シャ乱Q(しゃらんキュー)は、日本ロックバンド大阪府出身者で結成された。

概要 別名, 出身地 ...
シャ乱Q
別名 SHARAM Q
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
ポップ・ロック
パワー・ポップ
ファンク
ガレージ・ロック
活動期間 1988年 - 2000年
2006年 - 2014年
レーベル BMGビクター→BMGジャパン→BMGファンハウス
1992年 - 2000年)
zetima
(2006年 - 2014年)
事務所 アップフロントエージェンシー
TNX(つんく♂)
ジェイピィールーム(はたけ、たいせい)
アップフロントクリエイト(まこと)
共同作業者 月光恵亮(プロデュース)
公式サイト シャ乱Qオフィシャルウェブサイト
メンバー つんく♂ボーカル
はたけギター
まことドラムス
たいせいキーボード
旧メンバー しゅうベース
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所属事務所アップフロントプロモーション(旧:アップフロントエージェンシー)だったが、現在シャ乱Qとしては、アップフロントプロモーションの親会社・アップフロントグループ社内カンパニー・アップフロントエージェンシー社(アップフロントプロモーションとは別会社を前身とする)に、また各メンバーはそれぞれ別の系列事務所に所属している。

レコード会社は、活動休止前までの所属はBMGファンハウス(旧:BMGビクター→BMGジャパン、現:ソニー・ミュージックレーベルズ)だったが、2006年の活動再開から2014年の活動再休止まではアップフロントグループの機能子会社であるアップフロントワークスzetimaレーベル)に所属していた。

