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ワンダ (飲料ブランド)
コーヒー飲料ブランド ウィキペディアから
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Wonda(ワンダ)は、アサヒ飲料が1997年から販売している飲料のブランド名であり、缶コーヒーおよびペットボトル入りコーヒー飲料を中心に展開している。
本製品は1997年9月に「J.O.」の後継製品として発売された。2002年10月に発売された業界初の朝専用缶コーヒー「WONDAモーニングショット」の販売好調によりブランドを代表する定番製品となり、ブランド自体も発売から25年以上続くロングセラーとなっている[1]。
本製品は兵庫県明石市の明石工場と富山県下新川郡入善町の北陸工場で生産されている。明石工場最寄り駅の山陽電気鉄道本線東二見駅に「東二見駅をご利用のみなさん!おはようございます!」と書かれたWONDAモーニングショットの看板が設置されている。
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歴史
要約
視点
背景
アサヒ飲料は「三ツ矢コーヒー」(1981年発売)、「NOVA」(1986年発売)、「J.O.」(1990年発売)、「KAFEO」(1995年発売)といったコーヒー飲料を展開してきた。ところが、1980年代から競合製品の参入が相次ぎ、1992年にサントリーから発売された「ボス」が世界観に訴求する手法で成功を収めたことから、各社もそれに追随した[2]。1996年には、缶コーヒーが清涼飲料水市場の4分の1近くのシェア(約3億5,500万ケース)を占めていたのに対し、アサヒ飲料の販売実績は約1,500万ケースで頭打ちの状況となっていた[2]。同社の当社の清涼飲料全体事業における割合も15%と低かった分、成長の余地があった[2]。また、「J.O.」や「KAFEO」は自動販売機での販売がほとんどであり、一般の小売店ではあまり売れていなかった。加えて、1980年代後半の分社化により、戦略面においては一貫性やスピード感に欠けていた[2]。そこで、同社は商品開発・販促・広告の要素が一つになったトータルマーケティングを展開し、缶コーヒーの大型新商品の投入を決断した[2]。そして、1996年7月にアサヒ飲料会社が発足したことで、一貫性のある施策展開が実現した[2]。
1997年~:誕生
商品開発に際し、「20代後半で、1週間に缶コーヒーを5本以上飲むヘビーユーザー」をメインターゲット層に据えた。アサヒ飲料は彼らへの試行調査を行い、「甘さ控えめ」「深み」「すっきりとしたキレ味」といった要素が好まれることを突き止めた[2]。次いで彼らは30万人を対象としたモニタリングを行い、1997年8月から9月にかけて、ヘビーユーザーである運転手を含めた320万人を対象にした大規模サンプリングを実施した[2]。
本製品には前向きになれるコーヒーというコンセプトが据えらえており、商品名も「WONDERFULな缶コーヒー」に由来している[2]。
こうして、本製品「WONDA」は1997年9月に「J.O.」の後継製品として発売された。この時点では190グラム (g) 缶の「ワンダフルブレンド」、「カフェオレプレミアムテイスト(乳飲料規格)」、250g缶の「オリジナルブレンド」、160g缶の「ブルーマウンテンブレンドEX」の4種類であった[2]。
前述の大規模サンプリングや、プロゴルファータイガー・ウッズを採用したテレビCMなどが功を奏し、WONDAは発売から3ヶ月で770万函を売り上げ、缶コーヒー市場におけるアサヒ飲料のシェアを拡大させた[2]。その後、2000年1月には、「抗酸化スーパー低温抽出法」を採用したブラック缶コーヒー「ワンダ ブラック&ブラック」を世に送り出した[2]。
また、環境への配慮がなされるようになったのもこのころであり、2000年4月には当時の基幹商品だった「ワンダ ワンダフルブレンド」に、東洋製罐によるタルク缶を採用した[2]。これにより、プレス加工時の洗浄作業ならびに成型後の塗装や焼き付けが不要となり、水の節約や二酸化炭素の抑制に成功した[2]。
2001年9月には「新豆挽きたて、イキのいい缶コーヒー」という合言葉のもとに、製品のリニューアルを行った[2]。
2002年:「WONDAモーニングショット」の成功
