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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 (アニメ)
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『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』(マギアレコード まほうしょうじょまどかマギカがいでん、英語: Magia Record: Puella Magi Madoka Magica Side Story)は、2020年から2022年に放送のシャフト制作による日本のテレビアニメ作品。
2011年に放送されたテレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の外伝作品にあたる同名スマートフォン向けゲームアプリを原作とし、アニメオリジナル要素を加えて再構成した作品で、2020年1月から3月にかけて第1期が東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)・日本BS放送(BS11)・毎日放送(MBS)他にて放送された。2021年8月から9月に第2期「2nd SEASON -覚醒前夜-」が放送、2022年4月には第3期「Final SEASON -浅き夢の暁-」が放送された。
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概要
要約
視点
スマートフォン向けゲームアプリ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』のメインストーリー第1部「幸福の魔女編」を原作としたテレビアニメ作品で、『魔法少女まどか☆マギカ』関連のテレビアニメ作品としては約9年ぶりとなる。
2018年9月1日に開催された「Magia Day 2018」にてテレビアニメ化が発表された[2]後、2019年9月8日に開催された「Magia Day 2019」にて2020年1月から毎日放送ほかにて放送予定であることが発表され[1]、第1話の先行上映が行われた[3]。2019年11月30日に開催された「北九州ポップカルチャーフェスティバル2019」ではメインキービジュアルを務め[公式 1]、こちらでも1話の先行上映が行われると同時に、2020年1月4日深夜からの放送であることが発表された[Twitter 1]。2019年12月23日には新宿バルト9で第1話・第2話の先行上映会と出演者によるトークショーが実施されている[4]。
第1期として全13話が2020年1月から3月までTOKYO MXほかにて放送された。第2期は第1期最終話放送後に制作が進められていることが発表され[Twitter 2]、全8話が2021年8月から9月まで「2nd SEASON -覚醒前夜-」のサブタイトルで放送された[公式 2][5]。最終章となる「Final SEASON -浅き夢の暁-」は2022年4月3日に全4話の一挙放送が行われている[6][注 2]。
脚本は原作ゲームのシナリオを元にしつつ、アニメだけで完結するように再構成されている[7]。アニメ版オリジナルキャラクターである黒江はメインキャラの役割を奪うようなことにはならず、あくまでもストーリーありきの立ち回りをする予定だとされており[7]、一方で神浜市内の各地域間の問題に触れられない、秋野かえでたち3人がマギウスの翼に加入したり、鹿目まどかと暁美ほむらが原作ゲームでは登場していた場面で登場しない、十咎ももこや梓みふゆといったキャラクターが多数死亡する、結末が異なるなど、ストーリー上の変更点も多々ある[8]。
