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出羽の郷秀之

大相撲力士 ウィキペディアから

出羽の郷秀之
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出羽の郷 秀之(でわのさと ひでゆき、1970年11月22日 - )は、埼玉県三郷市出身で出羽海部屋に所属した元大相撲力士。本名は川原 秀之(かわはら ひでゆき)。身長182cm、体重127kg。最高位は東十両14枚目(2005年5月場所)、血液型はO型。現役終盤期は周囲から「出羽じい」と呼称されていた。

概要 出羽の郷 秀之, 基礎情報 ...
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来歴

三郷市立彦糸中学校時代には陸上部に所属。中学卒業後の1986年5月場所初土俵。序ノ口を1年、序二段を3年で通過し、決して速くはないが着実に番付を上げた。三段目で足踏みをしてしまい2度の序二段転落も経験した。1995年7月場所に幕下に昇進し、三段目との往来はあったが中位まで番付をあげた。十両が見え始めたかに思えた2003年5月場所中に怪我をして三段目まで番付を落としてしまう。不屈の闘志で同年11月場所で5勝2敗と勝ち越してから8場所連続して勝ち越し2005年3月場所には自己最高位の西幕下4枚目まで昇進した。同場所も11日目に琴冠佑との相撲で勝ち越しを決め、場所後の番付編成会議で史上最年長記録となる34歳5ヶ月での十両昇進が決まった[1]。所要114場所も琴冠佑の89場所を大きく上回る史上1位のスロー出世記録で、30歳を超えてから地力を増した珍しい力士である。新十両の場所は注目を集めたが3勝12敗と負け越し、幕下に陥落した。2008年7月場所以降はほとんど三段目の地位で取り続けていたが、2015年5月場所千秋楽取組後に44歳で現役引退を発表した。[1]引退後は福岡県福祉関係の仕事に就いている[2]

2015年5月場所までは関取を経験している現役力士の中では最年長の力士であった。

またその時点で1970年度生まれの力士は45歳になる年にもかかわらず出羽の郷、華吹大作北斗龍定裕と3人が現役を続けている珍事であった。

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エピソード

  • 2006年3月31日未明、出羽海部屋の大阪宿舎であった祥雲寺に侵入した空き巣犯を、偶然知人との食事から帰ってきた出羽の郷が発見し、声をかけたところ逃げ出そうとしたため羽交締めにして取り押さえるという「大金星」をあげた。その場所の成績は2勝5敗と負け越していたため、「来場所に繋がれば」と冗談を交えて話した。その5月場所では1勝3敗という苦しい状況から3連勝、4勝3敗と見事に勝ち越しを決めた。

主な成績

  • 通算成績:594勝598敗27休 勝率.498
  • 十両成績:3勝12敗 勝率.200
  • 現役在位:174場所
  • 通算在位174場所は史上4位(うち関取経験者の中では2位)。
  • 十両在位:1場所

場所別成績

さらに見る 一月場所 初場所(東京), 三月場所 春場所(大阪) ...
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改名歴

  • 川原 秀之(かわはら ひでゆき)1986年5月場所-1989年9月場所
  • 出羽の郷 秀之(でわのさと ひでゆき)1989年11月場所-2015年5月場所

脚注

関連項目

外部リンク

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