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19番目のカルテ 徳重晃の問診
日本の漫画作品 ウィキペディアから
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『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(じゅうきゅうばんめのカルテ とくしげあきらのもんしん)は、富士屋カツヒトによる日本の漫画作品。医療原案:川下剛史。
WEBコミックサイト『ゼノン編集部』(コアミックス)内の「コミックぜにょん」レーベルにて、2019年12月20日から連載中。
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あらすじ
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魚虎総合病院にて整形外科医として勤務している滝野みずきは、「特定の臓器を専門としない19番目の専門科」として設置された総合診療科に着任した総合専門医の徳重晃と出会い、感銘を受ける。幼いころから憧れてやまない「なんでも治せるお医者さん」を志して総合診療科に転科。19番目の専門医になるべく、道を歩み始める。
登場人物
![]() | この節には内容がありません。 (2025年4月) |
- 徳重晃(とくしげ あきら)
- 魚虎総合病院に新設された総合診療科に勤務する総合診療医。男性。
- 少年時代、地域医療や離島医療に力を注ぐ医師・赤池登の存在を知り、その活動に感銘を受けて医療の道に進む決心をした。医科大学卒業後、金鳥総合病院にて臨床研修医として勤務。その後、離島・佑久島の診療所に赴任。島に常駐している赤池の下で医師としての心得をはじめ、広い視野を持って診療科の垣根に捉われることなく疾患を見極めるための経験を積み、多くを学ぶ。
- 総合診療医としての腕は確かなもので患者の訴える痛みや苦しみの原因を探るべく、生活習慣や環境、人間関係など多岐にわたる背景を問診で拾い上げることに長けている。
- 患者をはじめ、対峙する人に警戒心を抱かせない穏やかな表情と、何処か飄々とした物腰が特徴的。話している相手と意見や見解に相違があった場合でも一方的に否定せず、相手の意図することに耳を傾け洞察した上で改めて擦り合わせを行う。ただし、相手が命を軽んじている場合は語気を強めることがある。
- 趣味は街歩き。人を褒める時やテンションが上がった時などにサムズアップをする癖がある。ループタイがトレードマーク。夏場や紫外線の強い時期は日傘を愛用している。
- 滝野みずき(たきの みずき)
- 整形外科→総合診療科の医師。女性。実直な性格で正義感が強く、意志の強さが窺える大きな瞳が印象的。弾むような溌溂とした行動力が持ち味である。
- 柔道を嗜んでおり黒帯を有しており、身長148cmと小柄な体躯であるが大柄な成海科長を背負い投げ出来るほどの実力の持ち主。医科大学在学中は武道サークルに所属。サークル仲間の多くが整形外科専門医を志していたこともあり、滝野もそれに倣い整形外科の道に進んだ。
- 子どもの頃に読んだ本に描かれる「お医者さん」は万能で「なんでも治せる」と思い、憧れを募らせていた。また、地元には病院の数が少ないこともあり「自分が“なんでも治せるお医者さん”になり、いずれは地元に貢献したい」と志して医大に進学。卒業後、魚虎総合病院整形外科で2年の研修期間を経て勤務するが、細分化された専門領域内で各々を極めることを良しとする現実と理想の狭間で葛藤していた。そんな折、新設された総合診療科に赴任してきた徳重が専門科目の垣根を取り払った幅広い視野と経験に裏打ちされた的確な診断を行った現場に立ち会い、その仕事に衝撃を受ける。理想とする「なんでも治せるお医者さん」に近い総合診療医を目指し、整形外科から総合診療科に転科した。
