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ゆうひが丘の総理大臣
日本の漫画作品、テレビドラマ番組 ウィキペディアから
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『ゆうひが丘の総理大臣』(ゆうひがおかのそうりだいじん)は、望月あきらによる日本の漫画作品。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、1977年12号から1980年16号まで連載された。単行本は全17巻。1978年にはテレビドラマ化されている。
漫画
夕日丘学園中学に赴任したアメリカ帰りの理科教師・大岩雄二郎を中心に描かれる学園漫画。題名の由来及び大岩のあだ名「ソーリ」の由来は、最初の授業で生徒たちのイタズラを受け、大岩が発した「アイム ソーリ、ヒゲソーリ、ボクちゃんの名前はソーリ大臣」による。後日その件を、伊井加先生にいじられると「数年後はゆうひが丘の総理大臣…つまり学園長になるつもり…」と笑って返す。
書誌情報
- 望月あきら著『ゆうひが丘の総理大臣』 全17巻(1977年 - 1980年、秋田書店)
- 復刻版第1巻(2006年7月、チクマ秀版社)
テレビドラマ
要約
視点
1978年10月11日から1979年10月10日まで全40話が日本テレビ系列ほかで水曜日20:00から20:54まで放映された。
同じく中村雅俊主演で本作の企画を前倒しにして制作された『青春ド真中!』(1978年5月 - 9月放送)と設定は共通点がある。『われら青春!』などの日テレ青春学園ドラマの流れを汲んだ作品となっている。
夕日丘学園高校に赴任したアメリカ帰りの英語教師・大岩雄二郎を中心に描かれる学園ドラマ。大岩のあだ名「ソーリ」の由来は、大岩が初日に開口一番「俺はこの教室では総理大臣より上だ」と言い放つことから。
エンディング
『俺たちの旅』同様、中村雅俊の楽曲『海を抱きしめて』をバックに毎回4行の詩が出るエンディングから次回予告に繋がる。
備考
- 第7話では主演の中村が自ら畑嶺明と共作で脚本を手掛けている。原作者の望月あきらの許可を得た上で、400字詰め原稿用紙10枚にまとめてプロット化した[1]。第25話では生徒役の井上純一が畑と共作で脚本を手掛けている[2]。
- 舞台設定は神奈川県内の架空の都市だがロケ撮影は多摩美術大学の八王子校舎、京王永山駅、八王子市長房町の南浅川橋(通学路のシーン)、南浅川橋近くの陵南公園、狛江市元和泉の多摩川河原、神奈川県大磯町の大磯海岸などで行われた。雄二郎と木念の下宿先である「大ふく荘」と「キッチンかおる」は、杉並区方南の神田川の上水橋近くにあったアパートと食堂でロケが行われ、かつて『俺たちの旅』に登場した「たちばな荘」「いろは食堂」と同じ場所にあったが現在建物は存在しない[3]。
- 雄二郎が良く着用していたL-2BのフライトジャケットとLeeのジーンズ、星条旗の風呂敷は、全て中村の私物だったという[3]。
- 井上純一によると当時ロケの舞台となった多摩美術大学に在籍していた竹中直人が本作の撮影の合間に井上ら生徒役の出演者の前でよくものまね芸を披露していたという[4]。
- 柳沢慎吾は最終回のロケを見に行き、生徒役が「行かないでー」と言っているなか、ドラマに入り込んでしまい人だかりのなかから「総理、行くなよ!」と大声で叫んでスタッフに怒られてしまった。柳沢慎吾はこの経験が元で『トップスターになって青春ドラマの生徒役をやりたい』と役者を志すようになった。[5]
キャスト
教師
生徒
その他
ゲスト
- 柴田喜代(柴田良次の母)- 八木昌子(2話[7]・13話[8]・23話・25話)
- 柴田家の近所の女性 - 福田公子(2話[7])
- 刑事 - 門脇三郎(2話[7])
- 岡田治子(君子の母)- 柳川慶子(3話[9])
- 岡田義雄(君子の父)- 勝部演之(3話[9])
- 和美 - 上田かおり(3話[9])
- 小早川アキ(雄二郎の妹) - 山本由香利(現・山本ゆか里)(5話・18話・21話・36話)
