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高田純次

日本の俳優、コメディアン、タレント (1947-) ウィキペディアから

高田純次
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高田 純次(たかだ じゅんじ、1947年1月21日 - )は、日本俳優コメディアン実業家タレント司会者である。芸能事務所テイクワン・オフィス所属で、代表取締役も務める[2]

概要 たかだ じゅんじ 高田 純次, 本名 ...

愛称は純ちゃん純じいMr適当TJミスター無責任[3]テキトー男[4][注釈 1]5時から男

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経歴

要約
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東京都北多摩郡調布町大字国領(現:調布市国領町)出身[6]。4歳時に母親が32歳で病没し、東京ガス勤務の父親と再婚相手たる継母との家庭で育つ[7]

調布市立第二小学校[8]調布市立第三中学校[6]東京都立府中高等学校卒業後、東京ガスへの就職や弁護士などを志し、中央大学明治大学法政大学青山学院大学を受けるが全て不合格となる[9]。その後一浪し、東京藝術大学武蔵野美術大学多摩美術大学日本大学芸術学部などの美大系や[9]成城大学を受験する[10]がいずれも不合格となり、東京デザイナー学院グラフィックデザイン科[11] へ進学した[2]

1971年、自由劇場(串田和美佐藤信斎藤憐吉田日出子らが1966年に結成したアンダーグラウンド劇団。大正時代の自由劇場とは別)の舞台を見て俳優を志願し、同劇団に入団して研究生となる[2]。自由劇場は1年で退団し、イッセー尾形とともに劇団「うでくらべ」[12] を結成するが[1] 、半年ほどで解散した[13][14]

その後結婚したが、劇団の収入では生活できないこともあり、26歳の時に(御徒町にあった)宝石販売会社「トキモト」に入社し、宝石営業とジュエリーデザイナーの掛け持ちとなった[7]

自由劇場の研究生時代からの知り合いだった柄本明と、偶然新宿の居酒屋で再会したことをきっかけに会社を辞め[15]、1977年に「劇団東京乾電池」に入団する[1]。しかし当初は売れず、妻子を養うために「警察に捕まるようなこと以外の職は、一通りやった」と本人は語っている[7]

テレビデビューは32歳の時で、出演番組は『笑点』だった[13]。その後、東京乾電池の綾田俊樹ベンガルらと共に『笑ってる場合ですよ!』で初めてテレビレギュラーとなった[16]。1985年1月、テレビドラマ『毎度おさわがせします』で、主人公を演じる木村一八の担任教師役にてレギュラー出演した。

1985年4月、ビートたけし冠番組天才・たけしの元気が出るテレビ!!』に、1996年10月に番組が終了するまでの11年間レギュラー出演した。またフジテレビのバラエティ番組『オレたちひょうきん族』の番組内コント「タケちゃんマン」では、タケちゃんマンの敵役として初回から出演しており、ブラックデビル初登場回には高田が務めたが[17]、収録後におたふく風邪に罹患したため[17]、「ひょうきんベストテン」の司会だった明石家さんまが代役を務めた。以降たけしとの掛け合いが人気となり、そのままさんまがキャラクター出演を継続した[18]。ちなみに高田は、たけしと同じ歳で誕生日もたけしの3日後と近い。

1988年に出演した中外製薬グロンサン」(現在はライオンから発売)のCMが話題になり、CMのキャッチコピー「5時から男」で新語・流行語大賞の「流行語部門・大衆賞」を受賞した。

1989年に東京乾電池オフィスから独立し、テイクワン・オフィスを設立した[2]

1990年代には『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』でのキャラクターが人気を博した[19]。その他、『象印クイズ ヒントでピント』、『どうぶつ奇想天外!』など多くのクイズ番組にレギュラー解答者として出演した。

また、1994年からは中京テレビにて東海地区グルメ情報番組『PS[注釈 2] の司会を務め、同番組は名称を一部変更し、現在でも長寿番組として人気を博している。

古希を過ぎてからも“テキトー男”のキャラクターでバラエティ、ドラマ、司会などマルチに活動している[4]

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人物

要約
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俳優業

本業は俳優とされており[20]、代表作に西村京太郎トラベルミステリー亀井刑事(警部補)役などがある。長年役柄でコンビを組む高橋英樹は、「芝居に関しては、とにかくすごく真面目」と、バラエティ時でのちゃらんぽらんな姿とは全く正反対の顔をしていると評価している[21]。この他、青島広志作曲のオペラ『火の鳥 ヤマト編』の初演時(1985年)に出演している[22]。『陰の季節』シリーズで演じた大黒警視長役のように、冷酷なエリート役やインテリ役でも抑制的な演技で似合ったところを示している。