- 日頃から基礎体力作りを怠らず、ロードバイクで通勤している。大食漢である。
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書誌情報
- 富士屋カツヒト・川下剛史(医療原案)『19番目のカルテ 徳重晃の問診』コアミックス〈ゼノンコミックス〉、既刊11巻(2025年6月20日現在)
- 2020年4月20日発売[2][3]、ISBN 978-4-86720-000-1
- 2020年11月19日発売、ISBN 978-4-86720-186-2
- 2021年6月18日発売、ISBN 978-4-86720-245-6
- 2021年11月20日発売、ISBN 978-4-86720-279-1
- 2022年5月20日発売、ISBN 978-4-86720-379-8
- 2022年10月20日発売、ISBN 978-4-86720-430-6
- 2023年2月20日発売、ISBN 978-4-86720-469-6
- 2023年10月20日発売、ISBN 978-4-86720-574-7
- 2024年4月19日発売、ISBN 978-4-86720-634-8
- 2024年10月19日発売、ISBN 978-4-86720-684-3
- 2025年6月20日発売 ISBN 978-4-86720-762-8
テレビドラマ
要約
視点
『19番目のカルテ』のタイトルで、2025年7月13日から9月7日までTBS系「日曜劇場」枠で放送[1]。主演は松本潤[1]。
キャスト
主要人物
魚虎総合病院
- 東郷康二郎(とうごう こうじろう)
- 演 - 新田真剣佑[5](青年期:小幡海潤)
- 外科医。診断も技術も有能な医師であり、院内でも一目置かれている。頭頸部外科専門の資格も有している。患者の意思よりも合理性を重視する冷徹な面があり、また、同僚医師らにも表情を変えることなく淡々と接している。外科部長の東郷陸郎は父。
- 総合診療科設置当初はその存在意義に疑問を抱き訝しんでいたが、患者ファーストで診察にあたる徳重の誠実な仕事ぶりを目の当たりにして、本来あるべき医師の姿に襟を正す。
- 鹿山慶太(かやま けいた)
- 演 - 清水尋也[6]
- 内科専攻医で、滝野の同期。熱血な滝野とは対照的に、与えられた仕事を卒なくこなせば良いという冷淡な考えの持ち主。
- 名和悟(なわ さとる)
- 演 - 永野宗典[7](第4話 - )
- 内科科長。
- 金山覚(かなやま さとし)
- 演 - カトウシンスケ[8](第2話 - )
- 救命救急医。
- 大須哲雄(おおす てつお)
- 演 - 岡崎体育[6]
- 麻酔科医。医局でも口数が少なく、必要以上のコミュニケーションは取らない。仕事を過不及無く終わらせ、速やかに退勤する。食べることが大好きである。
- 豊橋亜希子(とよはし あきこ)
- 演 - 池谷のぶえ[6]
- 古参看護師。情報通である。総合診療科に配属された。
- 平手秀(ひらて しゅう)
- 演 - 本多力[6]
- 耳鼻咽喉科医。
- 天白龍馬(てんぱく りょうま)
- 演 - 矢部太郎[9]
- 精神科医。物静かで穏やかな佇まいから“妖精”のあだ名をつけられている。空手を嗜んでおり有段者(黒帯)。
- 瀬戸舞子(せと まいこ)
- 演 - 松井遥南[6]
- 看護師。
- 茶屋坂心(ちゃやさか こころ)
- 演 - ファーストサマーウイカ[6](幼少期:野田あかり[10])
- 心臓血管外科医。困難な手術に定評があり、“ハートのクイーン”の異名に違わず次世代ホープの呼び声も高いスター医師。ひと癖ある性格で好奇心旺盛。
