トップQs
タイムライン
チャット
視点
多田くんは恋をしない
動画工房制作による日本のテレビアニメ作品 ウィキペディアから
Remove ads
『多田くんは恋をしない』(ただくんはこいをしない)は、動画工房制作による日本のテレビアニメ作品。2017年10月1日に『月刊少女野崎くん』制作チームが手掛けるオリジナルテレビアニメとして制作が発表され、2018年4月から6月までAT-X、TOKYO MXほかにて放送された[1][2]。通称は「多田恋」、「ただこい」。キャッチコピーは「この恋を、一生忘れない」[2]。
本作は実企業のキヤノン、スリック、ソニー、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ、タムロン、ニコン、ニコンイメージングジャパン、パナソニックの協力があり[3]、実在するカメラが登場する[ep 1][4]。
Remove ads
登場人物
- 多田 光良(ただ みつよし)[5]
- 声 - 中村悠一[1]、田村睦心(幼少期)[ep 2]
- 本作の主人公。銀河大学付属恋ノ星高校に通う2年生。写真部に所属[ep 3]。
- 10年前に事故で両親を亡くしており、妹のゆいと共に祖父の経営する多田珈琲店で暮らしながら、店を手伝っている[ep 1][ep 4]。亡くなった父親と同じカメラマンになることを目指している[ep 2][ep 5]。
- 寡黙だが誠実で、周囲への気配りもできるため、周りから慕われている[5]。風景写真が得意[5][ep 3][ep 4]。高いところと飛行機が苦手[ep 6]。
- 使用するカメラはニコン D7200[6][4]。
- 5月7日生まれ[5]。血液型はB型[5]。
- テレサ・ワーグナー[7] / テレサ・ドゥ・ラルセンブルク[ep 4][8]
- 声 - 石見舞菜香[1][ep 2]
- 本作のヒロイン。高校2年生で、ヨーロッパのラルセンブルクから日本にやってきた留学生[7]。写真部に入部する[ep 3]。
- 時代劇『れいん坊将軍』の大ファンで流暢な日本語を話すが、その影響から「かたじけない」「この御恩は一生忘れません」などの侍言葉を使用してしまうことがある[7][ep 1]。また、虹に関連するものを好む[ep 2]。明るく素直な性格をしている[7]。杉本による目測ではCカップとされている[ep 3]。
- 来日してからは多田珈琲店の隣にあるマンション「グランドパレス銀座」に親友のアレクと共に滞在しており、行動するときも一緒にいることが多い[7][ep 1]。
- シャルルと婚約しており、留学終了後、帰国してから結婚し、ラルセンブルクの女王になる覚悟を決めている[ep 4]。
- ラルセンブルク家では代々、成人になる前に見聞を広める目的で国を出る習わしがあり、その目的地に自分の大好きな『れいん坊将軍』の舞台となった日本を選び、留学することとなった[9]。
- 使用するカメラはPanasonic LUMIX DMC-GF7[6]。
- 2月4日生まれ[7]。血液型はA型[7]。
- 伊集院 薫(いじゅういん かおる)[10]
- 声 - 宮野真守[1]、三宅麻理恵(幼少期)[ep 2]
- 高校2年生で、多田の幼馴染。写真部に所属。自分自身の写真を撮ることが多い[ep 3]。女性に人気がある[ep 3][ep 7]。テレサを観察している際、合流したアレクにテレサを襲っていると誤解され蹴り飛ばされた[ep 1]。以来、アレクに攻撃的、非難的な意志を向けられるのを苦手としている[ep 1][ep 3]。ただ、その後もアレクに対してよくちょっかいを出している[ep 3][ep 2][ep 5][ep 4][ep 8]。6歳のときに池で足を取られたことがあり、それが河童の仕業であると友人から言われたことから河童に対して並々ならぬ恐怖を抱いている[ep 2]。このとき、多田に助けられたことから友人になっている[ep 2]。銀座の老舗料亭の息子で料理が得意[ep 5]。両親を亡くした多田を気遣い、毎年趣向を凝らした「伊集院薫ショー」を開催している[ep 5]。ラルセンブルクに旅立った多田を心配して、こっそり同じ飛行機に乗り、後をつけた[ep 9]。
