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エア・アスタナ
カザフスタンの航空会社 ウィキペディアから
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エア・アスタナ(Air Astana)は、カザフスタンの航空会社で、同国のフラッグキャリアである。 航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスITグループが運営するアマデウスを利用している[1]。

歴史
- 2001年9月、カザフスタン政府の政府系ファンドであるサムルク・カジナ(51%)とBAEシステムズ(49%)の合弁で設立された。
- 2002年5月15日、3機のボーイング737をリース導入し、アルマトイ-アスタナ間で運航を開始した。
- 2003年後半、フォッカー 50型機、ボーイング757型機3機をリース導入した。
- 2004年2月、国営のエア・カザフスタンが清算された後、全路線を引き継いだ。まった、このとき、カザフスタンのフラッグ・キャリアとなった。
- 2005年10月1日、成長戦略に関する意見の相違を受け、経営陣が後退し、キャセイパシフィック航空の元幹部で、ロイヤルブルネイ航空の元CEOのピーター・フォスターが社長に就任した。
- 2016年11月、エアバスA320neoを導入。
- 2017年のアスタナ万博のオフィシャル・エアラインを務めた。
- 2018年、エンブラエルE190-E2を受領。初号機には、カザフスタン南部の山脈に生息する大型の猫が直面する絶滅の脅威に世界の注目を集めるために、ユキヒョウの特別塗装が施された。
- 2019年、エアリースコーポレーションからエアバスA321LR型機を導入。
- 2021年、スカイトラックスによって、最高レベルの5つ星のCOVID-19安全評価を受けた。また、東南アジアの航空会社として初めてAPEX監査に合格し、飛行中のCOVID-19ウイルスの拡散を最小限に抑え、防止したことでダイヤモンドステータスが授与された。
- 2022年2月28日と3月1日、ウクライナのカザフスタン国民の本国送還便を運航。
- 2024年、カザフスタン証券取引所とロンドン証券取引所の両方で上場した。
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就航都市
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日本との関係
- 2008年、日本への乗り入れを希望し、日本政府側と早期の直行便開設で合意した[4]。このとき、関西国際空港の発着枠は取得可能だったが、東京(羽田・成田)は取得できず、就航を断念した。
- カザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ大統領が、2019年1月30日に開催された議会において自国エアラインに対しアメリカ、日本線を開設するよう指示したことが明らかになった。
- 2019年、日本での総代理店に、エア・システムを任命。
- 2024年8月、2026年春に成田空港に就航する計画を正式発表し、日本航空(JAL)と共同運航(コードシェア)を実施することに合意した[5]。
- 2025年6月、A321LRに3つ目の燃料タンクを追加する改修を完了した。改修機は、成田空港線にも投入予定となっている[6]。
- 2025年9月、東京/成田-アルマトイ線を2026年3月に開設する見通しを示した。


受賞歴
2014年以降、以下の賞を受賞している。
- 2014年7月 スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワード 中央アジア/インド・ベスト航空賞2014Air Astana Celebrates Triple Skytrax Success
- 2014年7月 スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワード 中央アジア/インド・ベストスタッフサービス賞2014Air Astana Celebrates Triple Skytrax Success
- 2014年9月 カザフスタン電子商取引リーダーシップ賞leadership of E-commerce development in Kazakhstan
- 2015年2月 エア・トランスポート・ワールド(ATW)誌エアライン・マーケット・リーダー賞2015ATW Airline Market Leader Award 2015
- 2015年3月 CISビジネス・リーダー賞2015年 CIS Business Leader Award
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コードシェア
以下の航空会社とコードシェアを行っている。
ヨーロッパ航路
EU圏内への路線は、2009年7月14日から乗り入れが禁止されていた(これはEUのブラックリスト指定にされたことによる措置)。2014年4月10日に乗り入れ禁止は解除され、機種に一部制限があるものの乗入れが可能になった[7]。2015年12月10日現在では、エア・アスタナの保有する全ての機種について、EUへの乗り入れは禁止されていない。
機材
現在の保有機材
- エアバスA320-200(フライアリスタン)
- エアバスA320neo
- エアバスA320neo(フライアリスタン)
- エアバスA321-200
- エアバスA321LR
- ボーイング767-300ER
過去の保有機材
- ボーイング737-800
- ボーイング757-200
- エンブラエル E190
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航空事故
→詳細は「エア・アスタナ1388便事故」を参照
- 2018年11月11日、エア・アスタナ1388便(エンブラエル ERJ190LR、P4-KCJ)が操縦に問題が発生したため、緊急事態を宣言しポルトガルのベージャ空港へ緊急着陸を行った。P4-KCJは以前も電子機器問題ありの機材であり、10月2日からメンテナンスを行う為、OGMA-Indústria Aeronáutica de Portugal(ポルトガル航空工業)で運航停止中であった。11月11日のKC1388便はその回帰フライトであったが、離陸直後から問題が発生した。この機にはパイロットが3名、技術者が3名搭乗しており、機体は想定以上の負荷を受けて墜落寸前に陥るも、緊急着陸に成功し、全員生還した。
脚注
関連項目
外部リンク
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