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ブラックエンブレム

日本の競走馬 ウィキペディアから

ブラックエンブレム
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ブラックエンブレム (Black Emblem) は日本競走馬である。主な勝ち鞍は2008年秋華賞フラワーカップ

概要 ブラックエンブレム, 欧字表記 ...
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馬名の由来

馬名は母馬・ヴァンドノワール(黒ワインの意)のノワール(黒)からのブラック+父の馬名の一部からとった「エンブレム」。また、2006年にレース中に死亡した半姉・ロイヤールハントの死を悼み「黒紋章」の意味である。

経歴

要約
視点

2歳(2007年)

2007年札幌競馬場でデビュー戦を迎えることになり7月頃に札幌競馬場の厩舎に入厩した。そして札幌競馬開幕週の8月12日の新馬戦でデビューしたがレースはサブジェクトに敗れ、5番人気の8着だった。レース後は放牧に出され、10月頃に美浦トレーニングセンターへ入厩した。11月4日に放牧明け初戦の未勝利戦を迎え4番人気でレースを制し、デビュー2戦目で初勝利を挙げた。次走は阪神ジュベナイルフィリーズへの出走登録を行ったが当時1勝馬のため抽選対象となり、16頭中6頭が出走可能となる抽選に漏れ除外された。そのため同じ週に行われる自己条件の葉牡丹賞(500万下)へ出走することになり、6番人気で3着に入った。レース後は山元トレーニングセンターへ放牧に出された。

3歳(2008年)

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第13回秋華賞 (2008年10月19日)

2月14日に美浦トレーニングセンターに帰厩し、3月1日のきんせんか賞(500万下)で実戦復帰を果たした。レースでは1番人気の支持に応えて4馬身差で快勝し、オープン馬となった。続く重賞初挑戦となったフラワーカップでも1番人気に支持され好スタートを決めそのまま逃げ切り、重賞初勝利を挙げた。この勝利は厩舎及び馬主にとっても重賞初勝利となった。次走は桜花賞に出走登録を行いレースが行われる前週の4月4日に栗東トレーニングセンターへ入厩して調整され本番に向かったが、見せ場なく10着に敗れた。続く優駿牝馬では4着だった。

秋初戦のローズステークスでは道悪が響き15着と大敗し、つづく10月19日の第13回秋華賞では単勝11番人気にとどまったが、人気になったレジネッタトールポピーエフティマイアが馬群に沈む中、最内からスルスルと抜け出し、大外後方から突っ込んできたムードインディゴを振り切りJpnI初制覇を飾った。なおこのレースは、2着のムードインディゴが単勝8番人気、3着が同16番人気のプロヴィナージュで3連単は1098万2020円というGI史上最高(当時)配当となっている[2]

4歳(2009年)

4歳となった2009年アラブ首長国連邦ドバイへ遠征することとなった。1月21日関西国際空港からドバイに向け出発、2月5日ケープヴェルディステークス(G3・ナドアルシバ競馬場)出走に向けて調整されていたが、1月28日に鼻出血を発症したことが分かった。このため、初戦に予定していたケープヴェルディステークス出走を断念することになった[3]。微量の鼻出血が見られたことで、規定により20日間、レースに出走できなくなった。その後、2月20日バランシーンステークス (G3) に目標を切り替えたが、本番のレース中に鼻出血を発症し大差の最下位に終わった[3]。帰国後は慢性化した鼻出血を投薬で抑制しながらクイーンステークスでの復帰を目標に調整を進めていたが、8月12日のダートコースでの追い切り後に鼻出血を再発[3]。これにより、現役続行を断念し8月14日付で競走馬登録が抹消され[3][4]、生まれ故郷のノーザンファームにて繁殖牝馬となる[3][4]

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競走成績

年月日 競馬場 競走名


オッズ (人気) 着順 騎手 斤量
[kg]
距離(馬場) タイム
(上り3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2007. 8. 12 札幌 2歳新馬 12 7 10 08.9 0(5人) 08着 藤岡佑介 54 芝1800m(良) 1:51.7 (35.5) -1.2 サブジェクト
11. 4 東京 2歳未勝利 15 3 5 07.9 0(4人) 01着 佐藤哲三 54 芝1600m(良) 1:36.5 (34.5) -0.0 (エールドクラージュ)
12. 1 中山 葉牡丹賞 500万下 10 4 4 17.2 0(6人) 03着 柴山雄一 54 芝2000m(良) 2:03.5 (34.6) -0.3 ミステリアスライト
2008. 3. 1 中山 きんせんか賞 500万下 16 1 1 02.2 0(1人) 01着 松岡正海 54 芝1600m(良) 1:35.1 (36.5) -0.7 (ミサトバレー)
3. 22 中山 フラワーC JpnIII 16 1 1 02.0 0(1人) 01着 松岡正海 54 芝1800m(良) 1:49.5 (36.1) -0.0 レッドアゲート
4. 13 阪神 桜花賞 JpnI 18 8 16 10.8 0(4人) 10着 松岡正海 55 芝1600m(良) 1:35.1 (35.0) -0.7 レジネッタ
5. 25 東京 優駿牝馬 JpnI 18 4 7 12.9 0(6人) 04着 松岡正海 55 芝2400m(稍) 2:29.1 (35.8) -0.3 トールポピー
9. 21 阪神 ローズS JpnII 18 4 7 07.2 0(4人) 15着 岩田康誠 54 芝1800m(重) 1:49.4 (37.9) -2.1 マイネレーツェル
10. 19 京都 秋華賞 JpnI 18 2 4 29.9 (11人) 01着 岩田康誠 55 芝2000m(良) 1:58.4 (34.6) -0.1 ムードインディゴ
2009. 2. 20 ナドアルシバ バランシーンS G3 9 3 3 発売なし 09着 M.キネーン 57 芝1777m(良) 2:32.09 41.0 My Central

繁殖成績

2番仔のブライトエンブレムが2014年の札幌2歳ステークスで優勝し、産駒の重賞初制覇[5]。6番仔のウィクトーリアが2019年のフローラステークスを優勝している。

さらに見る 馬名, 生年 ...
  • 2025年4月20日現在
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血統表

ブラックエンブレム血統(血統表の出典)[§ 1]
父系ミスタープロスペクター系
[§ 2]

*ウォーエンブレム
War Emblem
1999 青鹿毛
父の父
Our Emblem
1991 黒鹿毛
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Personal Ensign Private Account
Grecian Banner
父の母
Sweetest Lady
1990 鹿毛
Lord at War General
Luna de Miel
Sweetest Roman The Pruner
I Also

ヴァンドノワール
1996
青毛
*ヘクタープロテクター
Hector Protector
1988 栗毛
Woodman Mr.Prospector
*プレイメイト
Korveya Riverman
Konafa
母の母
*プリンセスデリーデ
Princesse d'Elide
1981 鹿毛
Vaguely Noble *ヴィエナ
Noble Lassie
Flashy Sir Ivor
Sovereign
母系(F-No.) プリンセスデリーデ系(FN:3-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Mr. Prospector 3×4、Numbered Account=プレイメイト 5×4、Damascus 5×5 [§ 4]
出典

近親

祖母のプリンセスデリーデが牝系を広げており、いとこに京都大賞典京都記念の勝ち馬ナリタセンチュリーエンプレス杯勝ち馬のニシノナースコールらがいる。

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脚注

外部リンク

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