- 使用するカメラはSONY サイバーショット DSC-RX100V[6]。
- 4月16日生まれ[10]。血液型はO型[10]。
- アレクサンドラ・マグリット[11]
- 声 - 下地紫野[1][ep 2]
- 高校2年生で、テレサと共にラルセンブルクからやってきた留学生。愛称は「アレク」[ep 1][12]。伊集院からは「姐さん」とも[ep 3]。世間知らずなテレサの保護者のような存在で日本語も堪能[ep 1]。テレサのために日本料理も作るが納豆が苦手[ep 3]。写真部に入部する。杉本による目測ではEカップとされている[ep 3]。山下からは忍者かと言われるほどの身体能力や、足音からどのあたりにいるのか判断できるほど聴覚を持つ[ep 3]。テレサと共に写真部に入部する[ep 3]。ゆいからミステリー小説『ひまわり急行 恋する事件簿』シリーズを貸し出されてからは[ep 1]、恋愛話にて本文を引用する描写が見られる[ep 10]。テレサにアレクはシャルルが好きだものね、との問いかけに好きで尊敬しており、テレサにふさわしい婚約者であると答えている[ep 4]。シャルルから写真の撮影者を当てられ、可愛いものを見つけるのが得意であると指摘されている[ep 4]。
- テレサの親友兼侍従[12]。一人娘の遊び相手を探していた国王によって呼ばれた側近の娘で、テレサとは3歳の頃からの付き合いとなる[13]。
- 第2話で借りたカメラはニコン COOLPIX A900[要出典]。
- 9月9日生まれ[11]。血液型はAB型[11]。
- 杉本 一(すぎもと はじめ)[14]
- 声 - 梅原裕一郎[1]、杉田智和(代役[注 1])、村中知(幼少期)[ep 10]
- 高校3年生で、写真部部長。京都大学志望[ep 8]。部員たちからは「ピン先輩」、幼馴染の日向子からは「はじめちゃん」と呼ばれる[ep 3]。部室にコーナーを設置するぐらいグラビアアイドルのHINAの大ファンであるが、正体が日向子であることに気づいていない[ep 3]。アレクに「変態メガネ」と呼ばれ、職質を受けるほど服のセンスが壊滅的[ep 10]。HINAの写真集のお渡し会に行ったとき、HINAから日奈子を連想させる言葉を聞いたものの、日奈子であることには気付かなかった[ep 10]。女性の胸に対して並々ならぬ興味を示す[ep 3][ep 4]。
- 使用するカメラはキヤノン EOS 80D[6][17]。
- 10月10日生まれ[14]。血液型はB型[14]。
- 長谷川 日向子(はせがわ ひなこ)[18] / HINA(ひな)[ep 10]
- 声 - 石上静香[1][ep 10]
- 高校2年生で、多田たちのクラスの学級委員。杉本の幼馴染。控え目な性格で眼鏡をかけている。写真部には杉本に人数合わせのために頼まれたために入部した[ep 3]。「委員長」と呼ばれている。グラビアアイドルのHINAとして密かに活動しているが、アレクにはひと目で気付かれてしまった[ep 1][ep 10]。その後、シャルルにもひと目で気付かれている[ep 4]。最初は親族の頼みで一度だけの代役として受けたグラビアアイドルの仕事がヒットしてしまい、辞めると言い出せず続けている[ep 10]。そのうちに杉本からHINAのファンになったと言われ、打ち明けることができなくなった[ep 10]。幼少期に犬に吠えられていたところを杉本に庇われたことなどから、杉本に好意を抱いている[ep 10]。
- 使用するカメラはキヤノン PowerShot G9 X[6]。
- 11月9日生まれ[18]。血液型はA型[18]。
- 山下 研太郎(やました けんたろう)[19]
- 声 - 下野紘[1]
- 高校1年生で、写真部に所属。唯一の1年生部員。夢のために懸命になる多田を尊敬しており、多田が指笛で呼ぶとどこに居てもすぐ飛んでくるなど、犬のように懐いているので部員には「山下犬」と呼ばれている[ep 3]。テレサではわからなかったアレクの匂いを感じとる事ができるぐらいには鼻が良い[ep 3]。千明を「ちあ姉」と呼び、好意を寄せている[ep 7]。