総監督とシリーズ構成は劇団イヌカレーの泥犬が担当(第2期の構成は高山カツヒコも参加)。魔女空間のデザイン(異世界設計)はこれまで通り劇団イヌカレーが中心となって様々なスタッフがデザインを手がけている[Twitter 3]。一方ウワサ空間のデザインについてはJ・A・シーザーが担当[Twitter 4][Twitter 5]、その関係からウワサの声も主宰する劇団「演劇実験室◎万有引力」の所属俳優が担当している[Twitter 6][Twitter 7]。また、『魔法少女まどか☆マギカ』ではテレビシリーズ監督・劇場版総監督を務めた新房昭之がアニメーションスーパーバイザーとして制作に関わっている[注 3]ほか、キャラクター原案の蒼樹うめ、総作画監督と劇場版でのキャラクターデザインを務めた谷口淳一郎、シリーズディレクター・劇場版監督の宮本幸裕も引き続き参加している。ゲーム開発元のf4samuraiも製作参加だけでなく設定協力としても制作に関わっている。
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あらすじ
→詳細は「§ 各話リスト」を参照
→本作品の設定・用語については「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 § 設定・用語」を、作品世界の基本的な設定や共通する用語については「魔法少女まどか☆マギカ」を参照
宝崎市の中学生であり魔法少女でもある環いろはは、魔女と戦う日々を過ごしていたが、魔法少女になった時の自分の願い事がなんだったのかを思い出せずにいた。あるとき、いろはは「神浜市に行けば魔法少女は救われる」という噂が流れていることを知る。偶然訪れた神浜市で遭遇した小さなキュゥべえとの接触がきっかけとなり、いろはは自分が妹のういの病気を治すことを願って魔法少女になったことを思い出す。ういが存在した痕跡が自分の周囲からなくなっていたことに気づいたいろはは、手がかりを求めて神浜市の調査を開始する。
登場キャラクター
要約
視点
チームみかづき荘
本作品のメインキャラクター。チーム名の由来は七海やちよの自宅「みかづき荘」から命名されている。由比鶴乃以外は「みかづき荘」へ下宿している。
- 環いろは(たまき いろは)
- 声 - 麻倉もも
- 本作品の主人公で宝崎市に住む魔法少女。自身が魔法少女になった時の願いを忘れており、手掛かりを求めて神浜市にやってきた。そこで忘れていた妹ういのことをかすかに思い出し、ういを捜し求めている。
- 第1期第8話からは神浜市の学校に転校し、みかづき荘に下宿する。
- 七海やちよ(ななみ やちよ)
- 声 - 雨宮天
- 神浜市に住むベテラン魔法少女。19歳の大学生でファッションモデル。神浜市の「噂」をファイリングしている。
- アニメーション作画で動かせるよう後頭部のパーツがすだれ状からケープ状になっているなど、魔法少女時の衣装デザインが原作ゲーム版から変更されている[9]。
- 由比鶴乃(ゆい つるの)
- 声 - 夏川椎菜
- 第1期第4話から登場。父親(声:増岡太郎)が経営する中華料理店「万々歳」の看板娘で、最強の魔法少女を自称している。
- 第1期第13話ではウワサの鶴乃となってしまい、第2期8話でウワサから解放される。
- 深月フェリシア(みつき フェリシア)
- 声 - 佐倉綾音
- 第1期6話から登場。両親を殺した魔女を殺すという願いで契約し、傭兵を生業としている魔法少女。いろはたちと「フクロウ幸運水の噂」の事件を解決した後にみかづき荘で暮らすようになる。
- 二葉さな(ふたば さな)
- 声 - 小倉唯
- 第1期8話から登場。家でも学校でも居場所が無く「消えて無くなりたい」という願いでキュゥべえと契約しているため、魔法少女以外の一般人からは姿が見えない。
- 「ひとりぼっちの最果てのウワサ」に自ら身をおいていたが、いろはたちに出会い助けられた後、みかづき荘で暮らすようになる。
ももこたちのチーム
第1期2話から登場する十咎ももこ・秋野かえで・水波レナで構成される3人組のチーム。
- 十咎ももこ(とがめ ももこ)
