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銀座駅

東京都中央区にある東京地下鉄の駅 ウィキペディアから

銀座駅map
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銀座駅(ぎんざえき)は、東京都中央区銀座四丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)のである。中央区最西端の駅である。

概要 銀座駅, 所在地 ...
概要 全ての座標を示した地図 - OSM ...
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概要

銀座線丸ノ内線日比谷線の3路線が乗り入れ、各路線ごとに駅番号が与えられている。

銀座線の車内放送では、駅名に続いて「松屋三越前」(渋谷方面)または「三越・松屋前」(浅草方面)とアナウンスされているが[2]、案内サインや路線図には記載されていない。

  • 東京メトロ
    • G 銀座線 - 駅番号はG 09
    • M 丸ノ内線 - 駅番号はM 16
    • H 日比谷線 - 駅番号はH 09[注 1]

東京メトロ日比谷線は、終着駅である北千住駅より、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)を経由して日光線南栗橋駅まで相互直通運転を実施している。

駅務管区所在駅であり、銀座駅務管区として銀座地域、新橋地域、東銀座地域を管理する[1]。銀座地域は、当駅のみを管理している[1]

歴史

要約
視点

丸ノ内線のホームが建設された当時は、銀座線のホームとは改札内で接続されず、西銀座駅(にしぎんざえき)という別の駅として開業した[3]。後に日比谷線の銀座駅が開業し、日比谷線ホームを介して銀座線と接続されたため、この時丸ノ内線の駅も銀座駅に改称し、銀座線・日比谷線の銀座駅と同一駅の扱いになった[4]

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駅構造

要約
視点

中央通り(銀座通り・国道15号)の地下に銀座線ホーム(北緯35度40分16秒 東経139度45分53.5秒)、外堀通りの地下に丸ノ内線ホーム(北緯35度40分22.5秒 東経139度45分49.5秒)、晴海通りの地下に日比谷線ホーム(北緯35度40分19秒 東経139度45分50秒)がある。いずれも島式ホーム1面2線の構造である。銀座線は渋谷寄りに、丸ノ内線は新宿寄りに非常渡り線があり[33]、このうち後者には終夜運転時に設定される同駅折り返し列車が使用する。

銀座線と丸ノ内線のホームは同一階層(地下2階)に、日比谷線のホームはそれらの1層下(地下3階)に位置している。日比谷線ホームまたは地下2階(ホーム直上)にある改札内連絡通路を経由することで、3路線は改札内で乗り換えが可能である。

戦前の銀座線(東京地下鉄道)建設着手時に、新宿から築地を経て大塚駅へと至る免許線が銀座四丁目交差点付近で立体交差する予定であった[注 5][34][35]。この免許線の工事が近い時期に行われる可能性があったため、監督官庁と免許線の計画会社と協議した上で、銀座線のトンネルと同時にその免許線のトンネルの工事の施工を行った[34](後に計画会社は資金繰りの問題から自力での建設が困難であるとして東京市に代行建設を出願し、1931年9月5日に東京高速鉄道に免許線を譲渡)[35]。このため、既に10 mにわたって銀座線との交差部の躯体が構築されており[34]、日比谷線建設時に銀座線を下受けする工程が不要となった[36]。ただし、この当時想定していたのは島式ホームではなく相対式ホームであり、さらに連絡階段も施工されていた[34]

しかし、戦後の経路変更により通過路線は第4号線(→丸ノ内線)から第2号線(→日比谷線)となり、また当時想定していた第三軌条方式ではなく架空電車線方式を採用したことから、トンネル躯体は上下に90 cm低いものであった[36](東京地下鉄道の軌道部の施工高さは3.72 m[34]、乗降ホームの施工高さは2.6 m[34])。日比谷線建設にあたっては、交差部の銀座線軌道部の下部構築を取り壊し、新たにPC桁橋を架設したほか、ホーム構築も取り壊して薄いコンクリート構造に造り直すことで、50 cmの高さを生み出した[36]。さらに日比谷線トンネル下部のコンクリートを剥がし、打ち直して40 cm切り下げることで、不足していた90 cmの高さを確保した[36]

同様に丸ノ内線西銀座駅の建設時に、近いうちに地下鉄2号線(日比谷線)が建設されることを想定しており、あらかじめ丸ノ内線西銀座駅の2号線との交差部には構築の補強工事が施工されていた[37]

日比谷線のコンコース通路上に、東京地下鉄道の創業者・早川徳次胸像がある[21]。また、同じく日比谷線ホームの上層中央にはステンドグラス製の大型壁画が設置されている[21]。B6番出入口付近には、2020年10月16日に資生堂から寄贈された、636個のクリスタル・ガラスを集積した吉岡徳仁制作のパブリックアート「光の結晶」が展示されている[38][39]

商業施設の「エチカ・フィット」も設けられている[25]

のりば

さらに見る 番線, 路線 ...

(出典:東京メトロ:構内図

  • 銀座線ホームの渋谷方には、2番線から渋谷方面に出発するための片渡り線が設けられており、非常時に当駅で折り返し運転を行う際などに使用される。
  • 丸ノ内線荻窪方面の発車標は、更新前(液晶式)は先発列車のみの表示であったが、更新後(LED式)は次発列車も表示されるようになり、後に池袋方面にも増設された。
  • 2007年9月から丸ノ内線ホームに可動式ホーム柵が設置された。しかし、車両とホームの隙間を調整する工事が必要となり、実際の稼働開始は2008年3月23日まで延期された。
  • 2020年6月6日から運行している座席指定列車「THライナー」では[41]、久喜始発恵比寿行きは降車のみ、霞ケ関発久喜行きは乗車のみ取り扱いとなる[41]

発車メロディ

全ホームでスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[42][43][44][45]