缶コーヒー市場は1998年ごろから伸び悩んでおり、成功を収めた「WONDA」の売り上げも停滞していた[3]。また、アサヒ飲料自身も業績不振に悩んでおり、2000年には中期経営企画は「フレッシュアップ計画21」を立ち上げ、その一環として「WONDA」の新製品の開発が行われた[3]。開発チームは缶コーヒーの本質を探るために話し合う中で、「目覚めの1杯」や「始業前の気合い入れ」といったキーワードが浮上した[3]。また、市場調査においても、気分転換などで午前中に缶コーヒーを飲む者が多かったことが判明し、「朝専用缶コーヒー」というコンセプトになった[3][4]。そして、2002年10月2日、業界初の朝専用コーヒー「WONDAモーニングショット」が誕生した[3][4]。発売当日から、全社一丸となった販促活動が展開され[3]発売当日に全国1,000ヶ所に及ぶ大規模なサンプリングを実施。また、CMキャラクターとして、所ジョージや仲間由紀恵を起用し、朝のビジネスマンを想起させる広告を展開した[4]。発売わずか2ヶ月で年間販売目標の400万ケースを突破。こうして、「WONDAモーニングショット」は朝専用コーヒーとして成功をおさめ、競合他社からも同様の製品が相次ぐようになった[4]。
その後、「ワンダ モーニングショット」を軸に、ブラックやカフェオレなど、缶コーヒーの定番を攻める戦略が立てられた。2003年2月には「ワンダ モーニングショット」の第2弾となる「ワンダ モーニングブラック」が登場し、以降も「ワンダ モーニングオ・レ」(2003年10月)など朝専用商品が次々と展開された[5]。
2005年~:微糖・無糖分野の強化
2005年1月、朝専用商品とは別に、糖分を気にする30代から40代に向けて、すっきりとした飲み口の微糖缶コーヒー「WONDA ショット&ショット」を発売した[5]。こちらは発売後3か月で200万函を売り上げるなど、微糖タイプコーヒーのはしりとなった[5]。2005年10月にはコーヒーに少しのミルクを入れただけのシンプルな構成の「ストレートカフェ」を発売[5]。のちにこの製品は今日の砂糖や甘味料を一切使用しない甘くないタイプのミルク入りコーヒーのはしりとなったとされる[5]。
2006年からは嗜好や市場の変化に応えた新たな切り口を提案する商品が投入された。うち4月に発売された「ワンダ オリジンレーベル100年ブラック」は、日系ブラジル農園のコーヒー豆を原料としており、コーヒーの原点や文化を大切する姿勢を示した[6]。
その翌年の2007年1月には、エスプレッソ抽出機を採用し、高速・高圧で抽出した「圧力仕立て」およびそのブラック加糖タイプ「圧力仕立てブラック加糖」を発売し、のちにエスプレッソ缶コーヒーの先駆けとなった[6]。しばらく後の4月には、「ショット&ショット69」の後継品となる「ワンダ アフターショット」を発売し、食後の一服を狙った[6]。
さらに、2008年1月8日にはプレミアム微糖缶コーヒー「金の微糖」を発売した[7]。プレミアムとは銘打っているものの、希望小売価格は通常の缶コーヒーと同じである。この製品は、6か月で500万ケースを売り上げるほどのヒット商品となり、年末までの売り上げは1,000万ケースを記録した[6]。この年の春には「目覚めのブラック」をコンセプトにした「ボディショットブラック」が売られた[6]。400gボトル缶を採用したこの製品は、のちに大容量ボトル缶ブラックコーヒーの先駆者となった[6]。近い時期には糖類0を実現した「ゼロマックス」も発売されており、こちらは発売後3か月で210万ケースを売り上げ、ブランドの牽引する存在の一つとなった[6]。また、2008年10月21日のリニューアルに際しては、店頭用の「ブリリアントカット缶」と自動販売機用の「ストレート缶」の2種類が用意された[8]が、のちのリニューアルにてブリリアントカット缶に統一された。
2009年6月には加糖ブラックタイプの先駆者となる「オン・ザ・ロック」が発売された[6]。
2012年~:ブランド10周年前後
2012年にはモーニングショット10周年を記念した「モーニングX」が発売された[9]ほか、最初期の主力商品である「ワンダフルブレンド」が復活した[10]。
2013年、アサヒ飲料は「明日は、今日より、ワンダフル。」を合言葉に、人気のある「モーニングショット」「金の微糖」「 ゼロマックスプレミアム」を基幹商品として強化を図るとともに、飲用ニーズに合わせた新商品の開発にいそしんだ[11]。この年には、長年缶コーヒーを好んできたユーザーに向けた「大人ワンダ」シリーズを展開した[11]ほか、年末にはマレーシアでWONDAブランドの缶コーヒーを展開した[12][13]。
