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ティム・コリンズ (野球)

アメリカ合衆国の野球選手 ウィキペディアから

ティム・コリンズ (野球)
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ティモシー・"ティム"・コリンズTimothy "Tim" Collins, 1989年8月21日 - )は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ウースター出身の元プロ野球選手投手)。左投左打。

概要 基本情報, 国籍 ...

身長は公称5フィート7インチ(約170.2cm)で、2012年MLBで最も背が低い投手であった[1]。実際の身長は5フィート5インチ(約165.1cm)程度だとも言われている[2]2014年時点でも、MLBでヒューストン・アストロズホセ・アルトゥーベに次ぐ2番目に身長が低い選手であった。

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経歴

要約
視点

プロ入り前

ウースター・テクニカル高等学校英語版時代の最終学年には1試合平均16個の奪三振を記録し、地区大会の決勝ではノーヒット・ノーランも達成したが、低身長が嫌われ[3]2007年MLBドラフトではどの球団からも指名されなかった。

プロ入りとブルージェイズ傘下時代

高校卒業後はNCAAディビジョンⅠの大学からも声が掛からず、コミュニティカレッジ・オブ・ロードアイランド英語版へ進学することが決まったが、同年夏、トロント・ブルージェイズJ・P・リッチアーディGM(当時)が他の選手の視察に訪れていた試合で4イニングを投げたコリンズは、打者12人を全て三振に打ち取る快投を見せた。これがリッチアーディの目に留まり、アマチュア・フリーエージェントとして念願のプロ入りを果たした。契約金は僅か1万ドルであった[4]。プロ入り後は全てリリーフとして登板している。

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A級ランシング時代のコリンズ(2008年)

2008年はA級ランシング・ラグナッツで39試合に登板して防御率1.58を記録した。

2009年はA+級ダニーデン・ブルージェイズで40試合に登板して防御率2.37という成績を残し、シーズン終盤には19歳でのAA級昇格を果たした。

2010年はAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツで防御率2.51、奪三振率は驚異の15.28を記録した。

ブレーブス傘下時代

2010年7月14日にユネル・エスコバージョジョ・レイエスとのトレードで、アレックス・ゴンザレスタイラー・パストルニッキーと共にアトランタ・ブレーブスへ移籍した[5]。AA級ミシシッピ・ブレーブスで6試合に登板した。

ロイヤルズ時代

2010年7月31日にリック・アンキールカイル・ファーンズワースとの交換要員の1人としてカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[6]。ロイヤルズ移籍後はAAA級オマハ・ロイヤルズで15試合に登板し、防御率1.33という成績を残した。

2011年は開幕ロースターに入り、開幕戦のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム戦でメジャー初登板。貴重な左の中継ぎとしてフル回転し、ルーキーながら68試合に登板した。

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カンザスシティ・ロイヤルズ時代
(2012年5月27日)

2012年は72試合に登板。前年よりも四球率が低下し、奪三振率は12を超えた。

2013年開幕前の2月27日に第3回WBCアメリカ合衆国代表に選出されたことが発表され[7]、代表入りしている[8]。シーズンでは66試合に登板して3勝6敗、防御率3.54、52奪三振を記録した。

2014年1月16日にロイヤルズと1年契約を結んだ[9]。4月7日に左肘の故障で15日間の故障者リスト入りした。

2015年5月11日にトミー・ジョン手術を受け、1試合も登板することなくシーズンを終了した[10]。オフに147万5000ドルの1年契約を結んだ[11]

2016年もメジャー・マイナーともに投げる機会はなかった。オフの11月18日にFAとなった[12]

ナショナルズ時代

2016年12月13日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、2017年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[13]

2017年はマイナーで3年ぶりに公式戦登板を果たした。傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ナショナルズ、A+級ポトマック・ナショナルズ、AA級ハリスバーグ・セネターズでプレーし、3球団合計で18試合(先発2試合)に登板して1勝2敗、防御率7.79、23奪三振を記録した。オフの11月6日にFAとなったが、12月29日にマイナー契約で再契約した。

2018年は開幕をAAA級シラキュース・チーフスで迎え、5月21日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[14]。7月4日にDFAとなり[15]、同日中にマイナー契約でAAA級シラキュースへ配属された[12]。8月14日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[16]。この年は38試合に登板して防御率4.37、21奪三振を記録した。オフの10月29日にFAとなった[12]

カブス時代

2019年2月6日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[17]が、3月24日にシカゴ・カブスとメジャー契約を結んだ[18]。6月20日にDFAとなり、22日にマイナー契約で傘下のAAA級アイオワ・カブスへ配属された。7月23日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[19]。7月26日にDFAとなり[20]、27日にマイナー契約でAAA級アイオワへ配属された。7月30日にFAとなった[12]

レッズ傘下時代

2019年8月4日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、傘下のAAA級ルイビル・バッツへ配属された。11月4日にFAとなった [12]

ロッキーズ傘下時代

2020年1月9日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[12]。この年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマイナーリーグが開催されなかった。オフの11月2日にFAとなった。

現役引退後

2024年より、フィラデルフィア・フィリーズ傘下A級クリアウォーター・スレッシャーズの投手コーチに就任した[21]2025年からはフィリーズ傘下A+級ジャージーショア・ブルークロウズの投手コーチに昇格した[22]

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投球スタイル

非常に小柄な体格ながら、変則的なオーバースローから常時92~94mph(約148~151km/h)、最速97mph(約156km/h)のフォーシームと切れ味鋭いカーブパームボールの握りでチェンジアップなどを繰り出し、三振の山を築く[23][4][24]。マイナーでの奪三振率は13.3という高い数値を残している。マイナー時代はコントロールも良いとされていたが、メジャー昇格後は与四球率が上昇している。

投球スタイルが似ていることから、フィラデルフィア・フィリーズなどでクローザーとして活躍したミッチ・ウィリアムズと比較する声もある[4]

詳細情報

年度別投手成績

さらに見る 年 度, 球団 ...

背番号

  • 55(2011年 - 2014年、2018年)
  • 37(2019年)

代表歴

脚注

関連項目

外部リンク

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