メンバー

旧メンバー

来歴

1988年
12月、近畿大学の学生を中心とした5人で結成[注 1]。「シャ乱Q」の名前は、メンバーが所属していたアマチュアバンドの名前「シャッターズ」(しゅう、まことが所属)「RAM(乱)」(つんく、しゅう、たいせーが所属)「QP(キューピー)」(はたけが所属)を寄せ集めたもの[1]。当初は「シャ乱P」という名前にする予定だったが、女性お笑いコンビ・おきゃんぴーを連想させるとして「シャ乱Q」となった。
1990年
関西のアマチュアバンドとともに「すっぽんファミリー」を結成し、大阪城公園にてストリートライブを始めた。かつて東京原宿に存在した歩行者天国「ホコ天」に集中し、通称「城天(しろてん)」という。
1991年
NHKBSヤングバトル」第2回グランプリを受賞した(受賞曲:「ラーメン大好き小池さんの唄」)。
1992年
7月にメジャーデビュー。所属事務所を巡って多くの芸能事務所が争奪戦を繰り広げたが、最終的にアップフロントエージェンシーが選ばれた。後につんくが語ったところによると、アップフロント入りには「KAN(1991年の第33回日本レコード大賞受賞者)が所属している」ことが決め手となったという。しかし、デビュー後長らく低迷期が続いた。
1994年
「これが売れなければ最後」と意気込んだ「上・京・物・語」が、ラジオへの必死の売り込みが功を奏し、スマッシュヒット。同年の「シングルベッド」がロングセラーとなりミリオンセールスを記録。地元・関西のABCラジオOBCの番組では「シングルベッド」以前の楽曲は一切オンエアされなかったが、これはつんくが「MBSヤングタウン」でパーソナリティーを務めていたためで、またMBSラジオでパーソナリティーをやっているアーティストの楽曲はABC、OBCでは排除されるという暗黙の了解があったためである。一方関西圏のFM局ではオンエアされていた。
1995年
ミリオン作「ズルい女」で大ブレイク。関西発バンドの第一人者となった。「My Babe 君が眠るまで」、アルバム「勝負師(ギャンブラー)」もミリオンを記録(シャ乱Qのアルバムとしては、初のミリオンヒット)。「ズルい女」で「全日本有線放送大賞」グランプリを受賞し、同じく「ズルい女」で第46回NHK紅白歌合戦にトップバッターとして初出場した。
ライブや音楽番組への出演を精力的に行い、軽妙なトークが受け「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」では、つんくが「浜田雅功に頭をどつかれると売れる法則」を提唱した。
1996年
シングル「いいわけ」、アルバム「シングルベスト10 おまけつき」がミリオンヒットを記録。シングル「涙の影」、アルバム「GOLDEN Q」がオリコン週間1位を獲得。8月にライブツアー'96夏の乱「桃色頂上作戦」を開催し、他のライブツアー含めると年間通して8日間の日本武道館公演を開催した。
10月には話題となっていた派手なステージ衣装(約2,500万円)が盗難にあう。
2年連続で「全日本有線放送大賞」グランプリを受賞し、「いいわけ」で「第47回NHK紅白歌合戦」に2年連続出場した。
1997年
3月に大阪ドーム完成記念「シャ乱Q凱旋コンサート」を開催したほか、メンバーのしゅう、たいせー、まことがユニット「スーパー!?テンションズ」を結成し、CDリリースやテレビ出演などの展開を行った。
主演映画「シャ乱Qの演歌の花道」が公開され、映画主題歌「パワーソング」で「第48回NHK紅白歌合戦」に3年連続3回目の出場。また、オーディション番組ASAYANにてプロデュース活動を開始した。
1998年
プロデュース活動として、はたけは平家みちよ、つんくはモーニング娘。を担当した。
12月、しゅうが同棲中だった未成年女性への暴行を起こし書類送検。決まっていたメディア露出は4人で行われた。後日、脱退を正式発表し、メンバー内のユニット「スーパー!?テンションズ」も解散した。
1999年
君は魔術士?」のリリースと10周年記念ライブは、急遽4人編成で行われ、以降の活動を白紙とし、メンバーは主にソロ活動を行った。
以降、つんくはソロ歌手及びモーニング娘。を始めとするハロー!プロジェクトのプロデューサーとして活動。はたけはHOUND DOG鮫島秀樹らとともにRose of Roseを結成。たいせーとまことは、ボーカルに大西さちこを迎え、east cloudを結成した。
2000年
3月、「ラーメン大好き小池さんの唄」のリメイクである「新・ラーメン大好き小池さんの唄」をリリースし活動再開し、8月にはライブも開催した。アルバム制作中に音楽の方向性に違いが生じたこと、話し合った結果 12月に「休憩」と称した活動無期限休止を発表した。それ以来、活動再開後を含んでTVガイドタレント名鑑は少年隊同様、グループとしてではなく、個々で表記している。
2001年 - 2004年
つんくはプロデュース活動や、バンド「THE つんくビ♂ト」を結成したり、セルフカバー曲を中心としたソロ活動を展開し、2001年に芸能活動の際のクレジットを「つんく♂」に改名している。
はたけはギタリストやプロデュース業を継続し、まことはドラマー活動と並行してハロプロのコンサートの司会などの活動、たいせーはタレントとして、それぞれソロ活動を行った。
2005年
12月、つんく♂のクリスマスディナーショーにて、つんくから「来年秋頃に再始動」と活動再開が発表された。事務所の先輩である堀内孝雄から促され、メンバーや関係者との話し合いで決意したとしている。
2006年
4月2日、エプソン 品川アクアスタジアムにて行われたイルカショーにて、同施設の1周年の祝賀イベントにメンバー全員が集結した。
記者会見を開き、シャ乱Qの活動再開の発表に加えて、たいせーが「たいせい」に改名することを発表した。同月放送の「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」にて活動休止後初のテレビ出演。10月には約6年ぶりとなるライブを敢行し、11月にはモーニング娘。のカバー曲を活動再開後初のシングルとして発表し、12月にはディナーショーを行った。
2007年
表立ったバンド活動は、テレビ番組に何本か出演した以外は、12月にクリスマスディナーショーを行い、第49回日本レコード大賞で『ズルい女』を披露したのみであった。
2008年
8月にディナーショーを開催。同年12月、DVDつきベストアルバムを発表し、日本武道館にて約6時間にもおよぶ「シャ乱Q結成20周年記念フェスティバル」を開催した。KAN、黒澤健一森高千里五木ひろしハロプロなどゆかりのゲスト総勢25組59人が応援に駆けつけた。また、音源化未定の新曲「愛するということ」を発表した。
2009年
結成20周年となったが、3月に公式ファンクラブ「CLUB QUE」が、つんく♂独自のファンクラブ「天然音泉」の立ち上げに伴い解散した。
12月、庄司智春藤本美貴の結婚式にてメンバー全員が久々に顔を合わせた。
2010年
前年と同様、目立った活動は行われなかった。12月、企画盤のベストアルバムをリリース。
2011年
東日本大震災が起きたことを受けて、久しぶりにメンバー4人が集結し、当バンド含むアップフロントグループ所属タレントによるプロジェクトでKANの「愛は勝つ」を歌った。
この曲は配信限定楽曲でメンバー全員が参加したものであり、はたけのみボーカルではなくギターを演奏している。
2013年
結成25周年を迎え、東京都渋谷区のライブハウス「Shibuya eggman」でメンバー4人が記者会見を行い、本格的な再始動を発表。7年ぶりとなるライブツアーの実施や、代表曲「シングルベッド」を再レコーディングすることなどが発表された[2]
7月17日に約6年半ぶりにセルフカバーシングル「シングルベッド」をリリースした。
2014年(補足)
3月6日、つんく♂が喉頭がんを患ったことを公表した[3][4]。9月25日、いったん「完全寛解」を発表したが[5]、がんが再発見され、10月上旬に手術を受けていたことを10月17日に明らかにした[6]
2015年(補足)
4月4日、つんく♂が近畿大学の入学式に出席。2014年10月の手術の際に声帯を摘出し、声を失っていたことを公表した[7][8]