加えて、2013年10月にはエナジードリンクの要素を取り入れた缶コーヒー「パワーブレンドコーヒー」を発売した[14]。メディアからは、この製品のカフェイン含有量がエナジードリンクよりも高い点[注 1]が注目された[15][16]。うち、ニュースサイト「アスキー」による2013から2014年までに発売されたエナジードリンクのランキングにおいては2位にランクインした[17]。一方、2013年の年末にはカフェインレスコーヒー「グリーンカフェ」を世に送り出した[18]。
他方、既存製品においては「特製カフェオレ」の「AKB48デザイン缶(190g缶)」[注 2]を数量限定で発売した。2014年の同製品のリニューアルに際しても、「AKB48デザイン缶(190g缶)」第2弾が展開された[注 3]。
また、健康志向の高まりによりブラックコーヒーの需要が定着したことから、2014年1月には「金の微糖」の姉妹品となるブラックコーヒー「ゴールドブラック -金の無糖-」を発売した[11]。一方、ペットボトル飲料においては2014年夏に「特製カロリーハーフコーヒー」とコーヒー由来のカフェインと果汁を合わせた清涼飲料「カフェズメニュー フルーツカフェ」2種を発売した[19]。
2015年~:高級路線の強化
2015年1月には、世界のコーヒー職人の経験と知識を生かした「ワンダ ワールドトリップ」シリーズを立ち上げ、その第1弾となる「開拓者の微糖」を発売した。また、春には ドイツの焙煎機メーカー、プロバット社と日本国内メーカーで初めてタイアップした新シリーズ「グランドワンダ」シリーズを立ち上げ、その第1弾として、「グランドワンダ微糖」及び、微糖タイプのブレンドコーヒーでは珍しい370g入りの大容量ボトル缶製品「グランドワンダ微糖 フルボディ」を発売した[11]。グランドワンダシリーズ立ち上げに際しては、スマートフォン向けアプリ『モンスターストライク』とのタイアップキャンペーンが組まれた[20]。のちにアサヒ飲料は「グランドワンダ」シリーズについて、味への評価は高かったものの、本来の狙いである本格感や上質さはといったニーズへの訴求が不十分だったため、ボトル缶飲料市場で苦戦したと分析している[11]。
2016年、アサヒ飲料は本製品のターゲットを缶コーヒーをよく飲む30〜50代の働く男性と位置付け、テレビCMも「働くお父さんを応援」するというコンセプトのもと、ビートたけし、劇団ひとり、澤部佑が会社員に扮する内容に変更された。また、この年の4月、アサヒ飲料は丸福商店が運営する珈琲店「丸福珈琲店」が監修したボトル缶コーヒーの新シリーズ「ワンダ 極(きわみ)」を立ち上げ、その第1弾として微糖タイプの「ワンダ 極 微糖」を発売した[11]。「ワンダ 極」シリーズはブランド全体をけん引した[11]一方、ユーザーが「極」とは何かを考える必要があったという課題が残った[21]。
2017年~:ブランド20周年と多様化
ブランド誕生20周年を迎えた2017年には、「WONDERFUL COFFEE PROJECT」活動を展開し、極シリーズといった既存製品のテコ入れや、新たな領域への挑戦が施策として組まれた[11]。この年の9月に行った「モーニングショット」と「金の微糖」のリニューアルに際しては、新たに開発した「モーニングクオリティ製法」を取り入れた。また、秋には北海道と九州で限定品を発売するといったエリアマーケティングが展開された[11]。新領域への挑戦においては、缶コーヒー離れへの対策として、「ワンダ シェイクゼリーコーヒー 」2種をスーパーマーケット向けに展開した[11]。また、発売20周年施策として、当時のCM出演者らをモチーフとした無料LINEスタンプを配信した[11]。
2018年にはブランドの再構築に乗り出し、その一環として「モーニングショット」、「金の微糖」そして「特製カフェオレ」の味覚設計やマーケティング戦略を練り直した [22][23]。また、ペットボトル入りコーヒー飲料の活性化に伴い、WONDAも2018年6月に「お茶のようにごくごく飲めるリフレッシュコーヒー」として、「ワンダ TEA COFFEE カフェラテ×焙じ茶」と「ワンダ TEA COFFEE ブラック×煎茶」を発売した[22]。
