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北國銀行
石川県金沢市にある地方銀行 ウィキペディアから
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株式会社北國銀行(ほっこくぎんこう、英: The Hokkoku Bank, Ltd.)は、石川県金沢市に本店を置く地方銀行。
キャッチコピーは、以前は『やってく!ほっこく!』が採用されていたが、現在は展開していない。
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概要
1943年3月、第二次世界大戦の戦況悪化に伴い石川県下の加能合同銀行、加州銀行、能和銀行に対し大蔵省、石川県、日本銀行などから合併の勧奨または斡旋をする旨の働きかけが行われた。同年7月に三社による合併の調印、同年12月12日北國銀行の設立総会が行われた。本店は加能合同銀行に置き、加州銀行本店は金沢支店となった。発足当初の店舗数は石川県内に16、大阪市内に1という体制であった[3]。さらに翌1944年には、日本銀行の斡旋により石川貯蓄銀行を吸収合併した[4]。
2001年に石川銀行が経営破綻してからは、石川県内に本店を置く唯一の地方銀行である。現在、県および金沢市をはじめとする県内の各自治体の指定金融機関を受託している。2014年11月25日、本店を金沢市広岡(金沢駅西口)へ新築移転し[5][6]、金沢中央支店を本店営業部へブランチインブランチ化した[7]。旧本店跡地は売却され、ホテルとマンションが建設される[8][9]。
店舗には、明治および大正時代に建築された武蔵ヶ辻支店やレンガ造りの倉庫をリノベーションした犀川中央支店などが現役の営業店として活用されている。
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沿革
- 1943年
- 1946年12月21日 - 米谷半平頭取逝去[12]。
- 1947年2月18日 - 石橋義雄が第2代頭取に就任[12]。
- 1958年3月 - 本店完成。
- 1961年
- 1966年7月26日 - 石橋義雄会長退任、本陣甚一頭取が代表取締役会長を兼務[12]。
- 1968年11月6日 - 中井正一が第4代頭取に就任[12]。
- 1973年4月 - 東証・大証各2部に上場[11]。
- 1974年2月 - 東証・大証各1部に指定替え[11]。
- 1976年12月23日 - 本陣甚一前会長は常任相談役に就任[12]。
- 1978年
- 1983年11月 - 新電算機センター完成[11]。
- 1984年6月 - 中井正一取締役会長退任、顧問に就任。
- 1990年6月28日 - 本陣靖司が第6代頭取に就任。米谷半平前頭取は代表取締役会長に就任。
- 1992年4月1日 - CI導入[11]、ロゴマークが現行のものに改定[13]。
- 1997年
- 1998年12月1日 - 深山彬が第8代頭取に就任。
- 2000年12月 - 基幹システムを日本IBMへアウトソーシング。
- 2005年
- 2006年6月29日 - 安宅建樹が第9代頭取に就任。深山彬前頭取は代表取締役会長に就任。
- 2008年3月 - 千葉銀行、第四銀行、中国銀行、伊予銀行とシステム共同化について検討していくことを基本合意。(翼プロジェクト)
- 2010年
- 2011年4月18日 - JAバンク石川(石川県下JA・JA石川信連)とのATM提携(いしかわマイネット)の運用を開始[14]。
- 2012年
- 3月28日 - 第5代・7代頭取の8代目米谷半平相談役逝去。
- 2013年
- 6月27日 - 深山彬会長退任、相談役に就任。
- 7月19日 - この日を最後に京都支店を廃止(大阪支店に継承)。
- 2014年
- 2015年
- 1月5日 - 勘定系システムをBankVisionへリプレース。
- 12月27日 - ハンドボール第67回日本選手権で北國銀行ハニービーが22年ぶりに優勝[19][20]。
- 2016年
- 2017年
- 6月23日 - 深山彬相談役退任。
- 2019年
- 9月24日 - 個人顧客向けインターネットバンキングをリニューアル[24]。
- 2020年6月 - 杖村修司が第10代頭取に就任。安宅建樹前頭取は相談役に就任。
- 2021年
- 10月1日 - 株式会社北國フィナンシャルホールディングスを設立し、持株会社体制に移行。連結子会社株式を北國フィナンシャルホールディングスへ移管[25]。
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歴代頭取
店舗
石川県を中心に北陸3県に店舗を展開しており、北陸銀行などと競合関係にある[26]。
その他、愛知県名古屋市、大阪府大阪市、東京都千代田区にも支店を置いている(いずれも空中店舗)。詳細は、公式サイトの店舗一覧 を参照。
地方金融機関
同行ATMでは、「FITネットATM」による福井銀行・富山第一銀行のキャッシュカードの入出金、および、「いしかわマイネット」によるJAバンク石川(石川県下のJA・JA石川信連)のキャッシュカードの出金については自行扱いとなる。法人カードによる提携利用は北國銀行と福井銀行の相互間のみになる。
コンビニATM
2005年7月19日からはイーネットによるコンビニATMサービスを開始しており、石川県内をはじめとする北陸地方を中心に、全国のイーネットATMからでも同行のサービスと同様にカード入出金が可能となった(個人・法人カードでの入金のみ終日無料)。
2007年1月29日よりセブン銀行と提携してコンビニATMサービスを開始している。
2010年10月28日、ローソン・エイティエム・ネットワークス(LANs)と提携を開始した[27]。 今回の提携により、これまで北陸銀行によって設置されていた石川・富山両県内において、展開店舗・台数の少なかったローソンATMが北國銀行の管理によって一部店舗を除き、ほぼ全ての店舗に置いて設置されることになった[28]。
イオン銀行
ゆうちょ銀行
北國銀行の個人・法人カードではゆうちょ銀行ATMでのカード入金は無料だが、出金は有料(ポイントサービス「ハッピース」の手数料優遇対象外)。ゆうちょ銀行のカードでの利用は入出金ともに有料。
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情報処理システム
コールセンター及びCRMなど周辺システムに関しては、千葉銀行や第四銀行などと共に「TSUBASAプロジェクト」を組成し開発にあたってきた[29]。
2014年11月の本店移転に先立ち、前年11月からWindowsタブレットの導入を開始した。最終的には契約社員なども含めた全従業員2,300人にマイクロソフトの「Surface Pro」を配布する。またこれと同時に、マイクロソフトのコミュニケーションシステム「Lync」も導入。社内の電話システムをLyncベースに置き換える予定である[30]。
勘定系システム
従来は日本IBM製メインフレームによる勘定系システムを稼働させていたが、2015年1月5日、日本ユニシス(現・BIPROGY)製オープン勘定系パッケージである「BankVision」へ移行した[29][31][32]。また、国際勘定系システムも同社製である『OpenE’ARK®』(オープンアーク)を導入する[33]。
営業店システム
日本ユニシス(現・BIPROGY)による「次世代営業店システム『Bank_FIT-NE』(バンクフィット・エヌイー)」を採用している[34]。
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主な出資企業
ギャラリー
- 武蔵ヶ辻支店
(設計:村野藤吾) - 旧本店
不祥事
脚注
関連項目
外部リンク
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