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磨崖仏

自然の岩壁や露岩、あるいは転石に造立された仏像 ウィキペディアから

磨崖仏
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磨崖仏(まがいぶつ)は、石仏の一種で、自然の岩壁や露岩、あるいは転石に造立された仏や明王等の総称である。摩崖仏とも表記される[1]

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臼杵磨崖仏(古園石仏群大日如来像)

概要

石で仏像を造立することはアジア仏教圏で広く行われている。石造の仏像(広義の石仏)は、磨崖仏に加えて、切り出された石材に彫られ、移動できる独立した石仏(狭義の石仏)、石窟の中に彫られた石窟仏の3種に大別される[1] が、このうち石窟仏を磨崖仏に含めることもある[2]。石窟仏としては、インドのアジャンター石窟エローラ石窟、中国の雲岡石窟龍門石窟等の巨大な像が特に著名である。磨崖仏は、広義の石仏の一種であるため、「臼杵石仏」のように「石仏」と呼ばれることもある。

日本の磨崖仏

要約
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元箱根磨崖仏(六道地蔵)
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熊野磨崖仏
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菅尾磨崖仏

日本の磨崖仏の造立開始時期は奈良時代又は平安時代初期までさかのぼるといわれる。狛坂磨崖仏は最初期の事例と伝えられるが制作年代は明らかでない。平安時代後期から鎌倉時代にかけて盛んに造立され、分布も九州地方近畿地方関東地方北陸地方東北地方に広がった[2]。中でも大分県には全国の磨崖仏の半数近くが集中しているといわれる[3]

主な磨崖仏

国宝

国の重要文化財

国の史跡

国の名勝

  • 川中不動 - 大分県豊後高田市、室町時代、国指定名勝・大分県指定史跡[3]
  • 梅ノ木磨崖仏 - 大分県豊後高田市、室町時代、国指定名勝・大分県指定史跡[3]

都道府県・市町村指定文化財

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脚注

関連項目

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