- 茶道師範である母親の女手ひとつで育てられた。学業の他、普段の所作にも厳しい母の抑圧に反発し、思春期の頃から一卵性母娘の関係に距離を置くようになる。一方で「母に愛されたい・認められたい」という気持ちが内心に息衝いているが、それを素直に認めることに怯え、虚勢を張っている。
- 介護が必要となった母の身の振り方に直面した時、娘として寄り添いたい思いと未だ燻っている反発心、優秀な医師として積み重ねてきたキャリアを手放さざるを得ない可能性を秤にかけて深く悩み、それらのストレスが心身に異変として現れる。徳重の問診によってつまびらかになった“心”と向き合い、最善の結論を選択した。
- 戸田勝久(とだ かつひさ)
- 演 - 羽谷勝太[11]
- 心臓血管外科医。滝野・鹿山と同期で3年目。第7話で初めて執刀医を任される。
- 刈谷晋一(かりや しんいち)
- 演 - 藤井隆[12](第2話 - )
- 地域連携室に所属する医療ソーシャルワーカー。
- 成海辰也(なるみ たつや)
- 演 - 津田寛治[6]
- 整形外科科長。
- 東郷陸郎(とうごう ろくろう)
- 演 - 池田成志[6]
- 外科部長であり、康二郎の父。北野とは同期であるが病院運営方針に相違があり、北野が新設した総合診療科の存在意義に異を唱えている。
- 北野栄吉(きたの えいきち)
- 演 - 生瀬勝久[6]
- 院長。総合診療科を新設する決定を下した張本人。東郷とともに赤池の教え子であった。徳重が魚虎総合病院救急科に勤務していた際に総合診療医の資質があると確信し、赤池に紹介した。
- 有松しおり(ありまつ しおり)
- 演 - 木村佳乃[5]
- 小児科科長。
その他
- 赤池登(あかいけ のぼる)
- 演 - 田中泯[5]
- 徳重の恩師。日本の総合診療科設立に尽力してきた第一人者。過去には大規模の総合病院で腕を振るい、後進育成に努めていた。現在は離島の診療所で地域医療に力を注いでいる。
- 徳重が魚虎総合病院に着任してから幾たびか会いに訪れている。その後、島の診療所を閉院することを決めて身辺整理を行い、徳重のもとに大量の医学書を送り付け、総合診療医としての心得を記したノートは滝野に託している。それらの行動を訝しんだ徳重が島を訪れ赤池の様子を観察すると、いくつもの違和が認められた。
- 門脈圧亢進症(バッド・キアリ症候群)を患っており、余命数カ月であることを自覚している。体調の急変で倒れ、徳重の判断で魚虎総合病院に搬送されて一命を取り留めるが、肝移植を受けなければ余命は一カ月余りと診断が下る。しかし赤池は沈黙に徹し、徳重の診察を拒否。総合診療医にとって最大の痛手となる問診を行えない患者にどのように接し懐柔するか、沈黙を以って、徳重に最後の課題を与える。
ゲスト
第1話
- 黒岩百々(くろいわ もも)
- 演 - 仲里依紗[13]
- 全身に走る激痛を訴え、魚虎総合病院整形外科を受診した女性。ドクターショッピングのように、いくつもの病院を受診し精密検査を受けているが異常が認められず、診断がつかないことから適切な治療を受けることが出来ずに苦しんでいた。徳重によって線維筋痛症であることが判明する。
- 横吹順一(よこぶき じゅんいち)
- 演 - 六平直政[13](第3話・第6話・第7話)
- 居酒屋「じゅん一」を営んでいる男性。階段から転落して左足首を骨折して入院。転落の原因は心筋梗塞の初期症状の痛みからであったが、整形外科ではその原因まで掘り下げることをしていなかった。
- 予後も良く、退院後は再び店に出て腕を振るっている。徳重や滝野も時々居酒屋を訪れている。
- 第6話に登場した大工の棟梁・半田辰とは旧知の仲であり、「じゅん一」も半田が若い頃に建てた一軒である。
- 上司、同僚
- 演 - 赤ペン瀧川[14]、梅舟惟永[15]
- 黒岩百々の上司と同僚。
- 横吹の妻
- 演 - 山口智恵[16]
- 老婆