受賞歴・主な記録

  • ミリオンヒットシングル
    ズルい女、シングルベッド、いいわけ、My Babe 君が眠るまで
  • ミリオンヒットアルバム
    シングルベスト10★おまけつき★、勝負師(ギャンブラー)

ディスコグラフィー

シングル

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発売日タイトルC/Wオリコン最高位 初収録アルバム
1 1992年7月22日18ヶ月お嬢様圏外 炸裂!へなちょこパンチ
2 1993年2月24日とってもメリーゴーランドかんべんしてくれ!圏外 売れっ子への道 渋滞中
3 1993年5月8日友達はいますかHey! MR.おぼっちゃん(バブル崩壊編)圏外
4 1994年1月21日上・京・物・語まさかの大誤算47位 ロスタイム
5 1994年7月27日恋をするだけ無駄なんてFor You〜翼をあげよう〜28位 劣等感
6 1994年10月21日シングルベッドプリーズ9位
7 1995年5月3日ズルい女雨の中/黒田節2位 勝負師(ギャンブラー)
8 1995年8月23日空を見なよもっと誰かに見られたい3位
9 1995年10月21日My Babe 君が眠るまでHappy Life3位 シングルベスト10★おまけつき★
10 1996年4月24日いいわけこんなにあなたを愛しているのに3位
11 1996年7月24日 涙の影Moving1位 GOLDEN Q
12 1996年11月14日NICE BOY!SWEET and SWEET4位 孤独
13 1997年4月16日そんなもんだろう3位
14 1997年8月21日パワーソングさよならナンシー10位
15 1998年2月18日都会のメロディーノイズ7位
16 1998年5月13日ためいき宿命13位 ベストアルバム おまけつき '96~'99
17 1998年10月7日愛 Just on my Loveやっぱり10位
18 1999年2月17日君は魔術士?力強い足音24位
19 2000年3月23日新・ラーメン大好き小池さんの唄most/新・ラーメン大好き小池さんの唄(SEXYファンクVer.)23位 BEST OF HISTORY
20 2006年11月29日歩いてるチャンラリ チャラリララ30位 GOLDEN☆BEST シャ乱Q
21 2013年7月17日「シングルベッド」蜃気楼 しんきろう/Come on! 僕たちの未来60位 未収録
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アルバム

オリジナルアルバム

ベストアルバム

サウンドトラック

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VHS / DVD

PV集
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発売日タイトル
1 1993年12月1日天狗になるにはまだ早い!
2 1995年6月28日天狗になるにはまだ早い!Vol.2 〜実はVol.1もあるのだ!〜
3 1997年12月17日天狗になるにはまだ早い! Vol.3
4 2001年4月4日BEST OF HISTORY
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ライブ
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発売日タイトル
1 1996年5月30日シャ乱Qライブビデオ VOL.1真剣勝負(DVD: 2001年4月4日、2003年11月26日)
2 2007年1月24日シャ乱Q ライブツアー 2006 秋の乱 ズルい「Live Live Live」
3 2009年1月9日ヤンタン30 祝 大阪ドーム完成 シャ乱Q凱旋コンサート(ウェブ通販)
4 2009年3月25日シャ乱Q結成20周年記念ライブ「感謝!ハタチのシャ乱Q みんなでお祝いだ!
日本武道館フェスティバル〜長いよ〜」
(ウェブ通販)
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その他
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発売日タイトル
1 1991年12月25日てんぐのぐんて(インディーズ発売)
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その他