- 声 - 小松未可子
- 男勝りで姉御肌な少女。チームのリーダー的な存在。以前はやちよ、鶴乃とチームを組んでいた。
- 原作ゲーム版とは異なり、第2期2話でマギウスの翼の「白羽根」になっていることが明らかになる。
- 第3期2話でみふゆと共にドッペルに乗っ取られた魔法少女を救うべく犠牲となった。
- 秋野かえで(あきの かえで)
- 声 - 大橋彩香
- 臆病で戦うことは苦手だが心優しい性格。しかしレナとはよく喧嘩をする。
- 原作ゲーム版とは異なり、第1期12話でマギウスの翼の「黒羽根」になっていることが明らかになる。第2期ではドッペルを濫用しすぎた副作用で「ドッペル症」を発症し、人格がドッペルに乗っ取られてしまう。しかし第3期2話でももことみふゆの犠牲を経て復活する。
- 水波レナ(みなみ レナ)
- 声 - 石原夏織
- 勝ち気で素直に物事を話せない不器用な少女。別の人物に変身できる能力を持つ。
- 原作ゲーム版とは異なり、第2期4話でマギウスの翼の「黒羽根」になっていることが明らかになる。
マギウス・マギウスの翼
いろはたちと敵対する「魔法少女の開放」を目指す組織。
- アリナ・グレイ
- 声 - 竹達彩奈
- マギウスの一人で芸術家。英語交じりの日本語で話す。第1期第9話で初登場。第3期では自ら望む滅びを実現すべくドッペルの力で一般人を魔女化させようと企み、イブと融合。ワルプルギスの夜も取り込みに向かうも、いろはが行った合体攻撃によって倒される。
- 里見灯花(さとみ とうか)
- 声 - 釘宮理恵
- マギウスの一人。いろはの記憶ではうい、ねむの友達で共に「里見メディカルセンター」へ入院していた。第1期3話で初登場。第3期では過去の記憶を取り戻してもなおねむと共にイブにワルプルギスの夜を食わせようと見滝原市へ向かうも、いろはの説得を受けて断念。最後はねむと共にドッペルを発現させ、小さいキュゥべえを加えイブおよびワルプルギスの夜へと特攻した。
- 柊ねむ(ひいらぎ ねむ)
- 声 - 諸星すみれ
- マギウスの一人で、ウワサを具現化させた張本人。第1期3話で初登場。いろはの記憶ではうい、灯花の友達で共に「里見メディカルセンター」へ入院していた。
- 原作ゲーム版とは違い過去の記憶を保持しており、既に車椅子での生活ともなっている。
- 梓みふゆ(あずさ みふゆ)
- 声 - 中原麻衣
- マギウスの翼に所属している魔法少女で、やちよの幼馴染で以前は行動を共にしていた。第1期5話で初登場。
- 第3期2話でももこと共にドッペルに乗っ取られた魔法少女を救うべく犠牲となった。
- 天音月夜(あまね つくよ) 天音月咲(あまね つかさ)
- 声 - 内田真礼(月夜)、内田彩(月咲)
- マギウスの翼の幹部「白羽根」の一員である双子の姉妹で、月夜が姉で月咲が妹。第1期7話で初登場。
そのほかのキャラクター
- 八雲みたま(やくも みたま)
- 声 - 堀江由衣
- 第1期2話から登場。神浜市で「調整屋」を営む魔法少女。
- 雪野かなえ(ゆきの かなえ)
- 声 - 森なな子
- 過去にやちよ、みふゆとチームを組んでいた魔法少女で、ギタリスト。第5話で初登場。獄門の魔女との戦いの際ソウルジェムが砕け死亡した。
- 安名メル(あんな メル)
- 声 - 高尾奏音
- 過去にやちよ、みふゆ、鶴乃、ももことチームを組んでいた魔法少女で、占い師。第1期10話で初登場。ソウルジェムに穢れが貯まりすぎた影響で卜者の魔女と化してしまった。
- 環うい(たまき うい)
- 声 - 石見舞菜香
- いろはの妹。病を患って「里見メディカルセンター」へ入院していたはずだったが存在が消えてしまっており、周りの人たちからも忘れられている。
- アイ
- 声 - 咲々木瞳
- さなを幽閉していた「ひとりぼっちの最果てのウワサ」。第1期9話で登場。さなと仲良くなり「アイちゃん」と呼ばれるようになった。