- 演 - 木村八重子[17]
- 「どこもかしこも痛い」とぼやくリハビリ患者。
- 整形外科医
- 演 - 田上ひろし[18]
- 黒岩百々の症状に診断がつけられないかかりつけ医。
- 警備員
- 演 - 数ヒロキ[19]
- 魚虎総合病院の警備員。
第2話
- 岡崎咲(おかざき さく)
- 演 - 黒川晏慈[20](第1話)
- 先天性心疾患を抱え、在宅医療を続けている少年。誕生した時から有松が主治医を務めてきた。14歳の夏、インフルエンザに罹患したことがきっかけとなり容態が急変、心不全を引き起こし死亡した。
- 多忙な両親に代わり面倒を見てくれた兄・拓を心から信頼して成長した。素直な性格と明るい笑顔で周囲の人々から愛される少年であった。
- 岡崎拓(おかざき たく)
- 演 - 杉田雷麟[20](第1話)(幼少期:橋本則行[21])
- 咲の兄。17歳。4歳の時に弟・咲が生まれ「お兄ちゃん」になった。物心ついた頃から自身の感情を押し殺し、心臓疾患のある弟に常に寄り添って介護をするヤングケアラーになる。
- 誰よりも大切な弟を亡くした悲しみや喪失感と同時に、心の何処かで安堵している気持ちに戸惑いを覚えて自身を嫌悪し、葛藤する。
- 咲の他界後、月に1~2回総合診療科に通い、徳重のカウンセリングを受けて心の平穏を取り戻しつつある。後日談として、高等学校卒業程度認定試験を受験して更に勉強を重ねたいという希望を持っていること、父にはまだ本心を全て話せていないことなどが徳重により語られている。
- 岡崎浩司
- 演 - 東根作寿英[20]
- 拓と咲の父。次男の手術費用や治療費が嵩むため仕事量を増やすが思うほど成果が出ず、更に無理がたたって腰痛を患う。また、通院の付き添いなど介護に費やす時間が十分に取れないことも妻と諍いを起こす原因となり険悪になる。2年前に離婚が成立、父子家庭となった。
- 咲が亡くなった半月後、18歳の誕生日を迎えた拓が「子どもの頃から行きたかった」というヒーローショーに二人で出かけた。
- 拓の母
- 演 - 市原茉莉[22]
- 仕事と家事、介護、治療費や生活費の工面に追われる生活に疲れ、子どもたちを置いて家を出る。離婚成立後は子どもたちに会っていない。
- 患者
- 演 - 小峠英二(バイきんぐ)[23]
- 頭痛に悩み、総合診療科で問診を受ける患者。
- 店主
- 演 - 川守田政人[24]
- 岡崎兄弟行きつけのケーキ屋の店主。
第3話
- 堀田義和(ほった よしかず)
- 演 - 津田健次郎[25](第1話[注 1]・第2話・第4話[注 2]・第7話)
- キー局のアナウンサー。53歳。落ち着きのある声と佇まいで人気の看板アナウンサー。喉に違和感を覚えたため検査を受けた結果、声帯の近くに下咽頭癌(粘表皮癌)の病巣が見つかり、切除手術を行うことが最善策であると診断された。しかし、「声」を失う可能性も否めないために躊躇する。
- 第7話のラストシーンにて、療養前までメインMCを務めていた番組「ごごピタッ」に出演するシーンが描かれ、まだ掠れ声ではあるものの職場復帰した姿が描かれた。
- 堀田琴葉
- 演 - 倉沢杏菜[26](第4話[注 2])
- 堀田の一人娘。大学生。父の仕事を誇りに思い、尊敬している。
- 堀田美穂
- 演 - 吉沢梨絵[26](第4話[注 2])
- 堀田の妻。
- 橘恭二〈58〉
- 演 - 中野剛[注 2][27]
- がん治療に専念するため活動休止を発表した俳優。
- ディレクター
- 演 - 松尾淳一郎[28]
- 堀田義和がMCをつとめる「ごごピタッ」のディレクター。
- フロアディレクター
- 演 - 瀬戸口祥侑[注 3][29]
- 堀田義和がMCをつとめる「ごごピタッ」のフロアディレクター。
- 琴葉の友達
- 演 - 奥野美紗[30]