タレントショップ

  • 1988年に東京渋谷区神宮前に「Neichi-Ya」というレストランをオープンした。また原宿・竹下通り路地裏では洋品店「SPORTS-KISS」を開店し主にTシャツやトレーナー、小物などを取扱っていた[23]がその後両店とも閉店している。

芸風

  • 司会を務める番組や、ゲスト出演する際に、「こんにちは(こんばんは)、ジョニー・デップです」やアンジェリーナ・ジョリージョージ・クルーニーロバート・デ・ニーロ等と明らかに嘘の自己紹介をするのが定番のつかみギャグとなっている。
  • 「オレはイタリア語がペラペラなんだけど、意味はわからないんだ[24]」「キミ、松嶋菜々子に似てるって言われない?言われないの?じゃあ、似てないんだね[24]」「ホウレンソウ(ビジネスマナー報連相)は、おかかにお醤油がベスト。ソースをかけたことあるけど美味しくない[25]」など、数々の適当が特徴で売り物。
  • 本人曰く、「本当は前を出したいがダメだから」と番組収録中にお尻を出すことが多いが、ほぼお蔵入りになる[26]下ネタも大好きだが、そのダンディな容姿から女性にも笑って受け入れられる[27]
  • 番組収録では最初は勢いよく喋り倒し、番組進行を脱線させるも、途中で疲れて止めてしまうことがある[5]

評価

  • 各方面から「昭和の無責任男[28]」「芸能界一いい加減な男[24]」などと称賛されている。なお高田を尊敬しているという長嶋一茂は、「本当にいい加減なわけではない」「遊びとか余裕がある方の適当さがある」と評価している[5]
  • 関根勤は尊敬する人物として、明石家さんまと高田を挙げている。その娘の関根麻里は理想の男性として高田と柳沢慎吾を挙げている。これを聞いた父の関根勤は「子育てに間違いはなかった」とコメントし、自信を見せた[29]

私生活

  • 子供の頃は近所の人たちから神童と呼ばれていた[30]
  • 高校時代のあだ名は「国領のニワトリ」。友人と朝まで麻雀をやっても、他のみんながぐったりしているのに高田だけ朝になってもうるさかったことから[31]
  • ダイヤモンド鑑定士の資格を持つ[32]。そのためダイヤモンドなどの宝石の価値、デザイン、原価・販売価格に関して「高田節」を交えつつ話し、バラエティ番組などではその技術力に対し一定の評価を得ることもある。

エピソード

  • 『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の東京大学を目指す受験生達を応援するコーナーでは、2浪の広瀬伸哉の勉強を高田が邪魔するなどイジラレ役としていた。最終回で東大合格発表を見に行き、出演者中広瀬だけが不合格に終わり、号泣しながら高田の元へ戻ってきた広瀬に高田は普段のテキトーな姿を一切見せることなく、ポケットに片手を突っ込みただ黙って広瀬の肩を抱き涙を流した。「テキトーキャラ」が浸透していた高田純次が、初めてブラウン管で見せた素の姿は視聴者に強い印象を残した。これについて「テレビで泣いたのはこの一回だけ」と話している[7]。なお、広瀬は慶應義塾大学に入学し新たなスタートを切るも、番組終了後の1999年に岩手県のスキー場で事故に遭い他界した。広瀬の葬儀に参列した高田が号泣していたといわれている[33]
  • 高嶋ちさ子が帰国し芸能活動を開始する際、高嶋の演奏する曲を『金子柱憲・高田純次ゴルフの王道』(テレビ東京)で採用してくれたことと、高田から声をかけてくれたとの理由で、高嶋はホリプロからのオファーを断り、高田が代表を務めるテイクワン・オフィスと契約した[34][35]
  • 自動車好きとしても有名であり、今までに30台以上の自動車を乗り継いできた[36]。有名な車種では「アストンマーティン・DB9」や、オールスターキャノンボール大会で披露した「日産・R32型スカイラインGT-R nismo」など。この大会では、常磐道で高田純次が他出演者をごぼう抜きする姿がテレビで放映されたため、製作陣が茨城県警より出頭要請を受けたという逸話もある[37]
  • 東京都立府中高等学校時代の恩師が中島健人の祖父だったことを明らかにしている[38]
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出演

要約
視点

太字は主要キャスト

テレビ番組

レギュラー番組

特別番組

*MCもしくはメインキャスト

  • 噂のCMガール博覧会(1990年 - 2002年(毎年1月1日)、TBS)
  • 全日本F3000選手権中継(1990年、中部日本放送) - 番組進行
  • オールスター激突クイズ 当たってくだけろ!(1990年 - 1993年放送の期首特番、TBS) - 司会
  • オールスター感謝祭(1991年10月5日 - ?、TBS) - 18回出場
  • 花王ファミリースペシャル(関西テレビ・フジテレビ)
    • 高田純次の人生順風満帆(1991年9月1日) - 冠番組
    • 平成爆笑五人男(1992年2月23日)
    • あの主役たちは今!?(1992年4月26日) - 司会
  • 元旦まで感動生放送!史上最大39時間テレビ「ずっとあなたに見てほしい 年末年始は眠らない」(1992年末 - 1993年1月1日、TBS) - 司会
  • 衝撃の映像クラッシュ(1993年 - 2001年4月20日、TBS) - 司会
  • 史上最強1000問対決!クイズで敵をぶっつぶせ!CRASH(1996年1月5日、フジテレビ)
  • 梅辰どんぶり亭(1997年頃[43] - 2006年、中京テレビ・日本テレビ系) - プロデューサー・営業部長
  • 高田・久本・ビビアン 最強の料理人を探せ!!(1998年頃[43] - 2002年、中京テレビ・日本テレビ系) - 冠番組
    • 高田・久本・ユンソナ 最強の料理人を探せ!!(2004年9月23日) - 冠番組
  • 高田・大竹・渡辺のオヤジ三人旅(2001年3月 - 2009年2月1日、中京テレビ・日本テレビ系) - 冠番組
  • 高田純次&高樹沙耶のタヒチ・パール紀行〜究極の真珠を求めて〜(2005年11月3日、TBS) - 冠番組
  • 踊る!踊る!踊る!「ムーヴィン・アウト」SP(2006年7月1日、TBS)
  • 高田トラベル(2006年8月6日、中京テレビ・日本テレビ系) - 冠番組
    • みのもんた様御用達 爆笑旅行社 高田トラベル(2007年8月5日)
    • 神出鬼没!みのもんた!! 爆笑テキト~旅行社 高田トラベル(2008年8月17日)
    • 歓迎!みのもんた様 爆笑テキト~旅行社 高田トラベル〜夢のはとバスで東京観光〜(2009年7月26日)
  • ディノス特番(フジテレビ) - 冠番組
    • 高田純次の!ヨイショ 秋の京都"こだわり逸品"買い物旅(2006年11月25日)
    • 高田純次の秋京都逸品を探せ!舞妓さん美肌の秘密(2007年9月22日)
    • 第3弾 舞妓さんもビックリ!? 高田純次の秋の京都で逸品を探せ!(2008年3月1日)
    • 第4弾!高田純次の秋の京都お取り寄せの旅〜若返りの逸品を探せ〜(2008年9月27日)
  • 雨上がり決死隊のアメトーーク!「高田純次もうすぐ還暦SP 絡みやすい仲間たち大集合!!」(2006年12月14日、テレビ朝日)
  • R-1ぐらんぷり2007(2007年2月18日、関西テレビ) - 審査員
  • 高田純次の今、逢いに行きます(2007年7月21日、中京テレビ) - 冠番組
  • 高田純次芸能生活30周年ぐらい記念テキトーにやりましたSP(2007年9月22日、フジテレビ) - 冠番組
  • 恐怖のアポなし訪問者 和田アキ子の今晩泊めろよコノヤロー!(2008年3月27日、TBS) - 司会
    • 恐怖のアポなし訪問者 和田アキ子の今晩マジで泊まるぞコノヤロー(2008年9月30日、TBS) - 司会
  • 高田純次の値切り交渉の旅必見!夏休み直前SP〜房総編〜(2008年7月12日、フジテレビ) - 冠番組
  • たった一言で大爆笑 笑撃!ワンフレーズ(2008年10月2日・2008年10月25日・2009年1月2日、TBS) - ご意見番
  • 高田純次&宮根誠司&アンタッチャブル山崎テキトー男3人旅in熱海(2010年1月4日、中京テレビ・日本テレビ系) - 冠番組
    • テキトー男3人旅 京都改め飛騨高山(2011年1月4日)
    • テキトー男3人旅 お伊勢参りに行く〜!(2012年1月4日)
    • 高田純次・ザキヤマ・土屋アンナのテキトー旅in南の島(2014年1月4日) - 冠番組
  • 笑わせたいの 中京テレビ〜3時間爆笑スペシャル〜(2010年2月6日、中京テレビ)
  • 和田アキ子のニッポン爆笑珍道中!!高田マネージャー付き(2011年8月14日・2012年7月28日、2013年8月10日、中京テレビ・日本テレビ系) - - 冠番組・マネージャー
  • 上沼・高田の死ぬまでにやりたい!大人の極上ハワイ旅(2013年1月4日、中京テレビ・日本テレビ系) - 冠番組
  • ザキヤマ純次のザ・ノーコントロール〜テキトーな夜をアナタに〜(2012年2月4日、テレビ朝日) - MC[28] - 冠番組
  • Junji Table(2013年3月27日、テレビ朝日) - 冠番組・司会
  • 働く人はカッコいい!(2013年12月30日、フジテレビ) - 司会
  • むちむち!(2015年8月20日、NHK Eテレ) - ナレーション
  • 高田純次のぶらり!夜の盛り場はしご酒(2018年3月26日[27]・9月23日[44]・2019年9月29日、BS朝日) - 冠番組
    • お正月から2夜続けて大笑い!高田純次のぶらり!夜の盛り場はしご酒スペシャル(2020年1月1日・2日、BS朝日) - 上記3回に未公開を加え再構成した番組
  • やり直して儲けた人(2018年9月15日、テレビ朝日) - MC[45]
  • ウマい!安い!おもしろい! 全日本びっくり仰店グランプリ(2019年8月9日・2020年5月22日、中京テレビ) - MC
  • 高橋純次とややこしい女たち(2023年9月29日・2024年1月7日 - 2月3日(4週連続)、テレビ朝日) - 冠番組
  • 高田&遼河のテキトー万博宣伝大使が行く!(2025年3月30日、中京テレビ)

クイズ番組

  • ネプリーグ(フジテレビ)
    • 2006年12月4日 ネプチューンチーム
    • 2007年3月26日 オヤジチーム
    • 2007年7月30日 オヤジチーム
    • 2008年11月10日 オヤジチーム
    • 2008年12月1日 ネプチューンチーム
    • 2009年6月15日 オヤジチーム
    • 2010年1月2日 クイズマスターズ
    • 2010年3月29日 わが家の歴史チーム
    • 2014年9月15日 大御所チーム
    • 2015年3月9日 大御所チーム

ラジオ番組

テレビドラマ

Web配信ドラマ

映画

吹き替え

テレビアニメ

コンピュータゲーム

パチンコ

CM・広告

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作品

DVD

音楽

シングル

  1. ジュンちゃんのブラボーダンス(1983年12月21日)
    • フジテレビ系『笑っていいとも!』水曜日、コーナーテーマ曲
  2. パパのうた(1985年8月5日)
    • C/W:おふろのうた(高田純次の長女・祐子による作品)(NHKみんなのうた)
  3. Chance!心ときめいて(1988年3月3日)
    • 兵藤ゆきとのデュエット作品、NTV系『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』イメージソング
  4. どうせ世の中不公平(1990年2月21日)
    • TBS系ドラマ『高田純次の無責任社員物語』テーマソング
  5. 白いブランコでおやすみ(1992年2月21日)
    • 近藤房之助との共演
    • C/W曲:夕焼けのParty(ニッポン放送『高田純次の男・夕焼けまわり道』テーマソング)
  6. 19番のタンゴ (1992年9月30日)
  7. 嗚呼 たたみ男 (1992年11月21日)
    • 美山りかとのデュエット作品、グロンサン強力内服液CMソング、ミュージックテープ限定
  8. P.S.愛してる!(1996年3月25日)
    • 上沼恵美子とのデュエット作品、中京テレビ『P.S.愛してる!』企画ソング
  9. サラリーマンのうた(2000年10月21日)
    • テレビ東京『金子柱憲・高田純次ゴルフの王道』挿入歌
  10. 東京パラダイス(2005年11月23日)
    • 河合美智子とのデュエット作品、文化放送『高田純次・河合美智子の東京パラダイス』テーマソング
  11. 適当男のポルカ(2007年11月28日)
  12. ケメ子の歌(2009年5月20日)
    • 平凡パンチ名義でのリリース
  13. メンドク星マーチ(2010年3月3日)
  14. 過去なんて忘れなよ(2010年12月8日)
    • タブロイド夕刊紙『日刊ゲンダイ』創刊35周年記念キャンペーン曲
  15. 純愛(2015年3月18日)
    • 芸能生活だいたい35周年記念作品
  16. ドーン!やられちゃった節(2017年5月24日)

参加作品

書籍

画集
  • じゅん散歩画集 一歩一絵(2023年4月13日、文化工房ISBN 978-4910596143) - 「じゅん散歩」で描いたオープニングタイトルに使用した絵や、番組の最後に披露する"今日の一歩一会" 300枚超えのなかから高田が厳選した57枚を収録[73]
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関連項目

脚注

外部リンク

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