2018年2月には、アサヒ飲料は家庭でのコーヒーの消費量増加に目をつけ、ブランド初の希釈(4倍濃縮)タイプ「乳酸菌コーヒー」2種(無糖・やさしい甘さ)を発売した[22]。同年9月には「ワンダ 乳酸菌コーヒー ショコラ〈希釈用〉」も登場した[22]。これらの希釈用飲料は家庭でコーヒーを飲むことが多い女性をターゲットにしており、開発に際してはカルピスで培った乳酸菌の技術が応用されている[22]。女性をターゲットにした製品は他にもあり、2019年2月にはカフェラテとフルーツを組み合わせたボトル缶入りの新シリーズ「ラテリッチ」を立ち上げ、9月までに3種類が発売された[22]。また、春先には振って泡立たせるタイプの製品「ワンダフルワンダ」2種が発売され、こちらは女性だけでなく若者もターゲットにしている[22]。
2019年8月、漫画『ルパン三世』とのコラボレーションとしてデザイン缶(全24種類)の販売および「今だけのルパンWONDAキャンペーン」が展開され、好評を得た[22]。また、同じ年にはラクトノナデカペプチドを機能性関与成分として製品に配合したブランド横断プロジェクト「はたらくアタマに」シリーズが展開され、その一環として9月にブランド初の機能性表示食品である「はたらくアタマに アシストブラック」が発売された[24]。
2020年~:コロナ禍
缶コーヒー市場が低迷する中、「WONDA」のボトル缶の販売数量は市場を上回るペースで伸長していた[22]。これについてアサヒ飲料は、メインユーザーである中年男性がのどごしの良いペットボトル入りコーヒーではなく、濃厚な味わいを特長とするボトル缶コーヒーを選ぶようになり、リフレッシュや休憩時に飲むという缶コーヒーの価値を見直している可能性があると考えた[22]。そして、彼らは2020年のブランド戦略を立てるにあたり、彼らをターゲットに据え、王道感がありつつも期待を超えるおいしさを提供すると決め、ショート缶とボトル缶の2ラインに集中することにした[22]。こうして、2020年3月、気持ちの切り替えといった価値を追求したた「ワンダ X-BITTER ブラック」が世に送り出された[22]。この製品は、コストパフォーマンス重視の傾向などを踏まえ、通常のショート缶(185g~190g)よりも大きい245g缶が採用された[22]。4月には、家やカフェでコーヒーをたしなむ人や缶コーヒーラテファンに向け、ボトル缶製品「極 老舗珈琲店の甘くないラテ」を世に送り出した[22]。
コロナウイルスの流行に伴う外出制限により、缶コーヒー市場が冷え込む中、WONDAはまとめ買い[注 4]や家飲みといったニーズを取り入れていった[22]。また、コラボレーションやキャンペーンを通じた施策も推し進めており、たとえば2021年9月に行われた漫画『ONE PIECE』とのコラボレーションでは通常サイズの缶だけでなく、ボトル缶の「ワンダ 極」にもデザイン缶が採用された[22]。同様の理由から健康意識の高まりとともに甘いものが敬遠されるようになったため、2021年2月には「ワンダ 極 贅沢な糖類ゼロ」が投入された[22]。加えて、朝にブラックコーヒーを飲む者も増えたことから、同年9月には「ワンダ モーニングショット ブラック」を世に送り出した[22][25]。
2021年10月、マレーシアのEtika Beverages Srn. Bhd.を通じて、ブランド初のインスタントコーヒーを同国に展開した[26]。
2022年の販売実績は3,038万箱であった[27]。また、抹茶ラテブームの定着を受け、2022年9月には、「ごほうび抹茶ラテ」を発売した[28]。
2023年:微カフェイン製品「SLOW TIME COFFEE」の誕生
2023年には「微カフェイン」をコンセプトとしたペットボトル入りのブラックコーヒー「SLOW TIME COFFEE」がAmazon.co.jp限定で発売された[29][30]。この製品が世に送り出された背景として、夕方以降にコーヒーを飲む機会が増えたことや、カフェインの摂取量が増えることへの不満などが挙げられ、ゆっくりとした時間や自分のペースで飲めることを示すために「SLOW TIME COFFEE」という名前が付けられた[29][30][31]。また、健康志向でブラックコーヒーの市場が堅調なことから、ブラックコーヒーが選ばれた[32]。アサヒ飲料はマイナビニュースとのインタビューの中で購入者からの声として、仕事が終わっても家事が残っている夕方や、夜勤中、ゆるやかに頑張りたいときに飲むことが多いと説明している[30]。