- 琴葉のタブレットでビデオ通話している。
- アナウンサー
- 演 - 良原安美(TBSアナウンサー)[31](第7話)
- 「ごごピタッ」のアシスタントMC。
- アナウンサー
- 声 - 南波雅俊(TBSアナウンサー)
- 世界陸上の告知をするアナウンサー。
- 患者とその付き添い
- 演 - 長州力、池野慎太郎
- 魚虎総合病院の廊下を車椅子で移動している。
- 医師
- 演 - 志田美由紀[32]
- 堀田義和のカンファレンスに出席している魚虎総合病院医師。
第4話
- 安城耕太(あんじょう こうた)
- 演 - 浜野謙太[33]
- 会社員。健康診断で糖尿病と判明したため、妻・早智の管理のもと食事内容を見直す。しかし、半年経過しても検査結果に改善が見られず、早智が病院側に「担当医の鹿山の指導に問題があるのではないか」とクレームを入れたため、内科から総合診療科にコンサルトされた。
- 安城早智(あんじょう さち)
- 演 - 倉科カナ[33]
- 耕太の妻。病気を患った夫をサポートすべく食事内容の改善・管理、通院にも付き添っている。しかし、当の本人である耕太はどこか他人事で、病状が好転しないことに対しても危機感がなく、真剣に取り組んでいる様子が窺えないため苛立ちを隠せない。
- 患者
- 演 - 信川清順[34]
- 娘が自分の話を聞きゃしないと嘆いている。
- 演 - あばれる君[35]
- 何でデカい病院の先生は態度までデケえの?とボヤく。
- 演 - 斎藤司(トレンディエンジェル)[35]
- 胃薬をもう少し多めに出してほしい、としか言わない男性。
- 社長
- 演 - 岩田知幸[36]
- 耕太をランチに誘う営業先の社長。
- 耕太の両親
- 演 - 山口カンジ[37]、松村清美[38]
- 糖尿病の父親に母親がインスリンの注射を打っていた。
第5話
- 茶屋坂愛(ちゃやさか あい)
- 演 - 朝加真由美[39]
- 茶屋坂心の母親。松影流玄遠庵茶道教室師範。68歳。急性大動脈解離、及び脳虚血併発の疑いで救急搬送されてきた。娘である心臓外科医の茶屋坂心の執刀で一命は取り留めたものの、脳虚血の後遺症で記憶の混乱と右半身麻痺が認められ、今後の自立生活は困難であると診断された。
- 母手ひとつで娘を厳格に養育。母子家庭であることに後ろ指をさされることなく、また、何処に出しても恥ずかしくない娘に育てるために心を鬼にして躾を施した。しかし、成長した娘とはいつからか気持ちがすれ違うようになっていた。
- 矢田(やだ ゆうすけ)
- 演 - 吉田ウーロン太[40]
- 急性発症の左下肢痛を訴え搬送されてきた患者。徳重は大動脈解離と診断する。
- 記者
- 演 - 辻本みず希[41]
- 茶屋坂にインタビューする記者。
- 救急隊員
- 演 - 相田雄一郎[42]
- 茶屋坂愛を救急搬送した横須賀消防署の救急隊員。
- 鯛焼き屋店主
- 演 - 瀬戸口祥侑[注 3][43]
- 晃が食べていた鯛焼き屋「鯛幸」の店主。
第6話
- 半田辰(はんだ たつ)
- 演 - 石橋蓮司[44](若き日の辰:岡本智礼)
- 肺がんステージⅣの診断を受けている男性。76歳。既に化学療法などの効果は認められず、体力も著しく低下。自らの死期を悟り、間もなく訪れる死を受け入れている。積極的な延命治療を断ち、在宅医療によるターミナルケア(終末期医療)を選択。唯一、「(任侠映画に出てくる憧れのスターのように)かっこよく死にたい」と担当医となった滝野に希望を伝えた。
- 10代の頃から大工修行をはじめ、やがて腕の良い棟梁として幾人もの弟子を育てあげた。50年以上住まうこの街には半田が建てた家々が点在している。また、街の顔役としても親しまれ人望も厚い。第1話に登場した横吹とは長年の友人である。
- 半田⿓⼆(はんだ りゅうじ)
- 演 - 今野浩喜[44]
