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和辻哲郎文化賞
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和辻哲郎文化賞(わつじてつろうぶんかしょう)は、1988年に兵庫県姫路市が市制百年記念と和辻哲郎生誕百年を記念して創設した学術賞。一般部門と学術部門に分かれる。かつて司馬遼太郎が選考委員を務めた。 正賞の「蒔絵源氏絵千姫羽子板」(姫路在住の蒔絵師・江藤國雄氏が製作)と副賞100万円などが贈られる。 また、第1回からすべての選評および「受賞のことば」を公式サイトにて公開している[1]。
一般部門
和辻哲郎が文学、歴史、芸術などさまざまな領域において横断的かつユニークな著作を世に問い、広範な読者に訴えかけたスケールの大きな学者であったことに鑑み、文化一般におけるすぐれた著作に与えられる。
選考委員
歴代選考委員
現在(第37回・2024年度)
- 辻原登(第32回~第35回、第37回[2]~)
- 山内昌之(第32回~)
- ロバート・キャンベル(第36回・2023年度[3]~)
学術部門
和辻哲郎が専門とした哲学、倫理学、宗教、思想、比較文化といった領域での学術的水準を備えた、すぐれた著作に与えられる。
選考委員
歴代選考委員
現在(第37回・2024年度)
受賞者
第1回~第10回
- 第1回(1988年)
- 第2回(1989年)
- 第3回(1990年)
- 第4回(1991年)
- 第5回(1992年)
- 第6回(1993年)
- 第7回(1994年)
- 第8回(1995年)
- 一般 井上義夫『評伝 D. H. ロレンス』全三巻(小沢書店)
- 学術 阿部良雄『シャルル・ボードレール:現代性の成立』(河出書房新社)
- 第9回(1996年)
- 第10回(1997年度)
第11回~第20回
- 第11回(1998年)
- 第12回(1999年)
- 第13回(2000年)
- 第14回(2001年)
- 第15回(2002年)
- 第16回(2003年)
- 第17回(2004年)
- 第18回(2005年)
- 第19回(2006年)
- 第20回(2007年)
第21回~第30回
- 第21回(2008年)
- 第22回(2009年)
- 第23回(2010年)
- 第24回(2011年)
- 第25回(2012年)
- 第26回(2013年)
- 第27回(2014年)
- 第28回(2015年)
- 一般 勝又浩『私小説千年史:日記文学から近代文学まで』(勉誠出版)
- 学術 佐藤光『柳宗悦とウィリアム・ブレイク:環流する「肯定の思想」』(東京大学出版会)
- 第29回(2016年)
- 一般 山口謠司『日本語を作った男:上田万年とその時代』(集英社インターナショナル)
- 学術 野矢茂樹『心という難問:空間・身体・意味』(講談社)
- 第30回(2017年)
第31回~
- 第31回(2018年)
- 第32回(2019年)
- 第33回(2020年)
- 第34回(2021年)
- 第35回(2022年)
- 第36回(2023年)
- 一般 小坂洋右『アイヌの時空を旅する:奪われぬ魂』(藤原書店)ISBN 978-4-86578-377-3
- 学術 嶺秀樹『絶対無の思索へ:コンテクストの中の西田・田辺哲学』(法政大学出版局)ISBN 978-4-588-13036-6
- 第37回(2024年)[4]
- 一般 平井健介『日本統治下の台湾:開発・植民地主義・主体性』(名古屋大学出版会)ISBN 978-4-8158-1158-7
- 学術 鷲田清一『所有論』(講談社)ISBN 978-4-06-534272-5
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脚注
外部リンク
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