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伊東駅
静岡県伊東市にある東日本旅客鉄道・日本貨物鉄道・伊豆急行の駅 ウィキペディアから
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伊東駅(いとうえき)は、静岡県伊東市湯川三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)・伊豆急行の駅である。駅番号はJR東日本がJT 26、伊豆急行がIZ01。
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概要
JR東日本の駅では最も南に位置する。伊東市街の北端にあり、伊東温泉にも近く、観光客の利用が主であるが、朝夕には通勤通学客の姿も目立つ。
日中を中心に伊東線、伊豆急行線との相互直通運転が実施され、朝夕には当駅以北(伊東線)を走行する上野東京ライン系統の列車も発着する。
交通系ICカード「Suica」が導入され、「Suica首都圏エリア」に属し、首都圏ICカード相互利用サービスおよび交通系ICカード全国相互利用サービスに対応している。また、当駅以北(伊東線)は旅客営業規則の定める大都市近郊区間制度における「東京近郊区間」にも属している。
JR東日本と伊豆急行の境界駅であるが、JR東日本管理の共同使用駅であるため、伊豆急行の社員は乗務員以外配置されておらず、駅管理を行うJR東日本が伊豆急行関連の一部商品販売を受託している。
伊東線中間駅(小田原・伊豆統括センターの被管理駅)では2015年(平成27年)3月8日より実施の無人駅化に合わせた「駅遠隔操作システム(現・お客さまサポートコールシステム)」の導入[2]に伴い、自動券売機から多機能券売機への交換、当駅へ繋がるインターホン・券面確認台を併設した自動精算機の新設が行われた。従来、有人窓口以外で行うことができなかった処理については当駅の駅員が自動精算機を遠隔操作することにより対応している。
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歴史
- 1938年(昭和13年)12月15日:鉄道省の伊東線が網代駅から開通、その終着駅として当駅が開業[1]。
- 1943年(昭和18年)11月1日:鉄道省が改組し、運輸通信省鉄道総局の駅となる。
- 1945年(昭和20年)5月19日:運輸通信省鉄道総局が改組し、運輸省鉄道総局の駅となる。
- 1947年(昭和22年)5月25日:当駅 - 呉駅間にイギリス連邦占領軍専用の休暇列車として「BCOF train」が運行。
- 1949年(昭和24年)6月1日:運輸省鉄道総局から業務が移管され、日本国有鉄道(国鉄)の駅となる。
- 1961年(昭和36年)12月10日:伊豆急行の伊豆急行線が伊豆急下田駅まで開通。
- 1965年(昭和40年)9月24日:みどりの窓口開設[3]。
- 1980年(昭和55年)10月1日:貨物の取扱を廃止[1]。この後貨物ホーム撤去。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)
- 2004年(平成16年)10月16日:伊東線でICカード「Suica」の利用が可能となる[4]。東京近郊区間に組み込まれる[4]。
- 2006年(平成18年)3月24日:地下通路に各ホームを結ぶ上りエスカレーター、車椅子対応エレベーター設置[5]。
- 2009年(平成21年)10月1日:駅構内を全面禁煙化[6]。
- 2010年(平成22年)3月13日:伊豆急行線における交通系ICカード「Suica」供用開始に伴い、当駅以南を「Suica首都圏エリア」に編入[7]。
- 2015年(平成27年)3月29日:北隣の宇佐美駅とともに発車メロディを伊東市ゆかりの童謡「みかんの花咲く丘」に変更[8]。
- 2016年(平成28年)6月下旬:2・3番線ホームの伊豆急下田方に冷暖房完備の待合室設置[9]。
- 2018年(平成30年)11月:駅舎改修工事着手[10]。
- 2019年(平成31年)3月:駅舎改修工事終了[10]。
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駅構造
要約
視点