- 原作ゲーム版とはデザインが大幅に異なっており、人間の少女のような容姿になっている。こちらのデザインは後にゲーム版へ逆導入されている。
- 万年桜のウワサ
- 声 - 鈴木みのり
- 第2期2話で初登場。いろは、灯花、ねむ、ういが揃った時に満開の花を咲かせるという内容のウワサで、記憶ミュージアムの崩壊に巻き込まれたいろはを保護していた。
- 小さいキュゥべえ
- 声 - 加藤英美里
- 通常のキュゥべえより小さな個体で、喋ることも出来ず「モキュ」といった鳴き声のみ発する。
- 時折いろはの目の前に姿を現し、いろはを導くような行動を取る[注 4]。
- ウワサさん
- 声 - 加藤英美里
- ねむが作り出したウワサを一般人に広めている存在。
魔法少女まどか☆マギカのキャラクター
本作品の原典である『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター。
- 鹿目まどか(かなめ まどか)
- 声 - 悠木碧
- 原典での主人公。第1期10話ではマミの回想で後ろ姿のみを見せていたが、第2期1話から本格的に登場。魔法少女と魔女の真実を知るも希望を捨てず、さやかとほむらを励まし委員長の魔女を倒す。そしてマミを連れ戻すべく神浜市へと訪れ、さやかと共にマミをウワサから救出し、続けていろはと共に魔女誘導装置のウワサを破壊したのち見滝原市へと向かったワルプルギスの夜を倒しに戻る。
- 第3期では3話で仲間と共にワルプルギスの夜と交戦するも、その結末は不明。また、最終話の最後には円環の理(アルティメットまどか)がいろはと共に書物を閉じ、物語に幕を下ろした。
- 暁美ほむら(あけみ ほむら)
- 声 - 斎藤千和
- 第2期1話から登場。原典における時間遡行の繰り返し途上であるため、三つ編みおさげと眼鏡姿のころで、魔女との戦いにはまだ慣れていない。
- 委員長の魔女との戦闘中にういとおぼしき謎の少女から意味深な言葉を告げられる。さやかから魔法少女と魔女の真実を告げられたときに冷静だったことから、さやかから疑いの目を向けられ関係がこじれるが、明くる日再び委員長の魔女が出現したことで単身戦おうとする。加勢したまどかとさやかとともに魔女を倒し、まどかの希望を捨てない姿を見て、今後起こりえる現実を変えられるのではないかと希望を持ちはじめる。
- しかし第3期の最終話では一人魔法で過去に戻ってしまう。
- 巴マミ(ともえ マミ)
- 声 - 水橋かおり
- 第1期3話から登場。キュゥべえからの頼みで魔女が失踪した原因を探るべく神浜市に向かった。第1期5話にていろは、やちよ、鶴乃に出会いドッペルに巻き込まれた彼女たちを助けるが、いろはを人間に化けた魔女だと誤解した。後に魔法少女の真実を知り、まどかとさやか魔法少女に導いてしまった罪悪感もあってマギウスの翼に加入する。
- 第1期13話では神浜聖女のウワサに憑依されており、マギウスに異を唱えるいろは、やちよに対して攻撃を行い戦闘になる。さらに自身を探しに来たさやかとも戦闘になり、ホーリーマミに変化。最後は建物の崩壊に巻き込まれるが、いろはを道連れにしたところで第1期は幕を下ろす。
- その後第2期6話で再登場し、8話でまどかとさやかの協力によってウワサから解放された。第3期では一切登場せず。
- 佐倉杏子(さくら きょうこ)
- 声 - 野中藍
- 第1期6話、7話に登場。魔女狩りを目的に神浜市を訪れ、そこでマギウスの翼に一度は加入するが信用できずに脱退。その後はいろはたちと協力してフクロウ幸運水のウワサを撃退した。
- 第2期では1話のさやかの回想で姿を見せ、5話で本編に登場。白羽根の姿でホテル・フェントホープに潜入してグリーフシードを盗んで逃走していたところにフェリシア・さなと遭遇。2人を巻き込む形で行動を共にし、逃げた先で魔女プラントやエンブリオ・イブの姿を目撃する。その後はまどかやいろはたちと共に鶴乃、マミと交戦。マミがウワサから解放された後はさやかと共に彼女を担ぎ見滝原市へと戻っていった。
- 美樹さやか(みき さやか)
