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ネスター・コーテズ
キューバの野球選手 (1994 - ) ウィキペディアから
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ネスター・コーテズ・ジュニア(Néstor Cortés Jr.[注釈 1]、1994年12月10日 - )は、キューバ生まれ、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ都市圏育ちのプロ野球選手(投手)。左投右打。MLBのミルウォーキー・ブルワーズ所属。愛称は"ナスティー・ネストル"("Nasty Nestor")、 "ハイアリア・キッド"("Hialeah Kid")[4]。
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経歴
要約
視点
プロ入り前
キューバのマヤベケ州スルヒデロ・デ・バタバノで生まれた。父親がアメリカ合衆国の移民多様化ビザに当選し、コルテスが生後7か月の時に一家はフロリダ州に移住した[5]。高校はハイアリアにあるハイアリア高等学校に進学した。
プロ入りとヤンキース傘下時代
2013年のMLBドラフト36巡目(全体1094位)でニューヨーク・ヤンキースに指名され、6月12日に契約した[6]。同年7月20日にMiLBのルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキース1でプロデビュー。このシーズンは同チームで先発3試合・救援7試合、18.1イニングを投げて、0勝1敗1セーブ、防御率4.42を記録した。
2014年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキース2に所属し、11試合(先発2試合、31.2イニング)に登板して、1勝2敗、防御率2.27を記録した。
2015年はアパラチアンリーグのルーキー級プラスキ・ヤンキースに昇格し、12試合(先発10試合、63.2イニング)に登板して、6勝3敗、防御率2.26を記録した。
2016年はA級チャールストン・リバードッグスに昇格し、開幕を迎えた。6月26日にAA級トレントン・サンダーに昇格し、同日に登板、翌日にA級チャールストンへ降格した。7月22日にA+級タンパ・ヤンキースに昇格した。8月30日にAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースに昇格し、同日登板、翌日にA+級タンパに降格した。このシーズンは4チーム合計で21試合(先発12試合、106.0イニング)に登板して、11勝4敗、防御率1.53を記録した。オフはアリゾナ・フォールリーグのスコッツデール・スコーピオンズに所属し、6試合にリリーフ登板した。
2017年はA+級タンパで開幕を迎え、4月11日にAA級トレントンに昇格。6月26日にAAA級スクラントン・ウィルクスバリに昇格。以後はAA級トレントンとAAA級スクラントン・ウィルクスバリを行ったり来たりするような状態となり、最終的にはAAA級スクラントン・ウィルクスバリでシーズンを終えた[7]。このシーズンは3球団合計で30試合(先発13試合、104.2イニング)に登板し、7勝4敗、防御率2.06を記録した。オフはドミニカのウインターリーグ(LIDOM)のエストレージャス・オリエンタレスに所属し、4試合に先発登板した。
オリオールズ時代
2017年12月14日、ルール・ファイブ・ドラフトでボルチモア・オリオールズから指名され、移籍した[8]。
2018年はリリーフ投手として開幕をメジャーで迎え[9][10][11][12]、3月31日に行われたミネソタ・ツインズ戦でリリーフ登板し、メジャーデビュー[13]。この試合では2.0イニングを投げて1失点し勝ち負けはつかなかった。4月9日のトロント・ブルージェイズ戦でジョシュ・ドナルドソンから満塁本塁打を被弾[14]。翌日にDFAとなった[15]。オリオールズ時代の成績は4試合(全てリリーフ、4.2イニング)に登板して、0勝0敗、防御率7.71を記録。
ヤンキース復帰
2018年4月13日にルール・ファイブ・ドラフトの規約に基づきヤンキースに復帰した[16]。移籍直後はAA級トレントンに配属され1登板したのち、4月20日にAAA級スクラントン・ウィルクスバリへ昇格。以後シーズン終了まで同チームに所属した。このシーズンのマイナーでの成績は、2チーム合計で24試合(先発18試合、115.0イニング)に登板して、6勝6敗、防御率3.68を記録した[17]。オフは前年同様LIDOMのエストレージャスに所属し、8試合に先発した。
2019年のスプリングトレーニングに招待選手としてメジャーリーグキャンプに合流した[18]。開幕はAAA級スクラントン・ウィルクスバリで迎えた。5月9日にメジャー昇格[19]し、5月11日のタンパベイ・レイズ戦でヤンキースの選手としてデビュー。主にオープナーの後のロングリリーフとして起用され、33試合登板(先発1試合)で5勝1敗、防御率5.67、WHIP1.55を記録した。オフの11月20日にDFAとなった[20]。
マリナーズ時代
2019年11月25日にインターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)とのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍した[21]。
ヤンキース復帰
2021年1月5日にヤンキースとマイナー契約を結んだ[23]。5月30日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[24]。
2022年は開幕から先発で好投を続け、7月11日に自身初となるオールスターゲームに選出された[25]。 オフの11月16日に全米野球記者協会(BBWAA)によって行われたサイ・ヤング賞投票では、5位票が3の計3ポイントで8位となった[26]。
2023年はシーズン開幕前の2月10日に第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアメリカ合衆国代表に選出された[27]。しかし、2月14日にグレード2の右ハムストリングの肉離れが発覚したため辞退した[28]。
ブルワーズ時代
2024年オフの12月13日にデビン・ウィリアムズとのトレードでケイレブ・ダービンおよび金銭とともにミルウォーキー・ブルワーズに移籍した[29]。この際、ヤンキース側からはX上に英語で「ありがとう、ナスティー・ネストル」と感謝の投稿がなされた。
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選手としての特徴
球種 | 割合 | 平均球速 | 最高球速 | ||
% | mph | km/h | mph | km/h | |
フォーシーム | 42.8 | 90.7 | 146 | 94.3 | 151.8 |
カッター | 23.6 | 85.4 | 137.4 | 88.8 | 142.9 |
スライダー | 20.1 | 77.4 | 124.6 | 81.4 | 131 |
チェンジアップ | 9.7 | 83 | 133.6 | 87.1 | 140.2 |
シンカー | 3.9 | 90.3 | 145.3 | 93.7 | 150.8 |
最速94.3mph[31](約151.8km/h)のフォーシームとカッター、スライダーで組み立てる。10%ほどの割合でチェンジアップも投じる。
投球毎にクイックで投げたり、大きく右足を上げ、打者のタイミングをずらしたり、スリークォーターやサイドから投球するなど変則投法の投手として知られる。
詳細情報
年度別投手成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
MLBポストシーズン投手成績
- 2024年度シーズン終了時
年度別打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
記録
- MLBオールスターゲーム選出:1回(2022年)
背番号
- 51(2018年)
- 67(2019年)
- 30(2020年)
- 65(2021年 - )
脚注
関連項目
外部リンク
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