  • 愛は勝つ - 発起人である堀内孝雄、原曲を歌ったKAN(ピアノと兼任)、ハロー!プロジェクト、T-Pistonz+KMCらと共に「愛は勝つ シンガーズ」として参加。2011年6月22日発売。

タイアップ一覧

さらに見る 使用年, 曲名 ...
使用年 曲名 タイアップ
1993年 とってもメリーゴーランド 日本テレビ系『うるとら7:00』エンディングテーマ
東海テレビほか『スペンサーの喫茶店』エンディングテーマ
友達はいますか テレビ東京系『スーパーマリオクラブ』後期オープニングテーマ
1994年 上・京・物・語 テレビ東京系『浅草橋ヤング洋品店』エンディングテーマ
フジテレビ系『殿様のフェロモン』オープニングテーマ
恋をするだけ無駄なんて テレビ東京系『浅草橋ヤング洋品店』エンディングテーマ
For You〜翼をあげよう〜 関西国際空港 イメージソング
シングルベッド 日本テレビ系アニメ『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』エンディングテーマ
1995年 ズルい女 フジテレビ系『今田耕司のシブヤ系うらりんご』1995年5月度エンディングテーマ
空を見なよ 日本テレビ系『'95劇空間プロ野球』下半期テーマソング
もっと誰かに見られたい NHK-BSBSヤングバトル'95』テーマソング
My Babe 君が眠るまで テレビ東京系『NEWSモーニングJAM』エンディングテーマ
ドラマティックに -'90 Dream- 日本テレビ系『新装開店!SHOW by ショーバイ2』エンディングテーマ
大塚製薬協賛「ポカリスエット MUSIC BATTLE SOUND SUCCESS」CMソング
1996年 いいわけ フジテレビ系 木曜劇場Age,35 恋しくて』主題歌[9]
こんなにあなたを愛しているのに フジテレビ系 木曜劇場『Age,35 恋しくて』挿入歌[9]
不偏愛-FUHEN-AI- フジテレビ系 木曜劇場『Age,35 恋しくて』挿入歌[9]
涙の影 フジテレビ系『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』エンディングテーマ
Moving フジテレビ「フジテレビ移転」キャンペーンソング
NICE BOY! 日本シティメディア「Qメール」CMソング
1997年 そんなもんだろう サントリービターズ」CMソング
パワーソング 東宝配給映画『シャ乱Qの演歌の花道』主題歌
1998年 都会のメロディー TBSラジオ大槻ケンヂとタマゴのキミっ』エンディングテーマ
HANDS フジテレビ系『プロ野球ニュース』テーマソング
ためいき テレビ朝日木曜ドラマ凄絶!嫁姑戦争 羅刹の家』主題歌[10]
愛 Just on my Love TBS系アニメ『魔術士オーフェン』オープニングテーマ(第1話 - 第16話)[11]
タクシードライバー 日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!ダウンタウントーク出囃子(1998年 - 1999年)
1999年 君は魔術士? TBS系アニメ『魔術士オーフェン』オープニングテーマ(第17話 - 第24話)[11]
2006年 歩いてる テレビ東京系『TVチャンピオン』挿入歌
2010年 ズルい女 テレビ東京系 ドラマ24モテキ』第3話モテ曲[12]
2013年 蜃気楼 しんきろう 日本テレビ系『ぶらり途中下車の旅』エンディングテーマ[13][14]
Come on! 僕たちの未来
2017年 シングルベッド ワーナー・ブラザース映画配給映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』挿入歌
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テレビ出演

音楽番組

バラエティ番組

NHK紅白歌合戦出場歴

さらに見る 年度, 放送回 ...
年度放送回曲目出演順対戦相手備考
1995年第46回ズルい女01/25酒井法子先攻トップバッター
1996年第47回2いいわけ18/25小林幸子
1997年第48回3パワーソング07/25松たか子
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注意点
  • 出演順は「出演順/出場者数」で表す。

書籍

写真集

脚注

関連項目

外部リンク

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