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ディサイファ
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ディサイファ(欧字名:Decipher、2009年4月20日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2014年のエプソムカップ、2015年の札幌記念[4]、中日新聞杯[5]、2016年のアメリカジョッキークラブカップ。
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経歴
要約
視点
デビューまで
2009年4月20日、北海道日高町のダーレー・ジャパン・ファームで誕生した。この年、当牧場で誕生した唯一のディープインパクト産駒である[6]。ゆっくりとした成長曲線を描いた健康優良児で我慢強い馬だったという[6]。
3歳(2012年)〜4歳(2013年)
2012年2月26日、中山競馬場芝2000mの新馬戦でデビューしたが3着に敗れ、1戦挟んだ6月10日の未勝利戦で初勝利をあげた。その後は勝ちきれないレースが続き、初勝利から10戦後の2013年5月25日の条件戦で2勝目をあげ、そこからこの勝利を含む5戦4勝でオープン入りを果たした。11月17日には初の重賞挑戦となった福島記念に出走、1番人気に推されたが4着に敗れた。年末には管理する小島太が、自身が騎手時代に手綱を取ったサクラローレルを例に挙げたコメントをし、「来年(2014年)は本物になる」と期待した[7][8][9]。
5歳(2014年)
年明け初戦は1月5日の中山金杯に出走したが3着に敗れ、オープン競走を2走して6月15日のエプソムカップに出走した。レース前、陣営は「今が一番いい状態」と語っていた[10]。レースは、最後の直線で抜け出したマイネルラクリマを頭差かわして勝利、重賞初制覇を果たした[11]。小島太にとっては、騎手時代にもこのレースを制しており、騎手&調教師のダブル制覇となった[12]。レース後、騎乗した四位洋文は「大事にしてきた馬が重賞を勝てて良かった。こういう勝利は格別」と語り[12]、小島太も「ダービーを勝ったよりも嬉しいぐらい。成長が遅いのは分かっていたから無理はさせなかった。これで本物になる」と語った[13]。夏は休養に充て秋は毎日王冠から始動し4着、初めてのGⅠとなった11月2日の天皇賞(秋)、続くジャパンカップは12着、15着とそれぞれ惨敗した。
6歳(2015年)
年明け初戦はアメリカジョッキークラブカップに出走し5着に入ると、次走、3月14日の中日新聞杯は開幕週の馬場を生かし内枠から、馬群を縫って伸びデウスウルトを1馬身1/4差かわして勝利、重賞2勝目を飾った。[14]前年優勝したエプソムカップは3着とし、8月23日の札幌記念に出走、2番手から逃げるトウケイヘイローをかわすと、、内ラチ沿いを強襲したダービーフィズと大外から猛然と追い込んだヒットザターゲットが急追をしのぎ重賞3勝目。洋芝実績3戦3勝とした。[15]次走、毎日王冠は1馬身1/4差の2着、天皇賞・秋は前年より順位を上げ8着となる。6歳最後のレースとなった金鯱賞は1番人気に推されるも2着に敗れる。
7歳(2016年)〜
年明けは前年と同じくアメリカジョッキークラブカップから、鞍上は武豊に乗り替わる。レースはインをつくと鮮やかな決め手で突き抜け2着スーパームーンに1馬身1/4差をつけ快勝。[16]重賞4勝目を果たす。しかし、その後は9歳まで現役を続けるも目立った成績はあげられず、2018年2月28日に登録を抹消[17]。競走馬引退後は、JRA馬事公苑(栃木県宇都宮市)で乗馬となって馬術大会に出場している[18]。2024年8月24日、札幌競馬場のパドックで行われたホースショーで北原広之を背に馬術演技を披露した[19]。2025年7月にヴェルサイユリゾートファームへ入厩した[20]。
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競走成績
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血統表
ディサイファの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
|||
父 ディープインパクト 2002 鹿毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ウインドインハーヘアWind in Her Hair 1991 鹿毛 |
Alzao | Lyphard | ||
Lady Rebecca | ||||
Burghclere | Busted | |||
Highclere | ||||
母 *ミズナ Mizna 2002 栗毛 |
Dubai Millennium 1996 鹿毛 |
Seeking the Gold | Mr. Prospector | |
Con Game | ||||
Colorado Dancer | Shareef Dancer | |||
Fall Aspen | ||||
母の母 Tribulation1990 鹿毛 |
Danzig | Northern Dancer | ||
Pas de Nom | ||||
Graceful Touch | His Majesty | |||
Pi Phi Gal | ||||
母系(F-No.) | (FN:12-c) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×5×4=12.50%、Raise a Native 5×5=6.25% | [§ 3] | ||
出典 |
- 祖母Tribulationは1993年のクイーンエリザベス2世チャレンジカップステークスを制するなど通算5勝。
- 牝系はソアリング系に属し、近親にGIを4勝したグラスワンダーがいる。
脚注
外部リンク
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