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鄭凱文

台湾の野球選手 (1988-) ウィキペディアから

鄭凱文
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鄭 凱文(ジェン・カイウェン、1988年7月26日 - )は、台湾中華民国)の台南市出身のプロ野球選手投手)。現在はCPBL中信兄弟に所属している。

概要 中信兄弟 #19, 基本情報 ...
概要 鄭 凱文, 各種表記 ...
概要 獲得メダル, 男子 野球 ...
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経歴

要約
視点

プロ入り前

台湾台南市出身。南英商工在学中の2005年AAAアジア野球選手権チャイニーズタイペイ代表として出場。また、文化大在学中の2008年ハーレムベースボールウィークにチャイニーズタイペイ代表として出場した。北京オリンピックでは8月14日の対日本戦で最後の投手として登板し、2/3イニングを投げて3四死球、2被安打、2失点だった。

阪神時代

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阪神タイガース時代
(2012年8月17日、明治神宮野球場)

2009年3月に開催された第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)チャイニーズタイペイ代表候補にも挙げられた中、同年2月3日、阪神タイガースの春季キャンプにおいて入団テストを受け、キレのあるストレートと多彩な変化球が評価されて合格[1]。3月4日に正式契約が発表された。登録名は「ジェン・カイウン」。第2回WBCの初戦の対韓国戦では、1/3イニングでノックアウトされた李振昌の後をついで、1イニング2/3を無失点に抑えた。

シーズンでは4月26日の対広島東洋カープ戦で一軍初登板し、6回を無失点に抑えたが直後にスコット・アッチソンが勝ち越しを許し、勝ち負けはつかなかった。その後、中継ぎで数試合登板したが安定感を欠き、二軍降格。7月に一軍昇格したが、結果を残せず再び二軍降格となった。下柳剛福原忍の不振で先発不足だった球団事情から、再び先発要員として一軍昇格し、9月20日の対広島戦で3度目の先発。味方の大量点に守られ、7回を2失点に抑えてプロ初勝利を挙げた。その後は中継ぎに回り、敗戦処理での登板が増えた。

2010年、4月9日に一軍昇格したが、1試合に登板したのみで4月15日に登録抹消となり、その後昇格することはなかった。

2011年1月28日、登録名を本名の「鄭凱文」に変更した。開幕は二軍スタートとなり、ウエスタン・リーグでは好調を見せ連続無失点の登板を続けていたが、外国人4選手が一軍で揃って活躍していたため昇格機会がなかった。前半戦最後の9連戦である7月16日の対横浜DeNAベイスターズ戦で前半戦の登板機会を終えたランディ・メッセンジャーとの入れ替わりでシーズン一軍初昇格・初先発登板し、6回2/3を投げ2失点に抑え、加えて味方の大量援護もあり664日ぶりに一軍での勝利を挙げた[2]。その後、外国人枠の関係から二軍落ちし、7月30日の対に再び一軍で先発したが、3回2失点で降板し翌日二軍落ちした。

2012年9月21日に第3回WBC予選のチャイニーズタイペイ代表に選出された[3]。9月29日に戦力外通告を受けた[4]。11月には第3回WBC予選前にキューバ代表との国際親善試合である「サンダーシリーズ」のチャイニーズタイペイ代表に選出された[5]

DeNA時代

2012年12月25日に横浜DeNAベイスターズ育成選手として契約を結んだ[6]

2013年1月14日に第3回WBC本戦のチャイニーズタイペイ代表メンバーに選出された[7]。シーズンでは2月26日にDeNAの支配下選手登録が発表された[8]オープン戦では1試合ながら先発で登板し、6回を2失点の成績を残した。この好投が評価され、開幕後3月31日の対中日ドラゴンズ戦で先発。しかし、3回持たず、6失点と大荒れで翌日に二軍降格となった。再昇格後の5月22日、対福岡ソフトバンクホークス戦で先発として登板したが、初回に3与四球後、松田宣浩に満塁本塁打を打たれて敗戦投手となった。11月に台湾で開催された「2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」のチャイニーズタイペイ代表に選出された[9]。しかし同月19日に、球団から来季の契約をしないことが発表された[10]