- 声 - 喜多村英梨
- 第1期10話、第1期13話に登場。第1期10話ではマミの回想にて登場した。第1期13話ではマギウスの翼に加入したマミと戦闘になり善戦するも、ホーリーマミに変化したマミには敵わず、崩壊する建物からやちよを連れて撤退する。
- 第2期1話では魔法少女と魔女の真実を知り、マミの異変をまどかとほむらに伝えた。ベテランの魔法少女であるマミへの劣等感から塞ぎ込むも、まどかの励ましによって立ち直る。8話ではまどかとのコネクトでマミからウワサを剥がすことに成功し、杏子と共に彼女を担ぎ見滝原市へと戻っていった。
- キュゥべえ
- 声 - 加藤英美里
- 少女の願いを一つ叶える代わりに魔法少女に変化させる「契約」を交わす地球外生命体。
- 神浜市では機能停止してしまうため、現在神浜市には上記の小さいキュゥべえ以外の個体は存在していない。
- 第1期1話では宝崎市の個体がいろはと会話している他、第1期3話では神浜市に入ることが出来ず機能停止してしまう謎の解明のため、マミへ調査を依頼する個体が登場している。
- 第2期1話では魔法少女と魔女の真実を伝えなかったことをさやかに糾弾される。
- 早乙女和子(さおとめ かずこ)
- 声 - 岩男潤子
- 第2期1話に登場。
- 舞台装置の魔女 / ワルプルギスの夜
- マギウスの翼がドッペルシステムの完成のためにウワサを用いて呼び寄せようとした魔女。ウワサ崩壊後は進路を見滝原市に戻し、使い魔がまどか達と応戦。その後はまどかに倒された事が示唆されている。
ゲストキャラクター
原作ゲーム版に登場するサブキャラクターの一部が端役として登場。
以下のキャラクター以外にも、エンドクレジットで名前は出ていないものの声優がゲーム版のまま登場している人物[注 5]や、声は無いもののモブキャラ的に登場している人物[注 6]なども登場している。
- 五十鈴れん(いすず れん)[注 7](声 - 尾崎由香)[登場:第1期第2話][注 8]
- 梢麻友(こずえ まゆ)(声 - 相坂優歌)[登場:第1期第3話][注 8]
- 史乃沙優希(ふみの さゆき)(声 - Machico[注 9])[登場:第1期第3話]
- 常盤ななか(ときわ ななか)(声 - M・A・O)[登場:第1期第6話、第2期第6話[注 10]][注 8]
- 純美雨(ちゅん めいゆい)(声 - 西明日香)[登場:第1期第6話、第2期第6話[注 10]][注 8]
- 志伸あきら(しのぶ あきら)(声 - 村中知)[登場:第1期第6話、第2期第6話[注 10]][注 8]
- 夏目かこ(なつめ かこ)(声 - 鈴木絵理)[登場:第1期第6話、第2期第6話[注 10]][注 8]
- 和泉十七夜(いずみ かなぎ)(声 - 千本木彩花)[登場:第1期第8話[注 11]、第2期第6話・第8話、第3期第3話・第4話]
- 宮尾時雨(みやび しぐれ)[注 12](声 - 鬼頭明里)[登場:第2期第1話][注 8]
- 観鳥令(みどり りょう)[注 13](声 - 河瀬茉希)[登場:第2期第5話][注 8]
アニメオリジナルキャラクター
- 黒江(くろえ)
- 声 - 花澤香菜
- 宝崎市に住む魔法少女で、いろはとは魔女との戦いを通じて交流を持っている。
- 元は「好きな人と付き合いたい」と願って魔法少女になったが破局し、その願いの代わりに魔女との戦いを繰り返す日々に疲れ切っていた。だが「神浜市に行けば魔法少女は救われる」と告げる少女の夢を見たことで神浜市に何があるのか執着するようになる。
- 第1期では、第1話で登場して以来姿を見せることがなく、第2話でいろはが電話をかけても連絡が取れない状態だったが、第13話においてマギウスの翼の黒羽根となっていたことが明らかとなる。
- 第2期ではねむから万年桜のウワサを探すよう依頼を受けて行動、その途上でやちよとともに万年桜のウワサの結界に入りいろはを目覚めさせる。以降いろはと行動を共にするが、羽根たちに行く手を阻まれたときにいろはを先に行かせてドッペルを出現させる。しかしその力を使って以降ドッペルからの言葉を聞いて迷いが生じるようになり、最後にはドッペルに飲み込まれてしまう。