- 辰の次男。父の下で修業し一人前になった大工。妻子とともに父と同居しており、在宅介護も献身的に行っている。父の最後の望みを叶えたいと思う反面、日々容態が悪化していく様子を目の当たりにして思い悩み、再入院して抗がん治療を行った方が延命出来るのではないかと迷う。
- 半田竜一郎(はんだ りゅういちろう)
- 演 - 近藤公園[44]
- 辰の長男。一般企業に勤務しており、現在は妻子とともに愛知県に在住。遠方に住んでいるため父の見舞いに頻繁に訪れられないジレンマを覚え葛藤する。父の最期に立ち会うことは叶わず、自宅にて弟が繋げてくれたスマートフォン越しに呼びかけ、臨終の時を知る。
- 半田久美
- 演 - 森下ひさえ[45]
- 龍二の妻。フルタイムで働きながら舅である辰の介護も積極的に行う。
- 半田虎太郎
- 演 - 佐藤遙灯[44]
- 龍二の長男。小学生。生まれた時から一緒に暮らし、愛でてくれた気丈夫な祖父が死に向かって衰弱していく姿に、どのように感情を吐露して良いか分からずゲームに没頭することで現実逃避していた。辰の臨終に立ち会った際には、大好きな祖父がいなくなる淋しさを「怖い」と言葉にして大粒の涙を流した。
- 半田日奈
- 演 - 倉田瑛茉[44]
- 竜一郎の長女。虎太郎よりも幼く、まだ“死”というものを理解出来ていない。
- あっちゃん(辰の妻になる女性)※辰の回想シーン
- 演 - 羽惟[46]
- 辰が若き日に訪れた“光が眩しくてキラキラしていたディスコ”で出会った運命の女性。のちに辰と結婚して妻となり、二児を儲ける。子どもたちの成人後に他界している。
第7話
- 小田井(おたい ゆきあき)
- 演 - マギー[47]
- 心筋梗塞(左前下行枝高度狭窄)で通院している男性。53歳。手術を行うにあたり、心臓血管手術に定評のある茶屋坂の執刀を希望していたところ、経験の浅い戸田が担当となると聞き不安を隠せない。
- 島民
- 演 - 阿南敦子[48]
- 姑のサヨ子を「若先生」と呼ぶ徳重に看取ってもらった。
- 演 - 山野海(役名:マリ)[49]
- 椎間板ヘルニアの患者。
- 病院関係者
- 演 - 青木一平[50]
- 総合診療科の意義を訴える北野院長の講義に対し、病院経営は採算・利益があってのことであり、それらが成り立たなければ理想を実現することは難しいと異を唱えた。
- 母親と子ども
- 演 - 増岡裕子[51]、天野優[52]
- 子どもの急な発熱に慌て、島の診療所を訪れる。
スタッフ
- 原作 - 富士屋カツヒト『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(ゼノンコミックス / コアミックス)[1]
- 脚本 - 坪田文[1]
- プロデューサー - 岩崎愛奈[1]
- 音楽 - 桶狭間ありさ[53]
- 主題歌 - あいみょん「いちについて」(unBORDE / Warner Music Japan)[53]
- 医療監修 - 生坂政臣(日本専門医機構 総合医療専門医検討委員会 委員長)[54]、内倉淑男(横須賀市立総合医療センター)
- 医療指導 - 山崎嘉之(公立学校共済組合関東中央病院)、小川史洋(横浜市立大学)、布施友里恵(ユーエムエス)
- 医療協力 - 小川祟之(東京慈恵会医科大学、長尾景光、廣江成欧
- 企画 - 益田千愛[1]
- 協力プロデューサー - 相羽めぐみ[1]
- 演出 - 青山貴洋、棚澤孝義、泉正英[1]
- 編成 - 吉藤芽衣、髙田脩[1]
- 製作 - TBSスパークル、TBS
放送日程
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脚注
外部リンク
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