中信兄弟時代

2013年11月28日、中信兄弟からドラフト1巡目で指名され入団[11]

2014年3月に1試合に投げ1失点(自責点0)で完投勝利、5月には5試合3勝1敗、防御率2.23で2度の月間MVPを獲得した[12]。最終的には22試合に登板して11勝3敗、防御率2.48の成績で最多勝最優秀防御率の2冠を獲得した[13]。特に義大ライノズ戦に強く、9試合に登板して8勝、防御率2.01の成績を残した[14]。また9月に開催された仁川アジア競技大会のチャイニーズタイペイ代表に選出され、同大会では準優勝に貢献した。

2015年は昨年に続き2桁勝利をマークした[15]

2016年は38試合に投げ9勝8敗、防御率4.53を記録した。

2017年はシーズンの防御率トップ10の内、上位8名は外国人投手であり、その中で台湾人の1位が鄭であった[16]

2018年はシーズンオフに「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」に出場した[17]

2019年はリーグ最多の65試合に投げ11勝3敗を記録し、ゴールデングラブ賞を獲得した。中継ぎ登板のみでのゴールデングラブ賞を獲得はCPBL史上初の出来事であった[18]

2020年は54試合に投げ15ホールド、防御率3.11を記録した。また新荘体育場野球場での登板に限っては、13回と2/3を投げ無失点と好相性だった。台湾シリーズ第1戦目では3ランを被弾し敗戦投手[19]、第4戦目でも失点を喫しシリーズ防御率13.50を記録した[20]

2021年はチームの先発投手不足により、先発へ再転向することになった[21]。3月14日の富邦ガーディアンズ戦で4年ぶりの先発を務めるも、1回2/3を7失点(自責点4)で敗戦投手となった[22]。同月21日の統一ライオンズ戦では7回2失点(自責点0)で2017年7月13日以来、1347日ぶりの先発登板で勝利投手となった[23]。9月には3試合に投げ3勝、防御率1.29をマークし月間MVPを獲得した。

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選手としての特徴

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投球フォーム

元はスリークォーターから最速151 km/hの速球と鋭いスライダーのほか、ツーシームシュート)やチェンジアップなども投げる[24]

2011年シーズンから、腕の位置を下げ、サイドスローに近いスリー・クォーターの投球フォームに変更した[25]

詳細情報

年度別投手成績

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  • 2025年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

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タイトル

CPBL

表彰

CPBL

記録

投手記録
NPB
CPBL
  • 初登板・初先発登板・初勝利・初完投勝利:2014年3月25日、対義大ライノズ1回戦(新荘体育場野球場)、9回無失点
  • 初奪三振:同上、1回表に黃智培から三振
  • 初完封勝利:2015年5月30日、対義大ライノズ16回戦(澄清湖野球場)、9回無失点
  • 初ホールド:2016年7月14日、対義大ライノズ23回戦(澄清湖野球場)、7回裏に3番手で救援登板、1回無失点
  • 初セーブ:2016年9月13日、対義大ライノズ34回戦(新竹市立中正野球場)、9回表に3番手で救援登板、1.1回2失点
打撃記録
NPB
  • 初安打:2009年4月26日、対広島東洋カープ6回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、4回表に篠田純平から中前安打
その他の記録
CPBL

背番号

  • 64 (2009年 - 2010年)
  • 40 (2011年 - 2012年)
  • 117 (2013年 - 同年2月25日)
  • 62 (2013年2月26日 - 同年末)
  • 19 (2014年 - )

登録名

  • ジェン・カイウン(2009年 - 2010年)
  • 鄭凱文(2011年 - )

登場曲

代表歴

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脚注

関連項目

外部リンク

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