- 小早川ふさ(アキの叔母)- 月丘千秋(5話[10])
- 藤村正男 - 秋元羊介(5話[10])
- 藤村恵子 - 清水石あけみ(5話[10])
- 少年時代の雄二郎 - 中越司(5話[10])
- 少女時代のアキ - 志喜屋文(5話[10])
- 遠藤壮一の母 - 松下砂稚子(6話[10])
- 文房具店店主 - 柳谷寛(6話[10])
- 村上直美 - 神保美喜(7話[1])
- 山川淳三(山川平作の父)- 下川辰平(7話[1]、24話)
- 伸江(村上直美の伯母)- 草村礼子(7話[1])
- 直美の担任 - 伏見天平(7話[1])
- 直美の不良仲間 - 白貝真理子(7話[1])
- 百田隆明(桜子の父)- 入江正徳(9話[11])
- 小島ひろみの父 - 加藤和夫(9話[11])
- 学者 - 大矢兼臣(9話[11])
- 隆明の交際相手 - ニッキー・ウッドメイヤー(9話[11])
- 隆明の交際相手の娘 - ベティ・フォード(9話[11])
- 増田由美子 - 村地弘美(11話[6])
- 増田好江 - 小沢弘子(11話[6])
- 美由紀 - 堀美奈子(12話[6])
- 弥生 - 山口ひろみ(12話[6])
- 悦子 - 西川まさ子(12話[6])
- 他校の不良 - 田鍋友啓、松原秀樹(12話[6])
- 柴田良介(柴田良次の父)- 佐竹明夫(13話[8])
- 山森イネ(山森久子の母)- 南美江(13話[8])
- 農家の主人 - 神田正夫(13話[8])
- 山本進 - 岡村清太郎(現・清元延寿太夫)(14話[8]・27話)
- 北川里子(北川真弓の母)- 泉よし子(14話[8])
- 不良の生徒 - 柴田聡(14話[8])
- 村田こういち(アキの婚約者)- 中島久之(18話)
- 上条伸吉の妻 - 高山千草(24話)
- 恵子(ハンバーガーショップ店員)- 森田あけみ(25話)
- 鍋島 - 下元勉(26話)
- 鍋島の妻 - 風見章子(26話)
- 多野木念の父 - 山内明(29話)
- 青田のり子の父 - 和久井節緒(29話、37話)
- 青田のり子の母 - 矢吹寿子(29話、37話)
- 前島の父 - 平田昭彦(30話)
- 平山六輔 - 秋野太作(31話)
- 針山章子(鉄平の姉) - 紀比呂子(32話)
- 山田巡査 - 森川正太(33話)
- 川上としお - 戸井田稔(35話、36話)
- アニタチェリー(川上の恋人)- アニタ・ケリー(35話)
- 田所 - 佐藤允(36話)
- 田所静枝(雄二郎の母) - 南風洋子(36話)
- 北川真弓の父 - 相原巨典(37話)
- 庄司 - 高野浩之(現・高野浩幸)(38話)
- 西山幸男(教育実習生)- 横谷雄二(39話)
スタッフ
楽曲
- オープニング(主題歌)
- エンディング
- 挿入歌
サブタイトル
ネット局
- 水曜 20:00 - 20:54、同時ネット
- 遅れ・時差ネット
レコード
- シングル
- 「時代遅れの恋人たち/海を抱きしめて」 中村雅俊 (1978年11月、日本コロムビア PK-131)
- 「まごころ/フレンズ」 神田正輝 (1979年3月、ポリドール・レコード DR-6284)
- 「心の風/パートナー」 井上純一 (1979年4月、日本コロムビア PK-146)
- 「日時計/優しさの街角」 中村雅俊 (1979年6月、日本コロムビア PK-156)
- アルバム
- 「ゆうひが丘の総理大臣(マン・テ・ラ・レコード)」 (1978年12月、日本コロムビア PX-7073)
DVD
- 全13巻(2002年11月 - 2003年4月、キングレコード)
- DVD-BOX1(2009年3月25日、ジェネオン エンタテインメント)
- DVD-BOX2(2009年4月24日、ジェネオン エンタテインメント)
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脚注
外部リンク
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