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行定勲

日本の映画監督 ウィキペディアから

行定勲
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行定 勲(ゆきさだ いさお、1968年8月3日[1] - )は、日本映画監督演出家脚本家熊本県[1]熊本市出身[2]

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来歴・人物

要約
視点

小学生の時、熊本城黒澤明監督の映画『影武者』が撮影されている現場を見て映画を作る人になりたいと思い[1]熊本県立第二高等学校卒業後[3]、映像系の専門学校である東放学園専門学校[4] 在学中より製作会社へ入社[5]岩井俊二監督のテレビドラマ(『GHOST SOUP』・『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』、共にフジテレビ)の助監督、林海象監督のインディーズ系映画の助監督等を経て、岩井俊二監督の劇場映画『Love Letter』(1995年、ヘラルド・エース)・『スワロウテイル』(1996年、日本ヘラルド)、ハル・ハートリー監督の『FLIRT/フラート』(1995年)等に助監督として参加。

OPEN HOUSE』(1997年、松竹)で長編映画初監督(第2回みちのく国際ミステリー映画祭 in 盛岡で新人監督奨励賞グランプリ。この頃から一部業界関係者から注目され始める[5]。その後『OPEN HOUSE』を観たプロデューサーからの依頼で、『ひまわり』(第5回釜山国際映画祭批評家連盟賞[1])で劇場公開監督デビュー[5]。『GO』(第25回日本アカデミー賞作品賞・最優秀主演男優賞・最優秀助演男優賞・最優秀助演女優賞)の成功で一躍脚光を浴び、『世界の中心で、愛をさけぶ』、『北の零年』、『春の雪』などの監督作品でヒットメーカーとなった。

2002年には、ミュージシャン小説家辻仁成原作の『サヨナライツカ』が、行定監督、坂本龍一の音楽、ワダエミの衣装、中山美穂大沢たかおの主演で、フジテレビ製作、全国東宝系にて映画が公開される予定だったが、クランクイン直前に行定が降板した[注釈 1]

2006年4月からは、生まれ故郷のFM局(エフエム熊本)で月1回の生放送ラジオ番組『月刊行定勲』をスタートさせた[1]2007年から舞台演出も手掛ける[3]

2010年、映画『パレード』が第60回ベルリン国際映画祭において国際批評家連盟賞を受賞。2018年、映画『リバーズ・エッジ』で2度目の国際批評家連盟賞を受賞した[6]

2020年は4月17日公開予定だった『劇場』と6月5日公開予定だった『窮鼠はチーズの夢を見る』が、新型コロナウイルス感染症流行の影響で相次いで公開延期の憂き目に遭う。感染予防のために外出自粛が呼びかけられる中、「落ち込んでも何も生み出せない。困難な状況だからこそ作品作りを諦めてはならない」という決意のもと、伊藤ちひろとの共同脚本でリモートでの映画製作に取り組み、4月24日、YouTube Liveにて新作短編映画第1弾『きょうのできごと a day in the home』を配信。企画立ち上げから2週間弱での公開という異例の早さだった[7]。リモート映画は1作にとどまらず、第2弾『いまだったら言える気がする』も製作。こちらは5月17日に同じくYouTube Liveで配信された[8]

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作品

長編映画

短編・中編映画

テレビドラマ

  • 恋、した。「ブルームーン」(1997年8月18日、テレビ東京、演出・脚本)
  • 美少女H 2「死球」(1998年10月26日、フジテレビ、演出・脚本)
  • なっちゃん家「なっちゃん家の鏡」(1998年11月14日、テレビ朝日、演出・原案)
  • Tears「サンタクロースがいっぱい」(1998年12月24日、テレビ朝日、演出)
  • JUDGE CAFE(2001年1月28日、3月25日、BS-i、演出)
  • A SIDE B counseling 登校拒否の先生(2001年10月14日、BS-i、演出)
  • A SIDE B counseling もうひとりの自分(2001年12月9日、BS-i、演出)
  • カノン(2002年1月2日、WOWOW、監督)
  • 私立探偵 濱マイク 「サクラサクヒ」(2002年7月22日、よみうりテレビ、監督・脚本)
  • タスクフォース(2002年8月1日、BS-i、監督・脚本)
  • にっぽんの名作〜朗読紀行 井上靖 猟銃(2003年1月28日、NHK BSハイビジョン、演出)
  • 恋する日曜日 夢で逢えたら(2003年5月18日、BS-i、監督)
  • 完璧な家族(2004年8月14日 - 9月18日、KBS2/Lemino、監督・脚本)[21]
  • 平成猿蟹合戦図(2014年11月15日 - 12月20日、WOWOW、監督・脚本協力)

配信ドラマ

  • 髪からはじまる物語(2005年2月配信、KOSEサロンスタイル、監督・脚本)
  • ピュア(2006年10月配信、SEEDコンタクトレンズ、監督)
  • 女たちは二度遊ぶ(2010年3月配信、BeeTV、監督)
  • フレイム(2009年10月配信、マイナビ2011、監督)
  • パーティーは終わった(2011年2月配信、BeeTV、監督)
  • 恋のしくみ(2011年5月配信、FIVESTAR WEDDING、監督)
  • 松竹梅白壁蔵「澪」スパークリング清酒のWEB限定ムービー(宝酒造
    • 「『澪』と過ごす母の日」篇(2015年4月23日配信、演出)[22]
    • 「『澪』と過ごすハロウィン」篇(2015年10月配信、演出)[23]
  • ザ・モキュメンタリーズ 〜カメラがとらえた架空世界〜 第8話「仮想俳優A」(2021年4月配信、WOWOWオンデマンド、本人役出演)[24][25] ※WOWOWプライムでも放送

舞台

  • フールフォアラブ(2007年2月上演、演出)[3]
  • 見知らぬ女の手紙(2008年5月・2013年6月・2014年8月上演、演出)
  • パレード(2012年1月上演、演出)
  • テイキング・サイド(2013年2月上演、演出)[26]
  • ブエノスアイレス午前零時(2014年11月上演、演出)[27]
  • タンゴ・冬の終わりに(2015年9月上演、演出)[28]
  • 見知らぬ女の手紙(2024年12月上演、翻案・演出)[29]

ミュージックビデオ

テレビCM

オリジナルビデオ

  • プレシャスメモリー パラシュートが消えた夏(1997年発売、監督)

メイキング

  • メイキング・オブ GO(2001年、監修)
  • きょうのできごとというできごと(2004年、監修)
  • 世界の中心で、愛をさけぶ 朔太郎とアキの記憶の扉(2004年、監督)
  • 春の雪〜清顕と聡子の追想物語〜(2005年、監修)
  • 遠くの空に消える前(2007年、監修)
  • クローズド・ノート Music Movie with YUI(2007年、監修)

映画予告編

作詞

助監督作品

映画
テレビドラマ
オリジナルビデオ
  • 毛ぼうし(1997年3月発売)(岩井俊二監督)
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受賞歴

脚注

外部リンク

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