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モーディー文字 (Unicodeのブロック)
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モーディー文字(モーディーもじ、英語: Modi)は、Unicodeのブロックの一つ。
解説
マラーター王国時代の16世紀から1950年代にかけて[1]、インド中央部のマハーラーシュトラ州などで話される、インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派インド語群に属するマラーティー語及び、周辺地域で話されたヒンディー語、グジャラート語、カンナダ語、コンカニ語、ペルシア語、タミル語、テルグ語などを表記するためにかつて用いられていた[1]モーディー文字を収録している。現在のマラーティー語は主にデーヴァナーガリーで表記されるが、2001年ごろからモーディー文字の復活が試みられている[1]。
モーディー文字はブラーフミー文字から派生した所謂ブラーフミー系文字(インド系文字)の一つであり、音素文字のうち子音字単独では暗黙の随伴母音/-a/を伴って発音され、別の母音にする際に母音記号を付加することで発音を切り替えるアブギダに分類される。ラテン文字などと同様に左から右への横書き(左横書き)であり、単語毎に分かち書きをする。デーヴァナーガリー同様、1つの単語はシローレーカーと呼ばれる上に引かれる水平線によって繋げて書かれる。
加えて、アラビア文字やタイ文字などと同様に独自の数字体系(モーディー数字)を有している。
符号位置の順序はおおむねブラーフミー文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン7.0において初めて追加された。
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収録文字
要約
視点
「ラテン文字転写」の列はブラーフミー系文字のラテン文字への翻字方式の一つであるISO 15919(及び一部はIAST)に従う。
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小分類
このブロックの小分類は「独立母音字」(Independent vowels)、「子音字」(Consonants)、「従属母音記号」(Dependent vowel signs)、「各種記号」(Various signs)、「約物」(Punctuation)、「記号」(Sign)、「数字」(Digits)の7つとなっている[6]。
独立母音字(Independent vowels)
この小分類にはモーディー文字のうち、頭子音のない母音の音節を表す際に用いられる独立した母音字が収録されている。
子音字(Consonants)
この小分類にはモーディー文字のうち、基本的な子音字が収録されている。
従属母音記号(Dependent vowel signs)
この小分類にはモーディー文字のうち、子音字に結合する母音記号が収録されている。
各種記号(Various signs)
この小分類にはモーディー文字のうち、母音字や子音字に結合する発音記号などの様々な記号が収録されている。
約物(Punctuation)
記号(Sign)
この小分類にはモーディー文字のうち、様々な記号類が収録されている。
数字(Digits)
この小分類にはモーディー文字で用いられる固有の数字が収録されている。
文字コード
モーディー文字(Modi)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+1160x | 𑘀 | 𑘁 | 𑘂 | 𑘃 | 𑘄 | 𑘅 | 𑘆 | 𑘇 | 𑘈 | 𑘉 | 𑘊 | 𑘋 | 𑘌 | 𑘍 | 𑘎 | 𑘏 |
U+1161x | 𑘐 | 𑘑 | 𑘒 | 𑘓 | 𑘔 | 𑘕 | 𑘖 | 𑘗 | 𑘘 | 𑘙 | 𑘚 | 𑘛 | 𑘜 | 𑘝 | 𑘞 | 𑘟 |
U+1162x | 𑘠 | 𑘡 | 𑘢 | 𑘣 | 𑘤 | 𑘥 | 𑘦 | 𑘧 | 𑘨 | 𑘩 | 𑘪 | 𑘫 | 𑘬 | 𑘭 | 𑘮 | 𑘯 |
U+1163x | 𑘰 | 𑘱 | 𑘲 | 𑘳 | 𑘴 | 𑘵 | 𑘶 | 𑘷 | 𑘸 | 𑘹 | 𑘺 | 𑘻 | 𑘼 | 𑘽 | 𑘾 | 𑘿 |
U+1164x | 𑙀 | 𑙁 | 𑙂 | 𑙃 | 𑙄 | |||||||||||
U+1165x | 𑙐 | 𑙑 | 𑙒 | 𑙓 | 𑙔 | 𑙕 | 𑙖 | 𑙗 | 𑙘 | 𑙙 | ||||||
注釈
|
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履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
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