単式ホーム・島式ホーム計2面3線を有する地上駅。ホーム西側には留置線が3本あり、それぞれの有効長はホーム側から順に11両・10両・7両。伊豆急下田方には本線の西側に並行する引き上げ線が1本あり、有効長は10両だが、7両以上の場合、両渡り線を超えてまたいでしまう。このため1番線から入線できるのは6両までとなっていたが、2012年(平成24年)11月現在、1番線の入換信号機のみ使用停止となっている。また、当駅構内には本線・引き上げ線の計2本を横断する第1種踏切「谷津踏切」が存在する。
本線では谷津踏切の直前(熱海方)にあるレールの継ぎ目がJR東日本・JR貨物、伊豆急行との正式な会社境界となっており、その踏切の直前(熱海方)から直後(伊豆急下田方)にある架線柱にかけて、踏切をまたぐ形でエアセクションが設けられている。なお、谷津踏切の管理はJR東日本が行っている。
各ホームには内方線付き点字ブロックや非常停止ボタンが設置されており、2・3番線ホームの伊豆急下田方にはSuicaグリーン券売機や冷暖房完備の待合室がある。
駅舎は1番線ホームに面しており、2・3番線ホームとのアクセスには地下通路を使用する。地下通路には各ホームを結ぶ上りエスカレーター、車椅子対応エレベーターが設置されている。
改札口にはAED、Suica対応の自動改札機・自動精算機・自動券売機・多機能券売機、Suicaおよびクレジットカード対応の指定席券売機、クレジットカード対応のみどりの窓口が設置されている。
改札外には関東エリアにおけるJR・私鉄の運行情報などを表示する3色LEDタイプの異常時案内用LEDのほか、伊東線に関する情報の表示のみに対応した運行情報・時刻表ディスプレイが設置されており、列車運行情報サービス「どこトレ」と同様の内容に加え、当駅を発車する上り列車の初電から終電までの時刻表が確認できる。
駅構内には3色LEDタイプの発車標が、各ホームの各階段付近、地下通路の2・3番線ホーム真下付近、改札口付近に設置されている。
改札内のトイレは1番線ホームにある。多機能トイレ(車椅子・オストメイト対応、おむつ交換台あり)も設置されている。なお、このトイレは駅舎改修工事に合わせ、個室内の完全洋式化工事を行うため、2018年(平成30年)12月18日から2019年(平成31年)3月13日まで閉鎖され、近くに代替として仮設トイレが設置されていたが、仮設多機能トイレの設置は行われていなかった[12]。
改札外のトイレは改札口を出て右に曲がると進行方向正面にある。多機能トイレは存在しない。これまで、市民や観光客から伊東市に対し、改修の要望が寄せられており、伊東市は管理者であるJR東日本に対し、早急に改修するように繰り返し要望してきたが、JR東日本からは乗降客数の減少やホーム内にも鉄道利用者のトイレがあることから、全面的な改修についての積極的な回答は得られず、2015年(平成27年)10月にトイレ入口に目隠しのための壁が設置された程度にとどまっていた[13]。 その後も要望を継続した結果、2019年(平成31年)度完成を目指し、伊東市の観光トイレとして整備することとなった[14]。
改札外のびゅうプラザ跡地で、2006年(平成18年)4月に営業を開始したドトールコーヒーショップは、JR東日本グループの事業統廃合の一環で2009年(平成21年)4月よりジェイアール東日本フードビジネスが運営するBECK'S COFFEE SHOPに変更された。その後、駅舎改修工事のため、2019年(平成31年)1月6日20:00に営業を終了し[15]、3月14日より、その跡地は湘南ステーションビルが運営する商業施設となった[10][12]。そのテナントとして3月14日7:30よりBECK'S COFFEE SHOPが出店し、営業を再開した[12]ほか、3月29日9:00より総合物産店のいずちゅうも新たに出店し、営業を開始した[12]。2020年(令和2年)3 - 4月頃、和洋菓子「石舟庵」、海産物「とくぞう」、伊東市観光案内所、東海バス・伊豆急東海タクシー案内所などが開業した[16]。
出口専用改札口の跡地にある祇園の立ち食いそば・うどん店は1日約100人(そのうち約7割は地元住民)が利用し、駅利用者だけでなく近隣住民のファストフードとしても親しまれ、常連客もおり、利益は出ていた[17]が、将来の人手を考え、本業である駅弁の製造販売に経営資源を集中させるため[18]、2019年(平成31年)3月31日17:00に営業を廃止した[19]。また、その店の隣に併設されていた稲荷寿司やポリ茶瓶で有名な祇園の駅弁店は3月28日18:00に営業を終了[19]し、新商業施設にテナントとして3月29日7:30より移転出店し、営業を継続している[12]。なお、移転後の現店舗は移転前の旧店舗と同様に、改札内(1番線ホーム)と改札外の両方から利用できる[20]。
