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阪神ジュベナイルフィリーズ
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阪神ジュベナイルフィリーズ(はんしんジュベナイルフィリーズ)は、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GI)[3]である。競馬番組表での名称は「農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ」と表記している[2]。
競走名の「ジュベナイル(Juvenile)」は、英語で「少年」「少女」を意味する。また、「フィリー(Filly)」は「(特に4歳までの)牝馬」を表している[4]。
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概要
1949年に、関西所属の3歳(現2歳)馬チャンピオン決定戦として「阪神3歳ステークス(はんしんさんさいステークス)」の名称で創設[6][7]。施行距離は当初芝1200mだったが、1962年より芝1600mに変更。2006年より同年新設された外回りコースに変更して、現在に至る[6][7]。
1991年より牡馬・牝馬のチャンピオン決定戦を明確にすることを目的として、本競走は牝馬限定戦に変更[6][7]。あわせて競走名も「阪神3歳牝馬ステークス(はんしんさんさいひんばステークス)」に変更され、3歳(現2歳)牝馬チャンピオン決定戦として位置づけられた[6][7]。その後、2001年より馬齢表記が国際基準に改められたのに伴い、現名称となった[6][7]。
外国産馬は1971年から、地方競馬所属馬は1995年から出走可能になったほか、外国馬も2010年から出走可能になった[6]。
本競走の優勝馬が翌年の中央競馬で行われる3歳クラシックでも活躍する例がみられるなど、中央競馬の3歳クラシックに直結する競走として重要とされている[6][7]。
競走条件
出走資格:サラ系2歳牝馬(出走可能頭数:最大18頭)
- JRA所属馬
- 地方競馬所属馬(後述)
- 外国調教馬(優先出走)
負担重量:馬齢(55kg)
出馬投票を行った馬のうち、優先出走権を得ている馬から優先して割り当て、その他の馬は通算収得賞金が多い順に割り当てる。
地方競馬所属馬の優先出走権
地方競馬所属馬は同年に行われる以下の競走のいずれかで2着以内に入着すると、本競走に優先出走できる[1][8][9]。
上記のほか、中央競馬で施行する芝の2歳重賞で1着となった地方競馬所属馬も出走申込ができ、この場合は他の中央競馬所属馬と同じ条件で選出される[10]。
2022年からは中央競馬で施行する芝の2歳重賞で1着となった地方競馬所属馬は優先出走権が得られる[11]。
賞金
2024年の1着賞金は6500万円で、以下2着2600万円、3着1600万円、4着980万円、5着650万円[1][2]。
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歴史
年表
- 1949年 - 3歳馬による競走「阪神3歳ステークス」の名称で創設、阪神競馬場の芝1200mで施行[6]。
- 1955年 - 名称を「農林省賞典 阪神3歳ステークス」に変更(ただし、1956年から1958年を除く)。
- 1960年 - 施行距離を芝1400mに変更[6]。
- 1962年 - 施行距離を芝1600mに変更。
- 1971年 - 混合競走に指定され、外国産馬が出走可能になる[12]。
- 1978年 - 名称を「農林水産省賞典 阪神3歳ステークス」に変更。
- 1984年 - グレード制施行によりGI[注 1]に格付け。
- 1991年
- 競走条件を「3歳牝馬」に変更。
- 競走名を「農林水産省賞典 阪神3歳牝馬ステークス」に変更[6]。
- 1995年 - 特別指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が出走可能になる[12]。
- 2001年
- 2006年 - 「阪神競馬場芝外回りコース新設記念」の副称をつけて施行[13]。
- 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIに変更[14]。
- 2010年
- 2019年 - 「阪神競馬場開設70周年記念」の副称をつけて施行[5]。
- 2024年
- 阪神競馬場リフレッシュ工事に伴う開催日割の変更のため京都競馬場で施行[16]。
- 本競走史上初めて海外調教馬が参戦した。
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歴代優勝馬
要約
視点
距離はすべて芝コース。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。
競走名は第1回から第7回・第9回から第42回が「阪神3歳ステークス」、第8回は「京都3歳ステークス」、第43回から第52回は「阪神3歳牝馬ステークス」[6]。
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外国調教馬の成績
→詳細は「海外調教馬による日本への遠征 § 阪神ジュベナイルフィリーズ」を参照
阪神ジュベナイルフィリーズの記録
- レースレコード - 1:32.6(第75回優勝馬アスコリピチェーノ)[20]
- 優勝タイム最遅記録 - 1:41.5(第14回優勝馬コウタロー)[21]
- 最多優勝騎手 - 3勝
- 福永祐一(第54回・第62回・第63回)[22]
- 最多優勝調教師 - 3勝
- 武田文吾(第8回・第11回・第15回)、伊藤修司(第19回・第23回・第29回)、松田博資(第60回・第62回・第63回)、須貝尚介(第64回・第65回・第72回)[23]
- 最多優勝馬主 - 7勝
- (有)サンデーレーシング(第60回・第62回・第63回・第67回・第69回・第74回・第75回)
- 最多勝利種牡馬 - 3勝
- 親子制覇
- ビワハイジ - ブエナビスタ・ジョワドヴィーヴル
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世界の主な2歳牝馬競走
- イギリス
- フランス
- アイルランド
- アメリカ
脚注・出典
外部リンク
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