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赤平市
北海道の市 ウィキペディアから
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赤平市(あかびらし)は、北海道中部(道央地方)に位置し、空知総合振興局に属する市。
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概要
空知川流域に位置する市である。かつて石炭産業で栄え最盛期には59,430人の人口(1960年)を擁していたが、その衰退により現在の人口は激減。地域経済の建て直しに取り組み、ズリ山・立坑などの炭鉱産業遺産を生かした観光に力を入れている。 その他にも、キャンプ場、温泉なども所在する。
「白蛇」「雪女」「アイヌ叙事詩(ユーカラ)」などの説話・民話がある[1]。
地名の由来
アイヌ語に由来するが諸説ある。
「フレピラ[注釈 1]」〔赤い・岩〕の意訳という説、「ワッカピラ[注釈 2]」〔水・崖〕に字を当てたという説が有力であるほか、「アカピラ[注釈 3]」〔山稜の?・ガケ〕に由来する説がある[2]。
地理
要約
視点

国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
- 北海道空知総合振興局管内中央部(中空知)に位置する。市域には空知川が東から西にむかって蛇行しながら流れている。かつては歌志内方面から茂尻に開拓が進んだが、現在は空知川沿いに市街地が広がっている。
- 川と平行する形で根室本線、国道38号線が走っており、日高山脈越えの国鉄石勝線及び国道日勝峠ルートが開通するまでは道東と道央を結ぶ重要な交通路であった。
地形
山地
- 主な山
河川
- 主な川
- 空知川
- ナエ川
- ハクシュオモナイ川
- 幌倉川
- 赤間沢川
- ペンケキプシュナイ川
- 桂川
- ゴリョウ川
地域
- 字赤平(あかびら)
- 泉町(いずみまち)1〜4丁目
- エルム町(えるむちょう)
- 大町(おおまち)1〜4丁目
- 北文京町(きたぶんきょうちょう)1〜5丁目
- 共和町(きょわちょう)
- 幸町(さいわいちょう)1〜7丁目
- 桜木町(さくらぎちょう)1〜5丁目
- 昭和町(しょうわちょう)1〜6丁目
- 住吉町(すみよしちょう)
- 豊丘町(とよおかちょう)1〜3丁目
- 字豊里(とよさと)
- 錦町(にしきまち)1〜3丁目
- 西豊里町(にしとよさとちょう)
- 西文京町(にしぶんきょうちょう)1〜5丁目
- 東大町(ひがしおおまち)1〜3丁目
- 東豊里町(ひがしとよさとちょう)
- 東文京町(ひがしぶんきょうちょう)1〜4丁目
- 百戸町東(ひゃっこちょうひがし)1〜5丁目
- 百戸町西(ひゃっこちょうにし)1〜6丁目
- 百戸町北(ひゃっこちょうきた)
- 平岸桂町(ひらぎしかつらちょう)
- 平岸新光町(ひらぎししんこうちょう)1〜9丁目
- 平岸仲町(ひらぎしなかまち)1〜6丁目
- 平岸東町(ひらぎしひがしまち)1〜6丁目
- 平岸西町(ひらぎしにしまち)1〜6丁目
- 平岸南町(ひらぎしみなみまち)
- 平岸曙町(ひらぎしあけぼのちょう)1〜6丁目
- 豊栄町(ほうえいちょう)1〜5丁目
- 幌岡町(ほろおかちょう)
- 本町(ほんちょう)1〜3丁目
- 美園町(みそのちょう)1〜5丁目
- 宮下町(みやしたちょう)1〜5丁目
- 茂尻(もじり)
- 茂尻旭町(もじりあさひまち)1〜3丁目
- 茂尻春日町(もじりかすがちょう)1〜3丁目
- 茂尻栄町(もじりさかえまち)1〜5丁目
- 茂尻新春日町(もじりしんかすがちょう)1〜2丁目
- 茂尻新町(もじりしんまち)1〜5丁目
- 茂尻中央町南(もじりちゅうおうちょうみなみ)1〜6丁目
- 茂尻中央町北(もじりちゅうおうちょうきた)1〜2丁目
- 茂尻本町(もじりほんちょう)1〜4丁目
- 茂尻宮下町(もじりみやしたちょう)
- 茂尻元町南(もじりもとまちみなみ)1〜5丁目
- 茂尻元町北(もじりもとまちきた)1〜6丁目