公衆電話は改札口を出て左に曲がると進行方向正面にある。2019年(平成31年)2月6日朝まで[21]祇園前の、改札内(1番線ホーム)、改札外の両側にも、それぞれ設置されていたが、祇園が3月29日7:30より新商業施設へ移転[12]するため、営業を廃止し、撤去された[22]。なお、撤去日前日の2月5日には静岡県内私立高校の入試日のため、家族に帰宅の連絡を入れる学生たちで行列が発生したが、祇園では撤去後の混乱を避けるため、代替措置として撤去日から入試期間が終わる3月中旬頃までを予定に、利用者が店員へ申し出ることにより店舗にある携帯電話を利用した無料通話が行えるサービスが実施されていた[22]。
のりば
(出典[24])
- 本項では伊豆急行線のラインカラーを■水色で示したが、実際のホーム案内では、発車標では■灰色、駅名標では■青が用いられている。
- 1番線は単式ホーム、2・3番線は島式ホームで、各ホームの有効長は11両。 全てのホーム両端に出発信号機が設置されているため、どのホームからでも両方向に発車できる。
- 日中を中心に運行される伊東線、伊豆急行線との直通運転の列車では伊豆急下田方面行きが全て1番線、熱海・東京方面行きが一部を除き3番線(7時台にある2本は2番線)に停車。朝・夕 - 夜に運行される当駅折り返しや当駅止まりの列車では伊東線が一部を除き2番線(5時台前半にある初電から6時台前半までの3本および23時台前半にある終電1本前は1番線)、伊豆急行線が全て3番線に停車することにより一部を除き対面乗り換えを実現している。
- 伊豆急行線において朝・夕 - 夜に当駅折り返しの列車で行われるワンマン運転の際に使用する後方確認用ミラーが、ホームの3番線側に加え、通常時にワンマン運転の列車が発着しない2番線側にも設置されている。
- 上野東京ライン系統の運行開始と同時に行われた2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正より朝・夕 - 夜に当駅から東海道線東京駅を経由して東北本線(宇都宮線)・高崎線への直通する列車が設定された。なお、宇都宮線直通は最遠で宇都宮まで、高崎線直通は最遠でも高崎(平日は籠原)までとなる。湘南新宿ライン系統の列車は引き続き当駅に乗り入れて来ないため、小田原以東で乗り換えが必要となる。
- 改札口(2021年5月)
- 1番線ホーム(2022年8月)
- 2・3番線ホーム(2022年8月)
- ホーム西側の留置線(2009年9月)
- 祇園の立ち食いそば・うどん店、駅弁店
※旧店舗(2008年8月)
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駅弁
- 五目ちらし寿し
- 鯛どんたく弁当
- とりめし弁当
- 幕の内弁当
- いなりのり巻き詰合せ
- いなり寿し
- おにぎり弁当
- 赤飯おにぎり弁当
- おにぎりランチボックス
貨物取扱
現在は臨時車扱貨物のみを取り扱っており、定期貨物列車の発着はない。取扱品目は伊豆急行向けの鉄道車両で、それを輸送する列車が当駅を発着することがある。
国鉄分割民営化以前は一般向けの貨物も取り扱っており、駅舎北側に1面1線の貨物ホームが存在していた。貨物ホームの跡地は駐車場となっている。
利用状況
要約
視点
- JR東日本 - 2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は6,516人である。
- 伊豆急行 - 2020年度(令和2年度)の1日平均乗車人員は2,610人である。
1993年度(平成5年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
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駅周辺
- 静岡県道50号伊東停車場線
- 東海館
- 伊東温泉
- 伊東オレンジビーチ
- 東海自動車本社
- 湯の花通り
- ゴールドポスト - 駅前ロータリーに東京パラリンピックのゴールドポスト(第76号)が設置されている。
- マックスバリュ伊東駅前店
- MEGAドン・キホーテ 伊東店
バス路線
東海バス「伊東駅」バスターミナルより、伊東市内・周辺各方面へのバスが発着する。
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隣の駅
※特急「踊り子」「サフィール踊り子」の隣の停車駅は各列車記事を参照。
脚注
関連項目
外部リンク
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