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タイラー・クリッパード

アメリカの野球選手 (1985 - ) ウィキペディアから

タイラー・クリッパード
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タイラー・リー・クリッパードTyler Lee Clippard, 1985年2月14日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ファイエット郡レキシントン出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

概要 基本情報, 国籍 ...
概要 獲得メダル, 男子 野球 ...

愛称は「ザ・ヤンキー・クリッパード」。これはニューヨーク・ヤンキースで活躍した往年の名選手ジョー・ディマジオの愛称「ヤンキー・クリッパー」と、本人の苗字に因んで付けられた。尚、ヤンキース以外では「クリップ」と呼ばれる[1]

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経歴

要約
視点

プロ入りとヤンキース時代

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2007年7月3日

2003年MLBドラフト9巡目(全体274位)でニューヨーク・ヤンキースから指名され、プロ入り。

2006年まではヤンキースのマイナー組織でプレーし、9回あたりの平均成績は7.5安打、2四球、10奪三振という内容だった[2]。AA級トレントン・サンダー時代の2006年にはフランチャイズ初となるノーヒットノーランを達成した[3]

2007年5月20日にメジャー初昇格し、同日のニューヨーク・メッツ戦で先発投手としてメジャーデビューを果たした。初回に先頭打者のホセ・レイエスから三球三振を奪うなど、6回を投げ3安打1失点と好投し、この試合の第2打席ではスコット・ショーエンワイスからメジャー初安打となる右中間への二塁打を放った[4]

ナショナルズ時代

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ワシントン・ナショナルズ時代
(2014年5月18日)

2007年12月4日にジョナサン・アルバラデホとのトレードで、ワシントン・ナショナルズへ移籍した[5]

2008年6月9日にオダリス・ペレスが15日間の故障者リスト入りしたことに伴ってナショナルズでの初登板を果たした。

2009年からは、リリーフで好成績を残すようになる。

2010年は、チーム最多の78試合に登板し、全てリリーフで11勝を挙げた。

2011年は、MLB最多の38ホールドを記録した。オールスターにも初選出された。

2012年は、ドリュー・ストーレンが故障で出遅れ、代役のヘンリー・ロドリゲスも不振に陥ると、クローザーに指名された。6月には12試合に登板し、無失点で10セーブを挙げ、DHL デリバリー・マン・オブ・ザ・イヤーを受賞。9月の終盤にストーレンがクローザーに復帰するまでに、32セーブを記録した。チーム最多の74試合に登板した。

2013年は、2年連続でチーム最多となる72試合に登板し、リーグ最多の33ホールドを記録した。

2014年2月10日にナショナルズと587万5000ドルの1年契約に合意した[6]。前半戦43試合で6勝2敗3セーブ、19ホールド、防御率2.03の成績を残し、7月13日にオールスターに選出された[7]。この年は、3年連続でチーム最多となる75試合に登板して7勝4敗1セーブ、防御率2.18、2年連続で3度目となるリーグ最多の40ホールド(ナショナルリーグタイ記録)を記録した。

アスレチックス時代

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オークランド・アスレチックス時代
(2015年6月21日)

2015年1月14日にユネル・エスコバーとのトレードで、オークランド・アスレチックスへ移籍した[8]。2月11日に830万ドルの1年契約を結んだ。ここではクローザーとして投げ、移籍するまでに37試合の登板で1勝3敗17セーブ・防御率2.79・WHIP1.19という好成績を記録した。

メッツ時代

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ニューヨーク・メッツ時代
(2015年8月10日)

2015年7月27日にケイシー・マイスナー英語版+金銭のトレードで、地区首位のメッツへ移籍した[9]。メッツでは32試合にリリーフ登板し、4勝1敗2セーブ、防御率3.06、WHIP1.05という成績で、相変わらずの安定感を発揮した。アスレチックスとの通算では69試合の登板で、連続70試合登板以上は5シーズンでストップしたものの5勝4敗19セーブ・防御率2.92・WHIP1.13という好成績を記録した。同年11月2日にフリーエージェント(FA)となった[10]

ダイヤモンドバックス時代

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アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代
(2016年3月11日)

