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第27普通科連隊
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第27普通科連隊(だいにじゅうななふつうかれんたい、JGSDF 27th Infantry Regiment(Light))は、陸上自衛隊釧路駐屯地(北海道釧路郡釧路町)に駐屯する第5旅団隷下の普通科連隊(軽)である。
概要
連隊長は1等陸佐(三)が充てられ、釧路駐屯地司令を兼ねる。連隊本部、本部管理中隊および3個普通科中隊により編成される。釧路駐屯地に駐屯し、終戦を迎えた大日本帝国陸軍歩兵第27連隊の番号を継承している。
歩兵第27連隊は、昭和19年4月から釧路地区防衛のため、作戦地域として釧路市および同周辺地域に展開しており、釧路駐屯地および釧路演習場は、歩兵第27連隊の連隊本部のほか、歩兵大隊の後方陣地、連隊砲や速射砲などの野砲陣地、通信隊等が置かれていた。同連隊は終戦に伴って現在の釧路演習場で軍旗を奉焼したが、作戦のため展開した歩兵連隊の最終位置に同番号の普通科連隊が駐屯しているのは日本で唯一である。
沿革
第4連隊第3大隊
- 1951年(昭和26年)5月1日:第2管区隊第4連隊第3大隊が遠軽駐屯地に編成。
- 1952年(昭和27年)1月19日:第4連隊第3大隊(遠軽駐屯地)が第6連隊第2大隊(遠軽駐屯地)に、第5連隊第3大隊(函館駐屯地)が第4連隊第3大隊(函館駐屯地)に改称。
- 1953年(昭和28年)10月5日:警察予備隊第4連隊第3大隊が函館駐屯地から釧路駐屯地に移駐[1]。
第4普通科連隊第3大隊
- 1954年(昭和29年)
- 7月1日:陸上自衛隊発足により、第4普通科連隊第3大隊(釧路駐屯地)に称号変更。
- 9月10日:第5管区隊編成により、第4普通科連隊が第5管区隊に隷属。
第27普通科連隊
- 1962年(昭和37年)1月18日:第5管区隊の第5師団への改編に伴い、第4普通科連隊第3大隊を基幹として第27普通科連隊が釧路駐屯地において編成完結。
- 1965年(昭和40年)3月15日:第3普通科中隊が別海分屯地に移駐。第3普通科中隊長が分屯地司令を兼ねる。
- 1966年(昭和41年)2月21日:別海分屯地が駐屯地に昇格。第3普通科中隊長が駐屯地司令を兼ねる。
- 1987年(昭和62年)3月17日:第3普通科中隊長が兼任していた別海駐屯地司令職務を第5偵察隊長に移管。
- 1989年(平成元年)3月24日:第5師団改編により、装甲車化連隊に改編。
- 2000年(平成12年)8月28日:96式装輪装甲車を導入。
- 2010年(平成22年)2月:ハイチ大地震復興支援のため、連隊長が第2次隊長として現地に赴任。
- 2004年(平成16年)3月29日:上位部隊である第5師団の第5旅団への改編に伴う部隊改編。
- 重迫撃砲中隊を廃止。
- 本部管理中隊に重迫撃砲小隊を新編。
- 後方支援体制変換に伴い、整備部門を第5後方支援隊第2整備中隊第3普通科直接支援小隊へ移管。
- 2023年(令和 5年)3月16日:第3普通科中隊に軽装甲機動車が主要装備として配備(これにより、96式装輪装甲車は保有しているものの、式典等以外使用していない)。
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部隊編成
- 第27普通科連隊本部
- 本部管理中隊「27普-本」
- 第1普通科中隊「27普-1」:高機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾
- 第2普通科中隊「27普-2」:高機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾
- 第3普通科中隊「27普-3」(別海駐屯地):軽装甲機動車(パーソナルマーク:黒い雄牛)、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾
整備支援部隊
- 第5後方支援隊第2整備中隊第3普通科直接支援小隊「5後支-2整」(釧路駐屯地):2004年(平成16年)3月29日から
主要幹部
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主要装備
- 96式装輪装甲車
- 82式指揮通信車
- 軽装甲機動車
- 高機動車
- 1/2tトラック / 73式小型トラック
- 1 1/2tトラック / 73式中型トラック
- 3 1/2tトラック / 73式大型トラック
- 89式5.56mm小銃
- 5.56mm機関銃MINIMI
- 84mm無反動砲
- 01式軽対戦車誘導弾
- 81mm迫撃砲 L16
- 120mm迫撃砲 RT
警備隊区
廃止(改編)部隊
関連項目
脚注
出典
外部リンク
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