「コクの深味」シリーズの誕生
2024年、「ワンダ 極」の後継製品である「コクの深味」シリーズが発売された[21]。
2025年~:ブランドロゴの刷新とリニューアル
2025年4月、大文字表記の「WONDA」から「Wonda」に改められ、"o"ど"d"の間に太陽をモチーフとした黄色のアーチで構成されたブランドロゴへ刷新され、それに伴って「モーニングショット」と「金の微糖」をリニューアル。ブラックは「ブラック ザ アロマ」となり、ボトル缶シリーズは「コクの深味」シリーズから「コクの微糖」・「コクのブラック」・「コクのカフェオレ」へ改名[33]。同時にペットボトル入り製品として「クリアブラック」と「ロイヤルラテ」の2種類も発売された[34]
なお、リニューアルを受けない「特製カフェオレ」・「クリーミーラテ」・「プレミアムゼロ」・「アイスマウンテン」もブランドロゴを変えるパッケージデザインの変更が行われた(自然切替)。
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販売ルート
アサヒ飲料とカルピス[注 5]が自動販売機部門の事業を統合してアサヒカルピスビバレッジを設立し、カルピスは「AGFブレンディ」缶コーヒーの製造と販売を止めて自販機で「WONDA」を販売している[注 6]。大塚食品も2015年3月から自販機で「WONDA」を発売し、従来販売していたネスレマニファクチャリング製「ネスカフェ」缶コーヒーシリーズは同グループの大塚製薬から販売委託契約の解除を打診されて順次製造と販売を終了した[35]。
製品
要約
視点
現行製品
季節限定品のうち、自動販売機専売の「アイスマウンテン」と「ディープマウンテン」のメーカー希望小売価格は、他の「WONDA」のショート缶製品よりも割安に設定されている(本体価格 136円)。
販売終了品
限定:販路が限定されているもの
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CMキャラクター
要約
視点
WONDA発売より前の1997年6月、アサヒ飲料は当時世界で人気のあったプロゴルファー、タイガー・ウッズを「ワンダフルブレンド」のCMのキャラクターに起用し、ティザー広告を展開していった[2]。ウッズの起用も、ティザー広告の起用もアサヒ飲料にとっては初めてのことだった[2]。ウッズを起用したCMは若者にとってインパクトが大きく、このCMは第38回IBA(International Broadcasting Award、国際放送 広告賞)に入選した[2]。
- 2025年4月現在
過去の出演者、およびキャラクター
- 所ジョージ(モーニングショット)- 初代イメージキャラクター
- タイガー・ウッズ(ワンダフルブレンド)[2]
- 勇者ライディーン(100年BLACK)
- 泉谷しげる(100年BLACK)
- 仲間由紀恵(モーニングショット・アフターショット)
- タカアンドトシ(モーニングショット)
- 荒川良々(モーニングショット)
- 横峯さくら(モーニングショット)
- 彦摩呂(アフターショット)
- チュートリアル(モーニングショット)
- 西川きよし(モーニングショット)
- ノッチ(モーニングショット)
- 小倉優子(モーニングショット)
- コブクロ(モーニングショット)
- 森崎博之・音尾琢真(TEAM NACS、モーニングショット)
- 山本リンダ(ショット&ショット)
- 吉川晃司(ショット&ショット)
- 笠浩二(ショット&ショット)
- 相田翔子(ショット&ショット)
- ユースケ・サンタマリア(ショット&ショット)
- 原田泰造(圧力仕立て・ショット&ショット69)
- 柳沢慎吾(ショット&ショット69 ※ただし音声のみ)
- 桑田佳祐(モーニングショット・アフターショット・圧力仕立てBLACK・金の微糖)
- 桑田バージョンのテーマは“天国の偉人たち”で、桑田と鬼籍入りした著名人の映像によって“共演”するという内容。第1弾(モーニングショット)は、早朝の駅のホームで、電車に乗り遅れた桑田の前に、日本を代表する映画監督の黒澤明の姿が映るというもの。第2弾(アフターショット)ではデパートの屋上にいる桑田の前に植木等が現れるという内容。第3弾(モーニングショットのホットバージョン)は、桑田が路上で缶コーヒーの蓋を開けた途端、ジャイアント馬場が現れてリング上で桑田と対決し、馬場から“十六文キック”を浴びせられるという設定。黒澤、植木、馬場の姿は生前の映像からCGを使って抽出したものを実際の映像に合成した。故人との“共演”は桑田本人が企画したものである。2008年4月から第4弾(モーニングショット)が放映されたバージョンは、サザンオールスターズとしてデビューした際に初めてCM出演した三ツ矢サイダー(アサヒ飲料の主力商品)のCMに出演した当時の桑田と現在の桑田が“共演”したものが放映された。桑田は過去にキリンJive(現・キリンFIRE)やコカ・コーラのCMにも出演していた。WONDAのCM出演契約が終了した数年後の2016年にUCCのUCC BLACK無糖のCMに出演。
- モーニングショット(第1弾・第3弾)・アフターショットとも 使用楽曲「NUMBER WONDA GIRL ~恋するワンダ~」、圧力仕立てBLACK、金の微糖とも 使用楽曲「ダーリン」、モーニングショット(第4弾)の使用楽曲「DEAR MY FRIEND」 いずれも桑田佳祐。
- 岡田義徳(ゼロマックス)
- 東根作寿英(ゼロマックス)
- 鶴岡知恵(フリーズドリップ)
- ローラ・チャン(モーニングショット、ザ・ブラック)
- 高田純次(ザ・ブラック、モーニングショット、金の微糖、ゼロマックス、ジェットカフェ、スーパーライト、一番ドリップ微糖)
- 国分太一(同上、高田と共演)
- 優木まおみ(モーニングショット)
- 柳原可奈子(ゼロマックス)
- AKB48(モーニングショット、金の微糖、特製カフェオレ、グランドワンダほか多数)
- 2011年3月から2016年2月までの総合メインキャラクター。2014年8月からは一旦「モーニングショット」を中心としたキャラクターとなり、2015年9月からは「エクストラショット」(渡辺麻友が単独で出演)、同年10月からは「グランドワンダ」(入山杏奈・加藤玲奈・島崎遥香・横山由依が出演)も担当していたが、同年11月からはリニューアルに伴って「金の微糖」を再び担当することでメインキャラクター復帰となったが、先述の通り2016年2月を以って5年間にわたるWONDAシリーズの総合メインキャラクターを降板することとなった。
- ワンダフル商事(2010年4月~2011年2月に放送。括弧内はCMでの役柄)
- 國村隼
- 沢村一樹
- 古田新太
- 國村、沢村、古田の3人は2011年までAKB48と共演。
- 渡部篤郎(大人ワンダ)
- 小日向文世(同上)
- 織田裕二(金の微糖・ゴールドブラック-金の無糖-)
- 山﨑努(同上)
- ビートたけし(2016年 - 2020年)
- 劇団ひとり
- 澤部佑
- 春日俊彰
- 堺正章 - 「極」[83]
- 宮藤官九郎 [84]
- 神木隆之介・川栄李奈 - 「TEA COFFEE」の「お茶・珈琲どっちやねん編」でビートたけしと共演[85]。川栄は以前、AKB48メンバーの一員としてTVCMに出演[86]し、前述のとおり「特製カフェオレ」の「AKB48デザイン缶」にも起用された経緯があることから、事実上の再起用となった。2019年4月からは神木・川栄共に「ワンダフルワンダ」の「泡のコーヒー」編にも起用されており[87]、同年6月からは神木が「タクシー(神木さん)編」でビートたけしと再共演している[88]。
- YOSHIKI - 「X-BITTER ブラック」の「意外な演奏」編に出演[89]。
- 千鳥(2021年 - 2022年)
- 麦わらの一味(2021年 - 2022年)
- モンキー・D・ルフィ(声:田中真弓)
- ウソップ(声:山口勝平)
- トニートニー・チョッパー(声:大谷育江)
- ブルック(声:チョー)
- 二宮和也(2022年 - 2023年)
- 中丸雄一(2022年 - 2023年)
- ムロツヨシ(2023年 - 2024年)
- 宮崎莉里沙(2023年 - 2024年)- 7歳の社長・朝野希 役
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スピンオフ
2013年7月7日、AKB48メンバー主演でCMのスピンオフ企画のオムニバス形式のオフィスドラマが放送された。
→詳細は「WONDA×AKB48 ショートストーリー「フォーチュンクッキー」」を参照
脚注
関連項目
外部リンク
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