- 第3期ではドッペルの侵食が進み、いろはの健闘も虚しくアリナが張った皮膜を突き抜けて魔女化し、いろはに討たれる。
- 登場する人物の中で唯一フルネームが不明な人物である。これはこの名前が「苗字か名前か分からない」と設定されているためである[13]。
- 2022年3月28日にはアニメ版から逆輸入される形で原作ゲームのプレイアブルキャラクターとして実装された[14]。
- 石中魚の魔女 / Boxwood[15]
- 第1期第1話に登場。性質は「蟄居」。大きな一つ目を持った黒いサンショウウオの姿をしている。宝崎市でいろは、黒江を襲撃し神浜市まで連れ込むも、砂場の魔女の結界で魔女に引き裂かれてしまう。のちに原作ゲームにも登場した。
- 石中魚の魔女の手下
- 第1期第1話に登場。役割は「漂着物」[Twitter 8]。のちに原作ゲームにも登場した。
- 獄門の魔女
- 第1期第12話に登場。性質は「袖絞り」。逆さ向きの白い生首の姿をしている。過去にやちよたちが戦った魔女で、大量の人間を食べて使い魔から成長した個体が登場。かなえによって攻撃を跳ね返され、相討ちとなった。のちに原作ゲームにも登場した。
- 獄門の魔女の手下
- 第1期第12話に登場。役割は「絞首」。糸受けが刺さった白い下半身の姿をしており、糸を伸ばして対象を拘束する。のちに原作ゲームにも登場した。
- 批評家の魔女[16]
- 第1期第12話に登場。性質は「権威」。巨大な黒い腕の姿をしており、周囲の白い手が杭を突き刺す。過去にやちよたちが戦った魔女で、工匠区、中央区、水名区、大東区に流れ着いてきた。一行を追い詰め、メルに重傷を負わせて撤退した。
- 批評家の魔女の手下
- 第1期第12話に登場。役割は「便乗」。ノミのような姿をしており、対象を噛みちぎる。のちに原作ゲームにも登場した。
- 卜者の魔女
- 第1期第12話に登場。性質は「開示」。批評家の魔女との戦闘で重傷を負い、ソウルジェムが濁りきったメルが魔女化した姿。第2期第8話の鶴乃の回想において、元の姿がメルだと知らない鶴乃が倒したことが明かされている。
- のちに原作ゲームにも登場したがアニメとは設定が一部異なり、イベント「耳を撫でて彼岸の声」復刻版追加ストーリーにおいて、マギウスの一件の終結後メルの墓参りに訪れたやちよ・みふゆの前に出現、過去への決別として2人に倒されている。
- 魔女168号
- 第2期第3話で登場。いろはのドッペルが作り出した夢の世界において魔女役を演じる存在で、幸福な魔女の手下に似た頭部を持つ。のちに原作ゲームに登場し、詳細な設定が明かされた。
- くろ
- 声 - 城内由茄子
- 第3期第3話の黒江の回想に登場した魔法少女。魔女の結界に入り込んだ猫を助けるため、魔女と戦っていたところを黒江に助けられるもそれ以来彼女と会うことは無かった。
- 後に原作ゲームでも黒江の魔法少女ストーリーにおいてゲストとして登場、2023年2月10日に原作ゲームの期間限定イベントでの配布という形でプレイアブルキャラクターとして実装された[17]。この際に魔法少女ストーリーにおいていろはが以前通っていた宝崎市立第一中学校に在籍しており、いろはとも多少なりとも面識があった事が語られている。
- ハナミチの魔女[Twitter 9]
- 第3期第1話で登場。性質は「生還」。過去にいろはが病院の霊安室で戦っており、その様子をういたちが目撃する。
- 他の地域から流れてきた魔女で、レンコンの切り口のような頭部を持ち、人間の死体を自身に吸収させることで手下として生まれ変わらせることができる。
- ハナミチの魔女の手下[Twitter 9]
- 第3期第1話で登場。役割は「クランケ」。ハナミチの魔女によって生まれ変わり使い魔となった死者たちで、包帯で巻かれた姿となっている。
