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ジャングロ

日本の競走馬 ウィキペディアから

ジャングロ
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ジャングロ(欧字名:Jean Gros2019年3月2日 - )は、アメリカ生産、日本調教の競走馬[1]2022年ニュージーランドトロフィーの勝ち馬である。

概要 ジャングロ, 欧字表記 ...

馬名の意味は、JRAの競走馬情報には「人名より」と登録されているが、実際には高級ワイン、ドメーヌ・ジャン・グロが由来である[2]。藤田は自身のInstagramで「今年の2歳は全員ワインの名前になっている。勝利に備えてドーヴネやジャン・グロのワインを確保しようとしたら希少すぎて全然手に入らず、もっとポピュラーなワイン名にすればよかったと少し後悔している」と投稿している[3]

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デビュー前

2019年3月2日アメリカ合衆国にて誕生[1]。父は2000年キングズビショップステークスを勝ったモアザンレディ。母の父は1986年ウッドメモリアルステークスなどG1を4勝したブロードブラッシュである。全兄に2016年の米G2ウッディスティーヴンスステークスなど重賞3勝を挙げたTom's Readyがいる[4]

戦績

要約
視点

2歳(2021年)

8月22日小倉競馬場芝1200mにて武豊鞍上でデビュー[5][6]。3枠4番からのスタート。道中先頭集団でレースを進めるが3着に終わった。

次走は1週間後の8月29日の未勝利戦。浜中俊に乗り替わり、コースも芝からダートに変更。二番手でレースを運んだが2馬身離されて2着[7]

3戦目は、2か月の休養を取り10月24日の未勝利戦。舞台が阪神に替わり、武が再び騎乗、コースも芝に戻し、距離も伸ばした。このレースからハナを取る走方になった。4コーナーでママコチャに先頭を取られまたもや2着[8]

4戦目は、前走から3週あけて出走。鞍上は引き続き武豊。単勝オッズ1.8倍と高い人気を集め4戦目にして初勝利を飾った[9]。レースは、逃げ切り勝ちで2着とは3馬身1/2差であった[10]

中1週空けて5戦目、1勝クラスのベゴニア賞に出走。距離は1600mに延長し、疲れもあるのか6着で終わった[11]

6戦目は、前走から2週空けオープン特別中京2歳ステークスに出走。単勝オッズは3.6倍の2番人気に推された。初勝利と同じく逃げ切り勝ち。2着のウインマーベルとは3馬身1/2差で走破タイムの1:08.4は2016年にショウナンマッシブが記録したタイムを0.1秒縮めるレコード勝ちだった[12][13]

3歳(2022年)

7戦目は、2月27日マーガレットSに1番人気支持されて出走。逃げ馬が多くスタートから激しい先行争いの中、5走ぶりに控える形に追走。直線で好位からスパートをかけ、1馬身半差つけて連勝[14][15]

8戦目、初重賞競走にNHKマイルカップトライアル競走であるニュージーランドトロフィーが選ばれた。人気はシンザン記念で勝利を挙げたマテンロウオリオン、3歳1勝クラス勝利のティーガーデンに続いて3番人気で出走。また、2戦目となるマイル戦となった。好スタートでハナを奪うと、最終直線でマテンロウオリオンが迫って叩き合いになるも見事3連勝で重賞制覇を飾った[16][17]。馬主藤田晋にとっても初重賞制覇となった。レース後のインタビューで武は、「一旦マテンロウオリオンに出られましたが、差し返しました。」と勝負強さを語った[18]

9戦目は、5月8日のNHKマイルカップに出走。東京ということもあり距離が不安視される中、スタートでゲートにぶつかり出遅れ最後方からの競馬となった。道中位置を上げずに直線に入ると外に持ち出し、上がり二位タイの33.8秒の脚で追い込むも0.6秒差の7着に敗れた[19]

9月7日、スプリンターズステークスの前哨戦、セントウルステークスに出走予定だったが、左前脚の捻挫により出走回避した[20]

4歳(2023年)

年が明け1月4日に再入厩した後は、主にプール調教を中心として調整を進めた。当初は目標が定まっていなかったが、7月30日のアイビスサマーダッシュが復帰戦に決定、実に1年3カ月ぶりの出走となった[21]。本番では新たに戸崎圭太騎手を鞍上に迎え出走。真ん中3枠から先団に取り付いたが、そのまま弾けずシンシティとの同着6着となった[22]。レース後、森秀行調教師は「隣の2頭がゲート内で悪く、あおられて、出がもうひとつになってしまった。もう少しゲートを出れていれば、最後まで踏ん張れたと思うが、長期休養明けのなかよく頑張ってくれた」とコメントした[23]

アイビスサマーダッシュ後は在厩で調整を進め、鞍上を武豊に戻してセントウルSに出走。本番はゲートで若干の出負けや、外から切れ込んできたテイエムスパーダボンボヤージらの影響を受けた結果位置が下がり、中団前目の内で足をためながらの追走となった。直線では中ほどまで前が開かずに追い出しが遅れ、6着入線となった[24]。レース後武は、「(スタートを)出たらハナを狙っていたけど1歩目が速くなかった。それでも道中の感じは悪くなかった。直線は伸びそうだったがスパッと切れなかった」とコメントした[25]

その後はスプリンターズステークスへ出走すべく調整を続けていたものの除外となり、翌週のオパールステークスに目標を切り替え、出走した。レースでは大外から三番手につけ、リズムよくレースを進めた。直線に入るといったんは先頭に並びかけたが、残り100メートルを過ぎたあたりから急激に失速し、キャリア初の二桁着順となる14着に大敗した[26]

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競走成績

要約
視点

以下の内容は、JBISサーチ[27]およびnetkeiba.com[28]に基づく。

さらに見る 競走日, 競馬場 ...
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す
  • 競走成績は2025年2月22日現在

血統表

ジャングロ血統(血統表の出典)[§ 1]
父系ヘイロー系
[§ 2]

More Than Ready
黒鹿毛 1997 アメリカ
父の父
*サザンヘイロー
鹿毛 1983
Halo Hail to Reason
Cosmah
Northern Sea Northern Dancer
Sea Saga
父の母
Woodman's Girl
鹿毛 1990
Woodman Mr. Prospector
*プレイメイト
Becky Be Good Naskra
Good Landing

Goodbye Stranger
鹿毛 2003 アメリカ
Broad Brush
鹿毛 1983
Ack Ack Battle Joined
Fast Turn
Hay Patcher Hoist the Flag
Turn to Talent
母の母
Prime Investor
黒鹿毛 1996
Deputy Minister Vice Regent
Mint Copy
Starushka Sham
What a Treat
母系(F-No.) 8号族(FN:8-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Turn-to 5×5・5, Northern Dancer 4×5, Cherokee Rose、Sequoia 5×5 [§ 4]
出典
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脚注

外部リンク

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