- 使用するカメラはPanasonic LUMIX DMC-GF7[6][17]。
- 8月1日生まれ[19]。血液型はAB型[19]。
- 多田 ゆい(ただ ゆい)[20]
- 声 - 水瀬いのり[1]
- 中学2年生で、多田の妹。祖父の多田珈琲店を手伝っている[ep 1]。ミステリー小説『ひまわり急行 恋する事件簿』シリーズを愛読している[ep 1]。山下に密かに思いを寄せているが、山下以外の周囲には隠せていない[ep 7]。
- 3月14日生まれ[20]。血液型はA型[20]。
- ニャンコビッグ[21]
- 声 - 小澤亜李[ep 1]、大塚明夫(心の声)[ep 2]
- 多田家の愛猫。オス。10年前、庭先で雨に打たれて震えているところを多田に拾われた[ep 2]。多田は命の恩人であり、その恩義から多田の両親亡き後は彼を見守ってきた[ep 2]。名前は「大きくなるよう」に、という願いを込めて多田がニャンコとビッグをかけ合わせて名付けたが、多田は忘れている[21][ep 5]。
- 人見知りで、伊集院や山下など一部の人に対しては敵意を見せ、多田家ではその様子を「戦慄のニャンコビッグブログ」というブログに載せている[ep 1][ep 3]。美人が好きだというゆいの証言を証明するかのように、テレサとシャルルには初対面から懐く様子を見せた[ep 1][ep 4]。多田家の猫であることを知らない近所の人たちからは「ミーコちゃん」と呼ばれている[ep 2]。カメラの被写体になるときに意識しているとしっぽをピンと立てる癖がある[ep 4]。
- 千明の飼い猫であるチェリーに一目惚れしたが、相手にされていない[ep 2][ep 7]。
- シャルル・ド・ロワール[22]
- 声 - 櫻井孝宏[ep 5][ep 7]
- 金髪で長身の大学2年生。フランスの貴族出身。起業し、会社も経営している[ep 4]。スポーツ万能で、語学にも堪能で、猫とも意思疎通ができる[ep 4][ep 7]。テレサとは幼い頃から交流があり、兄のように慕われている[ep 7]。テレサと婚約している[ep 4]。大学の休みを利用して来日する[ep 4]。多田とテレサの気持ちを知ったあと、「もっと自由がほしい」という理由でテレサとの婚約を破棄し身を引いた[ep 11]。
- 6月9日生まれ[22]。血液型はO型[22]。
- 多田 正造(ただ しょうぞう)
- 声 - 中博史[ep 1]
- 多田とゆいの祖父。銀座で多田珈琲店という喫茶店を営む[ep 1]。ニャンコビッグの心の声と一致する返事をする描写がある[ep 2]。
- 十三
- 声 - 小山剛志[ep 1]
- 喫茶店常連客。寡黙であり、ニャンコビッグは殺し屋ではないかと思っている[ep 2]。れいん坊将軍を好む[ep 2]。テレサが落としそうになったウォーターポットを後ろ手にキャッチする描写がある[ep 2]。
- 老夫婦
- 声 - 清川元夢[ep 2]、有馬瑞香[ep 2]
- 喫茶店常連客の老夫婦。ニャンコビッグが拾われた当時から老夫婦だった[ep 2]。多田とテレサが喫茶店を切り盛りする姿から、多田の両親のことを思い出していた[ep 2]。
- カップル
- 声 - 郷田翼[ep 2]、長谷川育美[ep 2]
- 男性の方が喫茶店常連客で、初めて女性を連れて入店した[ep 2]。ニャンコビッグによるとこの日、双方ともに恋に落ちた[ep 2]。
- チェリー
- 声 - 伊藤静[ep 2]
- 近所の美容院の雌猫[ep 2]。テレサが雨の日に出会った猫[ep 2]。ニャンコビッグに一目惚れされたが、池に落ちた情けない姿を見たチェリーはその場を去っており、美容院に来たときも窓際からすぐに去っている[ep 2][ep 7]。
- 瀧原 千明(たきはら ちあき)
- 声 - 伊藤静[ep 7]
- 近所の美容院店員[ep 7]。チェリーの飼い主[ep 7]。山下に好意を寄せられているが、山下によると「昔から弟としてしか見られていなくて相手されてない」とのこと[ep 7]。
- レイチェル
- 声 - 井上喜久子
- テレサの乳母、日本人。本名は竜崎麗子(れいこ)。「D.レイチェル」のペンネームで『ひまわり急行』シリーズを執筆している。
