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サクラアンプルール

日本の競走馬、種牡馬 ウィキペディアから

サクラアンプルール
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サクラアンプルール(欧字名:Sakura Empereur2011年3月4日 - )は、日本競走馬種牡馬[1]。主な勝ち鞍に2017年札幌記念

概要 サクラアンプルール, 欧字表記 ...

馬名の由来は、冠名+「皇帝)」。

半兄に重賞4勝のサクラメガワンダー(父グラスワンダー)がいる。

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経歴

要約
視点

デビュー前

2011年3月4日、北海道新ひだか町谷岡スタットで誕生。同スタッドの谷岡毅代表は「幼少期から元気な馬であり、馬体の良さも目立っていました」「牧場で管理していた頃から気性が強すぎて、走ることに集中できないような一面もありました」と当時の様子を振り返る[4]

3歳時(2014年)

美浦尾関知人厩舎から2014年1月にデビュー。しかし、気性の難しさが災いし、デビューからの2戦は8着、14着と連続して大敗を喫した。その後、ホッカイドウ競馬に移籍し、2連勝を飾った[4]

4歳時(2015年)

中央に復帰し、金成貴史厩舎に所属した。この頃もまだ気性面での難しさは残っており、しばらくは500万条件戦で結果を残すことができなかった。しかし、谷岡スタットの谷岡毅代表いわく「調教助手や厩務員の方などが馬に愛着を持って接してくれた」ことで徐々に成績は安定していく[4]

5歳時(2016年)

1月16日の500万条件戦で待望の中央初勝利を挙げると、1000万条件の鹿野山特別も1着となり、2連勝で準オープンまで昇格する。準オープン3戦目となった12月の美浦ステークスで1着となり、オープン入りを果たした[5]

6歳時(2017年)

オープン昇格後初戦の白富士ステークスで勝ち馬スズカデヴィアスとタイム差なしの2着に入ると、初の重賞出走となる中山記念でも内を突いてネオリアリズムの2着に入り、頭角を現した。しかし、大阪杯では13着、函館記念では9着に終わった。

6番人気で迎えた札幌記念では直線で一気に突き抜けてると、外から追い込んできたナリタハリケーンをクビ差振り切って優勝。レース後の口取りにはホッカイドウ競馬時代の2戦でコンビを組んだ五十嵐冬樹も参加した[4]

叔父のサクラチトセオーに続く勝利を狙った天皇賞(秋)では通常有利とされる最内枠を引き当てたが、当日は大雨による極度の不良馬場となり、コーナーで外々を回す形となって8着に終わった。次戦の有馬記念では直線で外から内に切れ込んできたスワーヴリチャードと内のシュヴァルグランの間に挟まれ、鞍上の蛯名正義が大きく体勢を崩す不利を受け、最下位に沈んだ。蛯名は「完璧に進めたが、(直線の不利で)競馬にならなかった」とコメントした[6]

7歳時(2018年)

中山記念4着、日経賞3着、函館記念2着と善戦するも勝ち切れない競馬が続いた。連覇を狙った札幌記念は6着に終わった。

天皇賞(秋)では大外枠から出遅れながらも6着と健闘。前年のリベンジを期した有馬記念は不利な16番枠に入り、後方からしぶとく伸びるが7着に終わった。騎乗した田辺裕信は「枠だけが悔やまれる」とコメントした[7]

8歳時(2019年)

Thumb
2019年安田記念パドック

アメリカジョッキークラブカップから始動し、5着となる。次戦の日経賞では2年連続の3着に入った。その後は金成師が「以前から使ってみたかった」というマイル戦の安田記念に出走し[8]、10着だった。3年連続出走の札幌記念では14頭立ての13着に敗れた。9月6日、右第3中手骨遠位剥離骨折のため3ヶ月以上の休養を要する見込みであることが判明[9]。その2日後の9月8日に現役引退が発表された(競走馬登録抹消は9月11日付)[10]

引退後

引退後は北海道新ひだか町レックススタッド種牡馬となった[10]2020年度に2頭の牝馬に種付けを行ったもののどちらも受胎せず、結果的にサクラアンプルールの産駒は一頭も誕生することの無いまま2022年6月30日付で用途変更[11]、種牡馬を引退した。その後、2023年より引退名馬繋養展示事業の助成対象馬となり[12]新和牧場で余生を送っている[13]

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競走成績

要約
視点

以下の内容はnetkeiba.comの情報[5]に基づく。

さらに見る 競走日, 競馬場 ...
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血統表

サクラアンプルール血統(血統表の出典)[§ 1]
父系キングマンボ系
[§ 2]

キングカメハメハ
2001 鹿毛
父の父
Kingmambo
1990 鹿毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
父の母
*マンファス
Manfath
1991 黒鹿毛
*ラストタイクーン *トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer

サクラメガ
1998 栗毛
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
サクラクレアー
1982 鹿毛
*ノーザンテースト
Northern Taste
Northern Dancer
Lady Victoria
*クレアーブリッジ
Clare Bridge
Quadrangle
Abeyance Lass
母系(F-No.) クレアーブリッジ系(FN:13-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5・5×4=12.5% [§ 4]
出典

脚注

外部リンク

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