銀座線ホームでは2012年10月31日から高峰秀子の「銀座カンカン娘[26]、日比谷線ホームでは2016年4月8日から石原裕次郎牧村旬子の「銀座の恋の物語[29]をアレンジしたメロディを使用している。

さらに見る 番線, 路線 ...
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利用状況

要約
視点
  • 東京メトロ - 2024年度の1日平均乗降人員230,271人である[メトロ 1]
    東京メトロ全130駅の中では池袋駅大手町駅北千住駅に次ぐ第4位であるが、この値には乗換人員を含まない。1980年代は1日平均乗降人員が30万人を越えていたが、バブル崩壊が生じた1990年代以降は減少傾向が続き、2010年度に25万人を下回った。その後2015年度以降は、GINZA SIXの開館(2017年度)など、再開発がある程度完成し、新たな施設が出来たこともあって、やや増加基調にある。
    • 東京メトロ線同士の乗換人員を含んだ、2018年度の路線別1日平均乗降人員は以下の通りである[乗降データ 1]
      • 銀座線 - 168,403人 - 同線内では新橋駅、日本橋駅、渋谷駅、表参道駅、赤坂見附駅に次ぐ第6位。
      • 丸ノ内線 - 158,019人 - 同線内では池袋駅、新宿駅、東京駅、赤坂見附駅、大手町駅、新宿三丁目駅に次ぐ第7位。
      • 日比谷線 - 182,253人 - 同線内では北千住駅、中目黒駅、茅場町駅に次ぐ第4位。

年度別1日平均乗降人員

各年度の1日平均乗降人員は下表の通りである。ただし、各線内の乗換人員を含まない。

さらに見る 年度, 営団 / 東京メトロ ...

年度別1日平均乗車人員(1930年代)

各年度の1日平均乗車人員は下表の通りである。

さらに見る 年度, 東京地下鉄道 ...

年度別1日平均乗車人員(1956年 - 2000年)

  • 1967年度以前と1974年度以降の値には、各線内の乗換人員を含まない。
さらに見る 年度, 銀座線 ...

年度別1日平均乗車人員(2001年以降)

さらに見る 年度, 銀座線 ...
備考
  1. 1934年3月3日開業。
  2. 開業日(1957年12月15日)から1958年3月31日までの計107日間を集計したデータ。
  3. 開業日(1964年8月29日)から1965年3月31日までの計215日間を集計したデータ。
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駅周辺

駅周辺には繁華街として知られる銀座の街が広がり、また、有楽町八重洲などのビジネス街も徒歩圏にある。

A1 - A13出入口

B1 - B10出入口

C1 - C9出入口

周辺の駅

以下の駅は至近にあり、各駅とは徒歩で乗り換えができる距離である。ただし、銀座一丁目駅以外の駅と連絡運輸は行っていない。

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バス路線

一般路線バス

晴海通り上に銀座四丁目停留所が設置されている。1番は西方向、2・3・4番は東方向ののりばである。いずれも都営バスによる運行。

さらに見る のりば, 系統・行先 ...

高速バス・深夜急行バス

銀座駅(数寄屋橋)
銀座駅(有楽町)
銀座

上記のバス停留所のほかに、数寄屋橋有楽町マリオン前有楽町駅前の各停留所も当駅から至近である。これらについては「有楽町駅#バス路線」を参照。

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その他

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銀座共同溝
  • 開削工法による埋設諸配管の整理時に中央通り電線地中化も果たされた。この時に設けられた共同溝は、松屋銀座に直結するA12出入口横からガラス越しに見学することができる[注 7]
  • 西銀座駅と銀座駅が統合された直後の一時期に、銀座駅は「銀座総合駅」と呼ばれることがあった[46]
  • 日比谷線の地下2階部分(改札内連絡通路の東銀座側)に地下商店街として計画された部分が存在している。三原橋地下街両脇にあるビルの立ち退き先として整備したものの、入居業者が反対したため商店街としての機能を果たせず、東京都の文集庫として使用されている[47]
  • 当駅から霞ケ関駅までは丸ノ内線経由と日比谷線経由のルートがあるが、丸ノ内線は隣の駅であるのに対し、日比谷線は途中日比谷駅に停車する。なお、日比谷線の当駅 - 霞ケ関間を経由する定期券は、丸ノ内線の同区間にも乗車することが可能である。
  • 地下鉄博物館には2002年の改装工事前まで当駅の立体模型が展示され、駅の一日を音声で紹介していた。
  • 2007年11月17日は、2016年夏季オリンピックの東京招致を目的に卓球フェンシングテコンドーの試合が当駅構内で開催された。
  • 2007年末、東京メトロの駅で初めて改札口付近にデジタルディスプレイが設置された。この装置は、広告画像や遅延・事故などの情報などを表示するためのものである。その後、2008年6月14日に開業した副都心線の各駅(渋谷駅を除く)にも設置され、2010年度中に他社管理駅を除く全駅に設置された。
  • 中央区が中心となって推進している都心部・臨海地域地下鉄構想では、都心側の起終点として当駅付近に「(仮称)新銀座駅」を設置する計画がある。2016年に公表された交通政策審議会答申第198号では、東京駅までの延伸、およびつくばエクスプレスとの一体整備および相互直通運転が答申に盛り込まれた[48]
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隣の駅

東京地下鉄(東京メトロ)
G 銀座線
新橋駅 (G 08) - 銀座駅 (G 09) - 京橋駅 (G 10)
M 丸ノ内線
霞ケ関駅 (M 15) - 銀座駅 (M 16) - 東京駅 (M 17)
H 日比谷線
THライナー以外の列車
日比谷駅 (H 08) - 銀座駅 (H 09) - 東銀座駅 (H 10)

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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