熱によってアルファ化(糊化)されているため消化吸収上は問題なく、非常食としても有用。
一方で様々な具や調味料を足したり、焼きそばやそばめしのように料理したりすることもできる。こうしたレシピは、チキンラーメンのブランドサイト[12]や書籍『365日チキンラーメンの本』[13]でも紹介されている。
袋麺1食(85g)当たり
「合成保存料、合成着色料は使用しておりません。」という表示あり
ほか
2008年、チキンラーメンの発売50周年を記念して、各国オリジナルの「チキンラーメン」が発売された。地域に合わせて現地製造されているが、袋のデザインはほぼ同じで上部の海老茶とオレンジ白のストライプが使われている[17]。 。
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