- 多田 淳一郎(ただ じゅんいちろう)
- 声 - 加藤将之
- 光良とゆいの父。カメラマンで至る所を飛び回っている。10年前、仕事で空港に向かう途中事故に遭い帰らぬ人となる。遺品で見つかったカメラには、出発直前の光良たちが映る写真が記録されていた。背景のタッチが光良と似ている。
- 多田 知子(ただ ともこ)
- 声 - 森沢芙美
- 光良とゆいの母。淳一郎を車で空港に送る際、事故に巻き込まれ自身も亡くなる。
Remove ads
用語
- ラルセンブルク
- テレサとアレク、後述の山村の出身国で、正造曰く緑と渓谷が美しい国。王政が敷かれている。温めたミルクやコーヒー入れてチョコレートドリンクとして楽しむことができる「ホットチョコレートスプーン」がよく利用されている[ep 2]。街並みのモデルはルクセンブルク[23]。
- れいん坊将軍
- 主人公のれいん坊将軍こと徳川虹宗(声 - 小山剛志[ep 1])が悪を成敗する時代劇ドラマ。決め台詞は「いつも心は虹色に」。れいん坊将軍を演じている俳優は竹下良二[ep 1]。
- ひまわり急行 恋する事件簿
- 探偵・山村ポワロンよしこ(声 - 大原さやか[ep 7])が事件に挑むミステリー小説シリーズ。決め台詞は「わたくしの鼠色の脳細胞が活動を始めたわ」[ep 7]。
スタッフ
- 原作 - 羽矢浪好貴
- 監督 - 山﨑みつえ[1]
- シリーズ構成・脚本 - 中村能子[1]
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 谷口淳一郎[1]
- 副監督 - 藤原佳幸[1]
- サブキャラクターデザイン - 菊池愛[1]
- プロップデザイン - 中島千明[1]
- 美術監督・美術設定 - 中村千恵子[1]
- 色彩設計 - 石黒けい、伊藤裕香[1]
- 撮影監督 - 伊藤邦彦[1]
- 編集 - 武宮むつみ[1]
- 音響監督 - 土屋雅紀[1]
- 音楽 - 橋本由香利[1]
- 音楽プロデューサー - 若林豪
- 音楽制作 - KADOKAWA
- プロデューサー - 田中翔、鎌田肇、長澤秀尚、飯塚彩、大和田智之、尾形光広、木村香織、佐藤裕士
- 制作プロデューサー - 鎌田肇
- アニメーション制作 - 動画工房[1]
- 製作 - 「多田くんは恋をしない」製作委員会[1]
主題歌
各話リスト
Remove ads
放送局
Remove ads
BD / DVD
Webラジオ
杉本一役の梅原裕一郎(第6回まで)と山下研太郎役の下野紘によるWebラジオ『TVアニメ『多田くんは恋をしない』多田珈琲店でほっとひと息』が、2018年3月30日から7月20日まで音泉にて隔週金曜に配信された[29]。同年9月21日にはSP回が配信された。
- ゲスト
- 第1回配信(2018年3月30日):中村悠一(多田光良 役)、宮野真守(伊集院薫 役)
- 第2回配信(2018年4月13日):中村悠一
- 第3回配信(2018年4月27日):石見舞菜香(テレサ・ワーグナー 役)、石上静香(長谷川日向子/HINA役)
- 第6回配信(2018年6月8日):小山剛志(レインボー将軍 役)
- 第7回配信(2018年6月22日):石見舞菜香、下地紫野(アレクサンドラ・マグリット 役)
- 第8回配信(2018年7月6日):中村悠一、石見舞菜香、宮野真守
小説
- 中村能子『多田くんは恋をしない テレサ・ワーグナーの事情』KADOKAWA〈角川ビーンズ文庫〉、2018年。ISBN 978-4-04-107024-6。
- 本作脚本家によるノベライズ。アニメ第11話までの作中のテレサの視点から描かれており、テレサの経験していないエピソードは除外されている。
タイアップ
アニメ放送前の2018年2月19日、求人メディア「タウンワーク」が本作の声優体験バイト募集を発表した[30][31]。男女2名が採用され、第9話で多田のクラスメイト役を演じ、エンドクレジットに名前が載せられた[32]。
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads