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中原理恵
日本の歌手、女優、タレント (1958-) ウィキペディアから
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中原理恵(なかはら りえ、1958年〈昭和33年〉6月17日 - )は、日本の元歌手・女優・タレント・司会者。かつて田辺エージェンシーに所属していた。本名は目加田 貴美恵(めかた きみえ)[1]。
来歴・人物
要約
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北海道函館市出身。函館市立潮見中学校[2]・遺愛女子高校卒業[3]。
上京前は高校卒業後に札幌で喫茶店のウエートレスや、高級クラブのホステスを務めていた時期もあったという。「以前は歌手よりファッションデザイナーになりたかったの。高校を出ると、とにかく東京に行きたいと計画していました。でもある日、デザイナーでも歌手でも自分の世界をつくることに変わりはない。自分の世界をつくれれば最高!と思うようになりました」と歌手の道を選んだ[4]。
文化放送主催『歌のフェスティバル』に北海道代表で出場、優勝は逃したが、そこで「何か光るものがある」とスタッフの目に留まり、デビューのきっかけを得る[1]。1978年、CBS・ソニーからアルバム『TOUCH ME』で歌手デビュー。アルバム発売後にリリースされた1stシングルの「東京ららばい」が大ヒット。デビュー当時19歳だったが、年齢を2歳上に偽っていた[注釈 1]。年末には第20回日本レコード大賞新人賞など数々の新人賞を受賞し、第29回NHK紅白歌合戦にも「東京ららばい」で出場。
第二弾「ディスコ・レディー」もヒットしていた時期に、当時人気があった米ディスコ女性歌手のセリ・ビーとのジョイントコンサート(1978年10月31日)を控えていた。記者の「戦いでは?」との質問には「戦いだなんて…。16曲ずつ歌い合うというだけです。このところ学園祭やコンサートが多くなったので、気分転換にはいいと思っています」と堂々たる態度で語った。同年12月には山下達郎、坂本龍一らが参加した名盤2ndアルバム「KILLING ME」をリリースした[4]。
芸名は既に高校生時代に自ら考えていたというもので、本名が6文字で長いので4文字で明るく軽い響きの名前に憧れていたということで、姓名判断の字画も自分で調べて名付け、この名前で友人たちと呼び合って遊んでいたりしていたという[1]。
1981年から1982年にかけて、フジテレビ系列の『欽ドン!良い子悪い子普通の子』の人気コーナー「良い妻、悪い妻、普通の妻」で「よし子」「わる子」「ふつ子」の一人三役を演じ、それまでのシリアスなイメージを打ち破る弾けたコメディエンヌぶりで人気が爆発。演技力、カンの良さ、トークの切れが非常に高く評価されることになる。『ドリフ大爆笑』でもセミレギュラーに近い扱いでたびたび出演しオチを任されることも多かった(『欽ドン!』を途中降板となったのは不倫騒動ゆえと話題にもなったが、実際は中原が歌手としてもうひと花咲かせたいと訴え、萩本欽一がコメディエンヌとしての充電も必要、とその意を汲んだため[5])。これを受け、映画監督の市川崑がエド・マクベインの『クレアが死んでいる』翻案に挑んだミステリ映画『幸福』で抜擢を受ける。原作のクレアにあたる役で冒頭部と回想場面のみで出番は多くないが、映画そのものが中原の超アップ(ほぼ顔だけ。続く永島敏行のカットが肩まで捉えた通常アップなので一層目立つ)から始まるなど印象的な起用となっている。その後は、人気映画『男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎』のマドンナ役やサスペンスドラマの主演など、歌手・コメディエンヌ・女優とマルチに活躍するようになる。
1983年には、テレビ朝日の『日曜洋画劇場』で放映された映画『スーパーマン』の吹き替えを行っている(ロイス・レイン役)。第2作でも同じ役柄を担当した。声優としてはFMラジオドラマへの出演も有った。一方、同じく1983年には映画『プロ野球を10倍楽しく見る方法』においてギャグアドバイザーという形で製作にかかわった。
1986年10月放送開始の『ミュージックステーション』(テレビ朝日)に、初代メイン司会者の関口宏と共にパートナーとして、司会進行役を務めた。その半年後の1987年4月から二代目メイン司会者がタモリとなり、タモリのパートナーとして務めていたが同年12月末で降板。
その後は女優業(ドラマ出演等)を主に活動。
1997年にはfaceというユニットを組み、一時歌手活動を再開した。
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ディスコグラフィ
要約
視点
※ すべてCBS・ソニー(Sony Records)より発売。
シングル
ヒットパックシリーズ
アルバム
オリジナル・アルバム
ベストアルバム
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出演
映画
- 幸福(1981年、東宝 / フォーライフ) - 中井庭子[6]
- 喜劇 家族同盟(1983年)
- 男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(1984年)
- 極道渡世の素敵な面々(1988年)
- 鉄道員(ぽっぽや)(1999年)
ドラマ
- 青春諸君!(1979年10月9日〜1980年3月25日、TBS)
- 青春諸君!夏(1980年4月8日〜9月23日、TBS)
- 微笑天使(1981年1月8日〜3月26日、TBS)
- ひまわりの歌(1981年11月13日〜1982年5月28日、TBS)
- 男たちの旅路 スペシャル 戦場は遙かになりて(1982年2月13日 NHK)
- ある日突然恋だった(1982年4月27日〜6月22日、TBS)主演
- 男と女のあいだには(1982年7月7日〜9月29日、MBS)主演
- そして、春たけなわ(1982年 東芝日曜劇場 TBS系)主演
- 空白の実験室 謎の連続殺人カルテ(1982年 夏の特選サスペンス TBS系)主演
- いじわる看護婦(1982年〜1985年 単発のシリーズ物として8本 1話・木曜ファミリーワイド、2〜8話・月曜ドラマランド フジテレビ系)主演
- 激愛・三月までの…(1984年1月19日〜3月29日、TBS)
- サザエさんVS意地悪ばあさんVSいじわる看護婦(1984年3月2日 フジテレビ開局25周年記念 長谷川町子スペシャル)主演
- 中原理恵の怪盗!女ねずみ小僧(1984年 花王名人劇場 KTV製作・フジテレビ系)主演
- ただいま絶好調! 第1話「十番街の野郎ども」(1985年 テレビ朝日系)
- 迷探偵記者羽鳥雄太郎と駆け出し女刑事シリーズ(1985年〜1987年 土曜ワイド劇場 テレビ朝日系)主演
- 嫁・姑・継子、万引 後妻は赤ちゃんを産めないのか!?(1985年 月曜ワイド劇場 テレビ朝日系)主演
- 密室の殺意 新築マンション殺人事件(1985年 金曜女のドラマスペシャル フジテレビ系)主演
- 消えた郵便配達人(1985年 火曜サスペンス劇場 日本テレビ系)主演
- まんだら屋の良太(1986年2月3日〜2月21日 銀河テレビ小説 NHK)百合奴(ゆりやっこ)役
- わかれ上手(1986年 水曜ドラマスペシャル TBS系)主演
- 博多長崎殺人行(1986年 火曜サスペンス劇場 日本テレビ系)主演
- 恋人選びの基礎知識(1987年 東芝日曜劇場 CBC・TBS系)主演
- そして雪国(1987年 東芝日曜劇場 HBC・TBS系)主演
- あなたの夫、殺します(1987年 金曜女のドラマスペシャル フジテレビ系)主演
- 連続テレビ小説(NHK総合)
- チョッちゃん(1987年)川村市子 役
- 女性作家サスペンス「別れた理由」(1988年 関西テレビ放送・G・カンパニー)
- 妻たちの密やかな愉しみ(1988年 TBS系)主演
- 変身する女 桂木亜紀子 きもの学院連続殺人事件「炎上したモーターボートの謎」(1988年 土曜ワイド劇場 テレビ朝日系)主演
- 虹色の殺人(1988年 火曜サスペンス劇場 日本テレビ系)主演
- 八百八町夢日記(1989年10月〜1990年9月 日本テレビ系)おりん役
- 空と海をこえて(1989年 TBS系 後藤久美子主演のスペシャルドラマ)
- 西村京太郎サスペンス 寝台特急「ゆうづる」の女(寝台特急ゆうづるの女)(1989年 男と女のミステリー フジテレビ系)
- 絵を買う女(1989年 火曜サスペンス劇場 日本テレビ系)主演
- 海に消えた女(1989年 男と女のミステリー フジテレビ系)主演
- 夜の長い叫び(1989年5月15日〜6月12日 ドラマ10 NHK)
- 眼鏡をかけたライオン(1990年 火曜サスペンス劇場 日本テレビ系)主演
- 外科病棟女医の事件ファイル(1991年7月11日〜9月19日、古手川祐子病気降板のため3話より登場 テレビ朝日)主演
- やっぱり一度は結婚してみたい(1992年 東芝日曜劇場 TBS系)主演
- ドラマ30「危険な再会」(1993年4月〜5月 CBC)主演
- ネオドラマ「ペ天使」(1993年8月30日〜9月2日 テレビ朝日系)主演
- 女刑事・柏木冴子 金沢・越前海岸連続誘拐殺人事件! 2億円金塊の謎(1993年12月18日 土曜ワイド劇場 テレビ朝日系)主演
- 青春の影(1994年7月4日〜9月19日 テレビ朝日系)
- ドラマ新銀河(NHK)
- 晴れ着、ここ一番(2000年3月31日〜6月16日 NHK)
吹き替え
バラエティー
- 欽ドン!(フジテレビ系)レギュラー
- ツービート 笑ってゴマかせ!(TBS系)レギュラー
- 1981年 ゆく年くる年(全国民間放送96局同時放映 制作/TBS)司会
- 欽ちゃんの週刊欽曜日(TBS系)レギュラー
- TVジョーカーズ笑(TBS系)レギュラー
- オールスター紅白水泳大会(フジテレビ系)司会
- ミュージックステーション(テレビ朝日系、1986年10月 - 1987年12月)司会
- だぅもありがと!(TBS系)司会
- ロケットパンチ!(フジテレビ系)司会
- ShimuraXYZ(「Face」としてエンディングテーマを唄う画像)
- ドリフ大爆笑(フジテレビ)
- 世界のマジックショー(NHK、1983年)司会
- こぶ茶クラブ(フジテレビ系、1999年10月 - 2000年3月)司会
NHK紅白歌合戦出場歴
- 注意点
- 出演順は「出演順/出場者数」で表す。
ラジオ
- 三菱ドライビングポップス 理恵と歌おう!(TBSラジオほか)
- タモリと中原理恵の音楽専科(文化放送)
- タモリと理恵の音楽最高 きいてタモリエ(文化放送)
- カネボウニットサンデー 理恵と一平の音楽最高!(文化放送)
- 突撃!歌謡大行進(文化放送)
- 夜のドラマハウス中原理恵の『マギーへの手紙』(ニッポン放送)
- 夜のドラマハウス中原理恵の『寒い国から来た女』(ニッポン放送)
- 夜のドラマハウス中原理恵の『抱きしめたい』(ニッポン放送)
- 目覚ましかぼちゃモーニング(ニッポン放送)
- FM25時 中原理恵 サウンド・ファンタジー(エフエム東京)
CM
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著書
- 『みんないじめっ子』徳間書店 1981.12
脚注
関連項目
外部リンク
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