- 若木町東(わかきちょうひがし)1〜9丁目
- 若木町西(わかきちょうにし)1〜6丁目
- 若木町南(わかきちょうみなみ)1〜5丁目
- 若木町北(わかきちょうきた)1〜8丁目
住宅団地
- 豊丘南団地
- 道営住宅宮下団地
- 道営住宅文京団地
人口
2019年10月に人口が1万人を割り込んだ。人口が1万人を割り込んだ市は歌志内市、三笠市、夕張市に次いで4例目となる。
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赤平市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 赤平市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 赤平市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
赤平市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
消滅集落
2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[3]。
- 赤平市
- 平岸
- 百戸町北
- 茂尻宮下町
隣接している自治体
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歴史

沿革
- アイヌが暮らし、民俗伝承がある。
- 1873年(明治6年):榎本武揚が空知川流域を踏査。
- 1891年(明治24年):入植開始
- 1906年(明治39年)4月1日:空知郡歌志内村、二級町村に指定
- 1918年(大正7年):茂尻炭礦開坑
- 1919年(大正8年)4月1日:歌志内村、一級町村に移行
- 1922年(大正11年)4月1日:歌志内村より分立し、空知郡赤平村施行。二級町村に指定
- 1925年(大正14年)6月:茂尻炭鉱でガス爆発事故。死者11人
- 1926年(大正15年)12月:茂尻炭鉱でガス爆発事故。死者10人
- 1929年(昭和4年)12月:一級町村に移行
- 1926年(昭和6年)11月:茂尻炭鉱でガス爆発事故。死者11人
- 1935年(昭和10年)5月6日:茂尻炭鉱でガス爆発事故。死者・行方不明者94人[4]
- 1937年(昭和12年):昭和電工豊里炭砿開坑
- 1938年(昭和13年):住友石炭鉱業赤平炭砿・北海道炭礦汽船赤間炭鉱開坑
- 1943年(昭和18年)
- 1954年(昭和29年)7月1日:市制施行し赤平市となる。
- 1955年(昭和30年)11月1日:茂尻炭鉱でガス爆発事故。死者71人[5]。
- 1967年(昭和42年):昭和電工豊里炭鉱閉山
- 1969年(昭和44年)4月2日:雄別茂尻炭鉱で発破作業のミスでガス爆発事故。死者19人、重軽症30人[6]。事故を契機に閉山に至る。
- 1973年(昭和48年):北海道炭礦汽船赤間炭鉱閉山
- 1994年(平成6年):住友石炭鉱業赤平炭鉱閉山
- 2003年(平成15年):中空知地域合併協議会設置
- 2008年(平成20年):北海道が市に最大で約28億円低利融資の支援方針を決定
- 2015年(平成27年)2月28日:ドラマ『不便な便利屋』の撮影で実際に、1時間で作るスノーマン(雪だるま)の数2036体のギネス世界記録達成[7]
政治
行政
市長
市役所が中心地に設置され、茂尻支所・平岸連絡所がある。
歴代首長
1929年4月1日から7月6日までは、阿部秀雄が村長臨時代理[10]。
議会
市議会
→詳細は「赤平市議会」を参照
- 市議会:議員定数10人
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施設
警察
- 本部
- 北海道警察 札幌方面本部
- 警察署
消防
- 本部
- 消防署
- 赤平消防署
医療
- 主な病院
郵便局
- 赤平郵便局(集配局)
- 赤平泉町郵便局
- 赤平西郵便局
- 赤平東郵便局
- 茂尻郵便局
- 平岸郵便局