2016年2月8日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと2年1225万ドルで契約を結んだ[11]。ダイヤモンドバックスでは40試合に登板したが、過去の実績と比すれば実力と乖離したピッチングに終わり、防御率4.30、FIP4.32に留まった。

ヤンキース復帰

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ニューヨーク・ヤンキース時代
(2017年6月18日)

2016年7月31日にビセンテ・カンポスとのトレードで、古巣ヤンキースへ移籍した[12]。古巣ヤンキースに復帰後はピッチングの安定感を取り戻し、29試合のリリーフ登板で防御率2.49を記録。通年では2年連続での69試合登板で、防御率3.57・4勝6敗3セーブ・奪三振率10.3という成績を残した。

2017年はシーズン開幕前の2月9日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アメリカ合衆国代表に選出された[13]。3月22日の決勝プエルトリコ戦に勝利し、初の優勝を果たした[14]。シーズンでは7月までにヤンキースで40試合に登板したが、1勝5敗1セーブ、防御率4.95と安定感を欠いた。

ホワイトソックス時代

2017年7月19日にトッド・フレイジャートミー・ケインリーデビッド・ロバートソンとのトレードで、イアン・クラーキン英語版ブレイク・ラザーフォード英語版ティト・ポロと共にシカゴ・ホワイトソックスへ移籍した[15]。ホワイトソックスでは11試合に登板、1勝1敗2セーブ、防御率1.80と好投を見せた。

アストロズ時代

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ヒューストン・アストロズ時代
(2017年9月10日)

2017年8月13日に後日発表選手とのトレードで、ヒューストン・アストロズへ移籍した[16]。アストロズでは16試合に登板したが、0勝2敗2セーブ、防御率6.43と打ち込まれた。通年では67試合で2勝8敗5セーブ、防御率4.77と前年から成績を落とした。オフの11月2日にFAとなった[17]

ブルージェイズ時代

2018年3月7日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[18]。3月29日にメジャー契約を結び、開幕25人枠入りした[19]。この年は4年ぶりに70試合以上となる73試合に登板し、4勝3敗7セーブ、防御率3.67と調子を立て直したシーズンとなった。オフの10月29日にFAとなった[18]

インディアンス時代

2019年2月23日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[20]。3月19日に一旦FAとなるが、翌20日にマイナー契約で再契約した[18]。開幕は傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズで迎え、4月25日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[21]。オフの10月31日にFAとなった[22]

ツインズ時代

2019年12月20日にミネソタ・ツインズと1年275万ドルの契約を結んだ[23]

2020年オフの10月28日にFAとなった[24]

ダイヤモンドバックス復帰

2021年2月26日に古巣のダイヤモンドバックスと225万ドルの単年契約を結んだ[25][26]。2022年は相互オプションとなり、バイアウトの際は50万ドルが支払われる。シーズンでは肩を痛めて開幕から故障者リストで過ごし、7月21日にアクティブ・ロースターに登録された[27]

ナショナルズ復帰

2022年3月31日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ[28]。7月13日にアクティブロースター入りするも、8月23日にDFAとなった。

2023年9月29日に現役引退を表明した[29]

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投球スタイル

古代ローマの投石機のような軌道から投げ下ろす[30]平均球速148km/hのフォーシームと、130km/h前後のチェンジアップの2球種が投球全体のほとんどを占める。他には、130km/h台と120km/h台の2種類のスライダーを投げる。速い方のスライダーはカットボールとして扱われる事もある。

2015年からは、スライダーを投げなくなり、代わりに習得した平均球速132km/hのスプリッターと、120kmh/前後のカーブを投げるようになった。スプリットは投球の約14%程度で、第3球種目と言える頻度で使用している。

詳細情報

年度別投手成績

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  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

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  • 2022年度シーズン終了時

表彰

記録

背番号

  • 19 (2007年 - 2008年、2016年 - 同年途中、2017年8月14日 - 同年終了)
  • 36(2009年 - 2015年途中、2018年 - 2021年)
  • 46(2015年途中 - 同年終了)
  • 29(2016年途中 - 2017年7月18日)
  • 44(2017年7月19日 - 2017年8月12日)
  • 39(2022年)

代表歴

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脚注

関連項目

外部リンク

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