- 肉焼きの魔女[Twitter 10]
- 第3期第3話で登場。性質は「労務」。くろが戦っていた魔女で、黒江が乱入してきたことで逃走する。
- 労働するために生きている犬型の魔女で、本体は頭部の回し車におり、その中で走り続けて車を回転させ、発生した動力で肉を焼き続ける。
- 肉焼きの魔女の手下[Twitter 10]
- 第3期第3話で登場。役割は「下働き」。肉焼きの魔女とともに働かされている使い魔で、焼いた肉の提供と皿洗いが主な仕事。肉焼きの魔女の本体が過労死すると使い魔の中から適当な者が選ばれ、新たな魔女となる。
- ヨダカの魔女[Twitter 11]
- 第3期第3話の終盤で黒江が魔女化した存在。性質は「逃避」。人間の身体に夜鷹の頭部と泥の翼を持った姿をしている。
- 空高く飛び立とうとしたが、いろはの短剣による一刺しで倒された。
- 第2期から黒江が出現させるドッペル、「逃避のドッペル」として先に登場しており、この時は黒江の被るフードが夜鷹の頭部と翼に変わる。
- アリナ・イブ(通称)[Twitter 12]
- 第3期第4章の終盤で、アリナが熱病のドッペルを出現させ自らを食わせるとともに、エンブリオ・イブに感染させその身体を乗っ取った姿。
- この状態によって、年齢性別を問わず数万人規模で一般人を熱病のドッペルに感染させ、人工的な魔法少女を生み出すことが出来る。普通の魔法少女同様グリーフシードによる浄化が行われないと、熱病のドッペルに身体を乗っ取られ魔女化することになる。
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スタッフ
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音楽
要約
視点
劇中曲は尾澤拓実による新規楽曲に加え、梶浦由記による『魔法少女まどか☆マギカ』本編のBGMも使用されており、音楽協力としてクレジットされている。また、舞台版『マギアレコード』の楽曲[Twitter 13][Twitter 14]や、ゲーム第1部エンディングテーマ「余白のほんね」[注 15]の別アレンジによるインストゥルメンタルバージョンも使用されている。ウワサ空間のデザインを手がけたJ・A・シーザーも挿入歌「ウワサ数え唄」を作曲している[Twitter 15]。
主題歌のうち第1期オープニングテーマと第2期エンディングテーマはゲーム版主題歌も担当し、メンバー3人ともメインキャラクター役で出演しているTrySailが引き続き担当、第1期エンディングテーマと第2期オープニングテーマは『魔法少女まどか☆マギカ』テレビアニメ版・劇場版でオープニングテーマを、本作品ゲーム版では第2部イメージソングを担当しているClariSが起用されている。最終章最終話のエンディングテーマはこの2組によるコラボレーション楽曲となっている[6]。
→関連する音楽CD・配信シングルについては「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝のディスコグラフィ」を参照
主題歌
- 「ごまかし」[18]
- TrySailによる第1期オープニングテーマ。作詞・作曲は渡辺翔、編曲は湯浅篤。
- 「アリシア」[19]
- ClariSによる第1期エンディングテーマ。作詞・作曲は毛蟹、編曲は湯浅篤。
- 「ニグレド」
- シトの作詞・歌による第1期第13話エンディングテーマ。作曲・編曲は尾澤拓実。
- 「ケアレス」
- ClariSによる第2期オープニングテーマ[5]。第3期第2話・第3話でも使用。作詞・作曲は渡辺翔[Twitter 16]、編曲は湯浅篤。
- 「Lapis」
- TrySailによる第2期エンディングテーマ[5]。第3期第1話・第2話でも使用。作詞・作曲は渡辺翔、編曲は湯浅篤[Twitter 17]。
- 「オルゴール」
- ClariS×TrySailによる第3期最終話エンディングテーマ[6]。作詞・作曲は渡辺翔、編曲は湯浅篤[Twitter 18]