- 文京簡易郵便局
対外関係
姉妹都市・提携都市
海外
経済
第一次産業
農業
- 花卉栽培事業
- 農協
- たきかわ農業協同組合(JAたきかわ)赤平支店
第三次産業
観光業
- 産業遺産やレジャーが主な観光資源となっている。
物流
金融機関
赤平市に拠点を置く主な企業
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情報・通信
マスメディア
新聞社
- プレス空知中空知東支局
中継局
教育
高等学校
- 市内に高等学校は存在しない
中学校
- 赤平市立赤平中学校[15]
小学校
- 赤平市立赤平小学校
廃校となった学校
- 高等学校
- 北海道赤平西高等学校(1989年、赤平東高等学校と統合し赤平高等学校へ改称)
- 北海道赤平東高等学校(1989年、赤平西高等学校と統合し赤平高等学校へ改称、1990年に閉校)
- 北海道赤平高等学校 (2015年、閉校)
- 住友赤平高等鉱業学校(1958年開校、1975年3月閉校)
- 中学校
- 赤平市立住友赤平中学校(1977年、双葉中学校と統合し赤平中央中学校へ改称)
- 赤平市立住吉中学校(1971年、赤平中学校へ統合)
- 赤平市立双葉中学校(1977年、住友赤平中学校と統合し赤平中央中学校へ改称)
- 赤平市立幌岡中学校(1984年、廃校)
- 赤平市立茂尻中学校(2007年、赤平中央中学校へ統合)
- 赤平市立平岸中学校(2007年、赤平中央中学校へ統合)
- 赤平市立赤平中央中学校 (2019年閉校)
- 小学校
交通

鉄道
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
バス
路線バス
タクシー
- 芦別圏エリア
タクシー会社
- 西出ハイヤー
- プリンスハイヤー
道路

国道
- 国道38号(芦別国道。赤平バイパス)
道道
- 主要地方道
- 一般道道
観光
文化財
市指定文化財
- 奈江沢遺跡出土の棍棒形石器
- 住吉獅子舞 - 住吉獅子舞保存会、住吉神社
観光スポット
- オートキャンプ場
- エルム高原家族旅行村
- エルム高原温泉ゆったり
- エルム森林公園
文化・名物
祭事・催事
- あかびら火まつり
- 北海道クラシックカーフェスティバル(最新は2008年開催)
- サマーフェスティバル
名産・特産
日本一
- 赤平市の日本一
出身・関連著名人
出身著名人
- 川野恵子(元東神楽町長)
- 石飛博光(書道家)
- 34代目式守伊之助(元大相撲立行司)
- 亀田和明 - (外交官) 駐ウガンダ大使、元外務省研修所総括指導官、元外務省総合外交政策局外交政策調整官
- 笹川紀勝(憲法学者) 国際基督教大学名誉教授、元明治大学教授
- 鈴井貴之(俳優・タレント・映画監督・舞台/TV番組企画制作:代表作『水曜どうでしょう』、CREATIVE OFFICE CUEの取締役会長、現在当市に在住)
- 不便な便利屋 - 鈴井監督のドラマ。市内で撮影を行った。
- 水曜どうでしょう - 「北海道で家、建てます」(2019新作)では全編市内で撮影を行った。撮影は、2017年1月から行われた。
- 三好鉄生(ロックシンガー)
- 庄司夕起(バレーボール選手)
- 藤井修一 -(料理人。元章月グランドホテル料理長、現在、和歌山県白良荘グランドホテル総料理長。1998年、テレビ番組「料理の鉄人」に出演。)
- 大谷直人(最高裁判所長官)
- 石井亨(元仙台市長)
- 黒木亮(経済小説家・箱根駅伝選手)
- 髙島泰都(プロ野球選手)
ゆかりの人物
- 奥華子(シンガーソングライター・作曲家、母親の出身地)
- 蔦井與三吉(実業家)
備考
2006年4月に実施された赤平市インターネット公売で、市税滞納で差押えられた国鉄D51形蒸気機関車の精巧模型が800万円で売れた(このときの記録)。
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
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