挿入歌
イメージソング
いずれも作詞・歌のシトと作曲・編曲の尾澤拓実の音楽ユニット「ReReGRAPHICS」による、第3期のイメージソング。
- 「閃光」
- 第2期BD/DVD第3巻同梱サウンドトラックに収録され、第3期PVではBGMとして使用。
- 第3期第3話エンディングではオルゴールアレンジのインストゥルメンタルバージョンが使われている。
- 「Q」
- 第3期BD/DVD第1巻同梱サウンドトラックに収録[Twitter 19]。BD/DVD発売告知CMのBGMとして使用[Twitter 20]。
- 「ablaze」
- 第3期BD/DVD第2巻同梱サウンドトラックに収録。BD/DVD発売告知CMのBGMとして使用[Twitter 20]
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各話リスト
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放送局
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BD / DVD
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関連番組
第1期放送開始前の2019年12月30日21時 - 22時には、TOKYO MXにて『アニメ放送直前SP〜マギレコ夜噺(よばなし)〜』が放送、放送後には2020年1月6日までの期間限定でYouTubeにてアーカイブ配信された。前半ではアニメに出演し、TrySailとしても主題歌を担当する麻倉もも、雨宮天、夏川椎菜の3人がアニメの見所を紹介、後半ではゲーム第2部の主要キャラクターを演じる和泉風花、涼本あきほ、高尾奏音も加わりゲーム第2部の魅力を語るほか、ゲーム連動のプレゼント企画「年末ドリームマギアくじ」も行っている。ナレーションは斎藤千和が担当[21]。
第2期開始にあたっては、2021年7月4日(3日深夜)から3週にわたって第1期の総集編を、同月25日(24日深夜)には直前特番を、いずれも各放送局の第2期放送枠にて放送[5]。総集編のナレーションは麻倉ももが担当。直前特番は松澤千晶(フリーアナウンサー)がナビゲーター、堀川さつきがナレーションを担当、アニプレックスプロデューサーの石川達也、音楽担当の尾澤拓実、主演の麻倉ももへのインタビューや、総監督の劇団イヌカレー(泥犬)と主題歌担当のClariSのコメント、第2期の見どころ紹介で構成。また、9月19日(18日深夜)には第7話までの第2期の総集編を、2021年12月31日にはTOKYO MX・BS11などでビデオマスター版の第2期総集編を、いずれも麻倉もものナレーションで放送している[公式 12]。
関連書籍
- マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 TVアニメ公式ガイドブック
- テレビアニメ版の公式ガイドブック。ストーリープレイバックやアニメ版の設定資料、主要スタッフ・キャストへのインタビューなどで構成。
- 2020年12月25日発売[22][23]、ISBN 978-4-8322-7201-9
- 2022年9月27日発売[22][24]、ISBN 978-4-8322-7400-6
パチスロ・パチンコ
- スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝
- 本アニメ版を原作としたパチスロ(6号機・スマスロ)で2025年4月稼働開始。「SLOT魔法少女まどか☆マギカ」シリーズ同様にユニバーサルエンターテインメントから発売、開発はミズホ[25]。
脚注
参考文献
外部リンク
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